- 英
- Plummer disease
- 同
- 結節性甲状腺中毒症 toxic adenomatous goiter
- 関
- 機能性甲状腺結節、甲状腺腫、甲状腺機能亢進症
概念
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/04 02:02:45」(JST)
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プランマー病(プランマーびょう、英: Plummer's disease)とは機能性甲状腺腫瘍により甲状腺ホルモンの過剰分泌を来たした病態のこと。
診断[編集]
- 甲状腺ホルモン
- 下垂体ホルモン、特に甲状腺刺激ホルモン(TSH)
- シンチグラフィー
- 放射性ヨードによる画像検査。腫瘍におけるヨードの集積、甲状腺の正常部分にヨードが取り込まれない、などの所見が得られる。
治療[編集]
手術による腫瘍の切除が基本的な治療となる。
関連項目[編集]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 甲状腺腫瘍の疫学 (内分泌腺腫瘍--基礎・臨床研究のアップデート) -- (甲状腺腫瘍)
- 周期性四肢麻痺を合併したプランマー病の1例 (内分泌クリニカル・カンファランス 51) -- (甲状腺)
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hyperthyroidism
- 同?
- 甲状腺中毒症 thyrotoxicosis
- 関
- 甲状腺、甲状腺ホルモン、甲状腺腫。甲状腺機能低下症
定義
- 甲状腺においてホルモンの合成と分泌が増加し、そのために甲状腺ホルモン過剰の症状が出現している病態
分類
-
- グレーブス病 :びまん性 :fT3↑、fT4↑、TSH↓
- 甲状腺機能性結節 toxic multinodular goitar
- TSH産生下垂体腫瘍 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 下垂体型甲状腺ホルモン不応症 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 胞状奇胎、絨毛腫瘍
- ヒト絨毛性ゴナドトロピンhCGがTSH様甲状腺刺激物質として作用するため、甲状腺でのホルモン分泌、合成が亢進する。血中甲状腺ホルモンは高値となるが、TSHは低値を示す。hCGは妊娠初期にも分泌され、一過性の甲状腺機能亢進状態になることもある。
- 卵巣の奇形腫(teratoma)で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が存在し、甲状腺中毒症状を呈す。
- 甲状腺ホルモンの過剰投与、痩せ薬としての服用などにより、甲状腺中毒症状が出現する。血中TSH値は抑制され、サイログロブリンは低値を示すことが特徴的。
-
疫学
- 参考1
症状
YN.D-30
- 全身症状:全身倦怠感、易疲労感、体重減少、体重増加もあり、微熱
- 消化器症状:食欲亢進、排便回数の増加、軟便、下痢
- 循環器症状:動悸、息切れ、頻脈、心房細動、高血圧(収縮期血圧上昇、拡張期血圧低下、脈圧増大)
- 神経筋症状:手指振戦、下肢近位筋の筋力低下、筋萎縮
- 皮膚症状:発汗過多、皮膚湿潤、色素沈着、脱毛、皮膚掻痒感、手掌紅斑、爪甲剥離(Plummer爪)
- 精神症状:神経過敏、易刺激性、不眠、多動
- 性腺症状:月経異常(月経過少、無月経)
甲状腺機能亢進症と褐色細胞腫
- 血圧:収縮期血圧↑/収縮期血圧↓ ⇔ 収縮期血圧↑/収縮期血圧↑
- 消化器症状:下痢 ⇔ 便秘
眼症状
- 甲状腺眼症においては、球後軟部組織の炎症性病変すなわち眼窩症が眼症発症の背景にある。
- したがって、球後脂肪織炎による眼球突出と、外眼筋炎を伴う眼球突出がある。
- Basedow病発症のピークを示す20歳前後の世代では脂肪織炎のみによる眼球突出のみによる眼球突出が高頻度に見られるのに対して、もう一つの山である40歳代の中高年層では外眼筋肥大を伴う例が多い。
- 薬物治療:副腎皮質ステロイドホルモンのパルス療法あるいは漸減法を行う。
- 特徴的所見:眼瞼後退、Graefe徴候(下方視の際に上眼瞼の下方への動きが遅れる)、Kocher徴候(目が凝視または驚いたように見える状態)
合併症
検査
など
- Ca:高値 → 甲状腺ホルモンによる骨吸収・骨形成亢進のため? 骨粗鬆症が出現する症例はない、あるいは少ないのか?
