- 英
-
- 関
- 休止、休止期、禁断、懸濁、退薬、中断、停止、撤回、取り除く、浮遊、保留、離脱、流産、退く、退かせる、取り下げる、ポーズ、休薬、吊す、止める、ストップ
WordNet
- render temporarily ineffective; "the prison sentence was suspended"
- cause to be held in suspension in a fluid; "suspend the particles"
- bar temporarily; from school, office, etc. (同)debar
- make inoperative or stop; "suspend payments on the loan" (同)set aside
- hang freely; "The secret police suspended their victims from the ceiling and beat them"
- pull back or move away or backward; "The enemy withdrew"; "The limo pulled away from the curb" (同)retreat, pull away, draw back, recede, pull_back, retire, move back
- remove (a commodity) from (a supply source); "She drew $2,000 from the account"; "The doctors drew medical supplies from the hospitals emergency bank" (同)draw, take_out, draw_off
- the act of terminating a project or procedure before it is completed; "I wasted a year of my life working on an abort"; "he sent a short message requesting an abort due to extreme winds in the area"
- cease development, die, and be aborted; "an aborting fetus"
- terminate a pregnancy by undergoing an abortion
- terminate before completion; "abort the mission"; "abort the process running on my computer"
- come to or be at an end; "the support from our sponsoring agency will discontinue after March 31"
- put an end to a state or an activity; "Quit teasing your little brother" (同)stop, cease, give_up, quit, lay off
- cause to stop; "stop a car"; "stop the thief"
- a brief stay in the course of a journey; "they made a stopover to visit their friends" (同)stopover, layover
- the act of stopping something; "the third baseman made some remarkable stops"; "his stoppage of the flow resulted in a flood" (同)stoppage
- (music) a knob on an organ that is pulled to change the sound quality from the organ pipes; "the organist pulled out all the stops"
- the event of something ending; "it came to a stop at the bottom of the hill" (同)halt
- a spot where something halts or pauses; "his next stop is Atlanta"
- come to a halt, stop moving; "the car stopped"; "She stopped in front of a store window" (同)halt
- stop from happening or developing; "Block his election"; "Halt the process" (同)halt, block, kibosh
- interrupt a trip; "we stopped at Aunt Marys house"; "they stopped for three days in Florence" (同)stop over
- the termination of drug taking (同)drug_withdrawal
- the act of ceasing to participate in an activity
- the act of taking out money or other capital
- the act of withdrawing blood, tumors, etc.; "the nurse was expert at the withdrawal of blood"
- the act of withdrawing; "the withdrawal of French troops from Vietnam"
- a retraction of a previously held position (同)backdown, climb-down
- avoiding emotional involvement (同)detachment
- cease an action temporarily; "We pause for station identification"; "lets break for lunch" (同)intermit, break
- a time interval during which there is a temporary cessation of something (同)intermission, break, interruption, suspension
- temporary inactivity
PrepTutorEJDIC
