- 次の文を読み、 33、 34の問いに答えよ。
- 42歳の女性。頭痛を主訴に来院した。
- 現病歴: 3年前から月 1、2回の頭痛を自覚していた。頭痛は両側の後頭部を中心とした持続性の鈍痛で、肩こりを伴っている。夕方になると頭痛が悪化するが、生活に支障をきたすほどの痛みではない。家事などで体を動かしている時のほうが多少痛みは和らぐ感じがする。悪心はない。頭痛に大きな変化はないが、昨日知人が脳梗塞で入院したという話を聞き、心配になって受診した。
- 既往歴:スギ花粉症。
- 生活歴:事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が 56歳時にくも膜下出血で死亡。母親が高血圧症で治療中。
- 身体診察を開始しようとした時に、患者が「今日、頭の CTを撮ってもらえませんか」と希望してきた。
- 現時点の医師の返答として最も適切なのはどれか。
- a 「まだ診察の途中ですよ」
- b 「人間ドックで相談してください」
- c 「予約制なので今日はできません」
- d 「頭の CTを撮ってほしいのですね」
- e 「あなたの状態では CTを撮る必要はありません」
[正答]
※国試ナビ4※ [108H032]←[国試_108]→[108H034]
★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、 31、 32の問いに答えよ。
- 48歳の女性。左下肢の腫脹を主訴に来院した。
- 現病歴: 3日前から特に誘因なく急に左下腿の腫脹、疼痛が出現した。
- 既往歴: 2年前から更年期障害に対してホルモン補充療法を受けている。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 154 cm、体重 65 kg。体温 36.8℃。脈拍 92/分、整。血圧 110/72 mmHg。呼吸数 15/分。 SpO2 96% ( room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢の写真 (別冊 No. 5)を別に示す。左下肢には部分的に表在静脈拡張が認められ、左下肢全体に圧痛を認めた。
- この患者で最も考えられる疾患についての諸検査の検査特性を表に示す。感度特異度Dダイマー測定 89% 55%空気容積脈波検査 85% 91%下肢静脈造影 MRA 91% 93%血小板シンチグラフィ 73% 68%下肢静脈圧迫超音波検査 91% 98%
- この疾患の治療として適切なのはどれか。
[正答]
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- 次の文を読み、 33、 34の問いに答えよ。
- 42歳の女性。頭痛を主訴に来院した。
- 現病歴: 3年前から月 1、2回の頭痛を自覚していた。頭痛は両側の後頭部を中心とした持続性の鈍痛で、肩こりを伴っている。夕方になると頭痛が悪化するが、生活に支障をきたすほどの痛みではない。家事などで体を動かしている時のほうが多少痛みは和らぐ感じがする。悪心はない。頭痛に大きな変化はないが、昨日知人が脳梗塞で入院したという話を聞き、心配になって受診した。
- 既往歴:スギ花粉症。
- 生活歴:事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が 56歳時にくも膜下出血で死亡。母親が高血圧症で治療中。
- 現症:意識は清明。身長 158 cm、体重 52 kg。体温 36.3℃。脈拍 76/分、整。血圧 118/72 mmHg。神経学的所見に異常を認めない。
- 現時点で最も考えられるのはどれか。
[正答]
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