- 28歳の女性。嘔吐と腹痛とを主訴に来院した。「数日前から風邪でおなかをこわしていて食べられない。喉も渇く」と言う。半年前に受けた職場の健康診断で異常はなかった。意識は清明。身長 154 cm、体重 47 kg(1か月前は 50 kg)。体温 37.2℃。脈拍 100/分、整。血圧 102/80 mmHg。舌は乾燥している。甲状腺は軽度に腫大しているが結節や圧痛はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。臍から下腹部に軽度の圧痛を認める。尿所見:蛋白 (-)、糖 3+、ケトン体 3+。
- まず考えるべきなのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 28歳の男性。発熱と皮疹とを主訴に来院した。体温 36.7℃。耳の後ろから顔、上半身にかけて丘疹性紅斑を認める。左頸部に圧痛を伴う径 2 cmのリンパ節を触知する。風疹と診断して頓服の解熱薬を処方し、自宅での安静を指示した。午後電話があり、明日どうしてもはずせない仕事があるので会社に行ってもよいかと相談を受けた。
- 本人であることを確認した後の回答として適切なのはどれか。
- a 「保健所と相談してみます」
- b 「ご自身で判断してください」
- c 「出勤しないで自宅で療養してください」
- d 「会社の産業医の許可をとってから出勤してください」
- e 「男性ばかりの職場であれば出勤してもらって結構です」
[正答]
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- 75歳の男性。血痰を主訴に来院した。 1か月前から血痰を自覚しているため受診した。 65歳時に胃癌 (早期癌 )の手術の既往がある。喫煙は 30本/日を 55年間。家族歴に特記すべきことはない。身長 165 cm、体重 55 kg。脈拍 72/分、整。血圧 144/80 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 95% ( room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部エックス線写真と胸部単純 CTで軽度の肺気腫を認める。喀痰細胞診のPapanicolaou染色標本 (別冊 No. 6)を別に示す。
- 行うべき検査はどれか。
[正答]
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