- 英
- cognitive function
- 関
- 認知、認知症
スクリーニング
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 精神遅滞児における視性ミスマッチ陰性電位の有用性について
- 冨尾(羽尾) 則子,渕上 達夫,藤田 之彦 [他]
- 日大医学雑誌 = Journal of Nihon University Medical Association 71(6), 418-423, 2012-12
- NAID 40019547185
- 作業が持つ意味を前頭連合野における認知と情動の相互作用から考える : 神経科学的知見に基づいたこれからの作業療法に向けて
- 竹田 里江,竹田 和良,池田 望 [他]
- 作業療法 = Japanese occupationai therapy researh : JOTR 31(6), 528-539, 2012-12
- NAID 40019529757
Related Links
- 大きな個人差と機能による差 高齢者の認知機能は個人差が非常に大きいのが特徴です。これは内在性の要因(遺伝、ストレス、体調、精神状態など)に加え、社会文化的な関わり(教育、職業、趣味、運動など)といった多数の因子 ...
- 認知機能 » 理解、判断、論理などの知的機能のこと。 ... 認知とは理解・判断・論理などの知的機能を指し、精神医学的には知能に類似した意味であり、心理学では知覚を中心とした概念です。
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- 次の文を読み、54~56の問いに答えよ。
- 84歳の女性。ふらつきがあり、頻回に転倒するため夫と来院した。
- 現病歴:2か月前に腰椎圧迫骨折を起こし、自宅近くの病院に入院した。入院後は腰痛のためベッド上で安静にしていた。徐々に痛みは改善し、1か月後、自宅に退院したが、退院後にふらつきを自覚し、転倒するようになった。ふらつきは特に朝方に強い。難聴と耳鳴りは自覚していない。入院した病院で頭部を含めた精査を受けたが原因が明らかでなく、症状が改善しないため受診した。
- 既往歴:68歳時から糖尿病と高血圧症、75歳時から逆流性食道炎と不眠症。
- 生活歴:夫と2人暮らし。喫煙歴と飲酒歴はない。入院までは夫と飲食業をしていた。リハビリテーションは週1回続けている。
- 家族歴:父親は胃癌で死亡。母親は肺炎で死亡。弟は糖尿病で治療中。
- 現症:意識は清明。身長 150cm、体重 36kg(2か月前は40kg)。体温 36.0℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/78mmHg(立位3分後 138/74mmHg)。呼吸数 16/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。脳神経に異常を認めない。眼振を認めない。四肢に明らかな麻痺を認めない。筋強剛を認めない。握力 14kg(基準 18以上)。指鼻試験 陰性。Romberg徴候 陰性。明らかな歩行障害を認めない。通常歩行速度 0.7m/秒(基準 0.8以上)。手指振戦を認めない。振動覚と腱反射は正常である。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 403万、Hb 12.1g/dL、Ht 38%、白血球 7,400。血液生化学 所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.3g/dL、AST 22U/L、ALT 14U/L、LD 278U/L(基準 176~353)、CK 90U/L(基準 30~140)、尿素窒素 21mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、血糖 128mg/dL、HbA1c 7.4%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 186mg/dL、トリグリセリド 100mg/dL、HDLコレステロール 50mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 97mEq/L。心電図に異常を認めない。高齢者総合機能評価(CGA):基本的日常生活動作(Barthel指数)100点(100点満点)、手段的日常生活動作 (IADLスケール)8点(8点満点)、Mini-Mental State Examination(MMSE)27点(30点満点)、Geriatric Depression Scale2点(基準5点以下)。
- 患者の状態として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C053]←[国試_112]→[112C055]
[★]
- 次の文を読み、66~68の問いに答えよ。
- 80歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。
