- 43歳の男性。乾性咳嗽と喘鳴とを主訴に来院した。 6週前に感冒に罹患し、発熱、鼻汁および咽頭痛は改善したが、 4週前から夜間と早朝とに悪化する乾性咳嗽が出現し、喘鳴も伴うため心配になり受診した。労作時呼吸困難はない。半年前から胃潰瘍と高血圧とを指摘され、ヒスタミンH2受容体拮抗薬とカルシウム拮抗薬とを内服している。心音に異常を認めないが、両側の胸部に wheezesを聴取する。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 利尿薬内服
- b 降圧薬中止
- c 抗菌薬内服
- d 副腎皮質ステロイド吸入
- e プロトンポンプ阻害薬内服
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の男性。狭心症の定期受診のため来院した。待合室で冷汗と気分不快が出現し横になったところを、通りかかった研修医が発見した。胸痛と呼吸困難はない。半年前に経皮的冠動脈形成術(ステント留置術)を受け、抗血小板薬を内服している。最近食欲がなく、 7日前から大量の黒色軟便に気付いていたという。診察時、意識レベルは JCSI-1。脈拍 128/分(微弱)、整。血圧 82/50 mmHg。呼吸数 24/分。 SpO2 94%(room air)。顔面蒼白で多量の冷汗を認める。眼瞼結膜は貧血様である。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 初期対応として適切でないのはどれか。
[正答]
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[★]
- 55歳の男性。視力障害を主訴に来院した。 3か月前から左眼の視力低下を自覚していたが、昨日突然見えなくなった。最近 5年は健康診断を受けていない。受診時の矯正視力は右 1.0、左手動弁。左眼は硝子体出血のため眼底が観察できなかった。右眼の眼底写真 (別冊 No.3A)と蛍光眼底造影写真 (別冊 No.3B)を別に示す。左眼には硝子体手術による治療を予定した。
- 右眼への対応で適切なのはどれか。
[正答]
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