- 32歳の女性。健康診断で右水腎症を指摘され精査目的に来院した。 10年前から数か月に 1回右背部に軽い鈍痛を自覚していたが、 20分程度安静にしていると軽快していた。右肋骨脊柱角に軽度の叩打痛を認める。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、潜血1+、沈渣に赤血球 1~ 4 / 1視野、白血球 1~ 5 / 1視野。血液所見:赤血球 432万、 Hb 13.6 g/dl、Ht 43%、白血球 6,900、血小板 28万。血液生化学所見:総蛋白7.6 g/dl、アルブミン 4.3 g/dl、尿素窒素 22 mg/dl、クレアチニン 0.9 mg/dl、尿酸5.8 mg/dl、Na 134 mEq/l、K 3.8 mEq/l、Cl 105 mEq/l。CRP 0.1 mg/dl。腹部エックス線写真で尿路結石像を認めなかった。腹部超音波像 (別冊 No. 14)を別に示す。
- 診断のために有用なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 次の文を読み、 60~ 62の問いに答えよ。
- 19歳の男性。交通外傷のため搬入された。
- 現病歴:河川沿いの堤防道路でオートバイを運転中に対向車と接触し転倒、崖下に転落した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識はほぼ清明だが会話は困難。脈拍 124/分。血圧 92/70 mmHg。呼吸数 28/分。 SpO2 100% (リザーバー付マスク 10 l/分酸素投与下 )。顔面に挫創があり、口腔から出血と凝血塊の喀出を認める。胸部は右前胸部に圧痛があり、右呼吸音が減弱している。右下肢は外旋位で、右下腿の変形と開放創を認める。腹部超音波検査で腹腔内に液体貯留を認める。マスクによる酸素投与を継続している。
- 次に行うべき処置はどれか。
- a 気管挿管
- b 口腔内の吸引
- c 緊急気管切開
- d 輪状甲状靱帯穿刺
- e 経鼻エアウェイ挿入
[正答]
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- 72歳の男性。繰り返す右上下肢の脱力発作を主訴に来院した。糖尿病、高血圧症および脂質異常症に対して内服治療中である。神系学的診察で異常を認めない。左頸部で血管雑音を聴取する。頭部 MRIで明らかな脳梗塞を認めない。左総頸動脈造影像 (別冊 No. 13)を別に示す。
- 治療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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