- 英
- second opinion
- 関
- 照会、療法指導、第二診断
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/04/18 19:35:15」(JST)
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セカンド・オピニオン(英: Second opinion)とは、よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のことである。
日本においては主に医療の分野で用いられる用語であり、本項でもそれについて解説する。
医療
医療の分野の場合、患者が検査や治療を受けるに当たって主治医以外の医師に求めた「意見」、または、「意見を求める行為」。主治医に「すべてを任せる」という従来の医師患者関係を脱して、複数の専門家の意見を聞くことで、より適した治療法を患者自身が選択していくべきと言う考え方に沿ったものである。
セカンド・オピニオンを求める場合、まずは主治医に話して他医への診療情報提供書を作成してもらう必要がある。意見を求められた医師は、これまでの治療経過や病状の推移を把握しないことには適切な助言をすることが難しいからである。その上で紹介先を受診し意見を求めることになる。このとき新たな検査を必要とすることもある。
セカンド・オピニオン外来(自費診療)を受診する場合は、セカンド・オピニオンは「診療」ではなく「相談」になるため、健康保険給付の対象とはならず、全額自己負担となる(なお保険医療機関を受診し保険証を提示して、患者が一般外来での保険診療を希望する場合は、保険診療の取扱いとなる)。また、生活保護受給者に対しては、医師が必要と認めない場合は「自費診療」扱いとなるため、生活保護の医療扶助の対象外となってしまい、セカンド・オピニオンを求めて、別の病院の医師に相談することが不可能となっている。
医療において近年、治療効果だけでなくクオリティ・オブ・ライフも重視されるようになってきたことから、特にこれらを両立する方法が問題となる、がん治療や、精神医療の投薬治療において注目されるようになってきた。
関連項目
- ファースト・オピニオン
- インフォームド・コンセント
- ドクターショッピング
- ドクターハラスメント
- 診療録
- 心気症
- 白い巨塔 - 山崎豊子原作の長編小説。架空の癌患者・佐々木庸平の診療と第一外科教授・財前五郎の死を通し、セカンド・オピニオンの概念が無かった旧医局制度の危険性を指摘している。
外部リンク
- セカンドオピニオンの生まれた背景 - 閉鎖。(2011年5月8日時点のアーカイブ)
- セカンドオピニオン・ネットワーク
- セカンドオピニオンの取得方法と有効な活用方法
- セカンドオピニオンの紹介サービス
- セカンドオピニオンバンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ステージⅢの生存率を知っていますか? オプジーボは万能薬ではありません がん難民にならないための「セカンド・オピニオン」
- 医事現場のABC(第62回)診療情報提供書(セカンドオピニオン)(前編)
- 診断の意思決定における重要な要素 (特集 もう慌てない! 重症尿路性器感染症のマネジメント)
- 臨床泌尿器科 = Japanese journal of clinical urology 70(8), 592-597, 2016-07
- NAID 40020890651
★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の女性。血痰を主訴に来院した。
- 現病歴:数年前から咳嗽、喀痰および労作時呼吸困難を自覚していたが、喫煙習慣が原因と自己判断し受診はしていなかった。数日前から喀痰に鮮血が混じるようになったため受診した。
- 既往歴:20歳時に交通事故による右膝蓋骨骨折の手術を受けた。
- 生活歴:喫煙は20歳から55歳まで40本/日。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:身長 153cm、体重 52kg。体温 36.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 132/74mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 97%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。右背部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。表在リンパ節を触知しない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 350万、Hb 9.8g/dL、Ht 30%、白血球 10,300、血小板 30万。血液生化学所見:AST 19U/L、ALT 15U/L、LD 158U/L(基準 176~353)、γ-GTP 16U/L(基準 8~50)、総ビリルビン 0.4mg/dL、総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 3.8g/dL、尿酸 2.9mg/dL、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 105mEq/L、Ca 8.9mg/dL、Fe 20μg/dL、TIBC 231μg/dL(基準 290~390)、フェリチン 643ng/mL(基準 20~120)、CEA 4.5ng/mL(基準 5以下)。CRP 1.4mg/dL。画像所見:上肺野肺野条件、中肺野縦隔条件、下肺野肺野条件及び上腹部の造影CT(別冊No. 13A~D)を別に示す。呼吸機能所見:現在と20歳時の膝蓋骨骨折手術前のフローボリューム曲線(別冊No. 13E、F)を別に示す。
- 実施した生検の結果では、いずれも肺腺癌の所見であった。患者に説明する内容として誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F077]←[国試_113]→[113F079]
[★]
- 28歳の男性。右頸部腫瘤を主訴に来院した。2か月前から右頸部腫瘤が増大し、1週前から発熱が出現したため受診した。体温v38.2℃。右頸部と左鎖骨上窩とに径3cmの圧痛のないリンパ節を2個触知する。頸部リンパ節生検で、びまん性大細胞性B細胞型リンパ腫と診断された。PET/CTでは右頸部、左鎖骨上窩および縦隔に取り込みを認めた。
- 治療開始に際して適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 治療は無菌室が空くのを待ち行う。
- b 挙児希望であったので精子保存をする。
- c 病状の説明に主治医の他に看護師も同席する。
- d 後方視的臨床研究の結果をもとに治療計画を立てる。
- e セカンドオピニオンを希望したので自分の父親が経営する病院を紹介する。
[正答]
※国試ナビ4※ [109B048]←[国試_109]→[109B050]
[★]
- 52歳の男性。最近仕事が忙しく、食事が不規則になり、体重も減ってきた。他院で膵癌の疑いがあるといわれたので、検査データを持ってセカンドオピニオンを求めて来院した。CA19-9のみ上昇していた。CA19-9の膵癌検出の感度50%、特異度70%であり、この患者での膵癌の検査前確率を20%と仮定する。CA19-9の上昇を考慮した検査後確率に最も近いのはどれか。
- a. 25%
- b. 30%
- c. 35%
- d. 40%
- e. 45%
[正答]
※国試ナビ4※ [100D015]←[国試_100]→[100D017]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098D060]←[国試_098]→[098E002]
[★]
- a 3歳児から取得できる。
- b 医師による病状説明を指す。
- c 一度同意すると撤回できない。
- d セカンドオピニオンと同義である。
- e 目的は患者の人権を尊重することである。
[正答]
※国試ナビ4※ [106F013]←[国試_106]→[106F015]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102E069]←[国試_102]→[102F002]
[★]
- 英
- consultation
- 関
- 照会、相談、診察、受診、セカンドオピニオン、コンサルテーション
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セカンドオピニオン、第二診断
- 関
- consultation、referral
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- 英
- second opinion
- 関
- セカンドオピニオン