- 48歳の男性。不眠を主訴に来院した。長年にわたる支店での活躍が評価され、半年前に本店に栄転した。当初は喜んだものの、環境の変化になじめず、期待に応える仕事ができないと自分を責め、終日気分が晴れず夜は一睡もできなくなった。 1か月前から仕事が手につかなくなり退職を申し出たところ上司に受診を勧められた。抑うつ気分、意欲低下および全般的な興味や関心の低下がみられ、身体診察で異常所見を認めないことからうつ病と診断した。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 自殺については話題にしない。
- b 就寝前に少量の飲酒を勧める。
- c 病気の症状であることを説明する。
- d すぐに前の職場に戻すように上司に勧める。
- e 仕事ができない原因について上司と話し合ってもらう。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 42歳の初産婦。妊娠 38週 5日に規則的子宮収縮を訴え来院し、陣痛発来と診断され入院となった。その後、鉗子分娩で 3,200 gの女児を娩出した。頸管裂傷を認め縫合したが、非凝固性の出血が持続し、分娩後 30分で出血量は 1,500 mlを超えている。顔面は蒼白で発汗を認める。意識レベルは JCSI-1。身長 158 cm、体重62 kg。体温 37.2℃。脈拍 128/分、整。血圧 78/48 mmHg。子宮底は臍上 3 cmに触知し子宮収縮は不良であった。血液所見:赤血球 330万、 Hb 8.9 g/dl、Ht 27%、白血球 12,200、血小板 9.2万、 PT 30秒 (基準 10~14)、血漿フィブリノゲン 50 mg/dl(基準 200~400)、血清 FDP 135 μg/ml(基準 10以下 )、 Dダイマー 80 μg/ml(基準 1.0以下 )。
- 治療に用いる製剤の組合せとして適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 65歳の男性。左内眼角部の結節を主訴に来院した。 3年前から左内眼角部に小結節が出現し、徐々に増大した。初診時、左内眼角部に直径 1 cm、高さ 2 mmの結節がみられた。頸部リンパ節は触知しない。結節を辺縁から 5 mm離して切除した。内眼角部の写真 (別冊 No.22A)、ダーモスコピーの写真 (別冊 No.22B)及び摘出組織の H-E染色標本 (別冊 No.22C)を別に示す。病理学的に切除断端に病変は認められなかった。
- 切除後の対応として適切なのはどれか。
[正答]
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