帽状腱膜下血腫

subgaleal hematoma
頭血腫産瘤帽状腱膜
  • 図:SPE.98

概念

  • 帽状腱膜と骨膜の間に生じた血腫による。帽状腱膜は前頭部から側頭部、後頭部までおおっているため、血腫は頭部全体に及ぶ。

原因

  • 吸引分娩

治療

  • 輸血



★リンクテーブル★
国試過去問105G060」「106E009」「104G004」「104A013」「096G120
リンク元頭血腫」「帽状腱膜下出血」「産瘤
関連記事下血」「血腫」「帽状腱膜」「腱膜」「

105G060」

  [★]

  • 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
  • 39歳の初産婦。妊娠41月2週 陣痛発来のため入院した。
  • 現病歴   妊娠初期から定期的に妊婦健康診査を受けている。これまでの超音波検査で子宮体部右側に直径5cm大の漿膜下筋腫を指摘されている。その他には妊娠経過に特記すべきことはない。本日午前1時から10分周期の規則的な陣痛が発来したが自宅で待機していた。午前9時に来院した。
  • 既往歴  15歳で虫垂炎手術。
  • 家族歴   母親が2型糖尿病。
  • 月経歴   初経12歳。周期28日、整。
  • 現症   意識は清明。身長162cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧124/76mmHg。子宮底長37cm、腹囲96cm。下腿に浮腫を認めない。Leopold触診法で児背を母体の左側に触れる。陣痛周期は3分。内診所見:先進部は小泉門で母体の左後方に触れる。子宮口5cm開大、展退度60%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。
  • 検査所見   尿所見:蛋白(-)、糖(-)。超音波検査では羊水ポケット1cm、胎児推定体重3,500 g。胎児心拍数陣痛図胎児心拍数パターンに異常を認めない。
  • 出生直後の新生児の異常として注意すべきなのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G059]←[国試_105]→[105G061

106E009」

  [★]

  • ある検査に用いる検体の写真(別冊No. 1)を別に示す。この検査の対象疾患に含まれるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106E008]←[国試_106]→[106E010

104G004」

  [★]

  • 産科手術と合併症の組合せで正しいのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 104G003]←[国試_104]→[104G005

104A013」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 104A012]←[国試_104]→[104A014

096G120」

  [★]

  • 新生児黄疸に対して光線療法の適応とならないのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 096G119]←[国試_096]→[096H001

頭血腫」

  [★]

cephalohematomacephalic hematoma
産瘤帽状腱膜下血腫
  • 図:SPE.98

概念

  • 骨膜と頭蓋骨の間にできる血腫。頭蓋骨骨膜下血腫。
  • 骨縫合を超えて広がらない  ⇔ 産瘤:産瘤は皮膚と帽状腱膜の間にできるため骨膜と関係なく広がる。

原因

  • 狭骨盤、吸引分娩、鉗子分娩

治療・経過・予後

G10M.302
  • 出生後徐々に出現。生後数時間で気づかれることが多い。
  • 感染の危険があるので穿刺は原則やらない
  • 高ビリルビン血症をきたすことがある
  • 生後数週~数ヶ月の経過で消失。

帽状腱膜下出血」

  [★]

subgaleal hemorrhage
帽状腱膜下血腫
分娩損傷

[show details]

  • 図:SPE.98

産瘤」

  [★]

serosanguineous swelling
caput succedaneum
頭産瘤
頭血腫 cephalohematoma帽状腱膜下血腫
  • 図:SPE.98 G10M.302

下血」

  [★]

melena
melaena
タール便 tarry stool
消化管出血(上部消化管出血下部消化管出血)、黒色便、赤色便。吐血


定義

  • 肉眼的に便に血液が混入する病態  ⇔  潜血便 潜出血 occult bleeding(肉眼的に血液混入がはっきりしない)
  • 肛門からの血性排泄物を排泄すること
  • 古典的:タール便(黒色を意味する)
  • 臨床的:
  • (広義)便の中に血液が含まれている状態:黒色便、タール便、粘血便、鮮血便   (ただし潜血便は含まれない)
  • (狭義)タール便     

狭義

症候名 便性状
下血 タール便 黒色便
血便 鮮血便 赤色便

下血

分類

頻度

IMD.566
疾患 頻度(%)
虚血性腸炎 26.4
抗菌薬起因性腸炎 16.4
大腸癌大腸ポリープ 11.2
憩室炎 10
小腸より口側の出血 7.6
感染性腸炎 7.2
裂肛 6.4
宿便性潰瘍 5.2
その他の腸炎 4
その他の出血 1.2
不明 4.4

出血部位と便の性状

IMD.567
暗褐色~赤褐色便 十二指腸 消化性潰瘍乳頭部癌
肝臓 肝癌
胆道 胆道腫瘍胆道炎
膵臓 膵炎膵癌
小腸 クローン病メッケル憩室、腸管動静脈血栓症、腸重積感染性腸炎結核、良悪性腫瘍
鮮紅色便 結腸 結腸癌潰瘍性大腸炎虚血性腸炎ポリープ憩室炎悪性リンパ腫薬物性腸炎腸結核S状結腸軸捻転放射線腸炎
直腸肛門 直腸癌裂肛痔核ポリープ潰瘍性大腸炎放射線腸炎子宮内膜症

血腫」

  [★]

hematoma
haematoma
血瘤


MRI

参考1
血腫におけるヘモグロビンの変性とMRI所見
出血 血液成分 T1強調画像 T2強調画像
直後(~24時間) オキシヘモグロビン 軽度低信号 軽度高信号
1~3日(急性期) デオキシヘモグロビン 軽度低信号 低信号
3日~1カ月(亜急性期) 血球外メトヘモグロビン 高信号 高信号
1カ月以上(慢性期) ヘモジデリン 軽度低信号 低信号

参考

  • 1. B.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌53巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5306-099.pdf

帽状腱膜」

  [★]

epicranial aponeurosis (M)
galea aponeurotica
頭皮顔面筋群
  • 図:M.471 N.22

腱膜」

  [★]

aponeurosis (KL)
  • 薄くなった腱のこと (KH.16)
  • 腱、だけど薄いってことか

腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物