- 25歳の女性。月経が遅れていることを主訴に来院した。 3月 3日に市販のキットで妊娠検査を行ったところ陽性であったため、 3月 9日に受診した。 2月 20日に頭痛のために鎮痛薬を内服しており、先天異常を心配している。子宮は正常大で付属器を触知しない。経腟超音波検査にて子宮内に胎嚢が認められた。月経周期は 28日、整。最終月経は 2月 1日から 6日間。
- 現時点の説明として適切なのはどれか。
- a 「人工妊娠中絶を行いましょう」
- b 「妊娠中に使える薬はありません」
- c 「内服したのは着床のころなので心配はありません」
- d 「内服したこの薬によって胎児の先天異常の頻度が増加します」
- e 「薬を飲まなくても胎児の先天異常は 0.1%の頻度で起こります」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の初妊婦。妊娠 40週 4日。陣痛発来のため入院した。妊娠 39週時の妊婦健康診査では胎児推定体重は 2,450gで、羊水ポケットは 3 cmと測定された。身長 161cm、体重 61 kg(非妊時 52 kg)。内診所見は、児頭は骨盤入口部にあり、展退度 50%、子宮口は 3 cm開大、頸管の硬度はやや軟、児頭下降度 SP-2 cm。その他に異常所見を認めない。陣痛はほぼ 10分周期である。その後、陣痛は次第に増強し、入院後7時間経過した時点で破水し、羊水混濁を認めた。内診所見は子宮口は 10 cm開大、児頭下降度 SP+1 cmとなった。その時の胎児心拍数陣痛図 (別冊 No.7A)と、さらに 30分後の胎児心拍数陣痛図 (別冊 No.7B)とを別に示す。内診所見は児頭下降度SP+3 cmで、矢状縫合は骨盤前後径に一致し小泉門を恥骨後面に触れる。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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- 78歳の男性。 3週前からの頭重感を主訴に来院した。生活は自立している。最近5年は健康診断を受けていない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。飲酒は日本酒 1合/日を 55年間。身長 165 cm、体重 60 kg。脈拍 72/分、整。血圧184/112 mmHg、左右差なし。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部と背部とに血管雑音を聴取しない。下腿に浮腫を認めない。尿所見と血液生化学所見とに異常を認めない。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比は 62%である。
- 正しいのはどれか。
[正答]
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