- hemi plegia
- 日
- かたまひ
- 英
- hemiplegia
- 同
- 半側麻痺、半身麻痺
- 関
- 不全片麻痺 hemiparesis、半身不随、交差性片麻痺、完全片麻痺、対麻痺 paraplegia
[show details]
片麻痺 へんまひ : 約 18,800 件
片麻痺 かたまひ : 約 48,000 件
WordNet
- paralysis of one side of the body (同)unilateral paralysis
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/10/01 19:18:57」(JST)
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片麻痺 |
分類および外部参照情報 |
ICD-10 |
G80.2, G81 |
ICD-9 |
342-343, 438.2 |
MeSH |
D006429 |
片麻痺(へんまひ、かたまひ、hemiplegia)とは、一側性にみられる上下肢の運動麻痺。いわゆる半身不随の状態といえる。
不完全な麻痺(障害が部分的であるか、筋力低下にとどまる)を不全麻痺(ふぜんまひ、paresis)と呼ぶ。原因となる障害部位は脳の大脳皮質及び内包や脳幹部から脊髄まで多岐にわたる。原因疾患も脳内出血、脳腫瘍、脊髄腫瘍など様々な原因がある。なお、クモ膜下出血では片麻痺のような局所的障害よりも全般性の障害がでることの方が多い[1]。
目次
- 1 症状
- 2 脚注
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
症状
脚注
- ^ 標準医療情報センター:病気の知識―くも膜下出血
参考文献
関連項目
外部リンク
|
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Japanese Journal
- 慢性期脳卒中片麻痺上肢に対するConstraint-induced movement therapyの効果の検討
- 塚本 陽貴
- 新田塚医療福祉センター雑誌 8, 7-14, 2012-03-31
- … 当院にて慢性期脳卒中片麻痺患者12名に対しCI療法を行い、年齢、麻痺側、重症度で分類比較した。 …
- NAID 120004186860
- 脳卒中片麻痺患者における屋内歩行の自立に影響する要因
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- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 片麻痺の用語解説 - これらの疾患,とくに後2者においては,顔面筋やその他の脳神経系の運動麻痺をきたすことも少なくない。 片麻痺hemiplegiaは,脳卒中およびその後遺症,硬膜外または硬膜下 ...
- 脳梗塞や脳出血の後遺症である片麻痺は治る? 今回は麻痺の回復過程や今話題の治療法についてご紹介していきます。 スポンサーリンク 「先生、私の手足は動くようになるよね?」 これは脳卒中患者から1番多く聞かれるフレーズです。
- 治療ノートでは片麻痺の原因や症状、予後などをまとめています。脳の病変などにより、からだの右半分あるいは左半分の機能が失われ、自分の思いどおりにうごかすことができなくなる症状のこととされています。 片麻痺は、病名で ...
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[★]
- 次の文を読み、67~69の問いに答えよ。
- 28歳の男性。墜落事故のため工事現場から救急車で搬入された。
- 現病歴:建築作業中に誤って約3mの高さから墜落し、頭部を強打した。意識障害がみられ、救急搬送された。
- 既往歴:生来健康で特記すべきことはない。
- 生活歴:高校卒業後から建築作業員。独身。大酒家で喫煙歴は不明。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:来院時、閉眼。身長 170cm(推定)。体重 70kg(推定)。体温 36.4℃。脈拍 48/分、整。血圧 192/104mmHg。呼吸数 12/分。SpO2 92%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。左側頭部に皮下血腫を認める。瞳孔径両側3mmで対光反射は正常である。口腔、鼻孔および耳孔からの出血を認めない。他部位の創傷からの外出血はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。痛み刺激で開眼し、発語は「あ~」「う~」の発声のみを認める。痛み刺激で手足の逃避的な屈曲を認める。