- 英
- care manager
=介護支援専門員
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介護支援専門員(かいごしえんせんもんいん)、ケアマネジャー(略称ケアマネ)は、介護保険制度においてケアマネジメントを実施する有資格者のこと。要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等を取りまとめを行う。
目次
- 1 概要
- 2 資格取得方法
- 3 事件
- 4 注釈
- 5 出典
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
概要
介護保険法第7条第5項に定める介護支援専門員は居宅介護支援事業所・介護予防支援事業所・介護保険施設・グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所等に所属する。
利用者の介護全般に関する相談援助や関係機関との連絡調整を行うが援助の流れは、利用希望者、家族はどのような介護サービスの希望をするか面接(インテーク)、どのような介護サービスが必要かを査定(アセスメント)、介護保険が利用できるようにサービス計画、個別支援計画を作成(プランニング)する。そしてサービスの利用開始後も提供されている介護サービスが適切か否かを定期的に評価(モニタリング)して要介護者と介護者の状況に合わせて再びアセスメント、プランニングをおこなう。
「介護保険#認定手続き」も参照
資格取得方法
介護支援専門員として登録・任用されるには、都道府県の実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、「介護支援専門員実務研修」の全日程を休まず全て受講したうえで、レポートを提出する必要がある(第69条の2)。登録を受けたものには介護支援専門員証が交付され、5年ごとに更新が必要(第69条の7-8)。
「介護支援専門員実務研修受講試験」の受験資格としては、大まかに下記のように、法定資格所持者等は5年以上の、それ以外の者は10年以上の実務経験が必要とされる。
- ア)法定資格(介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士[注釈 1])を所持している者が、5年以上の実務経験を有する者。現状では試験合格者の半数弱は、介護福祉士である。
- イ)社会福祉主事任用資格、ホームヘルパー2級課程修了、介護職員初任者研修課程修了の、いずれかの資格を所持している者で、5年以上の実務経験を有する者。
- ウ)上記の資格または研修修了の資格を、1つも所持していない場合は、所定の福祉施設等での相談援助・介護等に従事した期間が10年以上の者
毎年10月に試験は開催され、第1回は合格率5割弱であったが、その後供給過剰や介護支援専門員の質の低下の指摘等で年々難化し、2011年第14回試験では15%まで合格率は低下した。その後も15%~20%の合格率となっている。
受験要件
介護支援専門員は、保健、医療、福祉について幅広い知識と技術が必要となることから、「保健、福祉、医療の法定資格保有者」と「相談援助業務の経験がある人」に受験要件が限定される改正が行われ、2015年2月12日、厚生労働省が各都道府県に通知した。この法改正に伴い、保有資格取得者に対する試験免除が廃止される[1]。
研修科目
- 介護支援分野
- 基本視点
- 介護保険制度
- 要介護・要支援認定特論
- 介護支援サービス機能・要介護認定方法論
- 保健医療福祉サービス分野
- 高齢者の身体的・精神的特長と高齢期の疾病・障害
- 訪問介護方法論
- 通所介護方法論
- 短期入所生活介護方法論
- 福祉用具、住宅改修方法論
- 指定介護老人福祉施設サービス方法論
- 公的サービス、社会資源導入方法論
等
法定資格の所持内容によっては、介護福祉士など介護分野の資格所持者は介護分野の試験免除などが受けられることがある。
事件
2012年には、過去の試験において規定の実務経験年数・日数を虚偽申告した証明書により受験に臨み合格していたことが発覚し、埼玉県、神奈川県で合格の取消がなされている[2][3]。
注釈
出典
- ^ “介護支援専門員実務研修受講試験の受講要件見直し 厚労省”. けあNEWS. (2015年2月15日). オリジナルの2015年2月28日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20150308101731/http://www.caretomo.com/carenews/4537 2015-02-28 閲覧。
- ^ 実務経験証明書について 埼玉県
- ^ 虚偽の実務経験証明書でケアマネ資格取り消し――神奈川県 2012/05/11 ケアマネジメントオンライン
参考文献
関連項目
- 介護
- 介護サービス事業者の種類
- 介護福祉士
- 介護保険
- ケアマネジメント
- 社会福祉士
- ソーシャルワーカー
- 日本介護支援専門員協会
- 要介護認定
- ホームヘルパー
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ケアマネジャーによる仕事と介護の両立支援の現状 (特集 介護は労働に何を問うのか)
- 紡ぐ物語 : ケアマネジャーにできること(135)もう一つの人生(後編)こんな暮らし方もあったのか。