- (…から)…‘を'『つるす』,ぶら下げる《+名+from+名》 / 《受動態で》(つるしたように,空中・水中などに)…‘を'静止させる,浮かせる / 〈法律・免状などの〉効力を当分停止する;…‘を'一時止める / 《受動態で》〈人〉‘を'停学(停職,出場停止)にする / 一時的に中止(停止)する
- (…から)…‘を'『引っ込める』《+名+from+名》 / (…から)…‘の'身を引かせる,‘を'退かせる《+名+from+名》 / (…から)…‘を'引き出す,回収する《+名+from+名》 / 〈申し出・約束など〉‘を'取り消す,撤回する / 『引き下がる』;(…から,…へ)退く《+from(into)+名》 / (…から)身を引く《+from+名(doing)》 / よける,身をかわす / 取り消す,撤回する
- 流産する / 〈動植物や器官などが〉十分に発育しない / 〈計画が〉失敗する,中止となる / 〈胎児〉'を'流産させる / 〈計画など〉'を'中止する
- 〈続けていること〉‘を'やめる,停止する,中止する / 中止になる
- 〈動いているもの〉‘を'『止める』 / 〈供給など〉‘を'停止する / …‘を'阻止する,やめさせる / 〈自分がしていること〉‘を'『やめる』,中断する / 〈穴・口など〉‘を'ふさぐ,〈びんなど〉‘に'せんをする / 〈相手の一撃など〉‘を'かわす;〈相手〉‘を'打ち負かす,ノックアウトする / 〈楽器の弦・穴〉‘を'指で押さえる,〈音〉‘を'指で押さえて出す / 〈動いているものが〉『止まる』,停止する,立ち止まる / 〈仕事・話などが〉『中断する』;〈雨などが〉やむ / 〈人が〉仕事(話など)をやめる,手を休める,一息つく / 《話》(…に)滞在する,とどまる《+『at』+『名』〈場所〉『,』+『with』+『名』〈人〉》 / 『止まること』,停止,中止,中断 / (旅先での)短期間の滞在,立ち寄り / (道路の)停留所 / (穴などを)ふさぐこと…(びんなどの)せん / (パイプオルガンなどの)ストップ,音栓(肝先) / 句読点,(特に)終止符 / (レンズの)絞り / 閉鎖音([p][b][k]など)
- 引っ込めること,引っ込むこと,退くこと / 引き上げ,回収 / 取り消し,撤回
- 『小休止』,中断,休息;(会話,読み書きの間に入れる)一息,一区切り / (音楽の)延音記号,フェルマータ / (一時的に)『ちょっと休止する』,立ち止まる;(…するのを)ちょっとやめる / (…の所で)停滞する,ちゅうちょする《+『of』(『upon』)+『名』》
UpToDate Contents
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
パロキセチン錠5mg「AA」
組成
成分・含量
- 1錠中 日局パロキセチン塩酸塩水和物 5.69mg(パロキセチンとして5mg)
添加物
- カルナウバロウ,酸化チタン,三二酸化鉄,ステアリン酸マグネシウム,デンプングリコール酸ナトリウム,ヒプロメロース,ポリソルベート80,マクロゴール400,リン酸水素カルシウム水和物
- ※原則として,5mg錠は減量又は中止時のみに使用すること.
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(「相互作用」及び「重大な副作用」の項参照)
- ピモジドを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- うつ病・うつ状態,パニック障害,強迫性障害,社会不安障害,外傷後ストレス障害
- 抗うつ剤の投与により,24歳以下の患者で,自殺念慮,自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため,本剤の投与にあたっては,リスクとベネフィットを考慮すること.(「警告」及び「その他の注意」の項参照)
- 社会不安障害及び外傷後ストレス障害の診断は,DSM※等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し,基準を満たす場合にのみ投与すること.
※DSM:American Psychiatric Association(米国精神医学会)のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(精神疾患の診断・統計マニュアル)
うつ病・うつ状態
- 通常,成人には1日1回夕食後,パロキセチンとして20〜40mgを経口投与する.投与は1回10〜20mgより開始し,原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する.なお,症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減する.
パニック障害
- 通常,成人には1日1回夕食後,パロキセチンとして30mgを経口投与する.投与は1回10mgより開始し,原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する.なお,症状により1日30mgを超えない範囲で適宜増減する.
強迫性障害
- 通常,成人には1日1回夕食後,パロキセチンとして40mgを経口投与する.投与は1回20mgより開始し,原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する.なお,症状により1日50mgを超えない範囲で適宜増減する.
社会不安障害
- 通常,成人には1日1回夕食後,パロキセチンとして20mgを経口投与する.投与は1回10mgより開始し,原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する.なお,症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減する.
外傷後ストレス障害
- 通常,成人には1日1回夕食後,パロキセチンとして20mgを経口投与する.投与は1回10〜20mgより開始し,原則として1週ごとに10mg/日ずつ増量する.なお,症状により1日40mgを超えない範囲で適宜増減する.
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう,患者ごとに慎重に観察しながら調節すること.なお,肝障害及び高度の腎障害のある患者では,血中濃度が上昇することがあるので特に注意すること.
- 外傷後ストレス障害患者においては,症状の経過を十分に観察し,本剤を漫然と投与しないよう,定期的に本剤の投与継続の要否について検討すること.
慎重投与
- 躁うつ病患者
[躁転,自殺企図があらわれることがある.]
- 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者,自殺念慮のある患者
[自殺念慮,自殺企図があらわれることがある.]
- 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者
[精神症状を増悪させることがある.]
- 衝動性が高い併存障害を有する患者
[精神症状を増悪させることがある.]