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、血液所見:赤血球 424万、Hb 13.8g/dL、Ht 48%、白血球 8,600、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、AST 21IU/L、ALT 28IU/L、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 85mg/dL、Na 142mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 102mEq/L。CRP 1.2mg/dL。動脈血ガス分析(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下):pH 7.20、PaCO2 64Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 24mEq/L。胸部エックス線写真と骨盤部エックス線写真とで異常を認めない。 頭部単純CTで異常を認めない。
- その後の経過:翌日に撮影された頭部MRIのFLAIR像で脳梁を中心とした白質に小さな高信号領域の散在を認めた。受傷後4日目に開眼し、受傷後5日目には意識レベルはJCSⅠ-1となった。リハビリテーションを進め自宅退院を目指すことになった。
- 退院後も長期に認められる可能性があるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E068]←[国試_110]→[110F001]
[★]
- 49歳の女性。右の片麻痺と難聴とを主訴に来院した。幼児期から体格が小さく疲労しやすかった。学業も次第に不振となった。35歳ころから徐々に難聴が出現し、38歳ころから知能低下が出現した。47歳のときに右の片麻痺が出現し、1か月後に回復した。その後、時々意識消失発作、発作性の頭痛などの症状を伴うようになった。1週前から再び右片麻痺が出現した。身長140cm、体重32kg。知能低下(IQ 39)、右同名半盲、両側性感音難聴、右不全片麻痺、構音障害、小脳性運動失調、全身の筋力低下および筋萎縮を認める。姉に同様の症状を認める。
- 診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I057]←[国試_104]→[104I059]
[★]
- 38歳の女性。3か月前に脳出血を発症し、右片麻痺と失語症とが残存した。救急病院で初期治療を受け、1か月後にリハビリテーション病院に転院した。2か月間のリハビリテーションによって、T字杖と短下肢装具とを用いて平地での歩行が可能となったが、階段昇降や入浴には介助を要する。会話の理解は良好で状況判断も適切だが、言語表出が困難である。会社勤めの夫と二人暮らしで、日中は一人になる。家屋は持ち家だが、屋内に段差が多く、トイレは和式である。
- 退院準備として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a. 家屋改造を指導する。
- b. 介護保険の申請を勧める。
- c. 障害者自立支援医療の利用を勧める。
- d. 自宅介護のために夫に退職を勧める。
- e. 療養病床を有する病院への転院を勧める。
[正答]
※国試ナビ4※ [103G039]←[国試_103]→[103G041]
[★]
- 55歳の男性。左中大脳動脈領域の脳梗塞で2週前から入院中である。意識は清明。右片麻痺と失語症とが残存している。食欲はあり、臥位から座位になることがかろうじて自力でできるものの、車椅子やポータブルトイレへの移動には介助が必要である。患者本人はリハビリテーションに意欲的で、自宅での生活を希望している。妻と2人暮らしで、同じ町内には娘が暮らしている。
- 地域連携クリニカルパスに沿った対応はどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106E054]←[国試_106]→[106E056]
[★]
- 53歳の男性。全社員。連日深夜まで働いていたが、1か月前に脳出血をきたし片麻痺を生じた。歩行が困難である。一時は気が滅入りがちであったが、妻の励ましもあり現在は意欲的にリハビリテーションに取り組んでいる。仕事は休職している。
- この患者の状態と対応する国際生活機能分類 ICFの項目の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
B
- 個人因子:53歳、男性、気が滅入りがちであったが励ましによりリハビリに意欲的
※国試ナビ4※ [104G047]←[国試_104]→[104G049]
[★]
- 68歳の女性。右片麻痺と言語障害とが突然出現したため3日前に搬入された。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は清明。体温36.4℃。脈拍80/分、不整。血圧180/100mmHg。心電図モニター上や心房細動を認める。右上下肢は弛緩性で随意運動は不能。呼びかけに対し理解は可能だが、発話は困難である。嚥下反射は遅延を認める。尿意ははっきりせず、膀胱カテーテルが留置されている。この時点で開始するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G056]←[国試_102]→[102G058]