- どうかかわる? どこまでかかわる? 失敗から学ぶ 利用者の権利擁護(5)親のお金は子どものお金? 家族間の金銭問題へのかかわり方
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、63-65の問いに答えよ。
- 58歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。
- 現病歴 2年6か月前から転倒しやすくなったため、自宅近くの診療所を受辞し、右下肢の筋力低下を指摘された。上肢の筋力低下も出現し、2年前に総合病院の神経内科で筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断を受けた。介護保険サービスを利用しながら在宅療養していたが、半年前から球麻痺症状が出現し、徐々に発声量が低下した。2、3日前から微熱と鼻汁とがあり、喀痰の量が増加し、喀痰排出が困難となって、呼吸困難が出現した。
- 既往歴 特記すべきことはない。
- 生活歴 管理職であったが、発症後退職した。専業主婦の妻との2人暮らし。子どもは2人いるが、それぞれ独立している。
- 現症 意識は清明。身長172cm、体重54kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧112/78mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)88%。咽頭に軽度発赤を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸郭の動きは不良である。腹部所見に異常を認めない.直腸指診で前立腺に肥大を認めない。構昔障害は強いが、かろうじて単語レベルでのコミュニケーションが可能である。下肢の筋萎縮が著しく、筋力低下のため歩行困難で常時車椅子を使用している。排泄、入浴は全介助である。上肢の筋力は著しく低下し、食事は全介助で、水分摂取にはとろみを要する。
- 検査所見 血液所見:赤血球386万、Hb 11.4g/dl、Ht 38%、白血球 9,200、血小板 24万。血液生化学所見:血糖 96mg/dl、総蛋白 6.0g/dl、アルブミン 3.2g/dl、尿素窒素 14mg/dl、クレアチニン 0.9mg/dl、AST 38IU/l、ALT 30IU/l、LD 204IU/l(基準176-353)、Na 136mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 98mEq/l。CRP 1.0mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.38、PaCO2 50Torr、PaO2 55Torr、HCO3- 30mEq/l。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。
- その後の経過 頻回の喀痰吸引でSpO2は93%まで改善し、その後解熱し呼吸困難も消失した。本人と家族は在宅療養の継続を強く希望しており、その準備のためのカンファレンスを開催することになった。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E062]←[国試_105]→[105E064]
[★]
- 次の文を読み、42、43の問いに答えよ。
- 76歳の女性。息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:1年前から息切れを自覚するようになり、3か月前から10分程度歩くと息切れがするようになった。3日前に風邪をひいてから息切れが増悪して動けなくなったため、同居の娘に伴われて総合病院の呼吸器内科外来を受診した。
- 既往歴:糖尿病、高血圧症、慢性心不全(NYHAⅡ)、変形性膝関節症、骨粗鬆症および不眠で複数の医療機関に通院していた。半年前からこれらの医療機関の受診が滞りがちになっていた。
- 生活歴:娘と2人暮らし。日中、娘は仕事に出ている。摂食、排泄および更衣は自分でできるが、家事や外出は困難で、入浴は娘が介助している。喫煙は15本/日を45年間。飲酒歴はない。
- 現症:意識は清明。身長 158cm、体重 42kg。体温 36.6℃。脈拍 104/分、整。血圧 120/76mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 93%(room air)。皮膚は正常。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部に甲状腺腫大やリンパ節を触知せず、頸静脈の怒張を認めない。呼吸補助筋が目立つ。心音に異常を認めない。呼吸音は両側の胸部にwheezesを聴取するが、cracklesは聴取しない。腹部は平坦、軟。四肢に浮腫を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは27点(30点満点)。
- 検査所見:胸部エックス線写真で肺の過膨張を認めるが、浸潤影や肺うっ血を認めない。心胸郭比は53%。胸部CTで全肺野に低吸収域(low attenuation area)を認める。
