モロー反射
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- molybdenumの化学記号
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/07/18 15:42:57」(JST)
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モロ反射(モロはんしゃ、モロー反射、英: Moro Reflex)とは、脳幹レベルでの反射の1つであり、乳児に見られる正常反射(原始反射)の1つである。出生直後より出現し、通常は生後4ヶ月頃には消失する。モロ反射の消失によって、頚定(首が据わること)や首の運動が可能となるとされる。脳の障害により消失が遅れることがあり、逆に本来あって良いはずの時機に反射の減弱があると、核黄疸などの障害が疑われる。また、左右差が存在する場合も分娩麻痺などが疑われる。
オーストリアの小児科医エルンスト・モロー(Ernst Moro、1874年 - 1951年)によって発見された。
反射の概要
- 児の頭部を30度ほど持ち上げた後、急に支えをはずし、頭を落下させる
- 腕を外転・伸展させ指を広げる(第1相)
- 内転・屈曲させ抱きつくような動きを見せる(第2相)
このような動きは、母体などから落下しそうになった時、近くにあるものにつかまる事で、落下の危険を回避するという利点があると考えられる。
関連項目
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Japanese Journal
- ビデオ式3次元動作解析システムを用いてのMoro反射の発達変化
- 脳性麻痺児のMoro反射に関する臨床的・筋電図学的研究
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- 今回は、夜泣きの変形バージョンとして、「モロー反射」「たそがれ泣き」この2つのお話をしたいと思います。さて、「モロー反射」とは何でしょう?赤ちゃんが眠っている時に、いきなりビクッと体を動かすことはないですか?
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- 36歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠33週に、倦怠感と口渇のため受診した。
- 現病歴:妊娠前のBMIは20.8であった。これまで毎年受けている健診で異常を指摘されたことはない。妊娠18週で尿糖陽性を指摘されたが、その後妊婦健康診査に行かなくなった。妊娠25週で全身倦怠感が出現した。2日前から倦怠感が増悪し、口渇が出現した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙歴および飲酒歴はない。
- 家族歴:父が高血圧症。
- 現症:身長 152cm、体重 62kg。体温 37.6℃。脈拍 108/分、整。血圧 112/82mmHg。呼吸数 26/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。心音と呼吸音とに異常を認めない。子宮底長 35cm、腹囲 95cm。腱反射に異常を認めない。眼底に糖尿病網膜症の所見を認めない。
- 検査所見:尿所見:蛋白 (-)、糖 2+、ケトン体 (-)。血液所見:赤血球 468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球 10,300(桿状核好中球 30%、分葉核好中球 45%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 6%、リンパ球 17%)、血小板 21万。血液生化学所見:AST 28U/L、ALT 16U/L、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、尿酸 4.9mg/dL、血糖 255mg/dL、HbA1c 7.8%(基準 4.6~6.2)、Na 143mEq/L、K 4.9mEq/L。免疫血清学所見:抗GAD抗体 陰性。腹部超音波検査では児の推定体重 2,450g(+2.0SD)。明らかな心疾患を認めない。
- その後の経過:治療が奏功し児は在胎39週日、出生体重 3,796gで、経腟分娩で出生した。Apgarスコア9点(1分)、9点(5分)。出生後時間の児の血糖は58mg/dL。生後1時間30分から小刻みに四肢を震わせることを繰り返すようになった。体温 37.3℃。心拍数 150/分、整。呼吸数 50/分。SpO2 99%(room air)。大泉門は平坦、心音と呼吸音とに異常を認めない。筋緊張は正常で、Moro反射は正常に出現する。
- 直ちに児に行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C052]←[国試_113]→[113C054]
[★]
- 7か月の乳児。健康診査で来院した。在胎38週、自然分娩で出生した。出生体重3,000g、身長49.0cm。母乳栄養。5か月時から離乳を開始した。離乳食は、舌でつぶせる固さにして1日2回与えている。寝返りするが、這い這いはしない。欲しいものに手を出してつかむ。名前を呼ぶと振り向き、お坐りができる。顔の上に布をかけると自由にとる。三種混合ワクチンの第1期とポリオワクチンの1回目とは接種済みである。来院時体重8,900g。大泉門は2×2cmである。心雑音はない。肝は弾性軟で右肋骨弓下に3cm触知する。Moro反射はない。この児で正しいのはどれか。
- (1) 這い這いしないのは発達の遅れを示す。
- (2) Moro反射がないのは脳障害を示す。
- (3) 肝の触診所見は生理的範囲内である。
- (4) BCG接種を指導する。
- (5) 断乳するように指導する。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
D
- 離乳開始 5-6
- 離乳完了 12-15
- 寝返り 6-7
- 定頚 3-4
- 欲しい物に手を出してつかむ → 5-6 玩具をとろうとする
- 名前を呼ぶと振り向くお座りができる 7ヶ月にはできている。
- 顔の上に布をかけると自由にとる
※国試ナビ4※ [096I026]←[国試_096]→[096I028]
[★]
- 日齢2の新生児。黄疸のため救急車で搬入された。在胎 40週3日、出生体重 3,126g、Apgarスコア7点(1分)、9点(5分)であった。生後6時間から完全母乳栄養を開始した。生後24時間から黄疸を認めたため1面で光線療法を開始したが生後48時間でのビリルビン値が30mg/dLのため救急車を要請し、NICUに入院となった。傾眠傾向である。体温 37.3℃。心拍数 140/分、整。呼吸数 40/分。大泉門は陥没し、心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。吸啜反射、Moro反射は減弱し、四肢の筋緊張はやや低下している。血液所見:赤血球 380万、Hb 12.0g/dL、Ht 30%、網赤血球 5%、血小板 40万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 3.5g/dL、総ビリルビン 29.5mg/dL、直接ビリルビン 1.5mg/dL、AST 12U/L、ALT 15U/L、LD 990U/L(基準値 311~737)。母親の血液型はO型RhD(+)、児A型RhD(+)。
- 適切な対応はどれか。
- a 血漿交換
