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- whole blood
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Japanese Journal
- 慢性期医療でのターミナルケア 末期腎不全・血液透析患者のターミナルケア
- 霊長類全血血栓を用いた超音波血栓溶解療法における最小有効音響強度の検証
- 霊長類全血血栓を用いた超音波血栓溶解療法における最小有効音響強度の検証 (原著)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
人全血液−LR「日赤」
組成
組成・性状
- 本剤は、血液保存液 (CPD液) を28mL又は56mL混合したヒト血液200mL又は400mLから白血球の大部分を除去した濃赤色の液剤であり、静置するとき、赤血球の沈層と黄色の液層とに分かれる。液層は、脂肪により混濁することがあり、また、ヘモグロビンによる弱い着色を認めることがある。[採血国: 日本][採血方法: 献血]
血液保存液 (CPD液)
- クエン酸ナトリウム水和物 26.30g
クエン酸水和物 3.27g
ブドウ糖 23.20g
リン酸二水素ナトリウム 2.51g
――――――――――――――――――――――――
注射用水を加えて溶かし、全量を1,000mLとする。
効能または効果
- ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注する。
輸血用器具
- 生物学的製剤基準・通則44に規定する輸血に適当と認められた器具であって、そのまま直ちに使用でき、かつ、1回限りの使用で使い捨てるものをいう。
輸血速度
- 成人の場合は、通常、最初の10〜15分間は1分間に1mL程度で行い、その後は1分間に5mL程度で行うこと。また、うっ血性心不全が認められない低出生体重児の場合、通常、1〜2mL/kg (体重)/時間の速度を目安とすること。なお、輸血中は患者の様子を適宜観察すること (「適用上の注意」の項参照)。
慎重投与
次の患者には慎重に輸血すること。
- 本剤の成分に対し、ショック等の免疫学的副作用の既往歴がある患者
- IgA等の血漿蛋白の欠損症のある患者[欠損蛋白に対する抗体を保有する患者では、アナフィラキシーがあらわれることがある。]
- サイトメガロウイルス(CMV)抗体陰性の胎児、低出生体重児、新生児、造血幹細胞移植患者及び免疫不全患者[間質性肺炎、肝炎等のCMV感染症に伴う重篤な症状があらわれることがある。]
重大な副作用
GVHD
(0.1%未満)
- 本剤の輸血1〜2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴うGVHDによる死亡例が報告されている2, 3)。GVHD発症の危険性が高いと判断される患者に輸血する場合は、あらかじめ本剤に15〜50Gyの放射線を照射すること4)。
ショック、アナフィラキシー
(0.1%未満)
- ショック、チアノーゼ、皮膚潮紅、血管浮腫、喘鳴等のアナフィラキシー13)があらわれることがある (初期症状は全身違和感、皮膚潮紅、腹痛、頻脈等で、アナフィラキシーの多くは輸血開始後10分以内に発現する)。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、適切な処置を行うこと。
感染症
(0.1%未満)
- B型、C型等の肝炎ウイルス14)、HIV-115)、HIV-216)に感染し、発症することがある (「重要な基本的注意」の項参照)。感染が認められた、あるいは症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
また、HTLV-117)、CMV18)、エプスタイン・バーウイルス (EBV)19)、ヒトパルボウイルスB1920)、マラリア原虫21)、E型肝炎ウイルス (HEV)22)等に感染することがあり、その他血液を介するウイルス、細菌、原虫等に感染する危険性も否定できない。観察を十分に行い、感染が確認された場合には適切な処置を行うこと。
呼吸障害・輸血関連急性肺障害 (TRALI: transfusion related acute lung injury)23)
(0.1%未満)
- 輸血中あるいは輸血後に喘鳴、低酸素血症、チアノーゼ、肺水腫、TRALI等を生じることがある。特にTRALIは輸血中あるいは輸血終了後6時間以内に、急激な肺水腫、低酸素血症、頻脈、低血圧、チアノーゼ、呼吸困難を伴う呼吸障害で、時に死亡に至ることがある。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、酸素投与、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
輸血後紫斑病 (PTP: post transfusion purpura)24)
(0.1%未満)
- 輸血後約1週間経過して、急激な血小板減少、粘膜出血、血尿等があらわれることがあるので、患者の経過観察を行い、これらの症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
心機能障害・不整脈
(0.1%未満)
- 心不全、心筋障害、心房細動・心室細動等の重篤な心機能障害や不整脈があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には輸血を中止するなど、適切な処置を行うこと。
腎機能障害
(0.1%未満)
- 急性腎不全等の重篤な腎機能障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
肝機能障害
(0.1%未満)
- AST、ALTの著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
- 66歳の男性。全身倦怠感と腹部膨満とを訴えて来院した。
- 現病歴 : 1年前の健康診断で貧血を指摘されたが放置していた。3か月前から徐々に倦怠感が増強し、腹部膨満が出現し食事摂取量が減少した。
- 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 意識は清明。身長168cm、体重60kg。体温37.5℃。脈拍96/分、整。血圧114/70mmHg。眼瞼結膜は貧血様、眼球結膜に黄染を認めない。胸部で胸骨左縁第4肋間に2/6度の収縮期雑音を聴取するが、呼吸音に異常はない。腹部は心窩部から左季肋部が膨隆し、肝を右肋骨弓下に5cm、脾を左肋骨弓下に15cm触知する。両下腿に浮腫を認める。
- 検査所見 : 血液所見:赤血球210万、Hb6.5g/dl、Ht20%、網赤血球20‰、白血球3,200(前骨髄球1%、骨髄球3%、桿状核好中球6%、分葉核好中球58%、好酸球2%、好塩基球3%、単球5%、リンパ球22%、赤芽球3/100)、血小板6.2万。プロトロンビン時間〈PT〉12秒(基準10~14)、APTT30秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン360mg/dl(基準200~400)。血清生化学所見:総蛋白6.0g/dl、アルブミン3.5g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、尿酸9.0mg/dl、総コレステロール110mg/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、直接ビリルビン0.4mg/dl、AST35単位(基準40以下)、ALT52単位(基準35以下)、LDH520単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ320単位(基準260以下)、γ-GTP70単位(基準8~50)、CK40単位(基準10~40)、Na135mEq/l、K4.5mEq/l、Cl105mEq/l、Ca8.0mg/dl、Fe150μg/dl(基準80~160)。骨髄穿刺は吸引不能。
[正答]
※国試ナビ4※ [098C005]←[国試_098]→[098C007]
[★]
- 日齢Oの新生児。出生30分後から多呼吸を認めた。在胎29週、出生体重1,100g。体温 37.4℃。心拍数 160/分、整。呼吸数 80/分。全身のチアノーゼ、陥没呼吸および呼気時の呻吟を認める。外表奇形はなく、心雑音は聴取しない。胸部エックス線写真ですりガラス陰影を認める。診断確定のため、マイクロバブルテストを行うこととした。
- 必要な検体はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D025]←[国試_112]→[112D027]
[★]
- 英
- whole blood transfusion
- 同
- 全輸血
- 関
- 成分輸血、輸血
[★]
- 英
- complete blood count、full blood count
- 関
- 全血球計算値
[★]
- 英
- total exchange transfusion, whole blood exchange transfusion
[★]
- 英
- blood, (漢方)blood and body fluid energy
- 関
- 血液、血中