- 英
- growth curve
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/12 17:31:49」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2011年10月) |
成長曲線(せいちょうきょくせん)とは、人間の身体的発達の程度を、横軸を年齢、縦軸を調べたいデータとするグラフで表した曲線である。曲線で表すので、成長の速度を視覚的にとらえることもできる。小児の身長に対して用いられることが多く、成長障害(低身長・高身長)を判断するのに役立つ。もちろん、その他のデータに関する成長曲線、たとえば体重・ボディマス指数(BMI)・座高などの成長曲線を作成することも可能である。
目次
- 1 基準曲線の描き方
- 2 成長障害の判定方法
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
基準曲線の描き方
成長曲線の基準となる曲線の描き方には標準偏差曲線(SD曲線)とパーセンタイル曲線(percentile曲線)の2つがある。
- 標準偏差曲線
- 調べたいデータが正規分布をしているとみなして作成する成長曲線のこと。平均値を年齢ごとにプロットしていった曲線と、+1SD、+2SD、-1SD、-2SDに対応する曲線の計5本を描く。計算により算出できるので、それぞれのデータの評価がしやすいという特徴がある。しかし、正規分布でないデータ(「体重」はその典型例)に関しては、この曲線を描くこと自体が統計学的に無意味になってしまうという欠点もある。
- パーセンタイル曲線
- 調べたいデータの分布を問わず、何%の人がこの値よりも下に存在するかという点を連ねていってできる曲線。通常3%、10%、25%、50%、75%、90%、97%の7本を描く。例えば25%の曲線上の点は、これよりも下の値を取る人が25%いるということを示している。正規分布に従う必要がないので様々なデータに対して描くことができるが、極端に高い(低い)値に対しての評価ができないという欠点がある。
日本では専ら標準偏差曲線が用いられることが多いが、世界的にはパーセンタイル曲線を採用することが多い。
成長障害の判定方法
成長曲線を用いて成長障害があると判断できるのは、次の2つの場合である。
- ある児に関する値が-2SD~+2SDの範囲から外れている(または、3~97パーセンタイルの範囲から外れている)
- ある児に関する値の速度が成長曲線をまたぐ(例えば、10歳で+1SDであったが、15歳で-1SDであるといった場合)
前者は値自体が基準域を外れており、後者は速度が基準を外れるということを示す。
ただし、成長曲線を外れることは必ずしも病的ではなく、思春期遅発症のように病気というよりもむしろ体質であるといえる状態のものもある。
参考文献
関連項目
外部リンク
|
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 外来で役立つ小児看護技術(第8回)母子健康手帳と成長曲線
- The Determination of Abundances of Two Stars with Planets, ε Eri and HD37124
- 吉岡 一男,山口 直晃,Kazuo Yoshioka,Naoaki Yamaguchi
- 放送大学研究年報 = Journal of the Open University of Japan 31, 89-96, 2014-03-20
- … 整約はソフトアウェアIRAFを用いて行い、解析は吉岡が作成したプログラムを用いて、相対成長曲線法で行った。 …
- NAID 120005427273
Related Links
- 成長曲線自動作成プログラムは、0歳0ヶ月からから19歳11ヶ月 までの身長・体重を月ごとに入力することにより、お子様の成長 状況を確認すると共に、SD値を求め、平均に対してどのくらい の成長度かを測定するプログラムです。
- もみの木クラブはお子さんの成長を見守るためのお母さん、お父さんのページです。 ... 横断的成長曲線の記入のしかた グラフは横軸が年齢、縦軸の左側が身長、右側が体重の目盛りです。まず、お子さんの成長の記録を集めます。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 10か月の男児。健康診査のため来院した。在胎39週2日、頭位正常分娩で出生した。身長47.5cm、体重2,800g、Apgarスコア8点(1分)であった。つかまり立ちはするが、這い這いはしない。離乳食は2回で、お粥を子ども茶碗1杯と副食とを食べる。他に母乳を4回飲んでいる。2か月前から人見知りが始まり、両親以外の人が近づくと激しく泣く。毎日夜泣きをする。身長68.2cm、体重8.0kg。顔色は良好。胸部と腹部とに異常を認めない。医師の顔を見て泣く。成長曲線を以下に示す。
- 親への説明で正しいのはどれか。
- a. 母乳をやめる。
- b. 摂取カロリーは不足している。
- c. 1歳までに離乳食を3回にする。
- d. 運動発達は遅れている。
