- 英
- intraventricular hemorrhage, IVH
- ラ
- haemorrhagia ventricularis
- 関
- 新生児脳室内出血
概念
分類
若年者の脳室内出血はAVMや脳動脈解離を考える
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 臨床研究・症例報告 鎖肛術後に脳室内出血を発症したLate Pretermの一絨毛膜性双胎例
- 脳室内出血予防インドメタシン投与が超低出生体重児に与える影響の検討
- 小池 泰敬,高橋 尚人,川又 竜,矢田 ゆかり,本間 洋子,桃井 真里子
- 日本小児科学会雑誌 114(9), 1406-1411, 2010-09-01
- NAID 10027477782
Related Links
- 成人の脳室内出血は脳血管の異常によることが多いため、脳血管造影などで出血源の 精査を行う。急性水頭症を起こしている場合は脳室ドレナージを考慮する。 [編集.
- 外傷性脳室内出血。外傷性脳室内出血とはどんな病気か 脳の中心部にある、脳室と 呼ばれる空洞に出血したものです。 脳室には脳脊髄液(のうせきずいえき)が満たされて おり、その脳脊髄液はいくつかの脳室を順に流れていきます。脳室 gooヘルスケア 家庭 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 54歳の女性。言動が不自然であることを心配した家族に伴われて来院した。 1週前に突然、非常に強い頭痛が出現し、自宅で休んでいた。今朝になって、ぼんやりして話のつじつまが合わないことに家族が気付いたという。 35歳時に高血圧症と診断され、降圧薬を服用中である。開眼しているが、名前と生年月日とが言えない。身長151cm、体重47kg。体温37.2℃。脈拍84/分、整。血圧138/86mmHg。呼吸数18/分。右瞳孔は散大し、対光反射は消失している。正面視で右眼球は外転位である。右眼瞼を挙上できない。来院後、徐々に意識レベルが低下し、左片麻痺が出現した。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A038]←[国試_106]→[106A040]
[★]
- 英
- neonate
- 同
- 新産児 newborn
- 関
- 胎児 fetus,乳児 infant
- neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant
定義
- 早期新生児期:出生後1週未満
- 後期新生児期:7日から28日未満
出生後にみとめられるもの
- 098G051
- 吸啜反射:出生時より
- 胎便:出生直後-3日頃
- 生理的黄疸:出生後2-3日に出現。出生後4-6日にピーク ← 出生時~出生後24時間内の黄疸は病的
- 生理的体重減少:出生後3-4日で最大。
- 臍帯の脱落:出生後5-7日
解剖
生理
腎機能
免疫
- 細胞性免疫>液性免疫
- 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
- 出生後5ヶ月で消失
血液
- Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
- Hb:17-19g/dL
- 白血球:9,000-30,000/mm3
- 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)
身体所見
身体の大きさ
- QB.P-329
- 前後径、肩幅:11cm
- 大横径、小斜径、殿幅:9cm
- 体重:3300g
- 頭囲:33cm
- 胸囲:33cm
呼吸器
- SPE.78
- 腹式呼吸
- 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
- 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。
経過観察できる所見
- QB.O-76改変
診察箇所と疑われる疾患
- SPE.77
出生体重による分類
- 高出生体重児 high birth weight infant
- 巨大児 giant baby : 4000g以上
- 超巨大児 exceptionally large baby : 4500g以上
- 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
- 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満
- 極低出生体重児 very low birth weight infant : 1500g未満
- 超低出生体重児 extremely low birth weight infant : 1000g未満
身長、体重による区分
- SPE.48
- 日本での定義/体重のみで評価
- light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
- apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
- heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
- 参考1
- 体重による評価
- light for date LFD
- appropriate for date AFD
- hearve for date
- 参考1
- 身長と体重による評価
- small for date SFD / small for gestational age SGA
- large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?
