- 英
- histamine releasing test, HRT
概念
- 末梢血中の好塩基球に結合したIgE抗体にアレルゲンを結合させ、好塩基球から遊離するヒスタミンを定量的に測定する検査。(LAB.858)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- MS19-5 omalizumab投与中のヒスタミン遊離試験(HRT)と特異的IgE値の推移について(MS19 成人喘息4,ミニシンポジウム,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- シンポジウム コリン性蕁麻疹の自己汗による減感作療法
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- ヒスタミン遊離試験 抗原特異的IgE抗体は皮膚や肺、鼻などでは組織の肥満細胞と 結合していますが、血液中では好塩基球という白血球と結合しています。この好塩基球 が抗原と反応するかどうかを化学伝達物質であるヒスタミンの遊離量を測ってしらべる もの ...
- 花粉症の検査の話②ヒスタミン遊離試験(HRT). 2012.3.23. 花粉症などのアレルギー 性疾患の病態把握にアレルゲン検査(IgE-RAST)が有効である事は前回のコラム「花粉 症の検査の話①IgE・アレルゲン検査」の通りです。しかしアレルゲン検査は、血液中の ...
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[★]
- 49歳の男性。獣医師。乾性の咳嗽と息切れとを主訴に来院した。3か月前から乾性の咳嗽が出現し、1か月前から階段を昇ると息切れを感じるようになった。喫煙歴はない。意識は清明。身長172cm、体重65kg。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧 128/80mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:白血球 5,300(桿状核好中球 3%、分葉核好中球 48%、好酸球 4%、好塩基球 1%、単球 6%、リンパ球 38%)。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 3.7g/dl、総コレステロール 198mg/dl、トリグリセリド 110mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、AST 24IU/l、ALT 22IU/l、LD <LDH> 356IU/l(基準176~353)、ALP 182IU/l(基準115~359)。CRP 0.2mg/dl、β-D-グルカン 12pg/ml(基準 20以下)。ツベルクリン反応陰性。
- 原因の同定に有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A048]←[国試_103]→[103A050]
[★]
- 34歳の男性。酪農業。乾性咳と呼吸困難とを主訴に来院した。2か月前から昼間の農作業を終えると夕方から乾性咳が出現し始め、1週前から呼吸困難と37℃台の発熱とを伴うようになった。症状は作業をしない日曜日にはみられない。
- 血液所見:赤沈26mm/1時間、白血球9,600(桿状核好中球4%、分葉核好中球44%、好酸球4%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球42%)、血小板28万。血液生化学所見:IgG2,380mg/dl(基準960~1,960)、IgE120IU/ml(基準250未満)、AST22IU/l、ALT18IU/l、LDH282IU/l(基準176~353)。免疫学所見:CRP3.2mg/dl、CH50 28U/ml(基準30~40)。胸部エックス線写真でびまん性のすりガラス様陰影を認める。
- 原因を同定するために適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I078]←[国試_102]→[102I080]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099E065]←[国試_099]→[099E067]
[★]
- 英
- food allergy
- 同
- 食事性アレルギー、食品アレルギー、food hypersensitivity、alimentary allergy
- 関
- 食品過敏症、食物過敏症。アレルギー物質。アナフィラキシー
概念
検査
- 参考1
- 検査方針:まず問診や血液検査で原因となる食物(抗原)を特定し、確定診断として食物除去試験・食物負荷試験を施行する。
皮膚テスト
- 感度 :高( = 血中抗原特異的IgE抗体検査 )
- 特異度:低( < 食物負荷試験 )
- ショックの危険性や偽陽性率が高いため診断のためには施行されない。
- 疑わしい原因食物を1-2週間完全除去し、臨床症状の改善が得られるかどうかを観察する。
- 専門の医師が入院設備のある施設で行うことが望ましい。
- 食物負荷試験は、原因抗原診断のためと耐性獲得の判断のための2通りの目的で行う。
耐性化
- 耐性化しやすい:鶏卵、牛乳、小麦、大豆
- 長期間経ないと耐性化しにくい:ピーナッツ、ナッツ類、ゴマ、魚
参考
- 1. アレルギー情報センター > ガイドライン > 食物アレルギー
- http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/index.html
[★]
ヒスタミン遊離試験
[★]
- 英
- leukocyte histamine release test
[★]
- 英
- examination、test、testing、assessment、trial、exam、examine
- 関
- アセスメント、計測、検査、検定、試み、査定、試行、調べる、診断、治験、調査、テスト、判定、評価、検討、影響評価、実験デザイン、研究デザイン、データ品質、対応群、スコアリング法
循環器
肝臓異物排泄能
カルシウム
ビタミン
血液
- ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
- ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため
産婦人科
内分泌
視床下部-下垂体-糖質コルチコイド
高血圧
- 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。
膵臓
膵外分泌機能
腎臓
ガストリノーマ
感染症
[★]
- 英
- histamine
- 関
- 抗ヒスタミン薬、H2受容体拮抗薬
概念
- ヒスチジンから生合成される。
- ヒスチジンを脱炭酸する酵素は、ヒスチジンデカルボキシラーゼ(補酵素はピリドキサル5'-リン酸(PLP))
- この反応は肥満細胞で起こる。
一般的作動薬
|
受容体
|
G protein subunit
|
作用
|
ヒスタミン
|
H1
|
Gq
|
鼻、器官粘膜分泌、細気管支収縮、かゆみ、痛み
|
H2
|
Gs
|
胃酸分泌
|
ヒスタミンの主要な生理的効果
- PPC.770
組織
|
効果
|
臨床効果
|
サブタイプ
|
肺
|
気管支収縮
|
喘息様症状
|
H1
|
血管平滑筋
|
後毛細血管細静脈の拡張
|
紅斑
|
H1
|
終末細動脈の拡張
|
静脈収縮
|
血管内皮
|
内皮細胞の収縮と分離
|
浮腫、蕁麻疹反応
|
H1
|
末梢神経
|
求心性神経終末の感作
|
掻痒、疼痛
|
H1
|
心臓
|
心拍数と心収縮力のわずかな増加
|
小さい
|
H2
|
胃
|
胃酸分泌増加
|
消化性潰瘍、胸焼け
|
H2
|
中枢神経
|
神経伝達
|
概日時計、覚醒
|
H3
|
構造式
N-C N-C
|| \ || \
|| C-CH2-CH(NH3+)-COO- → || C-CH2-CH-NH3+
|| / || /
C-N C-N
H H
[★]
- 英
- release、liberation、release、liberate、disengage、free
- 関
- 解放、自由、取り除く、放出、無料、遊離型、離脱、含まない、自由にする、フリー、リリース