Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/05/23 16:20:26」(JST)
骨: 橈骨 | |
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上橈骨の位置。"Radius" と書かれてるのが橈骨。
番号1が橈骨
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名称 | |
日本語 | 橈骨 |
英語 | Radius |
ラテン語 | Radius |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
MeSH | Radius |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
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橈骨(とうこつ)(羅名radius pl,radii)とは、四肢動物の前肢を構成する長骨の一つである[1]。
ヒトの橈骨は、左右の前腕に1本ずつ存在し尺骨とともに前腕構造を支持している(親指に近いほうの骨が橈骨[1])。
近位端は馬蹄のような細長い構造をしており橈骨頭(とうこつとう)と言い、遠位端に移行するに従って広く太くなる。
前腕および手の橈骨側を橈側(とうそく)という。同部位に対しては医学用語の外側(がいそく)が日常語の内側(うちがわ)に当たり、紛らわしい。橈側の反対側を尺側(しゃくそく)と呼ぶ。
目次
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近位端は上腕骨と腕撓関節を形成し、尺骨と上橈尺関節(肘関節の一部)を形成する[2]。 遠位端も尺骨と下橈尺関節を形成し[3]、舟状骨および月状骨、三角骨と橈骨手根関節(手関節の一部)を形成する[4]。
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リンク元 | 「上肢の筋」「手の筋」「肢帯」「上腕二頭筋」「浅指屈筋」 |
拡張検索 | 「橈骨骨折」「橈骨頚」 |
関連記事 | 「骨」 |
肉単P | 筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 | |
K-12 | 肩甲挙筋 | C1-C4(横突起) | 肩甲骨(上角・内側縁上部) | 肩甲背神経 | 肩甲骨の挙上、下方回旋 | |
K-14 | 大菱形筋 | T1-T4(棘突起) | 肩甲骨(内側縁下部) | 肩甲背神経 | 肩甲骨の後退、下方回旋 | |
K-13 | 小菱形筋 | C6・C7(棘突起) | 肩甲骨(内側縁上方) | 肩甲背神経 | 肩甲骨の後退、挙上、下方回旋 | |
K-16 | 僧帽筋 | 上部 | 後頭骨、項靱帯 | 鎖骨(外側1/3) | 副神経と頚神経叢 | 肩甲骨の後退、挙上、上方回旋 |
T1-T6(棘突起)、棘状靱帯 | 肩甲骨(肩峰、肩甲棘) | 副神経と頚神経叢 | 肩甲骨の後退 | |||
T7-T12(棘突起)、棘状靱帯 | 肩甲骨(肩甲棘) | 副神経と頚神経叢 | 肩甲骨の後退、下制、下方回旋 | |||
K-01 | 前鋸筋 | 第1~8肋骨(外側面中央部) | 肩甲骨(内側縁の肋骨面) | 長胸神経 | 肩甲骨の前進、わずかに上方回旋、肋骨の挙上 | |
