出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/05 16:36:20」(JST)
「スポーツ」のその他の用法については「スポーツ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
スポーツ(英: sport)は、人間が考案した施設や技術、ルールに則って営まれる、遊戯・競争・肉体鍛錬の要素を含む身体や頭脳を使った行為。日本においては身体を使ったものが主体の「フィジカルスポーツ」だけをスポーツとみなす考えが強いが、思考力や計算力といった頭脳を主体の「マインドスポーツ」も本来はスポーツに含まれている。競技として勝敗や記録を主の目的として行う場合はチャンピオンスポーツ、遊戯的な要素を持つ場合(楽しむ事や体を動かす事を主の目的として行う場合)はレクリエーションスポーツと呼ぶこともある。
「スポーツ」の語源はラテン語のdeportareにさかのぼるとされ、「ある物を別の場所に運び去る」転じて「憂いを持ち去る」という語感、あるいはportare「荷を担う」の否定形「荷を担わない、働かない」という語感から、古フランス語のdesport「気晴らしをする、遊ぶ、楽しむ」を経て現在のsportに至ったと考えられる。
その原義は現在も保持されているが、意味するものは時代とともに変化している。17世紀 - 18世紀には、sportは新興階級の地主ジェントリの特権的遊びである狐狩り等の狩猟を第一に指した。
しかし19世紀に入ると、キリスト教徒 (muscular Christian) 運動や、運動競技による人格形成論が台頭。sportとは、統括組織(競技連盟など)によって整備されたルールに則って運営され、試合結果を記録として比較し、その更新をよしとする競技を第一に意味するようになった。これが現在も行われている近代スポーツである。
「スポーツ」の英語表記には、集合的な意味で用いるsportと、種目別に表現するような場合に用いるa sport / sportsの二種類がある。また、“sports medicine”や“sports injury”などのように形容詞的に用いる場合には、sportsという語が用いられることが普通である。特に、アメリカでは、集合的な意味で用いる場合にも“sports”という慣用表現が多用される。しかしながら、学会の名称や学術書の表題などのように学術的な意味で集合的に用いる場合には、“North American Society for Sport Management”や“Journal of Sport History”などのように、“s”を付けない表記が大多数を占めている。
19世紀英国で逞しいキリスト教徒 (muscular Christian) 運動や運動競技による人格形成論が台頭すると、スポーツ専門組織によって整備されたルールに則って運営され、試合結果を記録として比較し、その更新をよしとする近代スポーツが誕生した。最初に競技連盟が成立したのは陸上競技であったため、陸上競技はすべての競技スポーツの第一位とされており、陸上競技場はメインスタジアムと呼ばれている。
スポーツはアマチュア・スポーツとプロフェッショナル・スポーツに大別されるが、各競技については以下のように分類される。スポーツ競技一覧も併せて参照のこと。
個人の判断だけで勝負するかどうかを決めるもの
Sport 男子 女子 初めての大会 回数 初めての大会 回数 サッカー パリオリンピック (1900年) 25 アトランタオリンピック (1996年) 5 水球 パリオリンピック (1900年) 24 アトランタオリンピック (1996年) 4 ホッケー ロンドンオリンピック (1908年) 21 モスクワオリンピック (1980年) 8 バスケットボール ベルリンオリンピック (1936年) 17 モントリオールオリンピック (1976年) 9 バレーボール 東京オリンピック (1964年) 12 東京オリンピック (1964年) 12 ハンドボール ベルリンオリンピック (1936年) 11 モントリオールオリンピック (1976年) 9 アイスホッケー(冬季オリンピック) シャモニーオリンピック (1924年) 21 長野オリンピック (1998年) 4 カーリング(冬季オリンピック) シャモニーオリンピック (1924年) 5 長野オリンピック (1998年) 4
