- 33歳の初妊婦。妊娠 36週。自宅で突然水様帯下の流出を認めたため 1時間後に来院した。妊娠 35週の妊婦健康診査時に施行した腟と外陰との培養検査では、 B群レンサ球菌〈GBS〉が陽性であった。体温 36.4 ℃。脈拍 76/分、整。血圧 116/72mmHg。腟鏡診で後腟円蓋に中等量の水様帯下の貯留を認め、帯下は弱アルカリ性である。内診で子宮口は 1 cm開大、展退度 30%、先進部は児頭で下降度は SP-2cm。血液所見:赤血球 350万、 Hb 11.6 g/dl、Ht 37%、白血球 9,000、血小板 18万。 CRP 0.1 mg/dl。腹部超音波検査で胎児推定体重は 2,600 g、羊水ポケットは 2 cm、胎盤に異常所見を認めない。胎児心拍数陣痛図で子宮収縮を認めず、胎児心拍パターンに異常を認めない。
- まず投与すべきなのはどれか。
[正答]
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- 14歳の男子。家庭や学校で反抗的な態度が目立つことを主訴に学校から勧められ、母親に伴われて来院した。半年前から特に母親に対して反抗的で、注意をすると怒鳴り、家具を叩くことが多いという。学校でも担任教師に時々反抗的な態度をとるが、暴力を振るうことはない。欠席はなく成績は中程度であり、バスケットボール部の活動には積極的に参加している。診察場面では礼節は保たれており、穏やかに会話をする。身体診察では異常所見を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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- 34歳の初産婦。産褥 4日目で入院中である。授乳がうまくできず落ち込んでおり、授乳中に軽度の下腹部痛があるという。乳房は緊満し乳頭刺激により乳汁の分泌を認める。腟鏡診で赤色悪露を、双合診で新生児頭大の子宮を認める。
- 褥婦への説明で正しいのはどれか。
- a 「乳汁の色はこれから黄色くなります」
- b 「赤いおりものは今後1か月間続きます」
- c 「子宮はほぼ妊娠前の大きさに戻っています」
- d 「下腹部の痛みは今後強くなることはありません」
- e 「産後に気分が一時的に沈むことはよく起こります」
[正答]
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