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卵

英
egg

WordNet

  1. throw eggs at
  2. animal reproductive body consisting of an ovum or embryo together with nutritive and protective envelopes; especially the thin-shelled reproductive body laid by e.g. female birds
  3. oval reproductive body of a fowl (especially a hen) used as food (同)eggs
  4. coat with beaten egg; "egg a schnitzel"
  5. a small body that contains the female germ cell of a plant; develops into a seed after fertilization
  6. a small or immature ovum

PrepTutorEJDIC

  1. 『卵』,卵細胞 / 鳥の卵;(特に)鶏卵 / 《英話》《形容詞を伴って》(…な)やつ / 《俗》爆弾,手投げ弾
  2. 〈人〉‘を'扇動(激励)する;〈人〉‘を'そそのかして…させる《+『名』+『on to』 do》
  3. 胚珠(はいしゅ)
  4. ovumの複数形

Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/02 07:06:55」(JST)

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「卵」のその他の用法については「卵 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
様々な卵

卵(たまご、らん)とは、動物のメスが未受精の卵細胞や、受精し胚発生が進行した状態で体外(外環境)へ産み出される雌性の生殖細胞と付属物の総称である。このため、生殖を目的として外部に放出(産卵)される卵は、その多くが周辺環境と内部を隔てる構造を持ち、幾らかでも恒常性を保つ機能を持つ。この保護機構は種により異なる。なお、卵細胞そのものを卵という場合もある。

大きさとしては、直径約100μm のウニの卵から、長径約 11cm のダチョウの卵まで、様々な卵が存在する。なお、卵黄自体は一つの細胞である。このため2000年代現在、確認されている世界最大の細胞は、ダチョウの卵の卵黄である(ダチョウ目ヒクイドリ)[1]。

体外に産み出される卵は、卵細胞、あるいは多少発生の進んだ胚と、それを包む構造からなり、場合によっては発生を支持する構造を内部に持っていたり、外部に囲いがあったりするものもある。また発生に消費されるエネルギーとして脂肪が蓄えられているものも多く、このため卵自体は他の生物にとって大変優れた食料ともなる(後述)。

目次

  • 1 外壁
  • 2 形態
  • 3 耐久性
  • 4 生態的側面
  • 5 卵概念の歴史
  • 6 卵がもつイメージ
  • 7 食用卵の種類
    • 7.1 鳥の卵
    • 7.2 魚介類の卵
    • 7.3 爬虫類の卵
    • 7.4 その他の卵
  • 8 卵に関することわざ・故事成語
  • 9 その他
  • 10 脚注
  • 11 関連項目
  • 12 外部リンク

外壁

孵化時の外壁を破る様子)

多くの海産無脊椎動物の卵は、卵細胞の形で放出され、受精膜のみにつつまれて発生が進む。

爬虫類や昆虫など、陸上に産卵される卵は表面に膜を持つことで水分の蒸発を防ぐ。これにより乾燥した陸上での生活を可能にしている。また、は虫類は胚膜を形成し、これが陸上での胚の発生を支える。

鳥類や一部のカタツムリの卵は表面に炭酸カルシウムの殻(卵殻)をもち、内部を保護している。

多くの哺乳類は、受精卵は母親の胎内に留まり、そこで成長する胎生であるが、カモノハシ目のカモノハシやハリモグラは、弾力のある殻をもった卵を産む「卵生」の哺乳類である。

形態

カエルとその卵

単独で産まれる卵もあるが、多数をまとめて産卵する場合もある。多数の卵を密着した塊とする場合、これを“卵塊”(らんかい)と呼ぶ。さらにそれを何らかの構造物で覆ってしまう場合もある。クモは糸で卵塊を包んで“卵嚢”(らんのう)とするし、ゴキブリやカマキリは分泌物で卵塊を覆う“卵鞘”(らんしょう)をつくる。カエルの中には樹上に“泡巣”(ほうすう)と呼ぶ泡で卵を覆って産む種もある。