- 現病歴:約半年前から家族との会話に積極的に加わらなくなり、家族からの問いかけにも答えないことがあったが、大きな声で話しかければ普通に会話ができており、挨拶も自発的にできていた。約2か月前から屋内外で歩行時にふらつきがみられるようになり、最近、転倒するようになった。公共交通機関を1人で利用することができなくなったため、家族に付き添われて受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:妻と息子夫婦の4人暮らし。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。入浴、トイレ動作は可能である。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 164cm、体重 58kg。体温 36.6℃。脈拍 72/分、整。血圧 132/76mmHg。呼吸数 12/分。甲状腺腫と頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経診察において、Weber試験では左に偏位している。軽度の構音障害を認めるが、失語はない。3物品(桜・猫・電車)の即時再生には問題ないが、遅延再生は困難である。立方体の模写と時計描画試験は不正確である。上肢Barre徴候は陰性で、四肢腱反射に異常を認めず、病的反射を認めない。指鼻試験で両側上肢に測定障害を認める。歩行は開脚不安定で、つぎ足歩行は困難である。Romberg徴候は陰性で、表在感覚および深部感覚に異常は認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 450万、Hb 14.0g/dL、Ht 42%、白血球 5,600、血小板 30万。血液生化学所見:総蛋白 7.8g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 1.0mg/dL、AST 16U/L、ALT 18U/L、LD 210U/L(基準 120~245)、ALP 250U/L(基準 115~359)、γ-GT 18U/L(基準 8~50)、CK 80U/L(基準 30~140)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、尿酸 5.0mg/dL、血糖 88mg/dL、トリグリセリド 150mg/dL、HDLコレステロール 40mg/dL、LDLコレステロール 140mg/dL、Na 145mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 104mEq/L。CRP 0.1mg/dL。
- 頭部MRIのT2*強調水平断像(別冊No.15A~C)を別に示す。
- 高齢者機能評価簡易版(CGA7)の評価に必要な項目で読み取れないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C066]←[国試_114]→[114C068]
[★]
- 78歳の男性。かかりつけ医からの紹介で総合病院の初診外来を受診した。担当医は高齢者総合機能評価〈CGA〉を意識した面接を行った。自己紹介や患者確認など導入部分を終えた後の医師と患者の会話を以下に示す。
医師「では、少し質問させてください。これから言う言葉を繰り返してください。後でまた聞きますから覚えておいてください。桜、猫、電車」
患者「桜、猫、電車」
医師「今日はどうやって病院まで来られましたか」
患者「タクシーで来ました」
医師「ご自宅ではどなたとお住まいですか」
患者「妻と息子夫婦の 4人暮らしです」
医師「お風呂はどうしていますか、おひとりで入っておられますか」
患者「いや 1人では湯船から上がるのは大変なので、ちょっと手伝ってもらっています」
医師「先ほど覚えていただいた言葉をもう一度言ってみてください」
患者「桜、猫、電車」
[正答]
※国試ナビ4※ [108E049]←[国試_108]→[108E051]
[★]
- 78歳の男性。1か月前に重症肺炎で集中治療室に入院し、全身状態が改善したため7日前から一般病棟に移っている。意識は清明。認知機能と嚥下機能とに異常を認めない。食事形態を工夫したが、患者は食事を拒否し終日ふさぎこんでいる。患者は経管経腸栄養も拒否している。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
- a 食欲の回復を待つ。
- b 終末期として対応する。
- c 中心静脈栄養を開始する。
- d 患者の心理状態を評価する。
- e 介護保険施設への入所を勧める。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H024]←[国試_106]→[106H026]
[★]
- 90歳の女性。夫との2人暮らしで、年金で生活している。認知機能は正常である。日中はベッド上での生活が主であるが、座位は保つことができ、車椅子には介助で移乗できる。
- 要介護認定を受ける際、障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定に必要な因子はどれか。 2つ選べ。
- a 座位の可否
- b 同居者の人数
- c 認知症の重症度
- d 世帯における収入
- e 車椅子移乗の可否
[正答]
※国試ナビ4※ [106G056]←[国試_106]→[106G058]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108B014]←[国試_108]→[108B016]
[★]
- 76歳の女性。1人暮らし。糖尿病で血糖コントロールのため入院中である。高齢者総合機能評価(CGA)を実施して退院後の療養生活について検討することになった。
- インスリン自己注射の導入にあたり最も重視すべき項目はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G058]←[国試_107]→[107G060]
[★]
- a 患者のQOLは測定できない。
- b 環境が変わると認知機能が改善する。
- c がん疼痛のコントロールが困難である.