- b 交換輸血
- c アルブミン投与
- d 多面照射光線療法
- e ガンマグロブリン投与
[正答]
※国試ナビ4※ [114F052]←[国試_114]→[114F054]
[★]
- 日齢10の新生児。発熱、嘔吐および哺乳力低下を主訴に来院した。昨夕、発熱がありグズグズ泣くことが多く哺乳力が低下した。抱き上げても泣き止まなかった。夜半から嘔吐が4、5回出現し元気がなくなってきた。体温39.1℃。大泉門0.5×0.5cmであり緊張が強い。四肢冷感があり、運動に乏しい。Moro反射は弱いが、両側指趾の把握反射は陽性である。脳脊髄液検査:細胞数1,380/mm3(基準30以下)で95%以上は多核球、糖10mg/dl(基準20~60)。
- この患児の薬物治療で適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096I035]←[国試_096]→[096I037]
[★]
- 生後2時間の新生児。在胎40週O日、出生体重2,000g、Apgarスコア8点(1分)、8点(5分)で出生した。生後2時間で四肢を小刻みに震わせることが頻回にあった。体温 36.5℃。心拍数 120/分、整。呼吸数 40/分。下肢のSpO2 98%(room air)。大泉門は平坦。心雑音を聴取せず、呼吸音に異常を認めない。筋緊張は正常で、Moro反射と吸啜反射とを正常に認める。出生後は排尿を認めていない。
- 直ちに行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C032]←[国試_112]→[112C034]
[★]
- 生後5日の新生児。在胎39週、体重3,300gで出生した。Apgarスコアは1分8点、5分10点であった。母乳栄養で哺乳は1日7、8回。溢乳がみられるが哺乳力は良好である。排便は黄色泥状便を1日に3、4回認める。体動は活発で啼泣時に口唇のチアノーゼを認める。
- この児に認められないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H033]←[国試_101]→[101H035]
[★]
- 10か月の乳児。母親が発達の遅れを心配して来院した。在胎38週、自然分娩で出生。母乳栄養である。定頸5か月、坐位9か月、寝返りはするが這い這いはできない。
- この児に対する発達の評価に適しているのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I004]←[国試_100]→[100I006]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G010]←[国試_108]→[108G012]
[★]
- 10か月の乳児。お坐りができないことを心配した母親に連れられて来院した。
- 4か月時に受けた健康診査では異常を指摘されなかった。この児の神経学的評価に適しているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C040]←[国試_112]→[112C042]
[★]
[正答]
A
- A.は背反射 Galant徴候と同じか。腹臥位にした児の脊柱に沿って擦過すると刺激側に凹側を向けた脊柱の側弯を見る。この反射が出現しない場合、脊髄損傷、全般脳障害を、片側のみ出現した場合は片麻痺を疑う。1-3ヶ月で消失。
[★]
- 生後1か月の健常乳児の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
- a 引き起こしで頭部の立ち直りを認める。
- b 覚醒時の自発運動が乏しい。
- c 四肢の関節は伸展している。
- d 手を固く握りしめている。
- e Moro反射が出現する。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E037]←[国試_110]→[110E039]
[★]
- 7か月の乳児の所見として異常を疑うのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E034]←[国試_111]→[111E036]
[★]
- a. 6頭身である。
- b. 大泉門は生後7日で閉鎖する。
- c. Moro反射は両側性に出現する。
- d. 体温は環境による影響を受けやすい。
- e. 動脈管は呼吸開始とともに閉鎖する。
[正答]
※国試ナビ4※ [101B052]←[国試_101]→[101B054]
[★]
- 生来健康で成長・発達に異常を指摘されたことがない4歳の女児に認められる反射はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E016]←[国試_107]→[107E018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108E015]←[国試_108]→[108E017]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099D061]←[国試_099]→[099D063]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103E029]←[国試_103]→[103E031]
[★]
- 新生児の診察で啼泣によって最もとりにくくなる身体所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096G055]←[国試_096]→[096G057]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102G010]←[国試_102]→[102G012]
[★]
- (1) Moro反射は低下する
- (2) 鳴き声が弱い
- (3) frog position 蛙の姿勢をとる
- (4) 呼吸障害をみることが多い
[★]
- 英
- Moro reflex
- 同
- Moro反射、抱擁反射 embrace reflex
- 関
- 原始反射、反射
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=PhOleckx1-Y</youtube>
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=PTz-iVI2mf4</youtube>
概念
- 頭を持ち上げて急に落とす動作をした時に両上肢を開き、側方から正中方向に抱きつくような動き
- 生後から見られ生後4ヶ月(遅くとも6ヶ月(原始反射))までに消失
[★]
- 英
- reflex
- 関
- 反射の一覧
反射中枢の存在レベルによる分類
構成要素からの分類
- cf.原始反射
原始反射
- 生命維持のためにする反射
- 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。
原始反射の例
- 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
- 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
- モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
- バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。
参考(読んでおく)
[反射]
[★]
モリブデン
- 関
- molybdenum