耐久性

卵は時に植物の種子と比較されるが,種子が最初から耐久的な構造を持つのに対して,卵はその場で発生を始めるものである。従って外力に対して頑丈ではないものが多いが、中には環境の変化に対して非常に大きな耐久性を持つ例もある。昆虫の卵には越冬を卵で行うものがある。ミジンコやアルテミア、カブトエビなどは耐久卵という特殊な卵を持ち、これは乾燥等、孵化後の外の環境が適さない場合は休眠状態を維持する。そのため、これらの動物は生息する水域が干上がっても、泥の中で生き延び、再び水が与えられると孵化する。シノレビアス等の卵生メダカの卵には、ミジンコなどには及ばないものの同様の性質を有し、乾燥期を卵で乗り切るものがある。

生態的側面

アカウミガメの産卵

雌親はその種ごとに独自の方法で、決まった場所に卵を産む。卵を放出することを産卵という。海産動物には、一見無作為に卵を放出するものも多いが、より多くの動物では、何らかの基盤上、あるいは腔所に卵を産み付ける。このような産卵場所や産卵にかかわる行動は、親による子の保護の一面を形成している。さらに、産卵後に卵を守る行動などを示すものもある。

雌親が一度に産む卵を一腹(ひとはら)という単位で数え、この卵の数を一腹卵数(クラッチサイズ)という。一般に、一腹卵数が大きいものは、個々の卵が小さく、小さいものは卵が大きい。これは卵の生存率と深く関わりがあると考えられ、r-K戦略説との関連で論議された。同様の問題は、雌親の産卵回数などに関しても議論がある。

卵概念の歴史

卵という概念が確立したのは発生学においては実は非常に新しい。もちろん卵そのものは鳥や魚のそれとして古くから知られていたのだが、ほとんどのほ乳類は卵から生まれない。サメやエイにも胎生の種があり、それらも卵は見られない。逆に昆虫の蛹は卵と考えられていた。従って、すべての動物の発生の起源としての卵という見方はなかった。

ウイリアム・ハーベーは胎生の動物の発生を詳しく調べたが、卵を発見することは出来なかった。しかし、類推からそれらにも卵が存在することを確信し、「すべては卵から」との言葉を残している。これが現実的に確認されるのは、細胞説の成立後である。

卵がもつイメージ

卵は生命、復活の象徴として、しばしば取り上げられる。例えばキリスト教の祭日である復活祭では、鶏卵を色とりどりに塗った「イースター・エッグ」を作る風習がある。

また、卵には「未熟だけれどもこれから成長の見込みがある」というイメージがあり、日本語では日常的に「学者の卵」とか「画家の卵」のように初心者、駆け出しの者を意味する場合に用いられる。この事情は英語でも似通ったところがあるが、やや侮蔑的な「青二才」の意味を持つので、むしろ「ひよっこ」(ヒヨコ)と語感が似ている。

さらに茹でた鶏卵の殻を取り除いた姿が白くつるつるしていることの連想から、時に官能的なニュアンスを伴って「卵の剥き身のような柔肌」などという言葉が比喩的に使われることもある。

生卵が非常に割れやすい事から、脆い物の象徴としても使われる。

食用卵の種類

鶏卵(左)とウズラの卵(右)、これらは一般に食用として使われる。

卵は栄養が豊富であるから、食用となるものが多々ある。卵の採取を目的に飼育される場合もある。鳥類などはその典型で、世界各地で鳥類の卵を食用として得るために様々な鳥類が飼育される。しばしば卵と食肉の双方を得るためにも飼育される。