- d リハビリテーションの対象にならない。
- e 情動障害などの周辺症状はかかわり方によって改善する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104G025]←[国試_104]→[104G027]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105E019]←[国試_105]→[105E021]
[★]
- 高齢者総合機能評価(CGA)の構成要素とその評価項目との組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E022]←[国試_111]→[111E024]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111B026]←[国試_111]→[111B028]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106I013]←[国試_106]→[106I015]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109E030]←[国試_109]→[109E032]
[★]
- 造影CTを施行するにあたり事前に確認すべきこととして最も重要なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B004]←[国試_112]→[112B006]
[★]
- 手段的日常生活動作(IADL)に含まれるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E018]←[国試_110]→[110E020]
[★]
- 英
- dementia with Lewy body, DLB、Lewy body dementia
- 同
- レヴィ小体型痴呆 , レビー小体型痴呆, Lewy小体型痴呆、レビー小体型認知症, (国試)Lewy小体型認知症
- 関
- レビー小体。びまん性レビー小体病, diffuse Lewy body disease、レビー小体病, Lewy小体病, Lewy body disease。parkinson disease with dementia, PDD
概念
- パーキンソン病と同じ疾患スペクトラム上にあると考えられている。(HBN.928)
疫学
病理
- 病理学的にはびまん性レビー小体病、移行型レビー小体病であることが多い。
- 大脳、脳幹に広範にレビー小体を認め、パーキンソン病と同様に黒質、青斑核、迷走神経背側核の神経細胞脱落が認められる。(HBN.928)
症状
検査
- CT, MRI:所見に乏しい
- MIBG心筋交感神経シンチグラフィ:取り込み低下 → パーキンソン病と同じ所見
- 脳血流SPECT:後頭葉の血流低下 (保健適応外)
- PET:後頭葉の糖代謝低下 (保健適応外)
診断基準
- uptodate.2 HBN.929
- ()内はDLBで見られる頻度
- 2. 中核項目(1つあてはまる場合は疑い例、2つ以上ならばほぼ確実)
- 動揺する認知機能(60-80%)
- 反復、具体的、かつ鮮明な幻視(50-75%) ← Recurrent well-formed, detailed visual hallucinations
- パーキンソン症候群(80-90%) ← Spontaneous features of parkinsonism(特に誘因のない)
- レム睡眠行動障害
- 抗精神病薬に対する著しい感受性の亢進
- SPECT、PETでの大脳基底核でのドパミントランスポーターの取り込み低下
(以下略)
治療
- コリンエステラーゼ阻害薬 → 認知機能に対して。 アルツハイマー病より著効する
- 抑肝散 → 精神症状に対して
- クエチアピン → 幻視などの精神症状
参考
- 1. Pathologic correlates of dementia in individuals with Lewy body disease.
- Sonnen JA, Postupna N, Larson EB, Crane PK, Rose SE, Montine KS, Leverenz JB, Montine TJ.SourceDepartment of Pathology, University of Washington, Seattle, WA 98104, USA.
- Brain pathology (Zurich, Switzerland).Brain Pathol.2010 May;20(3):654-9.
- Cognitive impairment and dementia are more common in patients with Parkinson disease (PD) than age-matched controls and appear to become more frequent as PD progresses. However, estimates of dementia in patients with PD have varied widely, likely due in part to differences in case definition, case a
- PMID 20522091
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%BC%E5%B0%8F%E4%BD%93%E5%9E%8B%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87
- http://www.d-lewy.com/about.html
- http://www.clinic-nishikawa.com/1_1.html
- http://rockymuku.sakura.ne.jp/seisinnka/rebi-syoutaigataninntisyou.pdf
- http://www.lbda.org/node/470
- 7. Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies: third report of the DLB Consortium.