[★]
- 64歳の男性。右片麻痺を主訴に来院した。6か月前から右足を引きずるようになった。2週前から右手で箸を持ちにくいことに気付き受診した。意識レベルはJCS I-2。脈拍 68/分、整。血圧 164/88mmHg。右同名半盲と右片麻痺とを認める。腱反射は右側優位に両側で亢進し、Babinski徴候は両側で陽性である。頭部造影MRI(別冊No. 19A)と病変部のH-E染色標本(別冊No. 19B)とを別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D040]←[国試_109]→[109D042]
[★]
- 52歳の女性。心雑音の精査のため来院した。職場の健康診断で心雑音を指摘されたため受診した。身長 161cm、体重 52kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。血圧 118/68mmHg。体位によって変動する拡張期雑音を心尖部に聴取する。心エコー図(別冊No. 10)を別に示す。病変は可動性を認める。この患者に起こり得る症状または病態として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I042]←[国試_110]→[110I044]
[★]
- 57歳の女性。意識障害のため搬入された。3日前に37℃台の発熱があり、頭重感を自覚していた。昨日、左片麻痺が出現し、本日意識障害が出現した。体温39.4℃。頭部MRIの造影拡散強調像(別冊No.3A)とT1強調像(別冊No.3B)とを別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I040]←[国試_104]→[104I042]
[★]
- 身体診察所見と病態・疾患の組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106F009]←[国試_106]→[106F011]
[★]
- 脳血管造影写真側面像(別冊No. 3)を別に示す。
- この疾患の初発症状として多くみられるのはどれか。 3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I036]←[国試_105]→[105I038]
[★]
- 延髄組織の髄鞘染色(Kluver-Barrera染色)標本(別冊No.2)を別に示す。この病変による症状として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D005]←[国試_107]→[107D007]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105H011]←[国試_105]→[105H013]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [096E039]←[国試_096]→[096E041]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [096E033]←[国試_096]→[096E035]
[★]
[★]
- 英
- subarachnoid hemorrhage, SAH
- 同
- (国試)くも膜下出血
[show details]
くも膜下出血 : 約 1,360,000 件
クモ膜下出血 : 約 373,000 件
脳卒中治療ガイドライン2009ではクモ膜下出血に統一されている
疫学
- SCN.206
- 発症率:6-29/10万人/年
- 50-60歳が発症のピーク。
- 加齢によって発生率が上昇
- 動脈瘤破裂によるクモ膜下出血は女性に多い
リスク因子
- 参考1
病因
- 外傷によるクモ膜下出血を除く
- 1. 脳動脈瘤破裂:60-80% → ちなみに脳動脈瘤の破裂部位は前大脳動脈領域40%、内頚動脈領域30%、中大脳動脈領域20%、らしい(出典不明、資料によって%異なるので注意)
- 2. 脳動静脈奇形:10%
- 3. 高血圧性脳内出血:10%
- 4. その他(もやもや病、外傷)
症状
- ただし、内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺(眼瞼下垂や複視)は動脈瘤サイズの拡大や限局した出血である可能性がある(SCN.207)。内頚動脈から眼動脈が分岐する部位での動脈瘤では視力障害をきたしうる。
- 1. 突然の(これまで経験したことのないような)激しい頭痛。持続的。
- 2. 悪心・嘔吐 ← 脳圧亢進症状
- 3. 意識障害(半数の症例) ← 一過性
- 4. 項部硬直 ← 硬膜刺激症状:初期には出現しないことがある(YN.J-91 NHB.603 )。 ← 発症初期には明らかでないことが多い(出典不明)。
- 発熱で気づかれることもあるらしい。
検査
