プランマー病
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Japanese Journal
- 潜在性甲状腺機能亢進症の経過の後に後期高齢期に診断された Plummer 病の1例
- 長谷川 崇,荒木 厚,田村 嘉章,菅原 知紀,岩田 安希子,上宮 文,千葉 優子,堀内 敏行,森 聖二郎,井藤 英喜
- 日本老年医学会雑誌 44(2), 251-255, 2007-03-25
- NAID 10019497321
- 41) 甲状腺生検後に冠攣縮性狭心症から心室細動を来たしたPlummer病の一例(第96回日本循環器学会近畿地方会)
- 湯浅 都,蓮池 俊明,伊原 まどか,海部 久美子,柳川 和範,深水 真希,岡田 拓也,桐野 基浩,山根 光量,竹村 芳
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 68(Supplement_II), 810, 2004-04-20
- NAID 110002690362
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- プランマー病(プランマーびょう、英: Plummer's disease)とは機能性甲状腺腫瘍により 甲状腺ホルモンの過剰分泌を来たした病態のこと。 ... 「http://ja.wikipedia.org/w/index. php?title=プランマー病&oldid=46527103」から取得. カテゴリ: 病気 · ホルモン ...
- 甲状腺にできる結節(けっせつ:「しこり」のこと)にはいくるかのタイプがありますが、その なかには、独自に甲状腺ホルモンをつくる性質をもつものがあります。下垂体(かす いたい)からの甲状腺刺激ホルモン(TSH)の作用とは無関係に、ホルモンをつくります。
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★リンクテーブル★
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- 52歳の女性。1週前からの動悸を主訴に来院した。発汗が多く、易疲労感がある。身長162cm、体重52kg。体温37.4℃。脈拍104/分、整。血圧162/72mmHg。皮膚は湿潤し、手指に振戦を認める。頚部にびまん性の痛みのない甲状腺腫を触知する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球420万、Hb13.0g/dl、Ht37%、白血球5,000、血小板20万。血清生化学所見:尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、総コレステロール105mg/dl、AST30単位(基準40以下)、ALT25単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ420単位(基準260以下)、γ-GTP30単位(基準8~50)、Na138mEq/l、K4.0mEq/l、Cl99mEq/l、Ca9.8mg/dl。TSH 0.1μU/ml以下(基準0.2~4.0)、遊離サイロキシン4.3ng/dl(基準0.8~1.8)。甲状腺123 I摂取率24時間値6%(基準10~40)。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098D047]←[国試_098]→[098D049]
[★]
- 32歳の女性。暑がり、発汗過多、手指振戦および労作時の動悸を主訴に来院した。 2週前から症状が出現したという。感冒様症状の先行はない。身長162cm、体重52kg。体温36.2℃。呼吸数28/分。脈拍104/分、整。血圧128/72mmHg。甲状腺はびまん性に腫大、弾性硬、表面に軽度凹凸を認め、圧痛を認めない。皮膚は湿潤、手指に振戦を認める。血液生化学所見:総コレステロール105mg/dl、AST 20IU/l、 ALT 26IU/l. TSH 0.1μU/ml(基準0.2-4.0)、FT4 3.2ng/dl(基準0.8-2.2)。99mTc04-甲状腺シンチグラム(別冊No.8)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A034]←[国試_105]→[105A036]
[★]
- 24歳の女性。動悸、発汗過多および体重減少のため来院した。脈拍124/分、整。血圧120/70mmHg。発熱はなく、自発痛や圧痛を伴わないびまん性甲状腺腫と手指振戦とを認める。赤沈10mm/1時間。血清生化学所見:TSH0.01μU/l未満(基準0.2~4.0)、freeT4 2.6ng/dl(基準0.8~2.2)。免疫学所見:CRP陰性、抗サイログロブリン抗体陽性、抗ミクロゾーム抗体陽性、TSH受容体抗体陰性。超音波検査所見で甲状腺のぴまん性腫大を認める。甲状腺123I摂取率(24時間値)は4.2%(基準10~40)である。診断はどれか。]]
[正答]
※国試ナビ4※ [097D049]←[国試_097]→[097D051]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106I004]←[国試_106]→[106I006]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095A076]←[国試_095]→[095A078]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G065]←[国試_097]→[097G067]
[★]
- 英
- thyroid gland
- ラ
- glandula thyroidea
- 関
- 甲状腺ホルモン、副甲状腺(上皮小体)
- 喉頭
- 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)
解剖学
部位
性状
- 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。
大きさ
- よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
- 単位はmm?
|
n
|
峡部
|
横断厚
|
横径
|
縦経(右)
|
縦経(左)
|
男性
|
34
|
1.8±0.6
|
18±3.0
|
48±4.8
|
49±3.7
|
49±3.8
|
女性
|
16
|
1.3±0.8
|
16±2.2
|
46±3.6
|
45±6.0
|
46±3.0
|
血管
動脈
静脈
神経
- 声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71
画像
- (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー) ← 要確認
組織学
- 成人甲状腺全体の0.1%を占める
- カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
- 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
- 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。
機能
発生
神経支配
- 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。
臨床関連
診察所見と疾患
非腫瘍性疾患
- a) 無形成 Agenesis
- b) 低形成 Hypoplasia
- c) 異所性甲状腺:異残物
- mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
- a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
- a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
- b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
- c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
- d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
- e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
- f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
分類
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- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患