- McKeith IG, Dickson DW, Lowe J, Emre M, O'Brien JT, Feldman H, Cummings J, Duda JE, Lippa C, Perry EK, Aarsland D, Arai H, Ballard CG, Boeve B, Burn DJ, Costa D, Del Ser T, Dubois B, Galasko D, Gauthier S, Goetz CG, Gomez-Tortosa E, Halliday G, Hansen LA, Hardy J, Iwatsubo T, Kalaria RN, Kaufer D, Kenny RA, Korczyn A, Kosaka K, Lee VM, Lees A, Litvan I, Londos E, Lopez OL, Minoshima S, Mizuno Y, Molina JA, Mukaetova-Ladinska EB, Pasquier F, Perry RH, Schulz JB, Trojanowski JQ, Yamada M; Consortium on DLB.SourceInstitute for Ageing and Health, University of Newcastle upon Tyne, UK. i.g.mckeith@ncl.ac.uk
- Neurology.Neurology.2005 Dec 27;65(12):1863-72. Epub 2005 Oct 19.
- The dementia with Lewy bodies (DLB) Consortium has revised criteria for the clinical and pathologic diagnosis of DLB incorporating new information about the core clinical features and suggesting improved methods to assess them. REM sleep behavior disorder, severe neuroleptic sensitivity, and reduced
- PMID 16237129
uptodate
- 1. [charged] レヴィ小体型認知症の疫学、病理学、および病因 - uptodate [1]
- 2. [charged] レヴィ小体型認知症の臨床的特徴および診断 - uptodate [2]
- 3. [charged] レヴィ小体型認知症の予後および治療 - uptodate [3]
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=RSRbR1R4mz0</youtube>
[★]
- ☆case79 混乱
- 79歳 女性
- 主訴:混乱
- 現病歴:5年前より高血圧と診断され薬物で加療中であった。混乱がひどくなってきたと訴え娘と来院。娘の話では3週間前より混乱の症状が始まっており、以前は認知機能に問題は無かった。患者は食欲の減退、頭痛、筋痙攣(muscle cramp)も訴えていた。高血圧の治療は診断時よりアテノロールを服用していたが四肢の冷感をうったえて2ヶ月前に中止、ベンドロフルメチアジド1日2.5mgに切り替え特に問題なかった。
- 生活歴:単身であり、近くに娘が住んでいる。
- 嗜好歴:飲酒、喫煙共に無し。
- 服用薬:服用薬無し。近所の薬品屋で購入したビタミン剤は飲んでいる。
- 身体所見 examination
- 皮膚のツルゴール正常。脈拍 80/分、整。血圧 146/90 mmHg。頚静脈圧:正常。異常心音認めず。末梢の浮腫無し。呼吸器系、消化器系異常なし。abbreviated mental test scoreは6/10。時間と場所の見当識無し。局所神経症状無し。眼底に銀線動脈とarteriovenous nippingを認める。乳頭浮腫は認めない。
- 検査所見 investigations
- 低ナトリウム血症、軽度の低カリウム血症、クレアチニン軽度低下、尿浸透圧低下。
- 問診(S)
- 混乱(程度は次第に重度に)
- 食欲減退
- 頭痛
- 筋痙攣
- 高血圧
- アテノロール服用(5年前より2ヶ月前まで。服用により四肢が出る)中止後、ベンドロフルメチアジド服用
- 身体所見(O)
- 高血圧(146/90mmg) → Japanの基準だとI度高血圧(YN.C-162)
- abbreviated mental test score: 6/10 → 認知症/譫妄疑い
- 眼底にsilver-wiringとarteriovenous nippingを認め乳頭浮腫を認めない (YN.C-165)
- (陰性所見)
- ツルゴールは正常 → 脱水を否定
- 高血圧以外の循環器疾患は否定的?、呼吸器、消化器系は正常らしい
- 場所にと時間に関する見当識がないのでJCSだと2
- 局所神経症状なし → 中枢神経系の疾患は考えづらい?
- 検査(O)
- 低ナトリウム血症、軽度の低カリウム血症、クレアチニン軽度低下、尿浸透圧低下。
- ----------------
- ■チアジド系利尿薬
- ・副作用は?
- 低カリウム血症、耐糖能低下、高尿酸血症、高カリウム血症、アルカローシス、GFR↓。(YN.C-62)
- ・禁忌は?