成熟新生児の身体所見
- 参考2 G10.M235 SPE.78 など
- 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
- 産瘤(経腟分娩による場合)
- 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
- 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
- 頭髪の長さは2cm前後
- 耳介の巻き込み
- 面疱は鼻に限局
- うぶ毛は背中、肩甲部に限局 ← 未成熟の場合、うぶ毛は多い
- 皮膚は厚く、血管は透けない
- 足底にしわを認める ← 未成熟の場合、しわは少ない
- 四肢に浮腫を認めない
- 関節屈曲部に胎脂が残る
新生児と疾患
在胎週数と疾患
参考
- 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
- http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55
国試
[★]
- 英
- cerebral palsy, CP
- 同
- 脳性小児麻痺 cerebral infantile palsy、脳原性麻痺、脳性マヒ
- 関
定義
- 「受胎から新生児までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく、永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、または将来正常化するであろうと思われる運動発達遅延は除外する」(厚生省脳性麻痺研究班(1968))
- てんかんや精神遅滞などの随伴症状があってもよい。
疫学
主要な原因
- PED.1462
- 周生期の仮死:胎生期仮死51%、出生児仮死40%、出生後仮死9%
- 4. 低出生体重児:超低出生体重児の3歳時の脳性麻痺発生率は16.3%、らしい。
分類
- 2. 四肢性痙性脳性麻痺 痙直型四肢麻痺 spastic tetraplesia
- 原因:核黄疸(間脳障害)、周産期仮死。周産期(65-85%)
参考
uptodate
- 1. [charged] 脳性麻痺の臨床的特徴 - uptodate [1]
- 2. [charged] 脳性麻痺の疫学および病因 - uptodate [2]
- 3. [charged] 脳性麻痺の診断 - uptodate [3]
- 4. [charged] 脳性麻痺の管理および予後 - uptodate [4]
国試
- 同
- CP
-cerebral palsy
[★]
- 英
- premature infant
- 関
- 胎児の発育・新生児の生理と適応
- 未熟児、早生児
定義
合併症
- G10M.133
- 子宮内感染による胎児感染やFIRS ← 羊膜絨毛膜炎により前期破水、早産となったと考えられる。胎齢32週未満に起こりやすい
[★]
- 英
- intracranial hemorrhage, ICH
- 同
- 頭蓋内血腫 intracranial hematoma
- 関
- 脳出血、非外傷性頭蓋内血腫/非外傷性頭蓋内出血
分類
[★]
[★]
- 英
- neonatal intraventricular hemorrhage
- 関
- 脳室内出血
疫学
- 胎齢32週未満の早産児に多い。(G10M.133)
病理
- 低出生体重児では特有の上衣下胚層が存在し、脳室内出血の80-90%はこの部位から出血している。(NGY.509)
-
- (1) 上衣下胚層は毛細血管が脆弱で支持組織が極めて疎である。
- (2) 上衣下胚層からの静脈灌流は直接ガレン大静脈へ流れ込んでいる
- (1),(2)より静脈圧の上昇の影響を受けやすく、容易にうっ滞し出血の原因となる。また、分娩時の物理的要因や低酸素血症による脳血流の動揺、増加、静脈圧の上昇、脳血流の減少も同様に原因となる。(NGY.509)
新生児における脳室内出血の分類 - Papileの分類
- 参考2
- Grade I: 脳室上衣下出血
- Grade II: 脳室拡大を伴わない脳室内出血
- Grade III:脳室拡大を伴う脳室内出血
- Grade IV: 脳実質内出血を伴う脳室内出血
参考
- http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks1104/62-06.pdf
- 2. 産科疾患の診断・治療・管理 14.新生児の管理と治療 - 日産婦誌54巻12号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/54/5412-543.pdf
[★]
- 英
- traumatic intraventricular hemorrhage
- 同
- 外傷性脳室内血腫 traumatic intraventricular hematoma
- 関
- 脳室内出血
[★]
- 英
- intracerebroventricular、intraventricular、(aj,abrv)i.c.v.、intracerebroventricularly、intraventricularly
- 関
- 側脳室内、心室内
[★]
- 英
- ventricle, ventricles
- ラ
- ventriculus cerebri
- 関
- 側脳室、第3脳室、第4脳室
[★]
- 英
- blood, (漢方)blood and body fluid energy
- 関
- 血液、血中
[★]
- 英
- house、in-house
- 関
- 家、院内、社内、収容
[★]
- 英
- internal bleeding、internal hemorrhage、concealed hemorrhage