- 55歳の男性。視力障害を主訴に来院した。 3か月前から左眼の視力低下を自覚していたが、昨日突然見えなくなった。最近 5年は健康診断を受けていない。受診時の矯正視力は右 1.0、左手動弁。左眼は硝子体出血のため眼底が観察できなかった。右眼の眼底写真 (別冊 No.3A)と蛍光眼底造影写真 (別冊 No.3B)を別に示す。左眼には硝子体手術による治療を予定した。
- 右眼への対応で適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108C023]←[国試_108]→[108C025]
★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の男性。胸痛と息苦しさとを主訴に来院した。 6か月前に多発転移を伴う肺癌の診断を受けた。「癌に対する積極的な治療は受けない」、「少しでも家族とともに過ごしたい」と訴え自宅で療養していた。 1週前から両側の胸部鈍痛と息苦しさとを自覚し、自宅近くの診療所で非ステロイド性抗炎症薬を処方されたが改善しないため受診した。疼痛で食欲は低下しているが、食事摂取は可能である。来院時、意識は清明。身長 168 cm、体重 40 kg。体温 36.0℃。脈拍 96/分、整。血圧 110/60mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 96% ( room air)。
- 治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108C024]←[国試_108]→[108C026]
[★]
- 43歳の男性。乾性咳嗽と喘鳴とを主訴に来院した。 6週前に感冒に罹患し、発熱、鼻汁および咽頭痛は改善したが、 4週前から夜間と早朝とに悪化する乾性咳嗽が出現し、喘鳴も伴うため心配になり受診した。労作時呼吸困難はない。半年前から胃潰瘍と高血圧とを指摘され、ヒスタミンH2受容体拮抗薬とカルシウム拮抗薬とを内服している。心音に異常を認めないが、両側の胸部に wheezesを聴取する。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 利尿薬内服
- b 降圧薬中止
- c 抗菌薬内服
- d 副腎皮質ステロイド吸入
- e プロトンポンプ阻害薬内服
[正答]
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