- 無尿、腎不全、糖尿病、高脂血症。(YN.C-62)
- ・特徴(医学用語辞典より)
- ・降圧利尿薬として本態性高血圧症に対する第一選択薬の1つとして用いられる。
- ・有効率が高いこと、至適用量の個人差が少ないこと、効果の発現が緩徐で過度の降圧を来さないことなどの利点を有している。
- ・ベンドロフルメチアジド bendroflumethiazide
- チアジド系利尿薬の一種
- ■アテノロール(YN.C-64)
- ・β1選択性β遮断薬。
- ・心臓のβ1受容体に選択的に作用し、本態性高血圧症、狭心症、頻脈性不整脈に対して有用性が認められている。
- ■学習事項
- ・混乱(confusion)をきたす疾患を鑑別してみよう
- ■abbreviated mental test score (en wikipediaより)
- ・1972年にHodkinsonが老人の認知症の可能性について、迅速に評価できる手法として紹介。
- ・認知症以外にも、混乱や認知機能障害の評価にも使われている。
- ・10の項目があって、答えられると1点。6点以下でdelirium(譫妄)やdementia(認知症)が疑われる。
- ・年齢、今何時、住所を覚えてもらい最後に聞く、今何年、病院名/家の住所、二人の人の認知、誕生日、世界大戦が始まった年、現在の王?の名前、20から1までカウントダウン
- ■診断
- 利尿薬による低ナトリウム血症
- 利尿剤による低ナトリウム血症は治療開始後2,3週間以内に起こりやすい。
- NSAIDも服用している老年女性に多い(NSAIDは水の排泄を抑制)
- メカニズム?:NSAIDはプロスタグランジンの生成を阻害 → レニン分泌↓ → 輸出細動脈は拡張したまま → GFR低下 → 水の排泄がうまくいかないのだろうか。
- ■血漿浸透圧を計算してみよう
- 2 x ([Na+] + [K+]) + [urea] + [glucose] [単位:mOsmol/kg]
- ■低ナトリウム血症(YN.D-138)
[★]
- 英
- Mini-Mental State Examination Mini-Mental-State examination mini-mental state examination MMSE, Mini-Mental-State test
- 関
- 改訂長谷川式簡易知能評価スケール、認知機能
[show details]
- 30点満点
- 認知症のcut offは23/24点
- 23点以下で認知症が示唆される(HBN.164)
- 25点以下は障害を示唆し、20点以下では明確な障害を示す(KPN.358)
- MMSEの重症度分類:MMSE < 23 点:極軽度、MMSE = 20–23 点:軽度、MMSE = 10–19 点:中等度、MMSE = 0–9 点:高度
[★]
- 英
- Hasegawa's dementia scale-revised, Hasegawa dementia scale-revised, HDS-R
- 同
- 長谷川式簡易知能評価スケール Hasegawa's dementia scale, Hasegawa dementia scale, HDS
- 関
- ミニ・メンタル・ステート・テスト MMSE、認知機能
参考
- http://ninchisyoucareplus.com/plus/pdf/070421%E5%8A%A0%E8%97%A4%E6%8A%84%E9%8C%B2.pdf
- http://www.treatneuro.com/wp-content/uploads/hdsr.pdf
[★]
- 英
- mild cognitive impairment、MCI
- 同
- 軽度認知障害
- 関
- 認知症、アルツハイマー病
[show details]
[★]
- 英
- cognitive impairment、cognitive dysfunction
- 関
- 失認、認知障害、認知機能不全
[★]
- 英
- cognitive dysfunction
- 関
- 認知障害、認知機能障害
[★]
- 英
- cognition
- 同
- 認識 recognition
- 関
- 認知症
二次感覚野
↓
判断:感覚連合野
| ↓
| 記憶:辺縁系・扁桃核
| ↓
意志:運動連合野
↓
二次運動野
- 認知症ではこの認知が傷害される
[★]
- 関
- 関数、官能基、機能性、機能的、作動、手術、操作、官能性、機能上、運用、操縦