鎖骨下筋 | 第1肋骨と肋軟骨の境界 | 鎖骨内側1/3の下面 | 鎖骨下神経(第5・第6頚神経) | 鎖骨を固定し下制する | ||
K-03 | 小胸筋 | 第3~5肋骨 | 肩甲骨(烏口突起) | 内側胸筋神経 | 肩甲骨の下制、わずかに下方回旋、肋骨の挙上 | |
L-01 | 大胸筋 | 鎖骨部 | 鎖骨(内側1/2) | 上腕骨(大結節稜) | 内側胸筋神経、外側胸筋神経 | 肩関節の内転、内旋、屈曲、水平屈曲 |
胸肋部 | 胸骨、第1~6軟骨 | 肩関節の内転、内旋、屈曲、水平屈曲 | ||||
腹部 | 外腹斜筋の腱膜 | 肩関節の内転、内旋、屈曲、水平屈曲 | ||||
L-03 | 広背筋 | T6-L5の棘突起、仙骨、腸骨 | 上腕骨(結節間溝、小結節稜) | 胸背神経 | 肩関節の伸展(後方挙上)、内旋、内転 | |
M-01 | 三角筋 | 鎖骨部・前部 | 鎖骨(外側1/3) | 上腕骨(三角粗面) | 腋窩神経 | 肩関節の屈曲、内旋、水平屈曲 |
肩峰部・中部 | 肩甲骨(肩峰) | 肩関節の外転 | ||||
肩甲棘部・後部 | 肩甲骨(肩甲棘下縁) | 肩関節の外転、伸展、水平伸展 | ||||
L-12 | 小円筋 | 肩甲骨(外側縁・下角) | 上腕骨(大結節) | 肩関節の内転、伸展、外旋 | ||
L-10 | 棘上筋 | 肩甲骨(棘上窩) | 肩甲上神経 | 肩関節の外転 | ||
L-11 | 棘下筋 | 肩甲骨(棘下窩) | 肩関節の外旋、伸展 | |||
L-13 | 肩甲下筋 | 肩甲骨(肩甲下窩) | 上腕骨(小結節) | 肩甲下神経 | 肩関節の内旋、水平屈曲 | |
L-14 | 大円筋 | 肩甲骨(外側縁・下角) | 上腕骨(結節間溝、小結節稜) | 肩関節の伸展(後方挙上)、内転、内旋 | ||
M-02 | 烏口腕筋 | 肩甲骨(烏口突起) | 上腕骨(内側縁) | 筋皮神経 | 肩関節の内転、屈曲 | |
M-11 | 上腕二頭筋 | 長頭 | 肩甲骨(関節上結節) | 橈骨(橈骨粗面) | 肘関節の屈曲、前腕の回外 | |
短頭 | 肩甲骨(烏口突起) | 橈骨(橈骨粗面)、前腕筋膜 | 肘関節の屈曲、前腕の回外 | |||
M-17 | 上腕筋 | 上腕骨(遠位2/3の前面) | 尺骨(尺骨粗面) | 肘関節の屈曲 | ||
M-6 | 上腕三頭筋 | 長頭 | 肩甲骨(関節下結節) | 尺骨(肘頭) | 橈骨神経 | 肘関節の伸展 |
外側頭 | 上腕骨(後面) | 肘関節の伸展 | ||||
内側頭 | 上腕骨(前面) | 肘関節の伸展 | ||||
M-18 | 腕橈骨筋 | 上腕骨(外側上顆) | 橈骨(茎状突起) | 肘関節の屈曲、前腕を回内、回外位から半回内位に回旋 | ||
N-2 | 回外筋 | 上腕骨(外側上顆、外側下部) | 橈骨(近位外側面) | 前腕の回外 | ||
P-1 | 長橈側手根伸筋 | 上腕骨(外側上顆)、尺骨(回外筋稜) | 第2中手骨(骨底背面) | 手関節の背屈、橈屈 | ||
P-2 | 短橈側手根伸筋 | 上腕骨(外側上顆) | 第3中手骨(骨底背面) | 手関節の背屈、橈屈 | ||
P-3 | 尺側手根伸筋 | 上腕骨頭 | 上腕骨(外側上顆) | 第5中手骨(骨底背面) | 手関節の背屈、尺屈 | |
尺骨頭 | 尺骨(斜線と後縁) | 第5中手骨(骨底背面) | 手関節の背屈、尺屈 | |||
N-1 | 方形回内筋 | 尺骨(遠位1/4の前面) | 橈骨(遠位1/4の前面) | 正中神経 | 前腕の回内 | |