チームスポーツ表・話・編・歴
- スポーツ
- 競技統括団体
- スポーツ選手
- 国技
フットボール
- サッカー
- フットサル
- ビーチ
- インドア
- ストリート
- 視覚障害者
- オーストラリアンフットボール
- 9人制
- レックフッティー
- メトロフッティー
- ゲーリックフットボール
- 電動車椅子サッカー
- サイクルサッカー
グリッド
アイアン
- アメリカンフットボール
- 8人制
- フラッグ
- インドア
- 9人制
- 6人制
- スプリント
- タッチ
- アリーナフットボール
- カナディアンフットボール
ハイブリッド
- オースタス
- インターナショナルルールフットボール
- サモアルール
- ユニバーサルフットボール
- ボラータ
歴史的
- バ・ゲーム
- カイド
- カルチョ・フィオレンティノ
- キャンピング
- クナパン
- コーニッシュハーリング
- ハルパストゥム
- 蹴鞠
- ラ・ソーユ
- モブフットボール
- ロイヤル・シュローヴタイド
- アッピーズ・アンド・ダウニーズ
ラグビー
- ビーチ
- ラグビーリーグ
- マスターズ
- ミニ
- モッド
- ナインズ
- セブンズ
- タグ
- タッチ
- 車椅子
- ラグビーユニオン
- アメリカンフラッグ
- ミニ
- 7人制
- タグ
- タッチ
- 10人制
バスケット
- バスケットボール
- ビーチ
- デフ
- ウォーター
- 車いす
- FIBA 33
- コーフボール
- ネットボール
- ファストネット
- インドア
- セストボール
- スラムボール
ハンド
- ハンドボール
- ビーチ
- フィールド
- ゴールボール
- トーボール
バットアンドボール
- 野球
- ブレンボール
- 英国野球
- クリケット
- インドア
- リミテッド・オーバー
- テスト
- ODI
- トゥエンティ20
- ダニッシュロングボール
- キックベースボール
- ラプタ
- オイナ
- オーバー・ザ・ライン
- ペサパッロ
- ラウンダーズ
- ソフトボール
- ストゥールボール
- タウンボール
- ビゴロ
スティックアンドボール
- コンポジットルール・シンティハーリング
- ハーリング
- カモギー
- ラクロス
- ボックス/インドア
- フィールド
- インタークロス
- ポロクロス
- シンティ
- ボールバドミントン
ホッケー
- ボールホッケー
- バンディ
- リンク
- ブルームボール
- モスクワ
- フィールドホッケー
- インドア
- フロアホッケー
- フロアボール
- アイスホッケー
- リンゲット
- ローラーホッケー
- インライン
- ローラー
- ロッシャルホッケー
- スケーターホッケー
- アイススレッジホッケー
- ストリートホッケー
- 水中ホッケー
- 水中アイスホッケー
- 一輪車ホッケー
ポロ
- カヌーポロ
- カウボーイポロ
- サイクルポロ
- モトボール
- エレファントポロ
- ホースボール
- セグウェイポロ
- ヤクポロ
ネット越え
- ビリドル
- ボッサボール
- ファウストボール
- フットボールテニス
- フットバレー
- チェンズ
- フットバグネット
- インディアカ
- セパタクロー
- スローボール
- バレーボール
- ビーチ
- シッティング
その他
- サバイバルゲーム
- バスク・ペロタ
- フロンテニス
- ハイアライ
- シャレ
- ブズカシ
- カーリング
- ドッジボール
- ポートボール
- クロッケー
- ゲートボール
- チンロン
- カバディ
- コーコー
- ラゴリ
- ペイントボール
- ペタンク
- ローラーゲーム
- チュックボール
- ウラマ
- アルティメット
- ウィルチェアーラグビー
- 水球
- 水中ラグビー
- 水中フットボール
相手と直接対戦し、勝敗を決めるスポーツの事。
