- 英
- sinobronchial syndrome, SBS
- 関
- 副鼻腔炎合併症、上気道咳症候群
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/23 20:05:50」(JST)
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副鼻腔気管支症候群(ふくびくうきかんししょうこうぐん、Sinobronchial syndrome; SBS)とは、慢性気管支炎などの慢性下気道感染症に慢性副鼻腔炎を合併した病態であり、咳嗽、喀痰、呼吸困難といった呼吸器症状および、膿性鼻汁等の副鼻腔炎症状を呈する症候群である。何らかの免疫能低下、気道感染防御能の低下が存在するために,気道に慢性の細菌感染を来たし,また慢性下気道感染が進行すると,気管支拡張症の進展、慢性呼吸不全を来たす。
目次
- 1 副鼻腔気管支症候群に含まれる疾患
- 2 参考文献
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
副鼻腔気管支症候群に含まれる疾患
- びまん性汎細気管支炎
- 原発性線毛機能不全症(Primary cilialy dyskinesia; PCD)
-
-
- 嚢胞性線維症
- ヤング症候群
- 黄色爪症候群(Yellow nail症候群)
など。
参考文献
関連項目
外部リンク
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- 病診・診診連携(最終回)慢性咳嗽の診断における呼吸器内科との連携 : 副鼻腔気管支症候群を一例として
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- 副鼻腔気管支症候群の症状、原因、診断・治療方法についてご紹介します。呼吸器内科、内科に関連する副鼻腔気管支症候群の治療なら病院・クリニック検索のホスピタにお任せ下さい。副鼻腔気管支症候群の診察ができるおすすめの ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の女性。咳嗽と夜間の呼吸困難とを主訴に来院した。3か月前から夜間主体の咳嗽が出現し、夜間の呼吸困難も伴うようになったため、昼間に来院した。冷気の吸入や線香の煙によっても咳が誘発される。喫煙歴はない。意識は清明。体温36.5℃。脈拍 76/分、整。血圧 116/68mmHg。呼吸 数14/分。SpO2 97%(room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は呼気終末にwheezesを聴取する。血液所見:赤血球 395万、Hb 13.6g/dL、Ht 42%、白血球 4,800(好中球 63%、好酸球 15%、単球 5%、リンパ球 16%)、血小板 18万。IgE 280IU/mL(基準 250未満)。CRP 0.1mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110H023]←[国試_110]→[110H025]
[★]
- 56歳の男性。2か月前から乾性咳嗽が持続し軽快しないため来院した。咳嗽は食事や会話の際に悪化する傾向がある。時々、胸やけや嗄声も自覚している。発症時から発熱はない。降圧薬を服用したことはない。これまで気管支拡張薬、副腎皮質ステロイド吸入薬、抗アレルギー薬および抗菌薬による治療を受けたが改善しなかった。聴診所見、呼吸機能検査および胸部エックス線写真に異常を認めない。
- 咳嗽の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H023]←[国試_109]→[109H025]
[★]
- a 慢性咳嗽とは4週間以上継続する咳である。
- b アトピー咳嗽には気管支拡張薬が有効である。
- c 降圧薬ではカルシウム拮抗薬が主な原因である。
- d 咳喘息にはプロトンポンプ阻害薬が有効である。
- e 副鼻腔気管支症候群にはマクロライド系抗菌薬が有効である。
[正答]
※国試ナビ4※ [111G021]←[国試_111]→[111G023]
[★]
- 慢性咳嗽の原因疾患とその特徴の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A001]←[国試_114]→[114A003]
[★]
- 英
- diffuse panbronchiolitis, DPB
- 同
- びまん性呼吸細気管支炎 diffuse respiratory bronchiolitis
- 関
- 細気管支炎
概念
- 呼吸細気管支領域の慢性炎症性病変が肺内にびまん性に分布し、炎症反応が細気管支壁の全層に及ぶ原因不明の疾患。慢性の咳嗽・喀痰が認められ、慢性気道感染と拘束性の肺機能障害が認められる。副鼻腔炎の合併が認められることがあり、副鼻腔気管支症候群としてまとめられることがある。
- 胸部単純X線写真上、下肺野優位に両肺野びまん性小葉中心性粒状陰影が認められる(小葉中心性病変)。
- これまでは予後不良であったが、エリスロマイシン少量投与で著明な治療効果が認められる。
疫学
病態
病変の首座は終末細気管支及び終末細気管支周囲炎(出典不明)
- 呼吸細気管支を中心とした細気管支およびその周囲炎 (YN.I-76)
- 泡沫細胞の集簇を伴ったリンパ球、形質細胞など円形細胞浸潤
症状
身体所見
検査
- 胸部単純X線写真:気管支拡張がみられる
- 胸部単純CT:下肺野優位に両肺野びまん性小葉中心性粒状陰影 ← 小葉中心性病変 (cf.小葉)
- 肺機能検査:一秒率低下、残気量増加、肺拡散能不変。
合併症
治療
- 予後は不良であったが、エリスロマイシンの少量長期投与により予後が改善 30年生存率38-63%
参考
- 1. [charged] Diffuse panbronchiolitis - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- sinobronchitis
- 関
- 副鼻腔気管支症候群
[★]
副鼻腔気管支症候群
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- paranasal sinus
- ラ
- sinus paranasalis, sinus paranasales
- 関
- [[]]
副鼻腔
- 090108II
臨床関連
[★]
- 英
- trachea (Z), tracheal tube
- ラ
- trachea
- 関
- 気管支、気管支の分岐、肺
解剖
- 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
- C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
- 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)
粘膜
- a. 杯細胞 goblet cell 30% 粘液物質の分泌 ムチンmucin
- b. 線毛細胞 ciliated cell 30% 核は基底部に存在 線毛と微絨毛
- c. 基底細胞 basal cell 30% 丈の低い細胞、未分化細胞
- d. その他 刷子細胞、漿液細胞、DNES細胞 など
- 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
- 3. 粘膜下組織 密生結合組織
- 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- bronchus / bronchi(pl.) (Z)
- ラ
- bronchus principalis
- 同
- 主気管支 main bronchus、一次気管支 primary bronchus
- 関
- 気管、気管支の分岐、肺区域、区域気管支
-
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化