- 英
- speech disturbance, language disorder, speech and language disorders
- 関
- 言語
WordNet
- an impairment of language (especially speech production) that is usually due to brain damage
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/04 08:08:00」(JST)
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言語障害(げんごしょうがい)とは、言語の適切な理解と表現が困難な病態(状態)を言う。
概要
言語障害には、「音声機能の障害」と「言語機能の障害」とがある。
音声機能の障害
音声や構音(発音)、話し方の障害のことである。
- 構音障害(機能性、器質性、運動障害性、聴覚性)
- 吃音症(話し方の流暢性とリズムの障害)
- 痙攣性発声障害(局所性ジストニア)
- 速話症、乱雑言語症、早口言語症(Cluttering)等がある。早口言語症は、聴覚フィードバック系の機能不全であることが解っている。
- また、脳性麻痺や聴覚障害、口蓋裂、喉頭摘出、舌切除等によっても音声障害が生じる。
言語機能の障害
ことばの理解や表現の障害である。
なお、言語発達障害には、特異的言語発達遅滞のほか、LDとの重なり、知的障害、自閉症スペクトラム(広汎性発達障害を含む)等に伴う場合がある。
治療法
言語障害に対するリハビリテーションは、医療機関等で言語聴覚士によって行われている。幼児、児童、生徒に対しては、幼児療育施設や、小学校・中学校の言語障害通級指導教室、特別支援学級(言語障害学級)での言語指導が、言語聴覚士のほか、保育士や教員等によっても行われている。
外部リンク
- 日本言語聴覚士協会
- 日本コミュニケーション障害学会
- 全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会
- 言語障害教育:障害のある子どもの教育の広場国立特殊教育総合研究所
- 文部科学省「障害のある児童生徒の就学について(通知)」
特別支援教育 |
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学校教育
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障害者基本法 - 身体障害者福祉法 - 知的障害者福祉法 - 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 - 児童福祉法 - 発達障害者支援法 - 障害者自立支援法 - 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律 - 障害者総合支援法 - 障害年金 - 障害者権利条約
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テレビ番組 |
NHK教育テレビジョン - きらっといきる - 福祉ネットワーク - ハートネットTV - バリバラ〜障害者情報バラエティー〜 - 24時間テレビ 「愛は地球を救う」
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器質的 |
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統合失調症 |
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成人のパーソナリティ及び行動 |
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精神遅滞
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X-Linked mental retardation - (Lujan-Fryns syndrome)
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Psychological development
(発達障害)
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Specific - 広汎性発達障害
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Emotional and behavioral
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未分類 |
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性同一性障害(性転換症 - 性別違和症候群) - 想像妊娠 - Catatonia - Intermittent explosive disorder - Psychomotor agitation - Stereotypy - Psychogenic non-epileptic seizures - Kluver-Bucy syndrome
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Japanese Journal
- 加我 牧子
- 音声言語医学 52(4), 316-321, 2011-10-20
- … 提である.成人の聴覚失認もまれな症状であるが,小児では成人に多い脳血管障害が少なく,高次脳機能障害の診療に慣れていないことが多く,診断が難しく,気づかれにくいことも多い.そこで本稿では聴覚失認を呈したヘルペス脳炎,副腎白質ジストロフィー症,Landau-Kleffner症候群の小児症例の紹介を通じて,発達性言語障害やauditory neuropathy/auditory nerve diseaseとの鑑別を含め,診断治療の問題点について紹介した. …
- NAID 10029681907
- 言語障害 (症状からアプローチする プライマリケア)
Related Links
- 言語障害に対するリハビリテーションは、医療機関等で言語聴覚士によって行われて いる。幼児、児童、生徒に対しては、幼児療育施設や、小学校・中学校の言語障害通級 指導教室、特別支援学級(言語障害学級)での言語指導が、言語聴覚士のほか、保育 士 ...