- てんかんの既往歴のある患者
[てんかん発作があらわれることがある.]
- 緑内障のある患者
[散瞳があらわれることがある.]
- 抗精神病剤を投与中の患者
[悪性症候群があらわれるおそれがある.](「相互作用」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 出血の危険性を高める薬剤を併用している患者,出血傾向又は出血性素因のある患者
[皮膚及び粘膜出血(胃腸出血等)が報告されている.](「相互作用」の項参照)
重大な副作用
セロトニン症候群(頻度不明)
- 不安,焦燥,興奮,錯乱,幻覚,反射亢進,ミオクロヌス,発汗,戦慄,頻脈,振戦等があらわれるおそれがある.セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため,特に注意すること(「相互作用」の項参照).異常が認められた場合には,投与を中止し,水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと.
悪性症候群(頻度不明)
- 無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合がある.抗精神病剤との併用時にあらわれることが多いため,特に注意すること.異常が認められた場合には,抗精神病剤及び本剤の投与を中止し,体冷却,水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと.本症発現時には,白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある.
錯乱,幻覚,せん妄,痙攣(頻度不明)
- 錯乱,幻覚,せん妄,痙攣があらわれることがある.異常が認められた場合には,減量又は投与を中止する等適切な処置を行うこと.
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,多形紅斑があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)
- 主に高齢者において,低ナトリウム血症,痙攣等があらわれることが報告されている.異常が認められた場合には,投与を中止し,水分摂取の制限等適切な処置を行うこと.
重篤な肝機能障害(頻度不明)
- 肝不全,肝壊死,肝炎,黄疸等があらわれることがある.必要に応じて肝機能検査を行い,異常が認められた場合には,投与を中止する等適切な処置を行うこと.
横紋筋融解症(頻度不明)
- 横紋筋融解症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.また,横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること.
汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少(頻度不明)
- 汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,血液検査等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
アナフィラキシー(頻度不明)
- アナフィラキシー(発疹,血管浮腫,呼吸困難等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
有効成分に関する理化学的知見
分子量
性 状
- 白色の結晶性の粉末である.
メタノールに溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けやすく,水に溶けにくい.
融点:約140℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hypoglycemics
- 同
- hypoglycemic agent、antidiabetic agent、antidiabetic drug、antidiabetics、glucose-lowering agent、hypoglycemic、hypoglycemic drug、hypoglycemics
- 関
- [[]]
投稿記事
k氏より
インスリンの抽出は大変意図的に行われたのに対し、スルフォニルウレア薬(SU)は偶然に見つかりました。で、1950年代にはじめに二型糖尿病の患者に使われるようになりました。いまでは20種類くらいのSUが広く世界で使われています。
1997にはメグリチニドが臨床適用されました。食後高血糖の治療薬としてはじめて使用された薬です。
メタフォルミンというビグアナイド薬(BG)は、ヨーロッパで広く使われていましたが、1995年にアメリカでも認可されました。
チアゾリジン1997年に市場導入され、二番目にメジャーなインスリン刺激薬として使用されています。この種類の薬には、広汎な肝障害を起こしにくく、世界中で使われています。
スルフォニルウレア薬 SU薬