その一方で、魚卵は魚肉を得る際の副次的生産物ではあるが、逆に風味の良い魚卵は特別に扱われ、中には魚卵そのものを目的として採取される魚類もある。

鳥の卵

  • ニワトリの卵(鶏卵)
  • ウズラの卵
  • アヒルの卵
  • ダチョウの卵
  • ハトの卵

魚介類の卵

詳細は「魚卵」を参照
  • 卵巣
    • 食用にする魚介類の卵は産卵後を漁獲することは稀で、メスが体内に持つ成熟した卵巣を解体食用とする。そのため他の卵とは違い、日本では「卵」と呼ぶものの実物は産卵される前の卵巣やそれをほぐしたものを指し、内臓として扱われることも多い。魚介類のうち魚類の卵巣は真子(まこ)とも呼ばれる。
      • 鯛の子 : タイの卵巣
      • 筋子 : 鮭の卵巣。ほぐしたものをイクラという。
      • カズノコ : ニシンの卵巣
      • とびこ : トビウオの卵巣をほぐしたもの
      • たらこ(明太子): タラ(スケソウダラ)の卵巣
      • キャビア : チョウザメの卵巣をほぐしたもの
      • カラスミ : ボラの卵巣
      • ぶりこ : ハタハタの卵巣
      • フグの卵巣(多くは猛毒を含むため、日本で食用とするのは石川県の河豚の卵巣の糠漬けのみ)
      • 子持ちシシャモ(あるいはカペリン)
      • このこ(くちこ) : ナマコの卵巣
      • ウニの卵巣
      • たこまんま : タコ(ヤナギダコ)の卵巣
      • 内子 : カニの卵巣
  • 甲殻類が抱卵中の成卵
    • 外子 : カニの卵
    • えびこ(蝦子) : エビの卵
  • 産卵された魚卵
    • 子持ち昆布 : コンブへシシャモに産卵させたもの。多くは養殖される。
    • 海藤花(かいとうげ) : タコ(マダコ)の卵

爬虫類の卵

  • カメの卵:ウミガメ、スッポン、スッポンモドキの卵。
  • ワニの卵:インドガビアルの卵。

その他の卵

  • ミズムシ (昆虫)の卵
  • アリの卵
  • カタツムリの卵 : エスカルゴの卵。ホワイトキャビアとして食用にされる。

卵に関することわざ・故事成語

  • 啄木鳥の子は卵から頷く(きつつきの子は卵から頷く)
  • 累卵の危うき(危きこと累卵の如し)
  • 卵で塔を組む
  • 卵で石を打ったよう
  • 卵の殻で海を渡る
  • 卵を見て時夜を求む
  • 丸い卵も切りようで四角
  • 卵を割らずにオムレツを作ることはできない (You can't make an omelette without breaking eggs.)
  • 卵を盗む者は牛も盗む (He that will steal an egg will steal an ox.)
  • コロンブスの卵
  • 鶏が先か、卵が先か (Chicken and egg question.) →英語のWikipediaではChicken or the eggのページになっている。

その他

  • 『沙石集』(13世紀末成立)の記述に、卵を食したために仏罰を受けた例がみられる。
  • 仏教では、すべての卵(無精卵もふくめて)には命があると教え、卵を食用することは禁じられている[要出典]。
  • 卵と玉子の使い分けであるが、後者は食用を目的とした鶏卵に限り用いるのが一般的。

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 多核体には、粘菌の変形体のようにさらに大きい物もある。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、卵に関連するメディアがあります。
ウィキメディア・コモンズには、産卵に関連するカテゴリがあります。
ウィクショナリーにたまご、卵の項目があります。
ウィキクォートに卵に関する引用句集があります。
  • 卵細胞
  • 卵黄
  • 卵白
  • 鶏卵
  • 生物学
  • たまごっち
  • ベーツァー
  • ハンプティ・ダンプティ - 擬人化された卵の姿で描かれている。

外部リンク

  • 日本卵業協会
  • 日本養鶏協会ホームページ
  • たまごの衛生(東京都福祉保健局健康安全室)


UpToDate Contents

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  • 1. 卵アレルギー:管理 egg allergy management
  • 2. 食事中の脂肪 dietary fat
  • 3. 最新の診療アップデート practice changing updates
  • 4. 食物アレルゲン:臨床的特徴および交叉反応の概要 food allergens overview of clinical features and cross reactivity
  • 5. 卵アレルギー:臨床的特徴および診断 egg allergy clinical features and diagnosis

Japanese Journal

  • 卒業制作課題 最優秀賞 卵子凍結という選択肢 : 子どもを望む現代の女性たちは、あらゆるリスクと対峙しながら手探りで前へと進んでいる (編集・ライター養成講座だより)
  • 宮崎 留実
  • 広報会議 (61), 巻末6-9, 2014-02
  • NAID 40019930590
  • 「金の卵発掘プロジェクト2013」審査結果発表
  • 経済界 49(2), 71-75, 2014-01-21
  • NAID 40019933943
  • 経営写(No.556)オンコリスバイオファーマ社長 浦田泰生 : 12月6日東証マザーズ上場。大学などの日本発の「薬の卵」を「薬」として患者のもとへ
  • 浦田 泰生
  • 財界 62(2), 204-207, 2014-01-14
  • NAID 40019909190

