- 英
- immature teratoma
- 関
- 卵巣腫瘍、成熟嚢胞性奇形腫
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 一般小児病棟でターミナルケアを行った新生児頭蓋内未熟奇形腫の1例
- 設楽 佳彦,井田 孔明,細井 洋平 他
- 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 116(12), 1886-1891, 2012-12-00
- NAID 40019533282
- 血中CA19-9が高値を示した前縦隔未熟奇形腫の1手術例
- 日野 佑美,梶 政洋,宮原 尚文,小林 零,末舛 恵一
- 日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 26(6), 602-608, 2012-09-15
- NAID 10030874047
Related Links
- 卵巣腫瘍の胚細胞腫瘍 (Germ cell tumors)中の奇形腫(Teratomas)に分類される。 未熟な胎児性成分を伴う奇形腫で、未熟な組織、特に神経外胚葉組織が豊富なもの ほど播種や転移を起こしやすい。分化度によって3群に分類されGrade1とGrade2が 境界 ...
- また病理部の先生,未熟奇形腫の病理診断お. よび grade について教えて ... (WHO 分類 2003 改変). な神経組織より構成されていた未熟奇形腫でし ... 術後化学療法は 未熟奇形腫(grade1)I期と未分化胚細胞腫 Ia期では省略できる.残存腫瘍径と. 予後と の ...
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★リンクテーブル★
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- 53歳の女性。2回経妊2回経産婦。不正性器出血を主訴に来院した。50歳で閉経。3か月前から少量の性器出血が出現したため受診した。内診で子宮は鶏卵大で、右付属器が手拳大に腫大していた。血液生化学所見:LH 4.8mIU/mL、FSH 0.1mIU/mL未満(基準閉経後 30以上)、プロラクチン 4.8ng/mL(基準 15以下)、エストラジオール 270pg/mL(基準閉経後 20以下)、プロゲステロン 0.3ng/mL、CEA 0.9ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 40U/mL(基準 37以下)、CA125 11U/mL(基準 35以下)。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認め、子宮内膜生検で子宮内膜増殖症を認める。摘出した右卵巣腫瘍のH-E染色標本(別冊No. 21)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A043]←[国試_109]→[109A045]
[★]
- 21歳の女性。下腹部のしこりを主訴に来院した。内診で子宮は正常大で、右付属器が手拳大に腫大していた。腫瘍マーカーは CA19-9 17.5 U/ml(基準 37以下 )、CA125 56.7 U/ml(基準 35以下 )、 α -フェトプロテイン〈AFP〉960 ng/ml(基準 20以下 )。悪性卵巣腫瘍を疑い、右付属器切除術と大網切除術とを施行した。術中写真 (別冊 No.10A)と摘出腫瘍の H-E染色標本 (別冊 No.10B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A029]←[国試_108]→[108A031]
[★]
- 60歳の女性。子宮癌検診で骨盤内の腫瘤を指摘され来院した。内診では付属器に可動性良好な新生児頭大の腫瘤を触知する。腫瘍マーカーはCA19-9 650U/ml(基準37以下)、CA125 45U/ml(基準35以下)、SCC 8.6ng/ml(基準1.5以下)。経膣超音波検査では最大径12cmの嚢胞性腫瘍で、一部に充実部分と毛髪塊とを認める。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G040]←[国試_101]→[101G042]
[★]
- 英
- ovarian tumor
- 関
- 産婦人科学、腫瘍、卵巣奇形腫、卵巣腫瘍の腫瘍マーカー、卵巣癌
概念
- 卵巣に発生する腫瘍であり、80%が良性といわれる。良性のものは嚢胞性腫瘍が多く、悪性の腫瘍は充実性のものが大半である。
分類
疫学
- 悪性の卵巣腫瘍は漿液性腫瘍、類内膜癌、粘液性腫瘍が多い。
- 若いころの卵巣腫瘍は奇形腫、腺腫が多い
- 50-69歳の女性で多発
- 顆粒膜細胞腫は卵巣腫瘍中4.6%でホルモン産生腫瘍のなかで最多(QB.Q-302)
好発年齢
卵巣腫瘍の組織分類
- 1)表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
- 2)性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
- 未分化幹細胞腫瘍
- 卵黄嚢腫瘍
- 胎芽性癌
- 絨毛癌
- 奇形腫(成熟型、未熟型)
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良性腫瘍
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境界悪性腫瘍
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悪性腫瘍
|
表層上皮性 ・ 間質性腫瘍
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漿液性嚢胞腺腫
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漿液性嚢胞性腫瘍,境界悪性[低悪性度腫瘍]
|
漿液性腺癌[漿液性嚢胞腺癌]
|
粘液性嚢胞腺腫
