- 32歳の初産婦。産褥 3日目で入院中である。妊娠 38週 5日に陣痛発来し、 3,200gの女児を経腟分娩した。分娩時間は 15時間で、分娩時出血量は 250 mlであった。本日朝の体温は 37.4℃、悪露は赤色で少量であった。昼食後「血の塊が出た」との訴えがあり診察を行った。腹部の皮膚に縦走する多数の白色の線を、両側下腿に浮腫を認めた。子宮底は臍高で柔らかく触知し、腟鏡診で凝血塊を伴う中等量の血性分泌物と子宮口から持続する少量の出血とを認める。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 33歳の 1回経妊 1回経産婦。妊娠 36週。帝王切開術前の検査のため来院した。2週後の妊娠 38週に選択的帝王切開術を予定している。これまでの妊婦健康診査では異常は認められなかった。第 1子は妊娠 39週で分娩停止のため帝王切開術で出生した。体温 36.8℃。脈拍 72/分、整。血圧 120/70 mmHg。内診で子宮口は閉鎖、 Bishopスコアは 2点である。両下腿に浮腫を認める。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)。血液所見:赤血球 386万、 Hb 11.4 g/dl、Ht 34%、白血球 11,000(桿状核好中球17%、分葉核好中球 50%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 6%、リンパ球 25% )、血小板 21万、 PT 10.0秒 (基準 10.14)、 APTT 28.4秒 (基準対照 32.2)。血液生化学所見:総蛋白 6.8 g/dl、アルブミン 4.8 g/dl、総ビリルビン 0.6 mg/dl、直接ビリルビン 0.3 mg/dl、AST 28 IU/l、ALT 18 IU/l、LD 270 IU/l(基準 176~353)、 ALP 350IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 36 IU/l(基準 8~50)、 CK 60 IU/l(基準 30~140)、尿素窒素 9 mg/dl、クレアチニン 0.6 mg/dl、尿酸 3.5 mg/dl、血糖 80 mg/dl、総コレステロール 280 mg/dl、トリグリセリド 190 mg/dl。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。腹部超音波検査で胎児発育は週数相当である。胎児心拍数陣痛図に異常を認めない。
- 現時点での対応として適切なのはどれか。
- a 経過観察
- b 鉄剤投与
- c 抗菌薬投与
- d 利尿薬投与
- e HMG-CoA還元酵素阻害薬投与
[正答]
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- 36歳の 1回経妊 1回経産婦。妊娠 13週。第 1子が 21trisomyであったことから、妊娠中の第 2子の検査を希望して来院した。現時点で母体、胎児ともに妊娠継続に問題はない。
- まず行うべき対応はどれか。
[正答]
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