N-3 | 円回内筋 | 浅頭・上腕骨頭 | 上腕骨(内側上顆) | 橈骨(中央の外側面) | 前腕の回内 | |
深頭・尺骨頭 | 尺骨(鈎状突起) | 橈骨(中央の外側面) | 前腕の回内 | |||
O-1 | 橈側手根屈筋 | 上腕骨(内側上顆) | 第2中手骨、第3中手骨(骨底前面) | 手関節の掌屈、橈屈 | ||
O-3 | 長掌筋 | 上腕骨(内側上顆) | 手首の屈筋支帯、手掌腱膜 | 手関節の掌屈、手掌腱膜の緊張 | ||
O-6 | 長母指屈筋 | 橈骨(中部の前面) | 母指末節骨(掌側面) | 母指の屈曲(主にIP関節) | ||
O-4 | 尺側手根屈筋 | 上腕骨頭 | 上腕骨(内側上顆) | 豆状骨、豆中手靭帯、第5中手骨 | 尺骨神経 | 手関節の掌屈、尺屈 |
尺骨頭 | 尺骨(肘頭、後面上部) | 豆状骨、豆中手靭帯、第5中手骨 | 手関節の掌屈、尺屈 |
肉単P | 筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 |
P-6 | 指伸筋 | 上腕骨(外側上顆) | 第2-5指骨(末・中節骨底) | 橈骨神経 | 第2-5指の伸展(DIP、PIP、MP関節)、手関節の背屈 |
P-7 | 小指伸筋 | 上腕骨(外側上顆) | 小指(中・末節骨底) | 橈骨神経 | 小指の伸展、外転 |
P-11 | 示指伸筋 | 尺骨(遠位の背面・骨間膜) | 示指(中・末節骨底) | 橈骨神経 | 示指の伸展、手関節の背屈 |
P-8 | 長母指伸筋 | 尺骨(中央背面) | 母指(末節骨底の背面) | 橈骨神経 | 母指の伸展(IP・MP関節) |
P-9 | 短母指伸筋 | 橈骨(背面・骨間膜) | 母指(基節骨底の背面) | 橈骨神経 | 母指の伸展(MP関節)、外転 |
P-12 | 長母指外転筋 | 橈骨(背面・骨間膜) | 第1中手骨(骨底外側) | 橈骨神経 | 母指の外転、伸展 |
Q-10 | 短母指外転筋 | 大菱形骨・舟状骨(屈筋支帯) | 母指(基節骨外側) | 正中神経 | 母指の外転 |
Q-5 | 母指対立筋 | 大菱形骨(屈筋支帯) | 第1中手骨(前面) | 正中神経 | 母指の対立、屈曲(CMC関節) |
O-6 | 長母指屈筋 | 橈骨(前面中1/3) | 母指(末節骨の掌側) | 正中神経 | 母指を屈曲(IP・MP関節) |
Q-1 | 短母指屈筋 | 大菱形骨・小菱形骨(尺側・屈筋支帯) | 母指(基節骨底の掌側) | 正中神経、尺骨神経 | 母指を屈曲(MP関節) |
O-5 | 浅指屈筋 | 上腕骨(内側上顆)、尺骨(鈎状突起)、橈骨(外側) | 第2-5指骨(中節骨の両側) | 正中神経 | 第2-5指の屈曲(PIP関節)、手関節掌屈 |
O-7 | 深指屈筋 | 尺骨(上部1/3の前面) | 第2-5指骨(末節骨の両側) | 正中神経(第2-3指)、尺骨神経(第4-5指) | 第2-5指の屈曲(DIP関節)、手関節掌屈 |
Q-12 | 虫様筋 | 深指屈筋腱(第2-5指の掌側) | 指伸筋腱膜(第2-5指の背側) | 正中神経(第2-3指)、尺骨神経(第4-5指) | 第2-5指の屈曲(MP関節)、DIP関節・PIP関節の伸展 |
Q-8 | 背側骨間筋 | 中手骨(背側・側面) | 指骨、指伸筋腱膜(基節骨底) | 尺骨神経 | 第2-5指の外転 |
