- 次の文を読み、 28、 29の問いに答えよ。
- 73歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴:今朝起きてこないので、妻が様子を見に行ったところ反応がなかったため救急車を要請した。昨晩までは特に普段と変わらなかったという。
- 既往歴: 20年来の糖尿病と高血圧症でスルホニル尿素薬とアンジオテンシン変換酵素阻害薬〈ACE〉を服用中。
- 生活歴: 71歳の妻と 2人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳梗塞。
- 現症:呼びかけに反応なく、痛み刺激に対して開眼や払いのけるような動作はなく、わずかに顔をしかめる。身長 165 cm、体重 62 kg。体温 37.0℃。心拍数 98/分、整。血圧 102/70 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 100%(マスク 3 l/分酸素投与下 )。瞳孔径は両側 3 mmで対光反射は正常である。
- この患者の意識レベルは JCSでどれか。
- a II-20
- b II-30
- c III-100
- d III-200
- e III-300
[正答]
※国試ナビ4※ [108C027]←[国試_108]→[108C029]
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、 26、 27の問いに答えよ。
- 72歳の女性。予診票に「熱がある」と記載されている。医師が待合室に向かって診察室への入室を促した。医師「 27番の患者さん、こちらの診察室にお入り下さい」患者「はい」医師「おはようございます。医師のサトウタロウと申します」患者「よろしくお願いします」
- 現病歴: 5日前から咳が出るようになった。 2日前から咳をすると胸の痛みを感じるようになった。今朝から 38.2℃の発熱を認めたため受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。アレルギー歴はない。
- 生活歴:喫煙歴はない。
- 現症:意識は清明。身長 152 cm、体重 48 kg。体温 38.4℃。脈拍 84/分、整。血圧 136/82 mmHg。呼吸数 24/分。 SpO2 94%(room air)。心音に異常を認めない。右背部に coarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 検査所見:尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、ケトン体 (-)、潜血 (-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 410万、 Hb 13.1 g/dl、Ht 38%、白血球10,700(桿状核好中球 33%、分葉核好中球 45%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 5%、リンパ球 15% )、血小板 20万。血液生化学所見:尿素窒素 15 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、尿酸 3.8 mg/dl、血糖 108 mg/dl、Na 140 mEq/l、K 3.7mEq/l、Cl 105 mEq/l。CRP 9.0 mg/dl。胸部エックス線写真で心胸郭比 48%、右の中肺野と肺門部に浸潤影を認める。喀痰の Gram染色標本 (別冊 No. 4)を別に示す。
- 抗菌薬として第一選択となるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108C026]←[国試_108]→[108C028]
[★]
- 次の文を読み、 28、 29の問いに答えよ。
- 73歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴:今朝起きてこないので、妻が様子を見に行ったところ反応がなかったため救急車を要請した。昨晩までは特に普段と変わらなかったという。
- 既往歴: 20年来の糖尿病と高血圧症でスルホニル尿素薬とアンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬を服用中。
- 生活歴: 71歳の妻と 2人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳梗塞。
- 現症:呼びかけに反応なく、痛み刺激に対して開眼や払いのけるような動作はなく、わずかに顔をしかめる。身長 165 cm、体重 62 kg。体温 37.0℃。心拍数 98/分、整。血圧 102/70 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 100%(マスク 3 l/分酸素投与下 )。瞳孔径は両側 3 mmで対光反射は正常である。
- まず行うべき検査として適切なのはどれか。
- a 血糖測定
- b 頭部MRI
- c 12誘導心電図
- d 尿ケトン体測定
- e 動脈血ガス分析
[正答]
※国試ナビ4※ [108C028]←[国試_108]→[108C030]
[★]