- P: 高値
- 食後:高血糖
- AST:上昇
- ALT:上昇
治療
- ICU.762
- β遮断薬
- 抗甲状腺薬:メチマゾール(MMI)(PTUより早く血漿fT4濃度を低減させるし、顆粒球減少の頻度がより低い)、プロピルチオウラシル(PTU)
- ヨウ素剤:重症の場合は抗甲状腺薬に加えて使用する。ヨウ素は甲状腺からのT4放出を抑制する。
参考
- http://www.thyroid.jp/pdf/dr_TRAb.pdf
uptodate
- 1. [charged] 成人における甲状腺機能亢進症の臨床症状の概要 - uptodate [1]
- 2. [charged] 潜在性甲状腺機能亢進症 - uptodate [2]
- 3. [charged] 甲状腺機能亢進症の原因となる疾患 - uptodate [3]
- 4. [charged] 小児期および思春期における甲状腺機能亢進症の臨床症状および診断 - uptodate [4]
- 5. [charged] 甲状腺機能亢進症およびバセドウ病の神経学的症状 - uptodate [5]
- 6. [charged] 甲状腺機能亢進症の心血管系への影響 - uptodate [6]
- 7. [charged] 甲状腺機能亢進症の診断 - uptodate [7]
- 8. [charged] バセドウ病(グレーブス甲状腺機能亢進症)の治療 - uptodate [8]
[★]
- 英
- thyrotoxicosis
- 関
- 甲状腺機能亢進症、甲状腺、甲状腺ホルモン
定義
- 血中に甲状腺ホルモンが増加し、それに臨床症状が伴っている状態
- 過剰の甲状腺ホルモンが存在するという生理的な症状を指す。この病態を表すにはhyperthyroidismよりthyrotoxicosisが用いられるべき。thyrotoxicosisは甲状腺の機能亢進とは関連しない。hyperthyroidismは甲状腺機能の亢進による障害のためにとっておく。(WIL.333)
- でも、以下の分類だと、ごちゃまぜに使っています・・・要するに文献によって用語の使い方が統一されていない。
分類
-
- グレーブス病 :びまん性 :fT3↑、fT4↑、TSH↓
- 甲状腺機能性結節 toxic multinodular goitar
- TSH産生下垂体腫瘍 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 下垂体型甲状腺ホルモン不応症 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 胞状奇胎、絨毛腫瘍
- ヒト絨毛性ゴナドトロピンhCGがTSH様甲状腺刺激物質として作用するため、甲状腺でのホルモン分泌、合成が亢進する。血中甲状腺ホルモンは高値となるが、TSHは低値を示す。hCGは妊娠初期にも分泌され、一過性の甲状腺機能亢進状態になることもある。
- 卵巣の奇形腫(teratoma)で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が存在し、甲状腺中毒症状を呈す。
- 甲状腺ホルモンの過剰投与、痩せ薬としての服用などにより、甲状腺中毒症状が出現する。血中TSH値は抑制され、サイログロブリンは低値を示すことが特徴的。
-
合併症
[★]
- 英
- goiter
- ラ
- struma
- 関
- 甲状腺
- 腫瘍によるものは含めない
- 結節性甲状腺腫 multinodular goiter
-
- iodineが不足しがちな地域に住んでいる人に多い。人口の10%以上にgoiterが見られたらepidemic goiterと判断できる
- 思春期~若い女性に多い
- 甲状腺ホルモンの合成が傷害されることによる
-
- カルシウムやの過剰摂取が甲状腺ホルモンの合成を阻害
参考
- 1. 甲状腺 DotJP - Thyroid DotJP presented by Sumire Hospital
- 1. 甲状腺疾患を理解するための基本的な知識
- http://www.thyroid.jp/pdf/1.pdf
- 2. 甲状腺疾患を自分で診断し、治療する c. 甲状腺疾患の自己診断法
- http://www.thyroid.jp/pdf/2-c.pdf
- 明日からの診療に役立つ 甲状腺診療のノウハウ すみれ甲状腺グループ すみれクリニック 院長 岡本泰之
- http://www.thyroid.jp/professional/pdf/dr_clinical_practice.pdf
- 甲状腺疾患と 抗TSHレセプター抗体
- http://www.thyroid.jp/pdf/dr_TRAb.pdf]]
[★]
- 英
- autonomously functioning thyroid nodule, AFTN
- 同
- 機能性結節 functioning nodule、過機能性結節 hyperfunctioning nodule
- 関
- 甲状腺
- 定義としては「機能性甲状腺結節 = プランマー病」であるが、もっぱら「中毒性単結節性甲状腺腫 = プランマー病」として使われている
定義
- 甲状腺の結節性病変であり、良性腫瘍である。
- TSH非依存的に甲状腺ホルモンを産生・分泌する結節
- 甲状腺機能亢進症を呈する。
病理
分類
という。
検査
- 甲状ホルモン:高値
- TSH:低値
- 甲状腺シンチグラフィー:腫瘍に一致した放射性ヨードの取り込みを示すいわゆる高摂取結節(hot nodule)の像
[★]
- 関
- ヨウ化ナトリウム(123I)、甲状腺
- 甲状腺の123摂取率(24時間)は10-35%が正常。
- 甲状腺での甲状腺ホルモン合成が亢進しているか、あるいは抑制されているのかを示す。
高値
- グレーブス病:抗TSH受容体刺激型抗体により、甲状腺ホルモンの合成亢進
- プランマー病:やや高値。甲状腺腫が甲状腺ホルモンを自立的に産生するようになった病態
低値
[★]
- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患
[★]
- 英
- plan
- 関
- 計画、予定