- 脳出血、脳梗塞等の脳血管障害や交通事故による頭部外傷により、大脳の言語中枢が 損傷を受け、「聴く」「話す」「読む」「書く」といった言語能力が障害されます。言いたい ことばが言えない、言い間違いをする、他人の話すことばが理解できなくなる、などの 症状 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 6歳の女児。発達の遅れを心配した母親に連れられて来院した。乳幼児期から言葉や歩行の発達が遅れ、知的障害を伴っていた。遺伝性の疾患が心配で受診が遅れたが、地域に同じような症状を訴える人がいることがわかり心配になって受診した。妹も同じ症状がある。感染症を示唆する所見はない。医師が相談した保健所のその後の調査により、言語障害、歩行障害および知的障害のいずれかを認める多数の患者の存在が次第に明らかになった。患者が居住する人口約10万人の湾岸地域における環境汚染物質による曝露が疑われるが、原因は特定できていない。
- このような状況で、患者集団に対する初期の対応として適切なのはどれか。
- a 地域住民の集団移転
- b 裁判による患者認定
- c 患者の生体試料の収集
- d 患者と家族の遺伝子検査
- e 行政による被害認定のための審査
[正答]
※国試ナビ4※ [109B041]←[国試_109]→[109B043]
[★]
- 17歳の女子。頭痛を主訴に母親に伴われて来院した。
- 現病歴: 2日前から頭痛と発熱とがみられていた。頭痛は後頸部が突っ張るような感じで、次第に増強してきたという。咽頭痛や咳はない。悪心や腹痛はなく、排尿時痛もない。
- 既往歴: 14歳時に虫垂炎で手術を受けた。薬物アレルギーはない。
- 家族歴:父親が高血圧症で内服加療中。
- 現 症:意識は清明。身長161cm、体重48kg。体温38.0℃。脈拍76/分、整。血圧116/70mmHg。呼吸数22/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。項部硬直とjolt accentuationとを認める。
- 髄膜炎を疑い、腰椎穿刺(髄液検査)を予定した。穿刺後の合併症として頻度が高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G058]←[国試_106]→[106G060]
[★]
- 45歳の女性。脳出血後のリハビリテーションのため入院中である。脳出血にて 2週間入院し、 2か月前に回復期リハビリテーション病棟に転院した。脳出血の発症前には、共働きで会社勤めの夫と持ち家に 2人暮らしであった。右片麻痺と言語障害とを認める。会話の理解は良好で、状況判断も適切であるが、発話は困難である。 T字杖と短下肢装具とを用いた平地歩行が可能であり、階段昇降と入浴には介助を要する。自宅内に段差が多く、トイレは和式である。
- 退院に向けたカンファレンスで検討すべきなのはどれか。
- a 家屋改造
- b 職業訓練
- c 外出制限
- d 夫の会社退職
- e 電動車椅子の準備
[正答]
※国試ナビ4※ [108H027]←[国試_108]→[108H029]
[★]
- 68歳の女性。右片麻痺と言語障害とが突然出現したため3日前に搬入された。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は清明。体温36.4℃。脈拍80/分、不整。血圧180/100mmHg。心電図モニター上や心房細動を認める。右上下肢は弛緩性で随意運動は不能。呼びかけに対し理解は可能だが、発話は困難である。嚥下反射は遅延を認める。尿意ははっきりせず、膀胱カテーテルが留置されている。この時点で開始するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G056]←[国試_102]→[102G058]
[★]
- 46歳の男性。次第に進行する四肢の筋力低下を主訴に来院した。2年前から両下肢の筋力低下と筋萎縮とが出現し、2か月前から同じ症状が両上肢にも出現した。意識は清明。全身の筋萎縮が著明であり、舌を含め全身の筋肉に筋線維束攣縮を認める。感覚は正常で排尿障害を認めない。両側のBabinski徴候が認められる。
- 今後起こる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [098B005]←[国試_098]→[098B007]
[★]
- 3歳児健康診査の内容について正しいのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F041]←[国試_113]→[113F043]
[★]
[★]
- ☆case13 手の筋力の低下
- ■glossary
- brisk adj. (人・態度が)活発な、元気のよい、きびきびした。ぶっきらぼうな、素っ気ない。(商売が)活況の(⇔dull)。小気味のよい、(大気など)爽快な、気持ちのよい。(味などが)ピリッとする。鋭い。(飲料が)盛んに泡立つ
- dysarthria n. difficulty in articulating words due to disease of the central nervous system 構音障害
- dysphasia n. loss of or deficiency in the power to use or understand language as a result of injury to or disease of the brain 失語症、言語障害
- multidisciplinary adj. 集学的な
- gastrostomy 胃瘻造設術