相手と同時に対戦して着順で優劣を決めるか、個別に所要時間の記録をとってその結果で優劣を決めるスポーツの事。
相手とは同時に対戦はせず、優劣が決まるスポーツの事。
かつてフィギュアスケートは相対評価の6点満点方式だったが、2002年ソルトレークシティー五輪の不正採点事件を機に加点方式に変更されたといわれる。基礎点に加点・減点した「技術点」と表現力の5項目を得点化した「演技点」の合算[1]。
オリンピックのモットーとして有名な、「より速く、より高く、より強く(Citius・Altius・Fortius)」という三語法は、1996年版の14.に書かれているという情報がある[2]。「2011年7月8日から有効」版には第1章の10.に書かれている。
スポーツの国際大会が盛んに開催されるようになり、スポーツが政治的・経済的な問題となることもしばしば見られる。オリンピックなど、巨大なスポーツイベントでは、開催地誘致に巨額の資金が使われ、委員に賄賂が贈られることも数多い。開催国と政治的に摩擦のある国が参加をボイコットするなど政治的な駆け引き・アピールに使われたり、テロの標的になることもある。また、競技のルールをある特定の国に不利になるようにしているのでないかといった疑惑もある。
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リンク元 | 「低体温」「sport」 |
拡張検索 | 「内科的スポーツ障害」「スポーツマン」 |
中枢神経系 | 心臓血管系 | 呼吸器 | 腎臓&内分泌 | 神経筋肉 | |
軽度 35-32.2℃ |
・中枢神経系の代謝の直線的な抑制(linear depression) ・健忘 ・感情鈍麻 ・判断の誤り ・不適応な行動 |
・頻脈の後に次第に徐脈 ・心周期の延長 ・血管収縮 ・心拍出量の増加 ・血圧の上昇 |
・頻呼吸、そして進行性の毎分換気量の減少 ・酸素消費量の減少 ・気管支漏 ・気管支攣縮 |
・利尿 ・カテコラミン、副腎ステロイド、T3(トリヨードサイロニン)・T4(サイロキシン)の増加 (血中濃度のことと思う) ・戦慄による代謝の増加 |
・基礎代謝(basal metabolism)の80%減少 ・increased preshivering muscle tone, then fatiguing |
中等度 32.2-28.0℃ |
・EEGの異常 ・意識レベルの進行的な低下(progressive depression) ・瞳孔散大 ・逆説的脱衣(paradoxical undressing) ・幻視 |
・脈拍数と心拍出量の進行性の減少 ・心房や心室の不整脈の増加 ・低体温を示唆するECG(J波) |
・低換気 ・体温8℃低下するごとに二酸化炭素消費量が50%減少する ・防護的気道反射(protective airway reflexes)の消失 |
・腎血流量50%増加 ・腎自己調整能は保たれる ・インスリン作用の低下 |
・反射低下 ・戦慄による熱産生の減少 ・固縮 |
重度 <28℃ |
・脳血管の自己調節能の喪失 ・脳血流量の減少 ・昏睡 ・眼反射(ocular reflex)の喪失 ・EEGの進行的な低下(decrease) |
・血圧、心拍数、および心拍出量の進行性の減少 ・リエントリー性のリズム異常(dysthythmia) ・心室細動の最大リスク ・心停止 |
・肺鬱血と肺水腫 ・酸素消費量75%減少 ・無呼吸 |
・心拍出量低下に伴う腎血流量の減少 ・極度の乏尿 ・(体温の?)変温性 |
・不動 ・神経伝導速度の低下 ・末梢の反射消失 ・角膜反射、または眼球頭反射(頭位変換眼球反射)の消失 |
重症度 | 体温 | 臨床症状 |
軽度 | 32-35℃ | 錯乱、寒気、蒼白、ふるえ、頻脈 |
中等度 | 28-31.8℃ | 嗜眠、震えの減少または消失、徐脈、呼吸数減少 |
重度 | <28℃ | 睡気または昏睡、ふるえの欠如、浮腫状の皮膚、散大し固定した瞳孔、徐脈、低血圧、乏尿 |
重篤 | <25℃ | 呼吸停止、心停止 |
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