膵臓のβ細胞の刺激によって、インスリンを放出させ、血糖値を下げます。
治療が長引くと、インスリン分泌というSUのβ細胞刺激性の効果が薄れてきますが、β細胞上のSU受容体のダウンレギュレーションによるものです。また、SUはソマトスタチンの放出を刺激します。ソマトスタチンはグルカゴン分泌を抑制しているので、これも関係SUの糖を下げる効果と関係しています。
SUはATP感受性Kチャンネルを抑制します。Kレベルが下がると、まく表面における、脱分極を促し、電位依存性カルシウムチャンネルを通じたカルシウムイオンの流入を促進します。
SUには無視できない膵臓外作用があるという議論があります。確かにありうべきことですが、2型糖尿病の患者の治療においては、それほど重要なことではないようです。
SU薬はそれぞれが似たような作用スペクトラムを持っているので、薬物動態的な特性がここの薬を区別する手がかりです。腸管からのSU薬の吸収の割合は薬によって違いますが、食物や、高血糖は、この吸収を抑制します。高血糖はそれ自身、腸管の運動を抑制するので、ほかの薬の吸収も阻害します。血漿濃度が効果的な値にまで達する時間を考えると、半減期の短いSUは、食前三十分に投与するのが適切です。SU薬は90から99パーセントくらい血中たんぱく質と結合し、特にアルブミンと結合します。
第一世代のSUは半減期や分布において、大きく違っています。この半減期や作用時間の不一致の理由はいまだはっきりしていません。
SUはすべて肝臓で代謝を受け、尿中に排泄されます。なので、肝不全、腎不全患者には要注意で処方します。
めったにありませんが、第一世代服用患者では、4パーセントの割合でおきます。第二世代ではもっと少ないでしょう。低血糖による昏睡がしばしば問題になります。腎不全や肝不全がある高齢者の患者でおきやすいです。
重症の低血糖は脳血管障害も起こしうる。急性の神経障害が見つかった高齢患者では血中グルコースレベルを測るのが大事です。半減期の長いSUもあるので、24から48時間のグルコースを輸液します。
第一世代は多くの薬物と相互作用を持っています。
ほかに、吐き気嘔吐、胆汁うっ滞性黄疸、脱顆粒球症、再生不良性・溶血性貧血、全身性のアレルギー症状があります。
SUが心血管障害による死亡率を上げるのかについては議論の余地あり。
SUは、食事療法だけでは十分なコントロールを得られない2型糖尿病患者の血糖コントロールに用いられます。禁忌はtype 1 DM(diabetes mellitus:糖尿病)、妊婦、授乳中の患者、腎障害や肝障害の患者です。
普通の患者なら五割から八割くらい、経口の糖尿病治療薬が効きます。インスリン療法が必要になる患者もいます。
トルブタマイドの一日量は500ミリグラムで、3000ミリグラムが最大の許容量です。SUの治療成績の評価は患者の様子を頻繁に観察しながら、行います。
SUとインスリンの併用療法はtype 1, type 2 両方の糖尿病で用いられていますが、βセルの残存能力がないとうまくいきません。
レパグリニドはメグリチニドクラスの経口インスリン分泌促進物質です。化学構造上、SUとは異なっており、安息香酸から分離されたものです。
SU薬と同様にレパグリニドは膵臓βセルにおけるATP依存性Kチャンネルを閉じることによりインスリン分泌を促進します。AEもSU薬と同様、低血糖です。
Dふぇにるアラニンから分離された薬。レパグリニドよりもSEとして低血糖が認められづらいです。
メトフォルミンとフェノフォルミンは1957年に市場導入され、ブフォルミンが1958年に導入されました。ブフォルミンは使用が制限されていますが、前者二つは広く使われています。フェノフォルミンは1970年代に乳酸アシドーシスのAEによって市場から姿を消しました。メトフォルミンはそのようなAEは少なく、ヨーロッパカナダで広く使われています。アメリカでは1995年に使用可能に。メトフォルミンは単独かSUと併用して使われます。
ものの言い方によると、メトフォルミンは抗高血糖であって、血糖を下げる薬ではありません。膵臓からのインスリン放出は促さないので、どんな大容量でも低血糖は起こしません。グルカゴン・コルチゾール・成長ホルモン・ソマトスタチンにも影響なし。肝での糖新生を抑制したり、筋や脂肪におけるインスリンの働きを増すことで、血糖を押さえます。
小腸から吸収。安定な構造で、血中の蛋白と結合しないで、そのまま尿中に排泄。半減期は二時間。2.5グラムを食事と一緒に飲むのがアメリカで最もお勧めの最大用量。
メトフォルミンは腎不全の患者には投与しないこと。肝障害や、乳酸アシドーシスの既往、薬物治療中の心不全、低酸素性の慢性肺疾患なども合併症として挙げられる。乳酸アシドーシスはしかしながら、めちゃくちゃまれである。1000人年(たとえば100人いたら、10年のうちにという意味の単位。または1000人いたら1年につき、ということ。)につき0.1という割合。
メトフォルミンの急性のAEは患者の20パーセントに見られ、下痢、腹部不快感、吐き気、金属の味、食欲不振などです。メタフォルミンを飲んでいる間はビタミンB12や葉酸のきゅうしゅうが 落ちています。カルシウムをサプリで取ると、ビタミンB12の吸収が改善されます。
