- 1か月の乳児。頻回の嘔吐と体重減少とを主訴に母親に連れられて来院した。在胎 38週、 2,750 gにて出生。 1週前から、哺乳のたびに噴水様の嘔吐を認めるようになり、体重も減少してきたため受診した。皮膚のツルゴールが低下している。母親の妊娠中には特に問題はなかった。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 68歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。高血圧症で内服治療を受けているが、3か月前の健康診断では腎機能障害の指摘はなかった。血圧 138/80 mmHg。尿所見:蛋白 ( ±)、蛋白定量 4.6 g/日、糖 (-)、潜血 (-)、沈渣に顆粒円柱とろう様円柱とを認める。血液所見:赤血球 304万、 Hb 10.8 g/dl、Ht 33%、白血球 4,000、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 6.0 g/dl、アルブミン 3.8 g/dl、IgG 351 mg/dl(基準 960~1,960)、 IgA 26 mg/dl(基準 110~410)、 IgM 12 mg/dl(基準 65~350)、尿素窒素 55 mg/dl、クレアチニン 4.7 mg/dl、尿酸 8.8 mg/dl、血糖 96 mg/dl、HbA1c(NGSP) 6.4%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 230 mg/dl。免疫血清学所見: CRP 0.2mg/dl、CH50 38 U/ml(基準 30~40)。腹部超音波検査で両腎は軽度腫大している。腎生検の H-E染色標本 (別冊 No. 16)を別に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I049]←[国試_108]→[108I051]
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- 2か月の男児。右下腹部の膨らみを主訴に母親に連れられて来院した。全身状態は良好であり、機嫌もよい。膨らみを触れても痛がる様子はない。強く押すと消失するが離すとまた膨らむ。下腹部の写真 (別冊 No. 15)を別に示す。
- 母親への説明として適切なのはどれか。
- a 「緊急手術が必要です」
- b 「膨れた時には浣腸してください」
- c 「いつもより哺乳量を減らしてください」
- d 「時々押して平らになることを確認してください」
- e 「できるだけ泣かさないように注意してください」
[正答]
※国試ナビ4※ [108I047]←[国試_108]→[108I049]
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