- 英
- gallbladder cancer, carcinoma of the gallbladder
- 関
- 胆道癌、胆管癌
疫学
リスクファクター(ガイドラインより)
- 胆管拡張をともなわない膵・胆管合流異常は胆嚢癌のハイリスクファクターである。
- 膵・胆管合流異常の胆嚢において粘膜過形成,K-ras遺伝子変異,p53蛋白過剰発現が高頻度に認められる
- 胆嚢癌の発生母地病変として腺腫や異型上皮,腸上皮化生が関与する可能性が報告されている
- 胆嚢ポリープが10mm以上で,かつ増大傾向を認める場合,または大きさにかかわらず広基性病変では胆嚢癌の頻度が高いと考えられる。
不明
- 現時点では胆嚢結石と胆嚢癌との直接的因果関係は証明されておらず,無症候性胆嚢結石の場合,長期間経過観察しても胆嚢癌が発生する危険は少ないといえる。
- 胆嚢壁の石灰化や陶器様胆嚢と胆嚢癌との因果関係は現段階では統一見解がない。
- 現時点で胆嚢腺筋腫症が胆嚢癌のリスクファクターであるか否かの結論は得られていない。
早期癌
- 早期胆嚢癌:組織学的深達度が粘膜(m)・固有筋層(mp)にとどまるもの。リンパ節転移の有無は問わない。癌の先端部がRokitansky-Aschoff sinusに限局していれば、深達度に寄らず粘膜内癌 (YN.B-74)
症状
- 初期には無症状
- 腹痛(72%)、黄疸(58%)、体重減少(47%)
検査
[show details]
予後
- 早期癌:op後の累積5年生存率は80%。
- 進行癌:漿膜下層限局で5年生存率は50%。漿膜波及で10%。
ガイドライン
国試
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/01 12:55:18」(JST)
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本来の表記は「胆囊癌」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。 |
胆嚢癌(たんのうがん)は、胆嚢から発生する悪性腫瘍である。早期に発見されることが少なく、有効な治療法に乏しいため、全体的には予後の悪い癌である。発症率はハンガリー共和国やチリ共和国、日本で高く民族間での差が認められる。
目次
- 1 疫学
- 2 臨床像
- 3 画像
- 4 病理
- 5 診断
- 5.1 胆道癌取扱い規約(第5版)による進行度分類
- 6 治療
- 6.1 手術療法
- 6.2 化学療法
- 6.3 放射線療法
- 7 予後
- 8 関連項目
- 9 脚注
- 10 外部リンク
疫学
男女比は1:2で女性にやや多く、70歳以上の高齢者に多いとされている。胆石症の合併も多いとされている。
危険因子としては、膵胆管合流異常症、陶器様胆嚢、分節型胆嚢腺筋症等が知られている。胆石症や胆嚢炎は直接の発症リスクでは無いとされている。
新潟大学らの研究グループによる日本及びハンガリー共和国、チリ共和国での疫学的調査により幾つかの要因が明らかになっている[1]。
- チリにおいて貧困層の女性では、胆石存在下で赤唐辛子摂取が危険因子であることが示唆されたが、「カプサイシンが原因となっているのか?」或いは「保存期間中に発生するカビ由来のアフラトキシンが原因となっているのか?」など真の原因物質は現時点で明らかとなっていない。
- 新潟県における胆嚢がん死亡率と農薬使用量との間に正の地域相関関係が認められ、水道水中に残留していた水田除草剤(クロルニトロフェン)の曝露が関与していることが示されている[2]。(クロルニトロフェンは1996年に農薬としての登録が失効)
- HLAハプロタイプの分析により疾病感受性には民族的共通性が示唆された。
臨床像
初期には症状がなく、健診での画像検査を契機に偶然発見されることが多い。進行癌になると、黄疸、右季肋部痛、食欲不振、全身倦怠感、体重減少などが出現する。
腫瘍マーカーとして、CEA・CA19-9が高値を示すことが多いが特異的では無い。
画像
- 超音波検査 - 胆嚢の観察には最も適した検査法である。癌は胆嚢壁の異常な肥厚として描出される。ドップラー法で内部に血流が見られることもある。また、直径が1cmを超える胆嚢ポリープは癌を疑われる。
- CT - 癌は造影効果を有する胆嚢壁の肥厚として描出される。また肝動脈など周辺臓器への浸潤や、リンパ節転移、肝転移、遠隔転移の診断にも有用である。
- MRI - 造影剤を用いずに胆管・胆嚢内腔を描出することが可能であり(MRCP)、隆起型の胆嚢癌の診断に有用である。
- 内視鏡的逆行性胆道造影(endoscopic retrograde cholangiography; ERC) - 消化管内視鏡を用いて乳頭部からチューブを挿入し、造影剤を注入して胆管を描出する検査。
病理
胆嚢は胃や腸等と異なり、粘膜筋板や粘膜下層を有していないため、胆嚢癌は進行すると周囲臓器へそのまま浸潤していきやすい。
診断
画像所見により癌の診断および進行度の判定を行う。胆嚢癌の進行度(Stage)はIからIVの4段階で表現される。国際的にはUICCのTNM分類が、日本国内では胆道癌取扱い規約が用いられる。
