- 32歳の男性。建築現場で作業中に約 10 m転落し、搬入された。来院時、ネックカラーを装着されバックボード上に全脊椎固定されており、意識レベルは JCSI-3で右殿部の痛みがあるという。身長 178 cm、体重 70 kg。体温 36.4 ℃。脈拍 112 /分、整。血圧 90/50 mmHg。呼吸数 24/分。 SpO2 100% (リザーバー付マスク 10 l/分酸素投与下 )。気道は開通しており呼吸困難はない。皮膚は蒼白で冷汗を伴い、橈骨動脈の拍動は弱い。明らかな外出血はなく、右下肢は変形は明らかでないが左と比較すると短縮がある。顔面、頸部および胸部に異常を認めない。超音波検査で心嚢、両側の胸腔および腹腔に液体貯留を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。
- 次に行うべき単純エックス線撮影の部位はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 58歳の男性。 30分前に突然背部痛を訴え、顔面を含む左半身麻痺が出現したため搬入された。意識レベルは JCSII-10。体温 36.2℃。脈拍 76/分。右上肢血圧 84/42mmHg、左上肢血圧 152/68 mmHg。SpO2 98% (マスク 4 l/分酸素投与下 )。血液検査では腎機能障害を認めなかった。頭部 CTでは明らかな異常所見を認めなかった。
- 直ちに行う検査として適切なのはどれか。
- a 脳波検査
- b 頭部血管造影
- c 頭部単純MRI
- d 胸腹部造影CT
- e 心筋血流SPECT
[正答]
※国試ナビ4※ [108H024]←[国試_108]→[108H026]
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- 3歳の男児。嗄声と喘鳴とを主訴に母親に連れられて来院した。 2日前から発熱、鼻汁および嗄声が出現し、本日夕方から吸気性喘鳴と犬吠様咳嗽を認めたため小児科を受診し、その後耳鼻咽喉科を紹介された。陥没呼吸やチアノーゼは認めない。SpO2 98% ( room air)。
- まず行うべき検査はどれか。
- a 頸部 CT
- b 後鼻鏡検査
- c 頸部超音波検査
- d 喉頭内視鏡検査
- e 副鼻腔エックス線撮影
[正答]
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