- 8歳の女児。発熱、咽頭痛および皮疹を主訴に母親に連れられて来院した。 2日前から 38℃台の発熱と咽頭痛とが出現した。今朝から前胸部に.痒を伴う皮疹が出現した。体温 38.2℃。両側眼球結膜に充血はなく、軟口蓋は著明に発赤し、いちご舌を認める。顔面と前胸部とに丘疹性紅斑を認めるが口周囲にはない。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 68歳の男性。自宅近くの診療所にて胸部エックス線写真の異常を指摘され、詳しい検査を希望して来院した。 2、 3年前から持続する咳と労作時の息切れを自覚している。感冒をきっかけに自宅近くの診療所で胸部エックス線写真を撮影したところ、異常を指摘された。喫煙は 20本/日を 30年間。 8年前に禁煙した。意識は清明。身長 157 cm、体重 61 kg。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 124/72 mmHg。呼吸数 16/分。 SpO2 97% ( room air)。両側の背下部に fine cracklesを聴取する。血液所見:赤血球 460万、 Hb 14.4 g/dl、Ht 45%、白血球 7,600、血小板 18万。 CRP 0.1 mg/dl。動脈血ガス分析 ( room air): pH 7.35、PaCO2 47 Torr、PaO2 86 Torr、HCO3 25 mEq/l。呼吸機能検査所見:% VC 69%、 FEV1% 72%。胸部エックス線写真 (別冊 No. 21A)と肺野条件の胸部単純 CT(別冊 No.21B)とを別に示す。
- 血液検査所見として考えられるのはどれか。
[正答]
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- 42歳の初産婦。妊娠 38週 5日に規則的子宮収縮を訴え来院し、陣痛発来と診断され入院となった。その後、鉗子分娩で 3,200 gの女児を娩出した。頸管裂傷を認め縫合したが、非凝固性の出血が持続し、分娩後 30分で出血量は 1,500 mlを超えている。顔面は蒼白で発汗を認める。意識レベルは JCSI-1。身長 158 cm、体重62 kg。体温 37.2℃。脈拍 128/分、整。血圧 78/48 mmHg。子宮底は臍上 3 cmに触知し子宮収縮は不良であった。血液所見:赤血球 330万、 Hb 8.9 g/dl、Ht 27%、白血球 12,200、血小板 9.2万、 PT 30秒 (基準 10~14)、血漿フィブリノゲン 50 mg/dl(基準 200~400)、血清 FDP 135 μg/ml(基準 10以下 )、 Dダイマー 80 μg/ml(基準 1.0以下 )。
- 治療に用いる製剤の組合せとして適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I058]←[国試_108]→[108I060]
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