- 英
- sodium citrate
- ラ
- sodii citras
- 商
- チトラール、チトラミン、チレート
- 関
- 代謝性アルカローシス、sodium citrate hydrate
- 輸血製剤の中に抗凝固剤として含まれており、この分解過程で重炭酸イオンを産生する。このため、大量の輸血により代謝性アルカローシスとなる。(QB.D-353)
- 一般的に血算は抗凝固薬としてEDTAを用いるが、血小板減少症が見られた場合にはEDTAによる偽性血小板減少症を除外するためにクエン酸ナトリウム入りのスピッツ(主に凝固検査で用いられる)での採血を行う。
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/17 04:57:15」(JST)
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クエン酸ナトリウム |
|
IUPAC名
Trisodium citrate
Trisodium 2-hydroxypropane-1,2,3-tricarboxylate
|
別称
クエン酸ソーダー
クエン酸
ナトリウム塩
クエン酸ナトリウム
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
68-04-2 , 6132-04-3 (dihydrate), 6858-44-2 (pentahydrate) |
ChEMBL |
CHEMBL1355 |
RTECS番号 |
GE8300000 |
- [Na+].[Na+].[Na+]. O=C([O-])CC(O)(CC(=O)[O-])C([O-])=O
|
特性 |
化学式 |
Na3C6H5O7 |
モル質量 |
258.06 g/mol (無水塩), 294.10 g/mol (二水和物) |
外観 |
白色の粉末結晶 |
密度 |
1.7 g/cm3 |
融点 |
>300 ℃
hydrates lose water ca. 150 C
|
沸点 |
分解
|
水への溶解度 |
42.5 g/100 ml (25 ℃)[要検証 – ノート] |
危険性 |
MSDS |
External MSDS |
主な危険性 |
刺激 |
関連する物質 |
関連物質 |
#クエン酸一ナトリウム
- クエン酸二ナトリウム
- クエン酸カルシウム
クエン酸 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
クエン酸ナトリウム(クエンさんナトリウム、英: sodium citrate)は、クエン酸のナトリウム塩である。クエン酸は三価のカルボン酸であるため、クエン酸ナトリウムにも一ナトリウム塩、二ナトリウム塩、三ナトリウム塩の3種がある。
目次
- 1 クエン酸一ナトリウム
- 2 クエン酸二ナトリウム
- 3 クエン酸三ナトリウム
- 4 関連項目
クエン酸一ナトリウム
クエン酸一ナトリウム(クエン酸モノナトリウム)は、示性式が NaH2(C3H5O(COO)3) の塩。
クエン酸二ナトリウム
クエン酸二ナトリウム(クエン酸ジナトリウム)は、示性式が Na2H(C3H5O(COO)3) の塩。酸化防止剤として食品に添加される。pH調整剤、キレート剤(金属イオン封鎖剤)としても用いられる。
クエン酸三ナトリウム
クエン酸三ナトリウム(クエン酸トリナトリウム)は、示性式が Na3(C3H5O(COO)3) の塩。式量は258。心地よい塩味と香味を示す。酸味料やpH調整剤や調味料や香料または保存料として食品に添加されることがある。またプロセスチーズやその加工品などに限るとクエン酸三ナトリウムを乳化剤として添加することがある。なおクエン酸もナトリウム塩も元々食品に含まれているもの、つまり食品添加物が登場する以前から食品に含まれていたものなので、クエン酸三ナトリウムを食品に添加しても比較的安全だとされている。また食品以外では、抗凝固薬として採取した血液に添加される。
関連項目
|
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Japanese Journal
- ラットに対する強度の異なる運動が血液流動性に及ぼす影響
- 久保 哲也,石川 慎太郎,藤原 博士,三村 直巳,砂川 正隆,佐藤 孝雄,久光 正
- 昭和医学会雑誌 71(2), 167-174, 2011
- … た.また対照群は実験群と同時間,餌と水の摂取を制限した状態で静置した.運動直後,ペントバルビタール麻酔下で開腹し,下大静脈より採血した.血液サンプルは,ヘパリンナトリウム,EDTA-2K,クエン酸ナトリウムで凝固を阻止し,各検査に用いた.血液流動性の検査には,Micro Channel Array Flow Analyzer(MC-FAN)を,血小板のADPに対する反応性の検査には,血小板凝集能測定装置(PA-20)を用いた.また血漿中の血糖 …
- NAID 130001391019
- クエン酸ナトリウムの多機能を応用したスルメイカからの新規ねり製品製造技術の開発
- YVO_4:Bi^<3+>,Eu^<3+>ナノ蛍光体の液相合成(II) : クエン酸ナトリウム添加条件の検討
- 小形 浩子,竹下 覚,磯部 徹彦,澤山 友博,新倉 誠司
- 希土類 = Rare earths (54), 56-57, 2009-05-21
- NAID 10026104046
Related Links
- 移動: 案内, 検索. クエン酸トリアニオン. クエン酸ナトリウム(クエンさんナトリウム、 sodium citrate)は、クエン酸のナトリウム塩である。クエン酸は三価のカルボン酸である ため、クエン酸ナトリウムにも一ナトリウム塩、二ナトリウム塩、三ナトリウム塩の3種が ある ...
