- 38歳の初産婦。妊娠41週2日。陣痛発来のため来院した。妊娠中の経過は順調であった。入院後、陣痛は次第に増強して、4,010gの女児を経腟分娩した。陣痛発来から児娩出までに要した時間は5時間で、児娩出後5分で胎盤が自然娩出した。娩出した胎盤に欠損はない。第1度の会陰裂傷に対し縫合を行った。分娩後1時間が経過しているが、中等量の出血が持続し、ここまでの出血量は500mlに達した。意識は清明。脈拍72/分、整。血圧110/68mmHg。呼吸数24/分。下腹部痛はなく、子宮底は臍上2cmに触れる。
- まず行うのはどれか。
[正答]
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- 30歳の初妊婦。妊娠28週5日。腹部膨満感を主訴に来院した。妊娠10週時に自宅近くの診療所を受診し分娩予定日を決定されたが、それ以降は仕事が忙しく妊婦健康診査を受けていなかった。3週前から腹部膨満感を自覚していたという。身長157cm、体重60.5kg(非妊時45.5kg)。内診で子宮口は閉鎖しており、帯下に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖2+、ケトン体(-)。随時血糖110mg/dl。胎児心拍数陣痛図で子宮収縮はなく、胎児心拍パターンに異常を認めない。腹部超音波検査で羊水指数は28cm、胎児推定体重は1,800gで胎児構造異常を認めない。経腟超音波検査で子宮頸管長は40mmである。
- 治療方針の決定に有用な検査はどれか。
[正答]
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- 生後2時間の新生児。在胎39週4日、出生時体重は3,056gである。出生5分後のApgarスコアは10点。体動は良好、泣き声も大きく身体所見に異常を認めない。
- この児に認められる呼吸はどれか。
[正答]
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