Related Links

  • 日本卵業協会
日卵協のホームページでは、タマゴについての新鮮な情報を みなさまの食卓までお届けしています。 『総力特集』 タマゴとコレステロールの関係についてを連載中です。もっとタマゴで健康になろう!
  • 卵のレシピ 372107品 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピ ...
卵の簡単おいしいレシピ(作り方)が372107品! 「白菜と豚バラの玉子とじ」「玉子たっぷりマカロニサラダ」「じゃがいもの豆腐たまごあえ」「うちのだし巻き(たまご2個)」など


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Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • プロスタグランジンE1製剤

販売名

リプル注5μg

組成

有効成分(1管中)

  • 日局 アルプロスタジル 5μg

添加物(1管中)

  • 精製ダイズ油 100mg,高度精製卵黄レシチン 18mg,オレイン酸 2.4mg,濃グリセリン 22.1mg,水酸化ナトリウム 適量

1管中の容量

  • 1mL

禁忌

  • 重篤な心不全の患者〔心不全の増強があらわれるとの報告がある.〕
  • 出血(頭蓋内出血,消化管出血,喀血等)している患者〔出血を助長するおそれがある.〕
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

  • ○慢性動脈閉塞症(バージャー病,閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍ならびに安静時疼痛の改善
  • ○下記疾患における皮膚潰瘍の改善
  • 進行性全身性硬化症
  • 全身性エリテマトーデス
  • ○糖尿病における皮膚潰瘍の改善
  • ○振動病における末梢血行障害に伴う自覚症状の改善ならびに末梢循環・神経・運動機能障害の回復
  • ○動脈管依存性先天性心疾患における動脈管の開存
  • ○経上腸間膜動脈性門脈造影における造影能の改善

慢性動脈閉塞症(バージャー病,閉塞性動脈硬化症),進行性全身性硬化症,全身性エリテマトーデス,糖尿病,振動病の場合

  • 通常,成人1日1回1〜2mL(アルプロスタジルとして5〜10μg)をそのまま又は輸液に混和して緩徐に静注,又は点滴静注する.
    なお,症状により適宜増減する.

動脈管依存性先天性心疾患の場合

  • 輸液に混和し,開始時アルプロスタジル5ng/kg/minとして持続静注し,その後は症状に応じて適宜増減して有効最小量とする.

経上腸間膜動脈性門脈造影における造影能の改善の場合

  • 通常,成人には1回1mL(アルプロスタジルとして5μg)を生理食塩液で10mLに希釈し,造影剤注入30秒前に3〜5秒間で経カテーテル的に上腸間膜動脈内に投与する.
  • 本剤を輸液以外の他の薬剤と混和使用しないこと.ただし血漿増量剤(デキストラン,ゼラチン製剤等)との混和は避けること.なお,持続投与を行う場合には,ライン内での凝集を防ぐため,必ず単独ラインで投与すること.
  • 経上腸間膜動脈性門脈造影に用いる場合には,凝集・クリーミングを起こす可能性があるため,造影剤と直接混和しないこと.また,本剤を投与した後,カテーテル内を生理食塩液で洗浄してから造影剤を投与すること.

慎重投与

  • 心不全の患者〔心不全の増強傾向があらわれることがある.〕
  • 緑内障,眼圧亢進のある患者〔眼圧を亢進させるおそれがある.〕
  • 胃潰瘍の合併症及び既往歴のある患者〔既往のある患者に胃出血を起こすおそれがある.〕
  • 間質性肺炎の患者〔間質性肺炎を増悪することがある.〕
  • 腎不全の患者〔腎不全を増悪することがある.〕
  • 出血傾向のある患者〔出血を助長するおそれがある.〕
  • 抗凝血剤(ワルファリン等)あるいは血小板機能を抑制する薬剤(アスピリン,チクロピジン塩酸塩,シロスタゾール等),血栓溶解剤(ウロキナーゼ等)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • 経上腸間膜動脈性門脈造影に用いる場合,重度の食道静脈瘤が認められている患者〔門脈圧を上昇させるおそれがある.〕

重大な副作用

ショック,アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明)

  • ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,蕁麻疹,喉頭浮腫,呼吸困難,チアノーゼ,血圧低下等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

意識消失(頻度不明)

  • 血圧低下に伴い一過性の意識消失があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

心不全,肺水腫(いずれも頻度不明)

  • 心不全(増強を含む),肺水腫,胸水があらわれることがあるので,動悸,胸苦しさ,呼吸困難,浮腫等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.(「重要な基本的注意」の項参照)

間質性肺炎(頻度不明)

  • 間質性肺炎(増悪を含む)があらわれることがあるので,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.