胆道癌取扱い規約(第5版)による進行度分類
- Stage I
- 癌が粘膜や筋層にとどまるもの。
- Stage II
- 癌が筋層を超えるが壁内にとどまっているもの、もしくは筋層までにとどまるが近傍のリンパ節に転移があるもの。
- Stage III
- 癌が胆嚢外へ露出するもの、もしくは壁内にとどまるがやや遠方のリンパ節まで転移があるもの。
- Stage IVa
- 隣接臓器に直接浸潤するもの、もしくは大動脈周囲リンパ節など遠方のリンパ節に転移が及ぶもの。
- Stage IVb
- 遠隔臓器へ転移するもの。
治療
早期の胆嚢癌は手術治療による外科的切除で根治が期待できるが早期発見が困難なことが多い。進行胆嚢癌に対しては、手術治療・化学療法(抗がん剤)・放射線療法を含む集学的治療が行われる。
手術療法
根治切除(認識できる癌を残さず取る手術)が可能な場合に行われる。他臓器転移を有する症例は切除による治療効果が望めないため、通常は対象とならない。
- 胆嚢のみを切除することで、リンパ節転移のない早期胆嚢癌に行われる。胆嚢摘出術は腹腔鏡下に行われることも多い。
- 胆嚢近傍の肝実質(肝床部)も胆嚢と一緒に切除する術式。肝床切除術ともいう。胆嚢癌は肝床部に浸潤しやすいことから、肉眼で見えない癌の取り残しを防ぐ意味合いがある。同時に所属リンパ節郭清も行われる。進行胆嚢癌に対する手術術式としては比較的ポピュラーであるが、解剖学的区分を無視した肝切除に異論もある。
- 胆嚢に加え、肝臓の一部(S4a, S5)を解剖学的区分に沿って切除する術式。胆嚢から肝へ流入する静脈はまずこの領域へ入ることから、初期の肝転移はこの領域に発生するという理論に基づいている。微小転移が含まれる可能性が高い領域を系統的に切除することにより肝転移再発を抑制し、生存率を向上させることが狙いであるが、拡大胆嚢摘出術に対する優位性は明らかではない。
- 胆嚢、肝外胆管に加え、肝臓の右側半分強(体積比では約7割)を切除する術式。癌の浸潤が肝右葉の主要な動脈やグリソン鞘に及ぶ場合に行われる。
- 癌の浸潤範囲により、肝中央二区域切除術、肝右三区域切除術などが行われる。
- 上述した各種術式に膵頭十二指腸切除を加えるもの。癌が膵臓や十二指腸に浸潤している場合に検討される。また進行胆嚢癌に対し、肝十二指腸間膜リンパ節・傍大動脈リンパ節・No.13リンパ節等の膵頭周囲リンパ節の完全郭清を目的に行われることもある。肝と膵を同時に切除するという非常に侵襲の大きい術式であり、リスクを上回るメリットがあるかどうか特に慎重に検討される。
化学療法
切除不能な進行胆嚢癌に対し行われる。胆管癌と包括し胆道癌として同じ化学療法が選択される。 確立された標準治療法は存在しないが、ゲムシタビンを中心とした多剤併用療法が標準とされている。
- ゲムシタビン(GEM)単独療法
- S-1(S-1)単独療法
- ゲムシタビン(GEM)+シスプラチン(CDDP)併用療法:GC療法(標準第一選択療法)
- ゲムシタビン(GEM)+S-1(S-1)併用療法:GS療法
- ゲムシタビン(GEM)+オキサリプラチン(L-OHP)併用療法:GEMOX療法(保険未適応)
- GEMOX療法+エルロチニブ療法:GEMOX療法より優位性が指摘(保険未適応)
- GEMOX療法+セツキシマブ療法:GEMOX療法より優位性が指摘(保険未適応)
他様々なレジメンが提唱されているが、研究段階である。
放射線療法
癌の縮小や症状の改善を期待して放射線の照射が行われることがある。
予後
早期胆嚢癌は切除されれば予後は良好で、Stage Iの5年生存率はおおむね90%を超える。Stage IIでも切除後の5年生存率は60%程度であるが、StageIII以降の治療成績はきわめて不良であり、5年生存は稀である。切除不能な胆道癌(胆嚢癌以外も含む)に対するゲムシタビン単剤投与の生存期間中央値は7.6ヶ月と報告されている。
関連項目
脚注
- ^ 胆嚢がん多発国ハンガリーにおける本症の成因に関する疫学的国際比較研究 (PDF) 新潟大学リポジトリ
- ^ 除草剤CNP、CNPアミノ体、CNPダイオキシン異性体の毒性検査(発ガン性、突然変異性)及び残留量(米、青果物)の調査について 東京都くらしの安全情報サイト
外部リンク
- 胆嚢がん 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス
- 胆管の腫瘍 メルクマニュアル
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床報告 FDG-PET陽性であり,進行胆嚢癌と鑑別困難であった黄色肉芽腫性胆嚢炎の2例
- 臨床報告 Rokitansky-Aschoff洞内に発生した早期胆嚢癌の1例
Related Links
- 胆嚢癌(たんのうがん)は、胆嚢から発生する悪性腫瘍である。早期に発見されることが 少なく、有効な治療法に乏しいため、全体的には予後の悪い癌である。発症率は ハンガリー共和国やチリ共和国、日本で高く民族間での差が認められる。 ...