血中乳酸濃度が3ミリMに達するとか、腎不全・肝不全の兆候が見られたら、メタフォルミンは中止しましょう。
PPARγに効く。(ペルオキシソーム・プロライファレーター・アクチベイティッド・受容体、つまりペルオキシソーム増殖活性受容体みたいな。)PPARγに結合して、インスリン反応性をまして、炭水化物とか、脂質の代謝を調整します。
ロジグリタゾンとピオグリタゾンは一日一度。チアゾリジンは肝にて代謝され、腎不全のある患者にも投与できますが、活動性の肝疾患があるときや肝臓のトランスアミナーゼが上昇しているときは、使用しないこと。
ロジグリタゾンはCYP2C8で代謝されますがピオグリタゾンはCYP3A4とCYP2C8で代謝されます。ほかの薬との相互作用や、チアゾリジン同士の相互作用はいまだ報告されていませんが、研究中です。
ピオグリタゾンとロジグリタゾンは肝毒性とはめったに関係しませんが、肝機能をモニターする必要があります。心不全のある患者はまずそちらを治療してから。
αGIは小腸の刷子縁におけるαグルコシダーゼの働きを阻害することによって、でんぷん・デキストリン・ダイサッカリダーゼの吸収を抑制します。
インスリンを増やす作用はないので、低血糖もおきません。吸収がよくない薬なので、食事の開始と一緒に飲むとよいです。
アカルボースとミグリトールは食後高血糖の抑制に使われます。
αGIは用量依存性に、消化不良・ガス膨満・下痢などをきたします。αGIとインスリンを併用中に低血糖症状が出たら、、グルコースを補充します。
経口から、グルコースが静脈を通ると、インスリンが上がることがわかっていました。消化管の上部からはGIP、消化管下部からはGLP1というホルモンが出ていて、糖依存性のインスリン放出を促していることがわかりました。これらのホルモンはインクレチンといわれています。この二つのホルモンは別の働き方でインスリンの放出を促進します。GIPはtype 2 DMではインスリン分泌を促進する能力がほとんど失われています。一方でGLP1は糖依存性のインスリン分泌を強く促しています。つまりtype 2 DMの治療ではGIPをターゲットにすればよいということになります。GLPはグルカゴンを抑制し。空腹感を押さえ、食欲を抑えます。体重減少も実現できます。この長所を相殺するように、GLP1は迅速にDPPIV(ヂペプチジルペプチダーゼ4エンザイム)によって負活化されます。つまり、GLP1を治療に使うなら、連続的に体に入れなければなりません。GLP1受容体のアゴニストが研究され、これはDPPIVにたいして抵抗性があります。
そのほかのGLP1療法のアプローチに仕方としては、DPPIVプロテアーゼの不活性化で、それによってGLP1の循環量を増やそうとするものです。type 2 DM治療に新しい薬がでるかもしれないですね。
[★]
- ☆case79 混乱
- 79歳 女性
- 主訴:混乱
- 現病歴:5年前より高血圧と診断され薬物で加療中であった。混乱がひどくなってきたと訴え娘と来院。娘の話では3週間前より混乱の症状が始まっており、以前は認知機能に問題は無かった。患者は食欲の減退、頭痛、筋痙攣(muscle cramp)も訴えていた。高血圧の治療は診断時よりアテノロールを服用していたが四肢の冷感をうったえて2ヶ月前に中止、ベンドロフルメチアジド1日2.5mgに切り替え特に問題なかった。
- 生活歴:単身であり、近くに娘が住んでいる。
- 嗜好歴:飲酒、喫煙共に無し。
- 服用薬:服用薬無し。近所の薬品屋で購入したビタミン剤は飲んでいる。
- 身体所見 examination
- 皮膚のツルゴール正常。脈拍 80/分、整。血圧 146/90 mmHg。頚静脈圧:正常。異常心音認めず。末梢の浮腫無し。呼吸器系、消化器系異常なし。abbreviated mental test scoreは6/10。時間と場所の見当識無し。局所神経症状無し。眼底に銀線動脈とarteriovenous nippingを認める。乳頭浮腫は認めない。
- 検査所見 investigations
- 低ナトリウム血症、軽度の低カリウム血症、クレアチニン軽度低下、尿浸透圧低下。
- 問診(S)
- 混乱(程度は次第に重度に)
- 食欲減退
- 頭痛
- 筋痙攣
- 高血圧
- アテノロール服用(5年前より2ヶ月前まで。服用により四肢が出る)中止後、ベンドロフルメチアジド服用
- 身体所見(O)
- 高血圧(146/90mmg) → Japanの基準だとI度高血圧(YN.C-162)
- abbreviated mental test score: 6/10 → 認知症/譫妄疑い
- 眼底にsilver-wiringとarteriovenous nippingを認め乳頭浮腫を認めない (YN.C-165)
- (陰性所見)
- ツルゴールは正常 → 脱水を否定
- 高血圧以外の循環器疾患は否定的?、呼吸器、消化器系は正常らしい
- 場所にと時間に関する見当識がないのでJCSだと2
- 局所神経症状なし → 中枢神経系の疾患は考えづらい?