|
粘液性嚢胞性腫瘍(同上)
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粘液性腺癌[粘液性嚢胞腺癌]
|
明細胞腺腫
|
類内膜腫瘍(同上)
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類内膜腺癌
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類内膜腺腫
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明細胞腫瘍(同上)
|
明細胞腺癌
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腺線維腫(上記の各型)
|
腺線維腫(上記の各型)
|
腺癌線維腫(上記の各型)
|
表在性乳頭腫
|
表在性乳頭状腫瘍,境界悪性[低悪性度腫瘍]
|
腺肉腫
|
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中胚芽性混合腫瘍 [Muller管混合腫瘍] [癌肉腫]
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Brenner腫瘍
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Brenner腫瘍,境界悪性[増殖性]
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悪性Brenner腫瘍
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移行上皮癌
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未分化癌
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性索間質性腫瘍
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莢膜細胞腫
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顆粒膜細胞腫
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線維肉腫
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線維腫
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Sertoli-間質細胞腫瘍(中分化型)
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Sertoli-間質細胞腫瘍(低分化型)
|
硬化性間質性腫瘍
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ステロイド[脂質]細胞腫瘍(分類不能型)
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Sertoli-間質細胞腫瘍(高分化型)
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ギナンドロブラス卜ーマ
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Leydig細胞腫 [門細胞腫]
|
|
輪状細管を伴う性索腫瘍
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胚細胞腫瘍
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成熟嚢胞性奇形腫(皮様嚢胞腫)
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未熟奇形腫(G1,G2)
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未分化胚細胞腫
|
成熟充実性奇形腫
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力ルチノイド
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卵黄嚢腫瘍(内胚葉洞腫瘍)
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卵巣甲状腺腫
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甲状腺腫性力ルチノイド
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胎芽性癌(胎児性癌)
|
|
|
多胎芽腫
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悪性転化を伴う成熟嚢胞性奇形腫
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未熟奇形腫(G3)
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その他
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非特異的軟部腫瘍
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性腺芽腫(純粋型)
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癌腫
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腺腫様腫瘍
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肉腫
