心窩部痛
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 急性腹症を呈したアルコール性ケトアシドーシス(AKA)の1例
- 若田 幸樹,梶原 啓司,草場 隆史,重政 有,羽田野 和彦,佐々木 伸文,碇 秀樹,國崎 忠臣
- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 87(4), 323-327, 2012-12-25
- … 症例は78歳の男性で、上腹部痛と嘔吐が出現し近医を受診。 …
- NAID 110009555823
- 鑑別診断トレーニング : MedPeerオンライン症例検討会より 主訴 59歳女性。右腰背部痛、上腹部痛。
Related Links
- みを感じる。急性肺炎の上腹部痛、急性心筋梗塞の左上腕部痛、胆石症に伴なう右肩痛などがあります。 腹痛の発症での観察、チェックポイント ①発痛出現の時期・時間②痛みの部位・痛みの程度・痛みの 現れ方③姿勢による腹痛の変化 ...
- 上腹部の痛みのから疑われる病気には、逆流性食道炎、胆嚢炎、肝硬変、急性心筋梗塞、急性肝炎、大動脈瘤破裂、身体表現性障害などがあります。 逆流性食道炎は、胃液が食道に逆流して起こる病気で胸やけや上腹部の膨満感 ...
- 飲酒が契機となり発症することが多く、胆石が原因になることもあります。上腹部の激痛に嘔気・嘔吐、背部痛を高頻度に伴います。重症化した場合に致命率が高いため、早急に適切な処置を要します。 病院を受診する際の 注意点 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の男性。上腹部痛のため搬入された。2か月前の腹部超音波検査を含む健康診断で左腎嚢胞以外に異常はなかった。夕食後約2時間で、徐々に悪化する上腹部痛を自覚し、耐え難い痛みとなったため救急車を要請した。飲酒は日本酒3合/日を10年間。意識は清明。身長172cm、体重78kg。体温37.6℃。脈拍104/分、整。血圧132/74mmHg。SpO2 98%(room air)。腹部は平坦、心窩部に圧痛を認める。肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球469万、Hb 14.9g/dl、Ht45%、白血球16,300(桿状核好中球8%、分葉核好中球64%、好酸球2%、単球2%、リンパ球24%)、血小板21万。血液生化学所見:血糖120mg/dl、アルブミン3.9g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.5mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 28IU/l、ALT 16IU/l、LD 925IU/l(基準176~353)、ALP 312IU/l(基準115~359)、γ-GTP 56IU/l(基準8~50)、アミラーゼ1,934IU/l(基準37~160)、Na 136mEq/l、K4.4mEq/l、Cl 100mEq/l、Ca 7.4mg/dl、CA19-9 12U/ml(基準37以下)。CRP 11mg/dl。動脈血ガス分析(room air):pH 7.34、PaCO2 29Torr、PaO2 98Torr、HCO3 -15mEq/l。絶食とし、輸液を開始した。腹部造影CT(別冊No.16)を別に示す。
- 次の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D034]←[国試_107]→[107D036]
[★]
- 28歳の男性。上腹部痛を主訴に来院した。10日前から心窩部に痛みを自覚するようになった。痛みは空腹時に出現することが多く、食後に軽減していた。既往歴に特記すべきことはない。身長168cm、体重56kg。体温36.2℃。脈拍64/分、整。血圧122/62mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球460万、Hb 13.9g/dl、Ht44%、白血球8,300、血小板24万。血液生化学所見:アルブミン4.1g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 22IU/l、ALT 32IU/l、LD 286IU/l(基準176~353)、ALP 221IU/l(基準115~359)、Na 136mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 102mEq/l。十二指腸球部の内視鏡像(別冊No.6)を別に示す。
- 治療方針の決定に必要な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E051]←[国試_107]→[107E053]
[★]
- 次の文を読み、 35、 36の問いに答えよ。
- 60歳の女性。上腹部痛を主訴に来院した。
- 現病歴: 1か月前から食後に腹痛を自覚するようになった。昨夜、還暦祝いに家族と外食をした後に悪心と右肩から背部に放散する上腹部の痛みがあり受診した。今朝からやや色の濃い尿に気付いたという。
- 既往歴: 18歳時に虫垂切除術。
- 家族歴:母親が糖尿病。
- 現症:意識は清明。身長 152 cm、体重 62 kg。体温 37.5 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 124/70 mmHg。呼吸数 16/分。 SpO2 98% ( room air)。眼球結膜に黄染を認める。
- この患者の身体所見として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H034]←[国試_108]→[108H036]
[★]
- 35歳の男性。アジ、イカなどの刺身を食べた後に出現した上腹部痛を主訴に来院した。生来健康である。意識は清明。身長 170cm、体重 66kg。体温 36.1℃。脈拍 64/分、整。血圧 118/78mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、心窩部に圧痛を認めるが、反跳痛と筋性防御とを認めない。便通に異常はない。緊急上部消化管内視鏡像(別冊No. 25)を別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A054]←[国試_112]→[112A056]
