UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 専門医部会 患者の言葉・身体所見を読み解く 喫煙歴のある患者の喀血の診断と治療
- 山中 澄隆,友安 浩,坂本 穆彦
- 日本呼吸器外科学会雑誌 28(4), 501-504, 2014
- … して生じる肺癌である.今回我々は,長期生存を得ている,画像上石綿肺所見を示さなかった石綿肺癌の1切除例を経験したので,文献的考察を加え報告する.症例は,50年間の左官工の職業歴,並びに40年の喫煙歴がある65歳男性で,高血圧にて近医にて経過観察中に胸部X線写真にて胸部異常陰影を指摘された.胸部CTにて右肺下葉に直径3 cmのスリガラス様陰影を認め,横隔膜上に胸膜プラークの存在も指摘された.気 …
- NAID 130004495396
Related Links
- I 一般療法 3. 禁煙指導 クラスI 1. 喫煙歴を把握する. 2.喫煙歴があれば,弊害を説明し,禁煙指導,支援を図る.受動喫煙の弊害も説明し,生活,行動療法も指導する.(エビデンスB)
- 質問票の内容についてなのですが喫煙:たばこを習慣的に吸っている者の定義が「合計100本以上、又は6ヶ月以上吸っている者」であり、最近1ヶ月間...
- 最終確認日:2018/10/21 生命保険や医療保険の中には、喫煙歴や健康状態(主に血圧)で保険料を割引する保険があります。このような保険は、条件を満たしている方なら割安な保険料で加入できます。反対に条件を満たしていない場合は ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の女性。食欲不振を主訴に来院した。
- 現病歴:昨日の朝から気分が優れず、冷汗と息苦しさが出現し、食欲も低下した。昨晩も熟睡できなかった。今朝も同様の症状が続いていたが、本人は大丈夫と言う。同居している夫が心配し、本人とともに受診した。
- 既往歴:変形性膝関節症、高血圧症、2型糖尿病。血糖コントロールは良好であった。
- 生活歴:夫と2人暮らし。ADLはほぼ自立しているが、歩行時に杖が必要である。喫煙は10年前まで、20本/日を50年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父は脳卒中で死亡。妹が糖尿病。
- 現症:意識は清明。身長 155cm、体重 44kg。体温 36.0℃。脈拍 100/分、整。血圧 114/60mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側の軽度下腿浮腫を認める。両側アキレス腱反射の低下を認める。下肢の振動覚低下なし。
- 検査所見:尿所見:蛋白 2+、糖 1+。血液所見:赤血球404万、Hb 12.4g/dL、Ht 37%、白血球 15,000、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白 6.9g/dL、アルブミン 3.6g/dL、AST 71U/L、ALT 21U/L、γ-GTP 24U/L(基準 8~50)、LD 419U/L(基準 176~353)、CK 450U/L(基準 30~140)、CK-MB 42U/L(基準 20以下)、血糖 234mg/dL、HbA1c 6.2%(基準 4.6~6.2)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 102mEq/L。CRP 0.1mg/dL。12誘導心電図:洞調律でV1-V3誘導でST上昇、Ⅱ、Ⅲ、aVF、V5-V6誘導でST低下を認める。画像所見:胸部エックス線写真で心胸郭比 56%、肺血管影の増強および両側の肋骨横隔膜角の鈍化を認めない。
- 血糖値とHbA1cの乖離の要因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F071]←[国試_113]→[113F073]
[★]
- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 26歳の男性。左胸痛と息苦しさとを主訴に来院した。
- 現病歴:昼ごろに咳込んだ際、左胸痛が出現した。しばらく様子をみていたが改善せず、呼吸困難も出現したため夜間救急外来を家族とともに受診した。
- 既往歴:16歳時に右側、18歳時に左側で同様の症状のため通院。
- 生活歴:会社員。独身。両親と同居。喫煙は15本/日を5年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 172cm、体重 52kg。体温 36.9℃。脈拍 84/分、整。血圧 112/76mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 94%(room air)。皮膚と口腔内は乾燥している。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。呼吸音は左側で減弱しているが、副雑音は聴取しない。左胸部の打診は鼓音を呈している。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。検査所見:血液所見:赤血球 480万、Hb 15.5g/dL、Ht 47%、白血球 8,400(桿状核好中球 30%、分葉核好中球 45%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 6%、リンパ球 17%)、血小板 23万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dL、アルブミン 4.7g/dL、総ビリルビン 0.3mg/dL、AST 20U/L、ALT 18U/L、LD 195U/L(基準 176~353)、ALP 189U/L(基準 115~359)、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.41、PaCO2 39Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 24mEq/L。
