- 64歳の女性。乳がん検診のマンモグラフィで異常を指摘され来院した。左乳房に長径約 2 cmの腫瘤を触知する。腫瘤は境界不明瞭で硬く圧痛を認めない。乳頭からの分泌物を認めない。マンモグラム (別冊 No. 29)を別に示す。
- 次に行うべき検査として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A058]←[国試_108]→[108A060]
★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の男性。頑固な不眠と日中の眠気とを主訴に妻に伴われて来院した。 2年前から熟睡感がないと訴えるようになり、日中の疲労感が強く、よく居眠りをするようになった。職場では上司から仕事の能率低下を指摘されている。妻によると、 2年前から夜間のいびきがひどく、時々呼吸が止まったようになるとのことであった。意識は清明。抑うつ気分や不安を認めない。身長 165 cm、体重 90 kg。体温 36.7℃。脈拍 88/分、整。血圧 140/88 mmHg。呼吸数 14/分。 SpO2 96% ( room air)。咽喉頭に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。ポリソムノグラフィにて無呼吸指数 48(基準 5未満 )。
- この患者に行うべき対応として適切なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A059]←[国試_108]→[108B001]
[★]
- 67歳の女性。 1週前からの発熱を主訴に来院した。両側の頸部と鼠径部に径 1~ 2cmのリンパ節を数個ずつ触知する。右肋骨弓下に肝を 2 cm、左肋骨弓下に脾を 3cm触れる。血液所見:赤血球 360万、 Hb 12.0 g/dl、Ht 34%、白血球 22,000(桿状核好中球 4%、分葉核好中球 21%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 2%、リンパ球 39%、異型リンパ球 32% )、血小板 14万。血液生化学所見: AST 38 IU/l、ALT 41 IU/l、LD 2,403 IU/l(基準 176~353)。免疫血清学所見: CRP 0.6 mg/dl、抗HTLV-1抗体陽性。末血塗抹 May-Giemsa染色標本 (別冊 No. 28)を別に示す。
- この患者にみられる所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。
- a 血清Ca高値
- b CD4/CD8低値
- c 直接Coombs試験陽性
- d 可溶性IL-2受容体高値
- e CD20陽性リンパ球増多
[正答]
※国試ナビ4※ [108A057]←[国試_108]→[108A059]
[★]