Q-9 | 小指外転筋 | 豆状骨(豆鉤靭帯) | 小指(基節骨底の内側) | 尺骨神経 | 小指の外転と屈曲(MP関節) |
Q-3 | 短小指屈筋 | 有鈎骨(有鈎骨鈎) | 小指(基節骨の内側) | 尺骨神経 | 小指の屈曲(MP関節) |
Q-6 | 小指対立筋 | 有鈎骨(有鈎骨鈎) | 第5中手骨(尺側縁) | 尺骨神経 | 小指の対立 |
Q-4 | 母指内転筋 | 第3中手骨(横頭)、第2中手骨(斜頭)、有頭骨、小菱形骨 | 母指(基節骨底の内側) | 尺骨神経 | 母指の内転 |
Q-11 | 掌側骨間筋 | 中手骨(掌側・側面) | 指骨、指伸筋腱膜(基節骨底) | 尺骨神経 | 第2,4,5指の内転 |
Q-2 | 短掌筋 | 手掌腱膜(中心部の尺側) | 手の尺側の皮膚 | 尺骨神経 | 手掌内部の皮膚にしわを寄せる |
肢帯 (limb girdle) とは、脊椎動物の体幹中にあり四肢の基部となる骨格組織である。肩帯と腰帯の2つがある。
前肢の基部となる肢帯を肩帯、後肢の基部となる肢帯を腰帯と呼ぶ。前肢と後肢は魚類の対鰭(胸鰭・腹鰭)に由来しており古くは7対の対鰭をもつ魚類も存在したが、肩帯・腰帯以外の肢帯を持つ脊椎動物は未だ知られていない。四肢本体(自由肢)とは本来別の物であるが、文脈上自由肢も含めて言及されていることがある。
その主な機能は以下の2点である。
前肢の基部となる。構成骨は肩甲骨・前烏口骨・烏口骨・鎖骨・上鎖骨・間鎖骨などである。腰帯に比べて構成骨も多く、歴史も古い。詳しくは肩帯を参照のこと。
後肢の基部となる。構成骨は腸骨・恥骨・坐骨が基本となる。この三種の構成骨は腰帯形成以来ほとんど変化がない。詳しくは腰帯を参照のこと。
自由肢においては上腕骨と大腿骨、橈骨と脛骨、尺骨と腓骨のように前肢と後肢それぞれの構成骨格がかなりの確証を持って対応されられていることから、肢帯における構成骨格も肩帯と腰帯で対応させられることがある。
例えば、背側にある構成要素(腰帯では腸骨)・腹側で関節窩の前方にある構成要素(同じく恥骨)・腹側で関節窩の後方にある構成要素(同じく坐骨)に肩帯を対応させ、【腸骨/恥骨/坐骨】と【肩甲骨/前烏口骨/烏口骨】、または【肩甲骨/鎖骨/前烏口骨】が対応するとされる。
しかし、腰帯の構成骨がその進化を通じてほぼ三種だけであること・腰帯の構成骨は全て内骨格性骨格であることに対し、肩帯の構成骨は進化の中で現れたり消えたり多種にわたる上に内骨格性骨格だけでなく皮骨性骨格も含むことから、どれがどれに対応するかは人によって意見が異なり、真に対応が見られるのかについても疑問が持たれている。例に挙げた対応では、前者は烏口骨は肩帯進化の中でかなり後半になってから現れた構成骨であること、後者は恥骨は内骨格性骨格であるのに鎖骨は皮骨性骨格であること、などの問題がある。最近ではあまり肢帯の構成骨における前後の対応や相同性については言及されないことが多い。
筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 |
上腕二頭筋長頭 | 肩甲骨(関節上結節)→ | 橈骨(橈骨粗面) | 筋皮神経 | 肘関節の屈曲、前腕の回外 |
上腕二頭筋短頭 | 肩甲骨(烏口突起) | 橈骨(橈骨粗面)前腕筋膜 | 筋皮神経 | 肘関節の屈曲、前腕の回外 |
Arm muscle anterior N 414.jpg
上腕の筋>:上腕の筋
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