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悪性リンパ腫(原発性)
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二次性[転移性]腫瘍
|
(日本産科婦人科学会・日本病理学会編‥卵巣腫瘍取扱い規約.全原出版,1990より)
|
妊娠に合併した卵巣腫瘍
- G10M.154
- 発生率:全妊娠中の0.5%
- 病理組織:悪性腫瘍は5%未満で成熟嚢胞性奇形腫が最も多い。
- 管理:
- 妊娠10-12週までは胎児の器官形成期であるため手術を施行しない
- 妊娠14週まで経過観察し消退するようであれば、ルテイン嚢胞であり手術の必要はない。
- 妊娠14週以降には卵巣を摘出を行う。
- 以下の場合には、週数によらず手術の適応となる:茎捻転、腫瘍破裂。悪性が疑われる場合。
参考
- 1. C.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌59巻5号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5905-113.pdf
- 2. E.婦人科疾患の診断・治療・管理 8.腫瘍と類腫瘍 - 日産婦誌61巻5号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6105-165.pdf
[★]
;英:α-fetoprotein AFP, alpha fetoprotein, alpha-fetoprotein
- 同
- αフェトプロテイン、α胎児性タンパク
- 関
- トリプルマーカーテスト。腟分泌液中α-フェトプロテイン、AFP-L3分画
産生部位
- 出生後の産生はほとんどみられない。
- 肝細胞癌、肝細胞の再生局面で再び産生されるようになることがある
- 妊娠初期の異常高値は、胎児の中枢神経系異常を疑わせる所見となる。
- 本蛋白質は胎生期初期には卵黄嚢で、その後は内胚葉、肝臓で産生された後血清中に放出される。
意義
- 肝細胞癌、卵黄嚢腫瘍、肝芽腫の腫瘍マーカー、炎症性肝疾患における肝再生の指標
先天異常の診断
破水の診断
- 羊水中に多量に存在するため、膣分泌物のAFPを同定することで破水の診断に利用される
腫瘍マーカー
- 腫瘍径:腫瘍径とAFP値との間に相関はない。3cmの以下の早期肝癌では陽性率は25%。
- 組織型:(高分化・未分化)産生能低い、(中分化)産生能高い。
QB.Q-14
基準値
- 高値
- 臨床検査データブック
AFPの分画
- レクチンとの親和性により、L1,L2,L3の分画に分けられる。
- L1分画上昇:肝硬変
- L3分画上昇:肝細胞癌
AFP-L3分画、PIVKA-IIとの関係
- AFP-L3分画、PIVKA-IIと相関関係は見られない。
- 肝細胞癌において、AFPとPIVKA-IIとの間に相関関係が見られないため、併用により診断率の向上が期待できる(LAB.631)
- AFP, AFP-L3分画, PIVKA-IIが高い例では予後不良である。(参考1,2)
妊婦の生理的な変動
- 妊娠3ヶ月以降上昇、8ヶ月でピーク(300-800ng/ml)。
乳児の生理的な変動
参考
- 1. AFP・AFP-L3・PIVKA-IIの3因子陽性例は脈管浸潤が多く予後不良【肝癌研究会2011】
- http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/201107/520980.html&cnavi=1
- 3マーカーがいずれも陽性の場合、組織学的に脈管浸潤が多く認められ、Edmondson分類グレードIII、IVの頻度が高い
- 2. Triple Positive Tumor Markers for Hepatocellular Carcinoma Are Useful Predictors of a Poor Survival.
- Kiriyama S, Uchiyama K, Ueno M, Ozawa S, Hayami S, Tani M, Yamaue H.SourceFrom the Second Department of Surgery, Wakayama Medical University, School of Medicine, Wakayama, Japan.
- Annals of surgery.Ann Surg.2011 May 20. [Epub ahead of print]
- OBJECTIVE: To determine the importance of the expression pattern of multiple tumor markers for hepatocellular carcinoma (HCC) with regard to the tumor malignancy and patient survival.BACKGROUND: Several studies have indicated that HCC tumor markers, including alpha-fetoprotein (AFP), Lens culinaris
- PMID 21606837
[★]
- 英
- testicular neoplasm, testicular tumor, testicular cancer
- 同
- 睾丸腫瘍、精巣新生物
- 関
- 精巣癌
疫学
好発年齢
- 幼児 0-4歳
- 青年荘期 25-34歳:卵黄嚢腫瘍、カルチノーマ
- 45-59歳:セミノーマ、悪性リンパ腫
国別発生率 人口10万人あたり
- 英国 4.4-5.7
- 10万人当りの年間発生率はわが国では0.7~1.8人、米国系白人では4.8~8.7人で欧米人に多く発生。
分類
-
-
-
- 莢膜細胞腫/線維腫群腫瘍
- 不完全分化型政策/性腺間質腫瘍
- 混合型
- 分類不能型
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疫学
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病理