心筋梗塞(頻度不明)

  • 心筋梗塞があらわれることがあるので,観察を十分に行い,胸痛,胸部圧迫感,心電図異常等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

脳出血,消化管出血(いずれも頻度不明)

  • 脳出血,消化管出血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること.

無顆粒球症,白血球減少,血小板減少(いずれも頻度不明)

  • 無顆粒球症,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

肝機能障害,黄疸(いずれも頻度不明)

  • AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,γ-GTP等の上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.

無呼吸発作(12.23%)

  • 新生児に投与した場合,無呼吸発作があらわれることがあるので,観察を十分に行うこと.なお,発現した場合は,減量,注入速度の減速,投与中止など適切な処置を行うこと.

薬効薬理

血管拡張作用9〜11)

  • 血流増加作用,血圧降下作用を指標に血管拡張作用をアルプロスタジル アルファデクス(PGE1-CD)と比較検討した結果は次のとおりである.
  • 正常ラット及びストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットにおいて,PGE1-CDより強い血流増加作用を示し,その作用は糖尿病ラットにおいてより顕著であった.
  • イヌにおいては,著明な血圧降下作用を示さない用量でPGE1-CDより強い血流増加作用を示した.
  • ストレプトゾトシン誘発糖尿病ラット及び自然発症高血圧ラットにおいて,PGE1-CDより著明な強い血圧降下作用を示した.これは病態の進行あるいは慢性化に伴いより顕著となった.
  • ラット新生児動脈管に対し,PGE1-CDより強く持続的な動脈管拡張作用を示した.

血小板凝集抑制作用12〜14)

  • ハムスター頬袋微小血管でのADP誘発血栓形成に対して,正常又は損傷血管のいずれにおいてもPGE1より強い血栓形成抑制作用及び持続性を示した.
  • ラットのラウリン酸による末梢動脈閉塞症モデルにおいて,PGE1-CDより強い病態進行の抑制を示した.
  • ラットex vivo系において,cyclic-AMP量を増加させPGE1-CDより強い血小板凝集抑制作用を示した.

作用機序1,2,12,15,16)

  • 本剤の有効成分はアルプロスタジル(PGE1)であるが,脂肪粒子を薬物担体とすることにより,次のような特徴が認められた.
  • ハムスター頬袋微小血管を損傷させた後,本剤を投与したときの方が,損傷前に投与したときより顕著で持続的な血栓形成抑制作用を示した.
  • 薬物担体としての脂肪粒子が正常及び糖尿病ラットの腸間膜細動脈,毛細血管内皮細胞及び自然発症高血圧ラットの胸部病変大動脈内皮細胞に付着し,エンドサイトーシスされていることが電顕的に観察された.
  • 3Hで標識した本剤は3H-PGE1に比し自然発症高血圧ラットの病変血管に高い放射能分布を示した.
  • ラットにおいて,3Hで標識した本剤の静脈内投与後の血漿中PGE1未変化体濃度は,3H-PGE1-CD投与時に比べ有意に高かった.

経上腸間膜動脈性門脈造影能に対する作用

  • イヌにおいて,前腸間膜動脈内投与により,用量依存的な門脈血流量の増加作用が認められた.
  • イヌにおいて,前腸間膜動脈内投与により,造影剤注入時における造影剤の漏れの減少及び門脈本幹への到達時間の短縮,門脈造影径の増大並びに門脈分枝の識別性の改善が認められた.


有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • アルプロスタジル,Alprostadil(JAN)

化学名

  • 7-{(1R,2R,3R)-3-Hydroxy-2-[(1E,3S)-3-hydroxyoct-1-en-1-yl]-5-oxocyclopentyl}heptanoic acid

分子式

  • C20H34O5

分子量

  • 354.48

性状

  • 白色の結晶又は結晶性の粉末である.
    エタノール(99.5)又はテトラヒドロフランに溶けやすく,アセトニトリルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.