- 胸部エックス線写真を確認して初期対応を行い入院となった。
- この患者に手術を勧める根拠となるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111H037]←[国試_111]→[111I001]
[★]
- 次の文を読み、43、44の問いに答えよ。49歳の男性。動悸と息苦しさを主訴に来院した。
- 現病歴:今朝、朝食時に強い動悸を自覚し、息苦しさを伴っていた。自分で脈を触れたところ脈のリズムは不整で、脈拍数は112~124/分であったという。動悸や息苦しさは2時間程度持続したが症状は徐々に改善し、来院時には消失していた。
- 既往歴:高尿酸血症を指摘され食事療法を行っている。
- 生活歴:喫煙歴は40本/日を24年間。飲酒歴はビール3L/日を29年間。
- 家族歴:心疾患の家族歴はない。
- 現症:意識は清明。身長 167cm、体重 79kg。体温 36.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 152/94mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 97%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 463万、Hb 14.5g/dL、白血球 7,600、血小板 20万。血液生化学所見:AST 35U/L、ALT 38U/L、γ-GT 47U/L(基準 8~50)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 1.1mg/dL、尿酸 8.1mg/dL、Na 138mEq/L、 K4.9mEq/L、Cl 101mEq/L。胸部エックス線写真で心胸郭比 57%。心電図は、心拍数 76/分の洞調律で、有意なST-T変化を認めない。心エコー検査で左室の拡張末期径は58mmと拡大し、駆出率は45%と低下している。
- 動悸の原因の鑑別に最も有用な情報はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E042]←[国試_114]→[114E044]
[★]
- 75歳の男性。熱感を主訴に来院した。
- 現病歴: 5日前の田植え作業中に咳を自覚し、その後持続していた。痰は少しからむ程度であり、色は白色透明であった。 3日前に、 37.4℃の発熱があったため自宅にあった総合感冒薬を2日間内服したところ症状は軽快した。頭痛や筋肉痛はなく、田植え作業は継続していた。今朝の体温が36.8℃で、平熱よりも高いことが気になったため受診した。
- 既往歴: 45歳時にオートバイで転倒し脾臓摘出術を受けた。 60歳時に高血圧を指摘されたが、医療機関にはかからなかった。インフルエンザワクチンは年1回定期的に受けている。
- 生活歴: 40年来の専業農家で、土に触れる機会が多い。妻との2人暮らし。喫煙は40本/日を45年間。飲酒は日本酒1合/日を30年間。
- 家族歴 :父親が高血圧性脳出血のため65歳で死亡。
- 現 症:意識は清明。身長163cm、体重60kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧140/90mmHg。呼吸数16/分。 SpO2 96 %(room air)。聴診上呼吸音は減弱している。
- この患者の検査結果が含まれる領域として予測されるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G063]←[国試_106]→[106G065]
[★]
- 28歳の女性。1年前から口唇ヘルペスで3回の治療を受けた。歩行時の息苦しさを主訴に受診し、ニューモシスチス肺炎と診断された。ニューモシスチス肺炎の治療と同時に基礎疾患が検索され、HIV感染症と診断された。性交渉のパートナーは男性のみで特定の3人である。喫煙は22歳から10本/日。飲酒はビール350mL/日。血液所見:赤血球 468万、Hb 14.7g/dL、白血球 7,600(好中球 60%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 28%)、CD4陽性細胞数 180/mm3(基準 800~1,200)、血小板 15万。血液生化学所見:総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 68U/L、ALT 128U/L、LD 305U/L(基準 176~353)、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL。免疫血清学所見:HBs抗原陽性、HBs抗体陰性、HBV-DNA陽性、HCV抗体陰性。
- この患者の抗HIV治療薬の選択において最も重要なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B026]←[国試_112]→[112B028]
[★]
- 80歳の男性。無尿とむくみとを主訴に来院した。5日前に発熱と喉の痛みとがあり、近医を受診し薬を処方され3日間服用した。発熱は改善したが、2日前から尿が出なくなり、今朝から顔面と下腿とに浮腫が出現している。意識は清明。身長168cm、体重56kg(近医受診時52kg)。体温37.0℃。呼吸数24/分。脈拍80/分、整。血圧180/92mmHg。眼瞼と下腿とに浮腫を認める。両側下肺野にcoarse cracklesを聴取する。臥位になると苦しいと訴え、坐位で軽減する。排尿はなく尿所見不明。血液所見:赤血球350万、Hb10.2g/dl、Ht32%、白血球7,000、血小板16万。血清生化学所見:総蛋白6.1g/dl、アルブミン4.3g/dl、尿素窒素72mg/dl、クレアチニン5.2mg/dl、尿酸8.0mg/dl、Na135mEq/l、K5.0mEq/l、Cl 102mEq/l。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H027]←[国試_101]→[101H029]