[★]
- 66歳の女性。上腹部痛を主訴に来院した。昨日の夕食後から上腹部痛が出現し、本日の昼から増悪してきたため夕方に受診した。高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。身長 155cm、体重 58kg。体温 38.2℃。右季肋部に強い圧痛を認めるが、反跳痛はない。血液所見:赤血球 448万、Hb 13.8g/dL、Ht 37%、白血球 15,800、血小板 28万。血液生化学所見:総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 28IU/L、ALT 18IU/L。CRP 9.8mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 32)を別に示す。治療として適切なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I079]←[国試_109]→[ ]
[★]
- 47歳の男性。意識消失を主訴に来院した。3年前から2、3か月に1度、空腹時に冷汗と脱力感とをきたす発作があった。食事をすると症状は改善する。1年前からは発作の頻度が増し、発作の時に呼び掛けに応答しないこともある。脈拍76/分、整。血圧142/82mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖30mg/dl、総蛋白7.6g/dl、尿素窒素12mg/dl、総コレステロール192mg/dl、AST28単位、ALT22単位、Na142mEq/l、K4.2mEq/l、Cl 102mEq/l、Ca8.6mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I030]←[国試_100]→[100I032]
[★]
- 75歳の女性。3か月前から食欲不振と腹部膨満とがあり、最近増悪してきたので来院した。3年前に進行胃癌の手術を受けた。この3か月で体重が5kg減少した。上腹部痛はない。全身のやせが著明で腹部は膨隆している。眼瞼結膜は貧血様、頚部にリンパ節は触知しない。腹部に波動を認める。血液所見:赤血球320万、Hb 9.5g/dl、白血球7,200、血小板46万。
- 現在の病態把握に最も有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096D031]←[国試_096]→[096D033]
[★]
- 26歳の女性。NSAIDの追加処方を希望して来院した。15歳ころから月経時に下腹痛があり市販の鎮痛薬を常用していた。6か月前から月経痛が強くなり受診した。精査の結果、子宮と卵巣に異常がなく機能性月経困難症と診断され、NSAIDを処方された。その後も疹痛が続いたため、NSAIDを倍量にして連日服用していたという。本日、NSAIDのさらなる増量を希望して来院した。
- 追加処方にあたり注意すべき事項として誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A031]←[国試_114]→[114A033]
[★]
- 35歳の男性。夕食後に悪心があり、上腹部痛が出現してきたため来院した。身長165cm、体重90Kg、腹部は平坦で上腹部に圧痛を認める。尿所見:淡白(-)、糖(-)。血清生化学所見:総ビリルビン0.8mg/dl、AST35単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、アミラーゼ2,540単位(基準37~160)。
- 病変の広がりを知るのにもっとも有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098F016]←[国試_098]→[098F018]
[★]
- 26歳の男性。自動車にはねられ搬入された。上腹部痛を訴えている。意識は清明。呼吸数 30/分。脈拍 112/分、整。血圧 82/48mmHg。血液所見: 赤血球 288万、Hb 9.1g/dl、Ht 28%、白血球 11,500、血小板 16万。酸素吸入と輸液とを開始した。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104F022]←[国試_104]→[104F024]
[★]
- 20歳の男性。上腹部痛があり、近医での超音波検査で胆道系の異常を指摘されて来院した。腹部身体所見で腫瘤を触知しない。ERCPと腹部造影CTとを以下に示す。
- 認められる所見はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095D027]←[国試_095]→[095D029]
[★]
- 英
- epigastric pain、epigastralgia
- 同
- 上腹部痛 upper abdominal pain
- 急性心筋梗塞の5%で胃が痛いという訴えあり。(:研修医当直御法度 第5版 p.78)
- 虫垂炎の初期に出現することがある。
[★]
心窩部痛 上腹部痛
- 関
- epigastric pain、upper abdominal pain
[★]
- 関
- epigastralgia
[★]
- 英
- right upper quadrant pain
[★]
- 英
- abdomen
腹部の9つの領域
- M.111
RH right hypochondriac 右下肋部
|
E epigastric 上胃部
|
LH left hypochondriac 左下肋部
|
RL right lumbar 右側腹部
|
U umbilical 臍部
|
LL left lumbar 左側腹部
|
RI right inguinal 右鼡径部
|
P pubic 恥骨部
|
LI left inguinal 左鼡径部
|
腹腔を仕切る2つの面
腹部の4つの領域
- (M.112)
- 身体所見を記述するために、4つの領域で分ける
- 水平面
- 垂直面
[★]
- 英
- upper abdomen
- 関
- 心・部、みぞおち
[★]
- 英
- pain
- 関
- 痛み、疼痛
[★]
- 英
- abdominal pain
- 関
- 腹痛