★リンクテーブル★
国試過去問「104H025」「098G045」「111B039」「103B024」「110A017」「110C013」
リンク元「アレルギー物質」「egg」「ova」「ovule」「未受精卵」
拡張検索「チャイニーズハムスター卵巣細胞形態変化試験」「卵黄内胚葉」

「104H025」

  [★]

  • 3歳の男児。友人の家でカステラを食べた後に突然嘔吐し、全身蒼白になり、搬入された。卵を食べて蕁麻疹が出たことがあった。意識はもうろうとしている。四肢は冷たい。脈拍140/分、整。
  • 最も考えられるのはどれか。
  • a 腸重積
  • b 不整脈
  • c 食道異物
  • d てんかん発作
  • e アナフィラキシーショック

[正答]

E


※国試ナビ4※ [104H024]←[国試_104]→[104H026]

「098G045」

  [★]

  • 正しいのはどれか。
  • a. 一部の減数分裂は乳児期に始まる。
  • b. 卵の減数分裂はLHサージによって終わる。
  • c. 受精は卵管間質部で起こる。
  • d. 受精後、卵は第2極体を放出する。
  • e. 受精卵は桑実胚で着床する。

[正答]

D


※国試ナビ4※ [098G044]←[国試_098]→[098G046]

「111B039」

  [★]

  • 食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、加工食品に表示が義務付けられている特定原材料はどれか。3つ選べ。
  • a 卵
  • b 小麦
  • c そば
  • d 大豆
  • e ゼラチン


[正答]

ABC


※国試ナビ4※ [111B038]←[国試_111]→[111B040]

「103B024」

  [★]

  • アレルギーを惹起することがあるため、食品に表示しなければならない原材料はどれか。3つ選べ。
  • a. 米
  • b. 乳
  • c. 卵
  • d. 小麦
  • e. ジャガイモ

[正答]

BCD

  • アレルギー物質


※国試ナビ4※ [103B023]←[国試_103]→[103B025]

「110A017」

  [★]

  • 我が国における食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因として頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
  • a 甲殻類
  • b 牛乳
  • c 小麦
  • d 大豆
  • e 卵


[正答]

AC


※国試ナビ4※ [110A016]←[国試_110]→[110A018]

「110C013」

  [★]

  • 健康日本21(第二次)で摂取量の目標値が設定されているのはどれか。
  • a 魚
  • b 卵
  • c 豆類
  • d 野菜
  • e 乳製品


[正答]

D


※国試ナビ4※ [110C012]←[国試_110]→[110C014]

「アレルギー物質」

  [★]

関
アレルギー表示、食品衛生法

特定原材料等

参考1-2
規定 特定原材料等の名称 理由 表示の義務
省令 卵、乳、小麦、えび、かに 発症件数が多い 表示義務
そば、落花生 症状が重篤であり生命に関わるため特に留意が必要なもの(症状が重篤な割合が多いもの等)
通知 あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン 過去に一定の頻度で発症件数が報告されたもの 表示を奨励(任意表示)

参考

  • 1. 食品表示課 - 消費者庁
http://www.caa.go.jp/foods/index.html
  • 1-1. アレルギー表示に関する情報 - 消費者庁
http://www.caa.go.jp/foods/index8.html
  • 1-2. アレルギー表示について
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin425.pdf
  • 1-3. 食品のアレルギー物質として「えび」「かに」の表示が義務づけられ、平成22 年6 月4 日から完全施行されます!
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin295.pdf

「egg」

  [★]

  • n.
  • 卵、卵子
関
egg cell、ova、oval、ovule、ovum、unfertilized egg、vitelline

           

「ova」

  [★]

  • adj.
  • 卵子、卵細胞、卵
関
egg、egg cell、oval、ovule、ovum、unfertilized egg、vitelline

 

「ovule」

  [★]

  • 卵、胚珠
関
egg、ova、oval、ovum

     

「未受精卵」

  [★]

英
unfertilized egg
関
卵、無受精卵

「チャイニーズハムスター卵巣細胞形態変化試験」

  [★]

英
Cell morphological change test of Chinese hamster ovary
関
チャイニーズハムスター

「卵黄内胚葉」

  [★]

英
yolk sac endoderm、yolk sac endodermal
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