[★]
- 32歳の女性。主婦。腹痛を主訴に来院した。1年前に第一子を出産後、腹痛を訴えて救急外来を頻回に受診するようになった。夜泣きに耐えられず不眠が続いている。救急外来では抗コリン薬筋注が著効する。上部消化管内視鏡検査で異常を認めない。夫と子どもとの3人暮らしである。食事は不規則。運動習慣はない。喫煙は5本/日を7年間。飲酒はピール350ml/日を10年間。体重は2か月で3kg減少している。夫は深夜に帰宅し話をする時間がない。意識は清明。身長155cm、体重40kg。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧104/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見、血液所見および血液生化学所見に異常を認めない。
- 聴取した患者情報で最も有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H029]←[国試_104]→[104H031]
[★]
- 75歳の男性。健康診断で胸部異常陰影を指摘され精査目的で来院した。心配した娘が付き添ってきた。持参した胸部エックス線写真では、肺癌が親く疑われた。喫煙歴を本人に尋ねたところ、「20歳ころから1日10本くらい吸っています。やっぱりやめた方がいいですよね。禁煙パッチを出して下さい」と答えた。それを聞いていた娘が、「そんなに少なくありません。1日に2箱は吸っていますよ」と付け加えた。
- この患者にかける言葉として適切なのはどれか。
- a 「嘘をついてはいけません」
- b 「今さら禁煙しても意味ないですよ」
- c 「娘さんには外に出て行ってもらいましょう」
- d 「異常があると言われたら心配になりますよね」
- e 「ごまかすのはタバコが原因だと考えるからですか」
[正答]
※国試ナビ4※ [104F018]←[国試_104]→[104F020]
[★]
- 50歳の男性。30年来の喫煙歴があり、禁煙のため薬物療法を受けたいと来院した。
- 薬物療法が最も良い適応となる患者の状況はどれか。
- a. 「食後につい吸ってしまいます」
- b. 「1日の喫煙本数は10本くらいです」
- c. 「朝、目覚めるとすぐにタバコを吸います」
- d. 「徐々に喫煙本数を減らしたいと考えています」
- e. 「病院や映画館などで吸えなくても別に平気です」
[正答]
※国試ナビ4※ [103F015]←[国試_103]→[103F017]
[★]
- 55歳の男性。両側の手掌と足底に半年前から認める皮疹を主訴に来院した。鱗屑の苛性カリ(KOH)直接鏡検法で真菌を認めない。初診時の右足底の写真(別冊No. 5)を別に示す。
- 診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B048]←[国試_111]→[111B050]
[★]
- 長期の喫煙歴があり、労作時の呼吸困難を訴える患者の胸部エックス線写真(別冊No. 5)を別に示す。
- この疾患で認められる可能性が高いのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106D013]←[国試_106]→[106D015]
[★]
- 禁煙外来における初診時の対応として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I028]←[国試_108]→[108I030]
[★]
- 慢性咳嗽の原因疾患とその特徴の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A001]←[国試_114]→[114A003]
[★]
- 造影CTを施行するにあたり事前に確認すべきこととして最も重要なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B004]←[国試_112]→[112B006]
[★]
- 英
- smoking, cigarette smoking?
- 関
- 禁煙、ブリンクマン指数、タバコ
喫煙率
日本(OECD Health Data 2009)
- 男性:39.5%(2008):低下
- 女性:12.9%(2008):60歳以上低下。20-30歳代の若年層で増加傾向
アメリカ、イギリス、ドイツ
ロシア
年齢別年次推移
- http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/toukei/kituen.html
- 20-30歳代の女性で平成初期より増加して横ばいである。
参考
- http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html
男女別喫煙率
- http://www.health-net.or.jp/tobacco/oversea/ov890000.html
- http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2214.html
- OECD Health Data 2009 - Frequently Requested Data
- http://www.oecd.org/document/16/0,3343,en_2649_34631_2085200_1_1_1_37407,00.html
- http://www.irdes.fr/EcoSante/DownLoad/OECDHealthData_FrequentlyRequestedData.xls (OECDHealthData2009.xls)
喫煙者のヘルスメンテナンス
- 15年以内の喫煙, 30箱/年以上の継続的な喫煙 → 毎年の胸部CT施行が勧められる
- 禁煙して15年以上経っている場合には推奨する必要はない。
喫煙と関連のある疾患
国試