副腎不全
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Japanese Journal
- Cushing病治療経過中にACTH単独分泌不全による二次性副腎機能低下症に陥った1例 (内分泌クリニカル・カンファランス 50) -- (間脳・下垂体)
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- 副腎機能低下症の原因(副腎疲労症候群の説明). 一般に副腎の機能が低下する病気 としてはアディソン病(Addison's Disease)が有名です。 rinshou.gif. 厚生労働省 難病 情報センター 副腎ホルモン産生異常に関する調査研究班による. これがアディソン病の ...
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★リンクテーブル★
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- 78歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。感冒罹患を契機に5日前から食欲が低下し、ほとんど食事が摂れなかった。昨夕近医でブドウ糖の大量輸液を受けたところ、明け方、意識低下に家族が気付いた。最近、視野が狭くなり、新聞が読みづらいと訴えていたという。脈拍64/分、整。血圧102/64mmHg。浮腫も脱水もない。血清生化学所見:空腹時血糖117mg/dl、総蛋白6.Sg/dl、アルブミン4.1g/dl、尿素窒素6mg/dl、クレアチニン0.4mg/dl、尿酸2.2mg/dl、Na105mEq/l、K4.3mEq/l。血清浸透圧206mosm/l(基準275~288)、尿浸透圧366mOsm/l(基準50~1,300)。頭部CTで下垂体部に径25mmの腫瘤を認める。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097D048]←[国試_097]→[097D050]
[★]
- 英
- hypothermia,low body temperature , low temperature
- 関
概念
分類
原因
- 1. 治療上、故意の低体温 → 神経的予後改善、脳神経手術など
- 2. 偶発性低体温
- 1-1. 一次性偶発性低体温:基礎疾患がない人が寒冷に暴露
- 1-2. 二次性偶発性低体温:重篤な基礎疾患に合併して起こる低体温 → 重篤
重症度
- SQ.497
- 軽度 :32-35℃
- 中等度:28-32℃
- 重度 :28℃未満
リスクファクター
- HIM.135
症状
(HIM.136)
|
中枢神経系
|
心臓血管系
|
呼吸器
|
腎臓&内分泌
|
神経筋肉
|
軽度 35-32.2℃
|
・中枢神経系の代謝の直線的な抑制(linear depression) ・健忘 ・感情鈍麻 ・判断の誤り ・不適応な行動
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・頻脈の後に次第に徐脈 ・心周期の延長 ・血管収縮 ・心拍出量の増加 ・血圧の上昇
|
・頻呼吸、そして進行性の毎分換気量の減少 ・酸素消費量の減少 ・気管支漏 ・気管支攣縮
|
・利尿 ・カテコラミン、副腎ステロイド、T3(トリヨードサイロニン)・T4(サイロキシン)の増加 (血中濃度のことと思う) ・戦慄による代謝の増加
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・基礎代謝(basal metabolism)の80%減少 ・increased preshivering muscle tone, then fatiguing
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中等度 32.2-28.0℃
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・EEGの異常 ・意識レベルの進行的な低下(progressive depression) ・瞳孔散大 ・逆説的脱衣(paradoxical undressing) ・幻視
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・脈拍数と心拍出量の進行性の減少 ・心房や心室の不整脈の増加 ・低体温を示唆するECG(J波)
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・低換気 ・体温8℃低下するごとに二酸化炭素消費量が50%減少する ・防護的気道反射(protective airway reflexes)の消失
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・腎血流量50%増加 ・腎自己調整能は保たれる ・インスリン作用の低下
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・反射低下 ・戦慄による熱産生の減少 ・固縮
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重度 <28℃
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・脳血管の自己調節能の喪失 ・脳血流量の減少 ・昏睡 ・眼反射(ocular reflex)の喪失 ・EEGの進行的な低下(decrease)
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・血圧、心拍数、および心拍出量の進行性の減少 ・リエントリー性のリズム異常(dysthythmia) ・心室細動の最大リスク ・心停止
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・肺鬱血と肺水腫 ・酸素消費量75%減少 ・無呼吸
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・心拍出量低下に伴う腎血流量の減少 ・極度の乏尿 ・(体温の?)変温性
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・不動 ・神経伝導速度の低下 ・末梢の反射消失 ・角膜反射、または眼球頭反射(頭位変換眼球反射)の消失
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ICU.615
重症度
|
体温
|
臨床症状
|
軽度
|
32-35℃
|
錯乱、寒気、蒼白、ふるえ、頻脈
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中等度
|
28-31.8℃
|
嗜眠、震えの減少または消失、徐脈、呼吸数減少
|
重度
|
<28℃
|
睡気または昏睡、ふるえの欠如、浮腫状の皮膚、散大し固定した瞳孔、徐脈、低血圧、乏尿
|
重篤
|
<25℃
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呼吸停止、心停止
|
心電図
- ECGP.187
治療
- 軽度低体温 :表面加温法(適切な室内温度、衣服の除去、毛布)
- 中等度低体温:表面加温法(電気毛布、温水ブランケット、赤外線ヒーター、ウォームマット)
- 高度低体温 :中心加温法による急速加温 → 以前は末梢血管が拡張、代謝の急激な変動により冷たい血液が心臓に流れ込み心室細動を誘発するリスクがあったため緩徐加温としていたが、それでも死亡率は高かった。このため急速加温する事になっている。
参考
- まとまっている。
- http://handbook.muh.ie/trauma/Environmental/hypothermia.html
[★]
- 英
- adrenal insufficiency
- 同
- 副腎機能不全、副腎機能低下症 hypoadrenalism
病因による分類
- primary adrenal disease , primary hypoadrenalism
- secondary adrenal disease, secondary hypoadrenalism
経過も合わせた分類
- primary acute adrenocortical insufficiency, adrenal crisis
- primary chronic adrenocortical insufficiency, Addison disease
- secondary adrenocortical insufficiency
症状
HIM.2263
Table 336-7 副腎不全の症候
|
症候
|
(%)
|
筋脱力(weakness)
|
99
|
皮膚の色素沈着
|
98
|
体重減少
|
97
|
食欲不振、悪心、嘔吐
|
90
|
低血圧(<110/70)
|
87
|
粘膜の色素沈着
|
82
|
腹痛
|
34
|
食塩摂取の欲求
|
22
|
下痢
|
20
|
便秘
|
19
|
失神
|
16
|
めまい
|
9
|
ストレス時の対応
発熱時
- 内服可能時:現処方の3倍量を3日間継続
- 内服不可時:ヒドロコルチゾン100mg IV、 1日4回ヒドロコルチゾン100mg IV 1回30分かけて)
[★]
- 英
- adrenal gland (KH), suprarenal gland (Z)
- 同
- 腎上体
解剖
血管(図:N.322)
- ref(renal_gland_av.png,副腎)
組織
機能
[★]
- 英
- renal function
- 関
- 腎臓
腎機能の概説
新生児・幼小児の腎機能
- SPE.190
- 尿濃縮能が低い:新生児 400-550 mOsm/kg → 2歳 1400mOsm/kg
- 水排泄能が低い:生後2週間~2ヶ月で成人と同等
- 重炭酸イオンの再吸収能が低い
- 酸排泄能が低い
[★]
- 関
- 関数、官能基、機能性、機能的、作動、手術、操作、官能性、機能上、運用、操縦
[★]
- 関
- 機能低下症、機能不全、低機能、活動性低下
[★]
- 英
- sis, pathy