- 血液検査:白血球増加(頭蓋内出血による急性炎症反応が起こった場合 → 102C031)
- 眼底
- 硝子体下出血を認めることがある(CASES.194)
その他
- (研修医当直御法度 症例帳 p.8
- 28%の例にCK上昇が見られる。
- 90%の例に心電図異常が認められる。
重症度分類
- SCN.207 参考1
Grade
|
Hunt and Hess分類(1968)
|
Hunt and Kosnik分類(1974)
|
WFNS分類(1983)
|
GCS score
|
主要な局所神経症状(失語あるいは片麻痺)
|
I
|
無症状か、最小限の頭痛および軽度の項部硬直をみる
|
15
|
なし
|
Ia
|
ー
|
急性の髄膜あるいは脳症状をみないが、固定した神経学的失調のあるもの
|
ー
|
ー
|
II
|
中等度から強度の頭痛、項部硬直をみるが、脳神経麻痺以外の神経学的失調はみられない
|
14~13
|
なし
|
III
|
傾眠状態、錯乱状態、または軽度の巣症状を示すもの
|
14~13
|
あり
|
IV
|
昏迷状態で、中等度から重篤な片麻痺があり、早期除脳硬直および自律神経障害を伴うこともある
|
12~7
|
有無は不問
|
V
|
深昏睡状態で除脳硬直を示し、瀕死の様相を示すもの
|
6~3
|
有無は不問
|
|
|
重篤な全身性疾患、たとえば 高血圧、糖尿病、著明な動脈硬化、 または慢性肺疾患、 または脳血管造影でみられる頭蓋内血管攣縮が 著明な場合には、重症度を1段階悪いほうに移す。
|
|
|
合併症
- SCN.211 YN.J-92
- 再出血:発症後24時間以内(6時間未満が最多(出典不明))。動脈瘤破裂によるSAHの場合、再発率は50-80%。初回死亡率50%、再発作死亡率50-70%
- 脳血管攣縮
- 脳血管攣縮により遅発性虚血脳神経脱落症状が出現することがある。出現は4-14日(SCN)/7-8日(YN)がピーク。早期(3日以内)や後期(21日以降)の発症もあり売る。脳血管上の攣縮は70%の症例で見られ、このうち36%で症状が出現する。予防は循環血液量を保ち、開頭術・コイル祖塞栓術を施行したのち、脳槽・脊髄ドレナージをおこない原因となる血性髄液を排出する。
- 脳梗塞:血管攣縮による
- 水頭症(クモ膜下出血後水頭症):数週~数ヶ月後(YN)。血性髄液によりクモ膜顆粒に炎症が生じ髄液の吸収障害をきたす。
治療
- YN.J-92 SCN.209
- 治療方針:脳動脈瘤破裂の治療として再出血の防止を行う(24時間以内のクリッピング、脳血管内治療)。
-
- 早期手術:Grade I-IIIの症例が対象。Grade IV-Vであっても意識回復の見込みがあれば行う。
- 晩期手術:
予後
- 発症時に約20%が死亡
- 発症後、2週間以内の死亡が多い。6か月以内に約半数は再出血して死亡することが多い。
参考
- http://www.jsts.gr.jp/jss08.html
国試
著名人
[★]
- 英
- Prévost sign Prévost's sign, Prevost sign Prevost's sign
- 片麻痺 hemiplegiaの徴候。脳血管障害などの片麻痺において、病巣側に頭を回転し、かつ眼球も病巣側を向けること。言い方を変えれば、頭と眼を共に麻痺肢と反対方向に回転させること。
参考
- http://www.encyclo.co.uk/define/Pr%C3%A9vost%20sign
- http://radiopaedia.org/articles/prevosts-sign
[★]
- 英
- treatable dementia
- 同
- 治療可能な認知症
- 関
- 認知症
[★]
- 関
- cauterize、numb、palsy、paralysis、paralyze、Todd's paralysis
- plegic
- hemiplegia 片麻痺 , paraplegia 対麻痺、両側麻痺
[★]
片麻痺 =hemi + plegia
- 関
- haemiparesis、haemiplegia、haemiplegic、hemiparesis、hemiplegic、infantile hemiplegia、monoplegia、spastic hemiplegia、transient hemiplegia
[★]
- 英
- ataxic hemiparesis
- 同
- 同側性失調性麻痺 homolateral ataxia and crural paresis
- 関
- 構音障害・手不器用症候群
[★]
- 英
- posthemiplegic athetosis
- 関
- アテトーゼ、脳卒中、アテトーゼ片麻痺
[★]
- 英
- infantile hemiplegia
- 関
- 小児片麻痺
[★]
- 英
- acute infantile hemiplegia
[★]
- 英
- hemiplegic cerebral palsy
[★]
- 英
- paralysis, palsy
- 関
- (comb form)plegia。不全麻痺 paresis