- 慢性腎臓病の食事・生活指導のため、 1日蓄尿検査を行った。尿量 2,000 ml、尿中 Na 128 mEq/l、尿蛋白 70 mg/dl、尿クレアチニン 50 mg/dlであった。1日塩分排泄量から 1日食塩摂取量を求めよ。ただし、 NaCl 1 gは Na 17 mEqに相当する。また、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第 1位を四捨五入すること。
[正答]
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- 次の文を読み、 59~ 61の問いに答えよ。
- 22歳の男性。全身の筋力低下のため搬入された。
- 現病歴: 5日前に下痢と悪心とがあった。昨日の起床時に歯ブラシをしっかり握れず、朝食時には箸を使えなかった。昼には両腕を持ち上げることができなくなり、夕食時には舌がもつれて話しにくく、むせるようになった。今朝は起き上がれず、母親が救急車を要請し、即日入院となった。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:大学 4年生。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 168 cm、体重 63 kg。体温 36.8℃。脈拍 64/分、整。血圧 150/96 mmHg。呼吸数 18/分。 SpO2 96% ( room air)。認知機能に異常を認めない。両眼の睫毛徴候を認め、鼻唇溝は浅く、口笛を吹くまねができない。構音はやや不明瞭で、軽度の嚥下障害を認める。顔面の感覚には異常を認めない。臥位での頭部挙上ができない。徒手筋力テストで上肢は 1~ 2に低下し、下肢も 3に低下している。握力は両側 0 kgである。上下肢とも筋萎縮と感覚障害とを認めない。腱反射は上下肢とも消失し、病的反射を認めない。自力歩行はできない。排尿と排便とに異常を認めない。
- 検査所見:尿所見と血液所見とに異常を認めない。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dl、アルブミン 3.9 g/dl、総ビリルビン 0.9 mg/dl、AST 33 IU/l、ALT 26 IU/l、CK 86 IU/l(基準 30~140)、尿素窒素 18 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、血糖 86 mg/dl、Na 138 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 97 mEq/l。CRP 0.8 mg/dl。動脈血ガス分析 ( room air)に異常を認めない。呼吸機能検査:% VC 73.1%、 FEV1% 94.5%。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。脳脊髄液所見:初圧 155 mmH2O(基準 70~170)、細胞数 2 /mm3(基準 0~ 2)(単核球 100% )、蛋白 83 mg/dl(基準 15~45)、糖 69 mg/dl(基準 50~75)。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 血液浄化療法
- b 免疫抑制薬内服
- c 副腎皮質ステロイド内服
- d 免疫グロブリン大量静注療法
- e 非ステロイド性抗炎症薬内服〈NSAIDs〉
[正答]
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★108C001
- 診療情報を第三者に開示する際の個人情報の保護として適切なのはどれか。
- a 保険会社の同意が必要である。
- b 利用目的の特定は不要である。
- c 死者の情報の保護は不要である。
- d 特定機能病院では本人の同意は不要である。
- e 法に基づく保健所への届出に本人の同意は不要である。
[正答]
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