- feeding gastrostomy n. Surgery A procedure in which an opening is created in the anterior wall of the stomach to allow suction decompression and improved respiratory function by eliminating the need for a nasogastric feeding tube
- ■症例
- 67歳、男性 元大学講師(retired university lecturer)
- 主訴:左手の筋力低下と筋萎縮
- 現病歴:左手を使った労作後に左手の筋力が低下する(例えば、ドライバーを使った後など)。前腕の筋に疝痛をみとめる。発話はわずかに流暢であり(slight slurred)、水を飲んだあとで窒息しだす。服用薬はシンバスタチン、アスピリン、アテノロール。喫煙はしない。飲酒は週にワインのボトルを1本あける。
- 既往歴:高血圧が15年間続いている。3年前に心筋梗塞。
- 家族歴:妻と暮らしている。大きくなった2人の子供がいる。
- ・診察 examination
- 血圧:146/88 mmHg。心血管系、呼吸器系、腹部に異常を認めない。上肢に萎縮を認める。特に左手に著しい萎縮を認める。両側の上腕の筋にいくらか線維性筋攣縮を認める。筋力は左で全般的に低下(globaly reduced)、右手でわずかに低下。筋緊張は正常。上腕二頭筋反射・上腕三頭筋反射は両側ともに活発に認められる(brisk)。感覚喪失(sensory loss)は認めない。わずかに構音障害を認める
- ■キーワード&着目するポイント
- 筋萎縮、線維性筋攣縮、感覚喪失なし
- ■解説
- (第1パラグラフ) 疫学
- ・この男は運動ニューロン疾患。
- ・この疾患は原因不明の疾患で、脊髄、脳神経核、運動皮質に影響を及ぼす。
- ・この病気は普通50-70歳で出現する。
- (第2パラグラフ) 症状
- ・筋力低下と筋萎縮は一側の手か腕にあらわれるのが一般的 ← 両側性でないということか。
- ・筋力低下は運動後に最も顕著に表れる
- ・前腕の疝痛は疾患の初期に一般的である。
- ・患者は下肢の筋力低下あるいは構音障害や言語障害を訴えてやってくることがある。
- ・この病態の特徴的な生理的徴候は線維性攣縮(筋束の不規則で早い収縮。下位運動ニューロンの障害を示唆) → 下肢の運動ニューロン損傷による筋肉の脱神経が原因
- ・反射は著明 → 皮質運動ニューロンの喪失による。
- ・感覚喪失はない
- (第3パラグラフ) 鑑別
- ・進行例では診断は容易だが、初期ではmore problematic。
- ・疲労で悪化する四肢の筋力低下は「重症筋無力症」と混乱する。
- ・老人における失語症と構音障害の原因は、「脳血管障害による偽性球麻痺」であることがより一般的。
- ・上肢に感覚障害を伴わない筋萎縮、線維束攣縮を呈する他の疾患として「頚髄症」がある。
- ・「外傷」や「心尖部肺癌(パンコースト腫瘍)」による腕神経叢の損傷で腕に症状があらわれるかもしれない。
- ・末梢運動神経優位のニューロパチーは対側性の筋力低下と反射の低下というパターンを起こす。 ← ?
- (第4パラグラフ) 症状・経過
- ・運動ニューロン疾患は進行性で不治の病態
- ・足の痙性麻痺を発現する傾向がある
- ・球麻痺は失語症と構音障害を起こす
- ・肛門括約筋は普通影響を受けない
- ・知能は一般的に影響を受けない
- (第5パラグラフ) 治療・管理
- ・この病態に対して治癒的な治療法はない
- ・発症から平均生存期間は2-4年
- ・医師は診断と予後について患者と家族に説明しなければならない。
- ・集学的なチームはサポートを提供しなければいけない。
- ・病気が進行して発話が悪くなったとき、コンピュータの使用で会話は補助されうる。
- ・feeding gastrostomyは十分なカロリーの摂取を可能にするために必要かもしれない。
- ・非侵襲的な呼吸器は呼吸不全を補助するために使われうる
- ・普通、気管支肺炎で死亡する
- ■運動ニューロン疾患とは?
- 運動ニューロン疾患 motor neuron disease MND
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
[★]
- loss of or deficiency in the power to use or understand language as a result of injury to or disease of the brain(⇔dysarthria)
- 同
- aphasia
[★]
- 英
- progressive aphasia
- 関
- 意味性失語、言語障害、失語症、全失語、進行性失語症、アロギー、後天性失語
[★]
- 英
- alogia
- 関
- 意味性失語、言語障害、失語症、全失語、進行性失語、アロジア、後天性失語
-alogia
[★]
- 英
- semantic aphasia
- 関
- 言語障害、失語症、文意失語、全失語、進行性失語、アロギー、後天性失語
[★]
- 英
- developmental language disorder
- 関
- 言語遅延、言葉の遅れ、言語発達障害
[★]
- 英
- secondary language impairment, secondary speech impairment
- 関
- 言語障害
[★]
- 英
- specific language impairment, SLI
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
- 英
- language、speech、verbal
- 関
- 口演、発声、講演、スピーチ、演説、話
[★]
harm、hazard、injure
- 関
- 危険、損傷、ハザード、傷害を与える、害する