- 英
- thyrotoxic periodic paralysis
- 関
- 甲状腺中毒症、甲状腺、甲状腺ホルモン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 機能性甲状腺結節により甲状腺中毒性周期性四肢麻痺をきたした1例 (内分泌クリニカル・カンファランス 51) -- (甲状腺)
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- 家族性の周期性四肢麻痺と同じような症状をとります。里吉らは日本人甲状腺疾患の約 8%に本症の合併をみたと報告しています。しかし最近は甲状腺中毒性周期性四肢麻痺 は激減しているといわれています。麻痺症状は夕方から夜間に多く、低K血症を約 ...
- 2012年2月15日 ... 甲状腺中毒性周期性四肢麻痺です。 この病気は主に甲状腺機能亢進症、 大部分は バセドウ病の患者さんに起こります。 バセドウ病では、 甲状腺ホルモンが過剰に分泌 され、 この甲状腺ホルモンは交感神経を刺激します。 交感神経から分泌 ...
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[★]
- 英
- hyperthyroidism
- 同?
- 甲状腺中毒症 thyrotoxicosis
- 関
- 甲状腺、甲状腺ホルモン、甲状腺腫。甲状腺機能低下症
定義
- 甲状腺においてホルモンの合成と分泌が増加し、そのために甲状腺ホルモン過剰の症状が出現している病態
分類
-
- グレーブス病 :びまん性 :fT3↑、fT4↑、TSH↓
- 甲状腺機能性結節 toxic multinodular goitar
- TSH産生下垂体腫瘍 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 下垂体型甲状腺ホルモン不応症 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 胞状奇胎、絨毛腫瘍
- ヒト絨毛性ゴナドトロピンhCGがTSH様甲状腺刺激物質として作用するため、甲状腺でのホルモン分泌、合成が亢進する。血中甲状腺ホルモンは高値となるが、TSHは低値を示す。hCGは妊娠初期にも分泌され、一過性の甲状腺機能亢進状態になることもある。
- 卵巣の奇形腫(teratoma)で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が存在し、甲状腺中毒症状を呈す。
- 甲状腺ホルモンの過剰投与、痩せ薬としての服用などにより、甲状腺中毒症状が出現する。血中TSH値は抑制され、サイログロブリンは低値を示すことが特徴的。
-
疫学
- 参考1
症状
YN.D-30
- 全身症状:全身倦怠感、易疲労感、体重減少、体重増加もあり、微熱
- 消化器症状:食欲亢進、排便回数の増加、軟便、下痢
- 循環器症状:動悸、息切れ、頻脈、心房細動、高血圧(収縮期血圧上昇、拡張期血圧低下、脈圧増大)
- 神経筋症状:手指振戦、下肢近位筋の筋力低下、筋萎縮
- 皮膚症状:発汗過多、皮膚湿潤、色素沈着、脱毛、皮膚掻痒感、手掌紅斑、爪甲剥離(Plummer爪)
- 精神症状:神経過敏、易刺激性、不眠、多動
- 性腺症状:月経異常(月経過少、無月経)
甲状腺機能亢進症と褐色細胞腫
- 血圧:収縮期血圧↑/収縮期血圧↓ ⇔ 収縮期血圧↑/収縮期血圧↑
- 消化器症状:下痢 ⇔ 便秘
眼症状
- 甲状腺眼症においては、球後軟部組織の炎症性病変すなわち眼窩症が眼症発症の背景にある。
- したがって、球後脂肪織炎による眼球突出と、外眼筋炎を伴う眼球突出がある。
- Basedow病発症のピークを示す20歳前後の世代では脂肪織炎のみによる眼球突出のみによる眼球突出が高頻度に見られるのに対して、もう一つの山である40歳代の中高年層では外眼筋肥大を伴う例が多い。
- 薬物治療:副腎皮質ステロイドホルモンのパルス療法あるいは漸減法を行う。
- 特徴的所見:眼瞼後退、Graefe徴候(下方視の際に上眼瞼の下方への動きが遅れる)、Kocher徴候(目が凝視または驚いたように見える状態)
合併症
検査
など
- Ca:高値 → 甲状腺ホルモンによる骨吸収・骨形成亢進のため? 骨粗鬆症が出現する症例はない、あるいは少ないのか?