- e. 人見知り・夜泣きが激しいのは異常である。
[正答]
※国試ナビ4※ [102B043]←[国試_102]→[102B045]
[★]
- 9歳の男児。陰毛発生、変声を主訴に母親に連れられて来院した。幼稚園の頃から一番背が高かった。半年前から陰毛が発生し、最近になり周囲から変声を指摘され、心配になり来院した。既往歴に特記すべきことはない。家族の身長は、父親 175cm、母親 159cm 10歳で初経、兄 14歳 175cm 12歳で変声、姉12歳 152cm 10歳で初経。本人は身長 150cm、体重 51kg。体温 36.5℃。口腔内に異常を認めない。甲状腺と頸部リンパ節の腫大を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。Cafe au lait斑を認めない。
- 次に行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C037]←[国試_113]→[113C039]
[★]
- 7歳の女児。学級で一番小さいことを主訴に来院した。身長111cm(-2.7SD)、体重16.0kg(-2.5SD)。身体所見では、身長、体重以外に特記すべき異常を認めない。尿所見:比重1.024、蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球450万、Hb 13.5g/dl、Ht 41%、白血球7,300、血小板35万。血液生化学所見:血糖98mg/dl、総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.2g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.4mg/dl、総コレステロール130mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 18IU/l、ALT 17IU/l、CK 42IU/l、ALP 650IU/l(基準338~908)、Na 140mEq/l、K 4.5mEq/l、Cl 106mEq/l、Ca 9.5mg/dl。静脈血ガス分析(room air):pH 7.39、PaCO2 38Torr、HCO3- 22mEq/l。
- 診断に有用でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E043]←[国試_107]→[107E045]
[★]
- 1歳 7か月の男児。 1歳 6か月健康診査を目的として来院した。妊娠・分娩経過を含め、これまで健康診査などで異常を指摘されたことはない。有意語はパパ、ママ、マンマ、バーバの 4つを言う。歩くことも可能であるが、最近 2週間ほど歩かなくなった。身長 78.6 cm、体重 9.5 kg、頭囲 52.0 cm、大泉門 2.3×2.5 cm。眼球運動に異常なく、心音と呼吸音とに異常を認めない。泣くときに両側下肢を伸展し、内転、内旋する動きがみられる。
- まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108E043]←[国試_108]→[108E045]
[★]
- 5歳1か月の女児。低身長を主訴に母親に連れられて来院した。幼稚園の身体測定で低身長を指摘された。出生時は身長 48cm、体重 2,750g。出生後に特記すべき異常は認めない。発達は正常であった。身長 95.9cm(-2.5SD)、体重 12.5kg(-2.0SD)。体温 36.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 102/60mmHg。顔貌に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- この疾患を鑑別するのに有用でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G047]←[国試_109]→[109G049]
[★]
成長曲線、増殖曲線
[★]
- 英
- growth、outgrowth、grow、outgrow、development
- 関
- 発育、伸長、増殖、伸びる、発達、生育
- 二次性徴
|
身長(cm)
|
体重(kg)
|
頭囲(cm)
|
胸囲(cm)
|
生下時
|
50
|
|
3
|
(x2)
|
33
|
32
|
3ヶ月
|
60
|
|
6
|
|
|
|
6ヶ月
|
70
|
|
8
|
|
|
|
1歳
|
75
|
(x1.5)
|
9
|
(x3)
|
45
|
45
|
2歳
|
|
|
|
(x4)
|
|
|
3歳
|
94
|
|
14
|
|
49
|
50
|
4歳
|
|
(x2)
|
|
(x5)
|
|
|
5歳
|
|
|
|
(x6)
|
|
|
ホルモン
検査値
- 1歳でIgMは成人と同程度
- MAGE → IgM, IgA, IgG, IgEの順に成人値と同じレベルとなる。
[★]
- 英
- line、string
- 関
- 裏打ち、系統、弦、紐、ライン
[★]
- 英
-
- 関
- 曲げる、曲がる、カーブ