- クエン酸の塩はカルシウムイオンとキレート結合するので、かつては検査用血液 サンプルの抗血液凝固剤などとしても利用された。現在でも成分献血時にクエン酸 ナトリウムとともに抗血液凝固剤として使用される。クエン酸ナトリウム・クエン酸カリウム 合剤(商品 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プロテアミン12X注射液(200mL)
組成
成分・分量〉 1袋200mL中
- L-イソロイシン 1,194mg
L-ロイシン 2,276mg
L-リジン塩酸塩 1,960mg
L-メチオニン 866mg
L-フェニルアラニン 1,948mg
L-トレオニン 1,008mg
L-トリプトファン 374mg
L-バリン 1,380mg
………………………………………………………………
L-シスチン 46mg
L-チロジン 114mg
………………………………………………………………
L-アルギニン塩酸塩 2,976mg
L-塩酸ヒスチジン 1,412mg
L-アラニン 1,642mg
L-アスパラギン酸 404mg
L-グルタミン酸 204mg
グリシン 3,136mg
L-プロリン 2,126mg
L-セリン 934mg
………………………………………………………………
キシリトール 10,000mg
………………………………………………………………
(添加物)
乾燥亜硫酸ナトリウム(安定剤) 80mg
クエン酸ナトリウム水和物(安定剤) 100mg
コハク酸二ナトリウム六水和物(pH調節剤) 1,922mg
水酸化ナトリウム(pH調節剤) 236mg
乳酸ナトリウム液(pH調節剤) 2,092mg
(乳酸ナトリウムとして 1,046mg)
総遊離アミノ酸 22,724mg
分岐鎖アミノ酸 21.3%
総窒素 3,630mg
必須アミノ酸/非必須アミノ酸 0.88
〈電解質量〉
Na+ 約30mEq
Cl− 約30mEq
禁忌
[肝性昏睡が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[高窒素血症が悪化又は誘発されるおそれがある.]
[アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある.]
効能または効果
●手術前後,消化管障害,食事制限など蛋白質の摂取または吸収に障害のある場合
●手術,熱傷などで蛋白質の損失が著しい場合
●各種疾患で低蛋白血症があり,かつ経口摂取の不良な場合
●熱性・消耗性疾患など蛋白質の消耗並びに需要が著しく増大している場合
- 通常1回量として,本剤200mLを静脈内に点滴注射する.注入速度は本剤200mL当り120分を基準とする.
経中心静脈輸液法に用いる場合は,本剤を糖液などと配合し,中心静脈内に24時間持続点滴注入する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
慎重投与
[アシドーシスが悪化するおそれがある.]
[心不全が悪化するおそれがある.]
[肝障害,腎障害が悪化するおそれがある.]
薬効薬理
- プロテアミンは日本人の人乳アミノ酸組成を指標として,特に重要な必須アミノ酸パターンは極めて忠実に,非必須アミノ酸はE/Nを考慮しながら重要度に合わせて増減したアミノ酸輸液であり,血中アミノ酸バランスの維持,並びに利用率もよく,窒素出納の負の傾向を軽減させる.2), 3), 4)
★リンクテーブル★
[★]
- 血液検査項目と抗凝固薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101B085]←[国試_101]→[101B087]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104B036]←[国試_104]→[104B038]
[★]
- 英
- thrombocytopenia, thrombopenia
- 同
- 血小板減少
- 関
- 血小板、血小板輸血、血小板増加症
分類
原因
-
- UCSF p.307
アプローチ
[★]
商品
[★]
[★]
[★]
- 英
- Uralyt
クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム
[★]
- 英
- sodium citrate hydrate
- 関
- クエン酸ナトリウム
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- citric acid, citrate
- 関
- クエン酸ナトリウム
COOH-CH2-C(COOH)(OH)-CH2-COOH
尿中のクエン酸
- 尿中のクエン酸は結石の形成をよぼうする作用がある
- 遠位型尿細管性アシドーシスでは近位尿細管でのクエン酸再吸収が亢進するため、低クエン酸血症となり結石の形成を促進する。
臨床関連
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類