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腫瘍マーカー
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予後
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特徴的な症状
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頻度
|
年齢
|
β-hCG
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AFP
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セミノーマ
|
精巣腫瘍の50%
|
25-55歳に多い
|
柔らかい灰白色の腫瘍で、胚細胞に似た大型類円形でクロマチンの粗い核と淡明な細胞質を有する
|
○ 7-18%
|
|
良好 5年生存率90%以上
|
|
胎児性癌
|
精巣腫瘍の10% 奇形腫との混合型に多い
|
15-35歳に多い
|
柔らかい灰白色充実性腫瘍で、広範に出血及び壊死を認める。大型でクロマチンの少ない核小体の明瞭な核と未熟な明るい大きな細胞を持つ上皮細胞からなる。
|
○ 60%
|
○
|
|
早期もで血行性転移
|
卵黄嚢腫
|
小児: 単一組織型 成人: 胎児性癌や奇形腫との混合型
|
小児
|
腎糸球体に類似した血管を軸とし、内外二層の上皮細胞層からなる
|
|
○
|
|
|
絨毛癌
|
混合腫瘍がほとんど
|
15-30歳
|
出血性の腫瘍。合法性、細胞性栄養細胞に類似する
|
○ 100%
|
|
リンパ行性、血行性転移、高浸潤傾向
|
早期もで血行性転移。女性化乳房
|
奇形腫
|
|
|
3つの胚葉成分からなる。
|
|
|
小児:良好 成人:転移。化学治療に無反応
|
|
奇形癌
|
|
|
胎児性癌+奇形腫
|
|
|
|
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治療
- SURO.271 参考3
- まず、手術により精巣を摘除(高位精巣摘除術)した後、病期に応じて治療を追加する
-
予後
参考
- 1. 精巣腫瘍診療ガイドライン - 香川県立中央病院 (2010年)
- http://www.chp-kagawa.jp/docs/seisou.pdf
- 3. 精巣がんの標準治療:がんサポート情報センター
- http://www.gsic.jp/cancer/cc_13/hc/01.html
- http://www.gsic.jp/cancer/cc_13/hc/02.html
- http://www.gsic.jp/cancer/cc_13/hc/03.html
- http://www.gsic.jp/cancer/cc_13/hc/04.html
[★]
- 英
- mature cystic teratoma
- 同
- 皮様嚢胞腫
- 関
- 卵巣腫瘍、未熟奇形腫
概念
- 良性の胚細胞腫瘍である。
- 妊娠時に合併する卵巣腫瘍の中で最も多い
- 大きくなっても可動性は保たれており、頚捻転を来しうる。。
- チョコレート嚢胞との鑑別が必要になることがある。
疫学
検査
- NGY.99
- 超音波検査:様々な像を認める(皮脂、毛髪、歯などが混在するため。
- MRI:脂肪はT1で高信号、T2で中等度の高信号を呈する
- T1:高信号
- T2:中等度の信号
- 脂肪抑制画像:低信号 ⇔ チョコレート嚢胞では抑制されて低信号にならないので鑑別に有用(T1,T2では信号強度の振る舞いは同じ)
[show details]
合併症
- 卵巣茎捻転(卵巣嚢腫茎捻転):急性腹症の原因。卵巣腫瘍の中で成熟嚢胞性奇形腫や線維腫(最も重い)は重く周囲の癒着がないために茎捻転を起こしやすい。卵巣茎捻転でみられる最多の原因が成熟嚢胞性奇形腫である。(G9M.177)
治療
- 治療方針:病理組織的に確定診断を行うため、また卵巣頚捻転、破裂、あるいは悪性転化のリスクを下げるために手術による摘出を行う。
- 卵巣嚢胞摘出術
- 卵管卵巣摘出術:妊容性温存が必要ない場合
予後
- 35歳以上で約1%の確率で悪性転化する。ほとんどが扁平上皮癌である。(G9M.176)
- 0.2-2%の例で悪性転化(malignant transformation)する。悪性転化した奇形腫は全悪性胚細胞腫の2.9%を占める。(参考1)
参考
- 1. [charged] Ovarian germ cell tumors: Pathology, clinical manifestations, and diagnosis - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- teratoma
- 関
概念
- 内胚葉、中胚葉、外胚葉に由来する成分が混合してみられる腫瘍。
病理
検査
- (参考1)悪性の奇形腫ではhCG, AFPが上昇することがある。
参考
- 1. Value of Blood AFP and HCG Levels in the Diagnosis of Intracranial Germ Cell Tumors
- http://www.journalarchive.jst.go.jp/english/jnlabstract_en.php?cdjournal=nmc1959&cdvol=20&noissue=12&startpage=1197
[★]
- 英
- immature、premature、untrained、prematurely、immaturity
- 関
- 成熟前、早熟性、早発、早発性、中途、未成熟、早まって、未訓練
[★]
- 英
- malformation (L), anomaly, deformity, teratism
- 関
- 先天異常、先天奇形
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物