- P: 高値
- 食後:高血糖
- AST:上昇
- ALT:上昇
治療
- ICU.762
- β遮断薬
- 抗甲状腺薬:メチマゾール(MMI)(PTUより早く血漿fT4濃度を低減させるし、顆粒球減少の頻度がより低い)、プロピルチオウラシル(PTU)
- ヨウ素剤:重症の場合は抗甲状腺薬に加えて使用する。ヨウ素は甲状腺からのT4放出を抑制する。
参考
- http://www.thyroid.jp/pdf/dr_TRAb.pdf
uptodate
- 1. [charged] 成人における甲状腺機能亢進症の臨床症状の概要 - uptodate [1]
- 2. [charged] 潜在性甲状腺機能亢進症 - uptodate [2]
- 3. [charged] 甲状腺機能亢進症の原因となる疾患 - uptodate [3]
- 4. [charged] 小児期および思春期における甲状腺機能亢進症の臨床症状および診断 - uptodate [4]
- 5. [charged] 甲状腺機能亢進症およびバセドウ病の神経学的症状 - uptodate [5]
- 6. [charged] 甲状腺機能亢進症の心血管系への影響 - uptodate [6]
- 7. [charged] 甲状腺機能亢進症の診断 - uptodate [7]
- 8. [charged] バセドウ病(グレーブス甲状腺機能亢進症)の治療 - uptodate [8]
[★]
- 英
- thyrotoxicosis
- 関
- 甲状腺機能亢進症、甲状腺、甲状腺ホルモン
定義
- 血中に甲状腺ホルモンが増加し、それに臨床症状が伴っている状態
- 過剰の甲状腺ホルモンが存在するという生理的な症状を指す。この病態を表すにはhyperthyroidismよりthyrotoxicosisが用いられるべき。thyrotoxicosisは甲状腺の機能亢進とは関連しない。hyperthyroidismは甲状腺機能の亢進による障害のためにとっておく。(WIL.333)
- でも、以下の分類だと、ごちゃまぜに使っています・・・要するに文献によって用語の使い方が統一されていない。
分類
-
- グレーブス病 :びまん性 :fT3↑、fT4↑、TSH↓
- 甲状腺機能性結節 toxic multinodular goitar
- TSH産生下垂体腫瘍 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 下垂体型甲状腺ホルモン不応症 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 胞状奇胎、絨毛腫瘍
- ヒト絨毛性ゴナドトロピンhCGがTSH様甲状腺刺激物質として作用するため、甲状腺でのホルモン分泌、合成が亢進する。血中甲状腺ホルモンは高値となるが、TSHは低値を示す。hCGは妊娠初期にも分泌され、一過性の甲状腺機能亢進状態になることもある。
- 卵巣の奇形腫(teratoma)で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が存在し、甲状腺中毒症状を呈す。
- 甲状腺ホルモンの過剰投与、痩せ薬としての服用などにより、甲状腺中毒症状が出現する。血中TSH値は抑制され、サイログロブリンは低値を示すことが特徴的。
-
合併症
[★]
- 英
- thyroid gland
- ラ
- glandula thyroidea
- 関
- 甲状腺ホルモン、副甲状腺(上皮小体)
- 喉頭
- 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)
解剖学
部位
性状
- 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。
大きさ
- よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
- 単位はmm?
|
n
|
峡部
|
横断厚
|
横径
|
縦経(右)
|
縦経(左)
|
男性
|
34
|
1.8±0.6
|
18±3.0
|
48±4.8
|
49±3.7
|
49±3.8
|
女性
|
16
|
1.3±0.8
|
16±2.2
|
46±3.6
|
45±6.0
|
46±3.0
|
血管
動脈
静脈
神経
- 声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71
画像
- (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー) ← 要確認
組織学
- 成人甲状腺全体の0.1%を占める
- カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
- 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
- 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。
機能
発生
神経支配
- 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。
臨床関連
診察所見と疾患
非腫瘍性疾患
- a) 無形成 Agenesis
- b) 低形成 Hypoplasia
- c) 異所性甲状腺:異残物
- mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
- a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
- a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
- b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
- c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
- d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
- e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
- f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
分類
[★]
- 英
- poisoning, intoxication
- 関
中毒の早期発見のための検査
- SUB.403
重金属
有機溶剤
中毒一覧
[★]
- 英
- periodicity、cyclicity、periodic、cyclic、cyclical, periodism
- 同
- リズム rhythm
- 関
- 環式、環状、サイクリック、周期現象、周期的、バイオリズム、リズム性、定期的
[★]
- plegia
- 英
- quadriplegia, tetraplegia, quadriparesis
- 関
- 運動麻痺、単麻痺、麻痺。四肢不全麻痺、閉じ込め症候群、痙性四肢麻痺、弛緩性四肢麻痺
[★]
- 英
- paralysis, palsy
- 関
- (comb form)plegia。不全麻痺 paresis