- 英
- dentine (Z), dentin
- 同
- ゾウゲ質
[show details]
WordNet
- a calcareous material harder and denser than bone that comprises the bulk of a tooth (同)dentin
- bone (calcified tissue) surrounding the pulp cavity of a tooth (同)dentin
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/16 05:41:30」(JST)
[Wiki ja表示]
|
歯 |
|
A-歯冠 |
1-エナメル質 2-象牙質 3-歯髄 4-歯肉 |
B-歯根 |
5-セメント質 6-骨 7-血管 8-神経 |
象牙質(ぞうげしつ、Dentin)は歯の主体をなす[1]硬組織である。エナメル質やセメント質と歯髄腔の間にある[2]。象牙芽細胞により作られる[3]。エナメル質より柔らかいため、う蝕が象牙質まで達した後は急速に進行する。
目次
- 1 組成
- 2 構造
- 3 形成
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
組成
70%が無機質[4](ヒドロキシアパタイト[4])、20%が有機物[4](膠原繊維(コラーゲン繊維)[4]と非膠原性タンパク質)、10%が水分である。エナメル質よりは硬度が低く、[4]モース硬度は5~6である。
構造
象牙質全体を象牙細管という管が走っている[5]。これは、象牙芽細胞の突起を中に含んでおり[5]、象牙質の形成並びに形成後の維持を行う。象牙細管の直径は0.8~2.2マイクロメートルである。
形成
象牙芽細胞は歯の萌出後も象牙質と歯髄の境界部に存在しており、必要なときに歯髄腔壁に象牙質を形成することができる。歯の歯根完成までに作られる象牙質を原生象牙質[6]や第一象牙質[6]、歯根完成後に作られる象牙質を第二象牙質[6][5]という。また、う蝕等により刺激を受けた時に作られる象牙質を第三象牙質、修復象牙質[6][5]と呼び、正常な状態で作られる第二象牙質を生理的第二象牙質[6][5]と呼び、両者を区別することもある。
脚注
- ^ 久米川ら, p.10
- ^ 久米川ら, pp.10-11
- ^ 岩久ら, p.7
- ^ a b c d e 中塚, p.68
- ^ a b c d e 中塚, p.69
- ^ a b c d e 久米川ら, p.11
参考文献
- 『保存修復学21』 監修 岩久正明、河野篤、千田彰、田上順次、永末書店、2002年3月30日、改訂版第1刷。ISBN 4-8160-1114-5。
- 久米川正好、前田憲彦 「第1章 総論」『歯の解剖学入門』 赤井三千男、医歯薬出版、東京都文京区、2000年10月31日、第1版第6刷、1-27頁。ISBN 4-263-40572-2。
- 中塚敏弘 『口腔解剖学サイドリーダー -歯科のための頭頚部解剖学・口腔解剖学要説-』 学建書院、東京都文京区、第1版第4刷。ISBN 4-7624-0106-4。
関連項目
- エナメル質
- 動水力学説-象牙質の発痛機序に関する仮説
|
この項目は、歯学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:歯学/Portal:医学と医療)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 入江 一元
- 北海道医療大学歯学会雑誌 = The dental journal of Health Sciences University of Hokkaido 33(1), 34-34, 2014-06-30
- NAID 120005459176
- 象牙質・歯髄複合体の痛みと神経原性炎症メカニズム : 歯の痛みを理解するための臨床口腔生理学 (特集 1つ上を目指す歯内療法へのアプローチ(4)抜髄(Initial Treatment)(基礎編))
- 象牙質・歯髄複合体の科学 : 発生,解剖,加齢変化および治癒機構 (特集 1つ上を目指す歯内療法へのアプローチ(4)抜髄(Initial Treatment)(基礎編))
Related Links
- 象牙質(ぞうげしつ、Dentin)は歯の主体をなす硬組織である。エナメル質やセメント質と 歯髄腔の間にある。象牙芽細胞により作られる。エナメル質より柔らかいため、う蝕が 象牙質まで達した後は急速に進行する。
- 象牙質知覚過敏症(ぞうげしつちかくかびんしょう、Hypersensitive Dentin (Hys) )とは 、生活歯において象牙質の露出をきたし、様々な刺激による知覚亢進を主症状とする硬 組織疾患のこと。単に「知覚過敏」を呼ばれることも多い。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- collagen
- 同
- 膠原
- 関
- first aid step1 2006 p.85,86,114,288,291,292,301,306,319,321,385,427
遺伝子
- COL1A1 17q22
- COL1A2 7q22.1
- COL2A1 12q13
- COL11A2 6p21.3
- これらの遺伝子の変異による結合組織疾患はdominant negative mutationである。
臨床関連
コラーゲンの種類
生合成
[★]
象牙質
- 関
- dentin、dentinal
[★]
- 英
- dentinal tubule
- 関
- 象牙質
[★]
- 英
- dentin sensitivity
- 関
- 象牙質知覚過敏症
[★]
- 英
- denticle
- 関
- 小歯状突起、歯髄結石
[★]
- 英
- dentin sensitivity
- 関
- 象牙質知覚過敏
[★]
- 同
- ゾウゲ質突起
- 関
- ゾウゲ質
[★]
遺伝性象牙質形成不全症
[★]
- 英
- quality
- 関
- 品質