- 副腎皮質ステロイドの内服とβアゴニスト吸入の外来治療を4日間行い、呼吸器の急性症状は改善しSpO2は96%(room air)となった。しかし、看護師から「これからも禁煙するつもりはないけど、病院には通わないといけないのかね」と患者が話していると聞いた。
- この患者の療養を支援していくために重要性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B042]←[国試_112]→[112B044]
[★]
- 78歳の男性。脳梗塞で入院中である。急性期リハビリテーションを終えて片麻痺が残っている。前立腺肥大による排尿障害があり尿道カテーテルを留置中である。同居している息子夫婦は共働きで日中は独居となる。自宅への退院を予定しており多職種での退院カンファレンスを行った。
- 退院後の医療と介護の計画で適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H029]←[国試_109]→[109H031]
[★]
- 80歳の男性。誤嚥性肺炎、脳梗塞による左片麻痺、脳血管性認知症および仙骨部褥瘡のため入院中である。寝たきりの状態で経口摂取が困難であり、経鼻経管栄養を行っている。肺炎は抗菌薬治療により改善し、在宅医療を担当する医師に診療情報提供を行うとともに、自宅への退院に向けて退院支援チームで相談をすることとなった。
- 正しい対応はどれか。
- a 褥瘡チームの介入を中断する。
- b 吸引器を自宅に準備してもらう。
- c 看護師が胃管の挿入を家族に指導する。
- d 主治医が退院後のケアプランを作成する。
- e ケアマネジャーが喀痰吸引を家族に指導する。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C024]←[国試_113]→[113C026]
[★]
- 72歳の男性。脳梗塞で入院し、急性期治療を終え、現在は回復期病棟でリハビリテーションを行っている。右半身麻痺と嚥下障害が残存しているが、病状が安定してきたので退院を見据えて療養環境を調整することになった。
- 多職種連携における職種と役割の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C044]←[国試_112]→[112C046]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105G006]←[国試_105]→[105G008]
[★]
- 在宅医療におけるチーム医療として正しいのはどれか。
- a 患者情報は職種間で共有する。
- b 患者が独居の場合適応にならない。
- c チーム内の医師は一人の方が良い。
- d ケアマネジャー主体でチームを構成する。
- e 多職種カンファレンスに患者の家族は同席できない。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F033]←[国試_112]→[112F035]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106G033]←[国試_106]→[106G035]
[★]
- a 資格試験はない。
- b 入浴介助を行う。
- c 関係機関との連絡調整を行う。
- d 医師の指示でケアプランを作成する。
- e 週1回、利用者を訪問する必要がある。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G002]←[国試_109]→[109G004]
[★]
- 同
- ケアマネジャー care manager、ケースマネジャー case manager
- 関
- 介護保険法
- 要介護者又は要支援者(以下「要介護者等」という。)からの相談に応じ、及び要介護者等がその心身の状況等に応じ適切な居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス又は地域密着型介護予防サービスを利用できるよう市町村、居宅サービス事業を行う者、地域密着型サービス事業を行う者、介護保険施設、介護予防サービス事業を行う者、地域密着型介護予防サービス事業を行う者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有するものとして第六十九条の七第一項の介護支援専門員証の交付を受けたものをいう。(介護保護法第5項)
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- 英
- care plan
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- 英
- care
- 関
- 看護、心配、世話、注意、治療、介護
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- 英
- flax、Linum usitatissimum
- 関
- 亜麻、亜麻仁、アマ属
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- 英
- screw
- 関
- スクリュー
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- 英
- jar
- 関
- 広口瓶