- 24歳の女性。発熱と関節痛とを主訴に来院した。 3週前から 37℃台の発熱が出現し、 2週前からは手の関節に痛みが生じた。 2日前から顔に皮疹が出現した。意識は清明。体温 37.5 ℃。脈拍 76/分、整。血圧 128/92 mmHg。眼瞼結膜は貧血様である。口腔内に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両手の中手指節関節、近位指節間関節に腫脹と圧痛とを認める。尿所見:蛋白 2+、潜血 3+、沈渣に赤血球円柱 1~ 4 / 1視野。血液所見:赤血球 391万、 Hb 9.9 g/dl、Ht 30%、白血球 3,500(分葉核好中球 67%、好酸球 4%、好塩基球 1%、単球 15%、リンパ球 13% )、血小板 8.8万。血液生化学所見:総蛋白 5.8 g/dl、アルブミン 3.0 g/dl、AST 29 IU/l、ALT 26 IU/l、LD 348 IU/l(基準176~353)、尿素窒素 24 mg/dl、クレアチニン 1.2 mg/dl、Na 135 mEq/l、K 4.1 mEq/l、Cl 98 mEq/l。顔面の写真 (別冊 No. 6)を別に示す。
- この患者の検査所見として考えられるのはどれか。
- a IgA高値
- b ASO高値
- c 血清補体価低値
- d 抗基底膜抗体陽性
- e 抗好中球細胞質抗体陽性〈ANCA〉
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 25歳の男性。尿量増加を主訴に来院した。 1か月前から排尿回数と尿量との増加に気付いていた。口渇があり飲水量は多く夜間も頻尿であるという。常用薬はない。身長 168 cm、体重 58 kg。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 110/68 mmHg。眼瞼結膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。 1日尿量 3,500 ml。尿所見:比重 1.004、蛋白 (-)、糖 (-)、潜血 (-)、ケトン体 (-)、沈渣に異常を認めない。血液所見:赤血球 468万、 Hb 13.9 g/dl、Ht 42%、白血球 8,300、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.5 g/dl、アルブミン 3.9 g/dl、尿素窒素 18 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、尿酸 6.9 mg/dl、血糖 98 mg/dl、HbA1c(NGSP)5.8% (基準 4.6~6.2)、総コレステロール 180 mg/dl、Na 142 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 108 mEq/l、Ca 9.2 mg/dl、P 3.4mg/dl。CRP 0.1 mg/dl。
- 診断のために必要な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 14歳の男子。家庭や学校で反抗的な態度が目立つことを主訴に学校から勧められ、母親に伴われて来院した。半年前から特に母親に対して反抗的で、注意をすると怒鳴り、家具を叩くことが多いという。学校でも担任教師に時々反抗的な態度をとるが、暴力を振るうことはない。欠席はなく成績は中程度であり、バスケットボール部の活動には積極的に参加している。診察場面では礼節は保たれており、穏やかに会話をする。身体診察では異常所見を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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