- 46歳の男性。全身倦怠感、発熱および左季肋部違和感を主訴に来院した。 4年前に慢性骨髄性白血病の慢性期の診断で 1年間イマチニブ治療を受けていた。その後3年間受診せずそのままにしていた。末血血液検査で白血球 30,400、骨髄芽球が56%であった。末血白血球 bcr/abl FISH法検査の写真 (別冊 No. 9)を別に示す。
- 4年前と比較し、現在の患者の所見として考えられるのはどれか。
- a 脾腫の縮小
- b 血小板数増加
- c 骨髄細胞数減少
- d 染色体付加異常の出現
- e 好中球アルカリフォスファターゼ低値
[正答]
※国試ナビ4※ [108A028]←[国試_108]→[108A030]
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- 70歳の女性。左上腹部痛を主訴に来院した。昨夜、久しぶりに孫たちと遊んだり歌ったりして騒いだ。その 3時間後から左上腹部に痛みを感じるようになった。診察室には前かがみの姿勢で入ってきた。食事摂取は良好であり、悪心や嘔吐はなく便通も正常である。 3年前に脳梗塞を発症し、その後アスピリンを内服している。体温 36.5℃。脈拍 88/分、整。血圧 140/90 mmHg。左上腹部に限局した圧痛を認めるが、反跳痛はない。腹筋を緊張させると疼痛と圧痛とは増強する。腸雑音は正常である。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A027]←[国試_108]→[108A029]
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- 21歳の女性。下腹部のしこりを主訴に来院した。内診で子宮は正常大で、右付属器が手拳大に腫大していた。腫瘍マーカーは CA19-9 17.5 U/ml(基準 37以下 )、CA125 56.7 U/ml(基準 35以下 )、 α -フェトプロテイン〈AFP〉960 ng/ml(基準 20以下 )。悪性卵巣腫瘍を疑い、右付属器切除術と大網切除術とを施行した。術中写真 (別冊 No.10A)と摘出腫瘍の H-E染色標本 (別冊 No.10B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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