- 検査(O)
- 低ナトリウム血症、軽度の低カリウム血症、クレアチニン軽度低下、尿浸透圧低下。
- ----------------
- ■チアジド系利尿薬
- ・副作用は?
- 低カリウム血症、耐糖能低下、高尿酸血症、高カリウム血症、アルカローシス、GFR↓。(YN.C-62)
- ・禁忌は?
- 無尿、腎不全、糖尿病、高脂血症。(YN.C-62)
- ・特徴(医学用語辞典より)
- ・降圧利尿薬として本態性高血圧症に対する第一選択薬の1つとして用いられる。
- ・有効率が高いこと、至適用量の個人差が少ないこと、効果の発現が緩徐で過度の降圧を来さないことなどの利点を有している。
- ・ベンドロフルメチアジド bendroflumethiazide
- チアジド系利尿薬の一種
- ■アテノロール(YN.C-64)
- ・β1選択性β遮断薬。
- ・心臓のβ1受容体に選択的に作用し、本態性高血圧症、狭心症、頻脈性不整脈に対して有用性が認められている。
- ■学習事項
- ・混乱(confusion)をきたす疾患を鑑別してみよう
- ■abbreviated mental test score (en wikipediaより)
- ・1972年にHodkinsonが老人の認知症の可能性について、迅速に評価できる手法として紹介。
- ・認知症以外にも、混乱や認知機能障害の評価にも使われている。
- ・10の項目があって、答えられると1点。6点以下でdelirium(譫妄)やdementia(認知症)が疑われる。
- ・年齢、今何時、住所を覚えてもらい最後に聞く、今何年、病院名/家の住所、二人の人の認知、誕生日、世界大戦が始まった年、現在の王?の名前、20から1までカウントダウン
- ■診断
- 利尿薬による低ナトリウム血症
- 利尿剤による低ナトリウム血症は治療開始後2,3週間以内に起こりやすい。
- NSAIDも服用している老年女性に多い(NSAIDは水の排泄を抑制)
- メカニズム?:NSAIDはプロスタグランジンの生成を阻害 → レニン分泌↓ → 輸出細動脈は拡張したまま → GFR低下 → 水の排泄がうまくいかないのだろうか。
- ■血漿浸透圧を計算してみよう
- 2 x ([Na+] + [K+]) + [urea] + [glucose] [単位:mOsmol/kg]
- ■低ナトリウム血症(YN.D-138)
[★]
- 英
- remove、deprive、strip、withdraw、free、obviate、omit
- 関
- 奪う、欠乏、省略、自由、条片、除去、中止、撤回、除く、不必要、無料、遊離、遊離型、退く、退かせる、取り下げる、含まない、休薬、フリー、剥奪
[★]
- 関
- abort、arrest、discontinuance、discontinuation、discontinue、halt、offset、pause、stall、stalling、stanch、standstill、suspend、withdraw、withdrawal
[★]
- 関
- abort、catagen、cessation、diapause、discontinuance、discontinuation、discontinue、dwelling、resting stage、silent period、stop、suspend、telogen、withdraw、withdrawal
[★]
- 英
- randomized withdrawal test
- 関
- RDT
- 一定期間被験治療を受けた被験者が、
- 被験治療の継続又は
- プラセボ(実薬治療の中止)
- のいずれかにランダムに割り付けられる
- という試験デザイン。
参考
- http://www.chikennavi.net/word/rwt.htm
[★]
- 英
- cessation of treatment
- 関
- 治療中断