- 2006年10月1日 ... 肝臓から分泌された胆汁が十二指腸に流れ出るまでの経路を胆道といい、胆嚢管という 細いらせん状の管を介して、胆汁を一時的に貯留しておく袋状の部分が胆嚢です。胆嚢 および胆嚢管にできるがんを胆嚢がんといいます。 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 81歳の女性。右季肋部痛と嘔吐とを主訴に来院した。昨日18時ころ、食事中に急に右季肋部から心窩部にかけての痛みが出現し、その後、痛みが増強し嘔吐を伴うようになったため午前1時に受診した。高血圧症で降圧薬を内服している。意識は清明。身長 147cm、体重 40kg。体温 36.8℃。脈拍 80/分、整。血圧 178/90mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。腹部は膨満し、腸雑音は消失。右季肋部に圧痛を認め、呼吸性に移動する小児手拳大の腫瘤を触知する。筋性防御と反跳痛とを認めない。血液所見:赤血球 318万、Hb 9.8g/dL、Ht 32%、白血球 11,800(桿状核好中球 52%、分葉核好中球 30%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 4%、リンパ球 11%)。血液生化学所見:総蛋白 6.6g/dL、アルブミン 2.5g/dL、総ビリルビン 3.1mg/dL、直接ビリルビン 2.3mg/dL、AST 56IU/L、ALT 48IU/L、LD 480IU/L(基準 176~353)、ALP 454IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 132IU/L(基準 8~50)、アミラーゼ 115IU/L(基準 37~160)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.3mg/dL。CRP 4.3mg/dL。腹部超音波検査と腹部単純CTとで胆嚢の腫大と胆嚢壁肥厚とを認める。腹部造影CTの動脈相と後期相で胆嚢壁の濃染を認めない。緊急に腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われた。術中の写真(別冊No. 14A)と摘出胆嚢の粘膜面の写真(別冊No. 14B)とを別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D034]←[国試_109]→[109D036]
[★]
- 70歳の男性。全身の掻痒感と褐色尿とを主訴に来院した。 1週前から尿の濃染を、 3日前から皮膚掻痒感を自覚していた。意識は清明。身長160cm、体重58kg。体温35.8℃。脈拍72/分、整。皮膚は黄染、乾燥し、多数の掻爬痕を認める。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 454万、 Hb 12.1g/dl、 Ht 36%、白血球 5,500、血小板 12万。血液生化学所見:総蛋白 6.1g/dl.アルブミン 3.4g/dl、総ビリルビン 12.1mg/dl、直接ビリルビン 8.3mg/dl、 AST 233IU/l、 ALT 354IU/l、 LD 48S IU/l(基準176-353)、ALP 1.091 IU/l(基準115-359)、γ-GTP 825IU/l(基準8-50)、Na 141mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 107mEq/l。経皮経肝胆道ドレナージチューブからの造影と内視鏡的逆行性胆管造影とを同時に行った胆管造影写真(内視鏡は抜去後)(別冊No.6)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
E
- 胆嚢、その右に膵内胆管が描出されており、その情報は肝門部で途絶。右肝内胆管、左肝内胆管は描出されている。
※国試ナビ4※ [105A030]←[国試_105]→[105A032]
[★]
- 38歳の男性。健康診断で検査値の異常を指摘されて来院した。
- 意識は清明。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧128/76mmHg。呼吸数14/分。眼球結膜に軽度の黄染を認める。右上腹部に鶏卵大の腫瘤を触知する。
- 血液所見:赤血球468万、 Hb13.9g/dl、 Ht42%、白血球7,500、血小板38万。血液生化学所見:血糖98mg/dl、総蛋白7.5g/dl、アルブミン3.9g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、 IgG 1,610mg/dl(基準960-1,960)、総ビリルビン3.4mg/dl、AST 157IU/l、 ALT 158IU/l、 LD 253 IU/l (基準176-353)、 ALP 924IU/l (基準115-359)、 γ-GTP307IU/l(基準8-50)、アミラーゼ32IU/l(基準37-160)。免疫学所見: CRP0.5mg/dl。 HBs抗原・抗体陰性、 HCV抗体陰性。 α-フェトプロテイン(AFP)12ng/ml(基準20以下)、 CEA6.7ng/ml(基準5以下)、 CA19-9 51.3U/ml(基準37以下)。腹部造影CT(別冊No. 12A)と内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真(ERCP)(別冊No. 12B)とを別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A033]←[国試_106]→[106A035]
[★]
- 68歳の男性。健康診断で肝障害を指摘され来院した。 20年前にB型肝炎ウイルス感染を指摘されたがそのままにしていた。意識は清明。身長165cm、体重61kg。体温36.2℃、脈拍76/分、整。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 408万、Hb 13.2g/dl、Ht 39%、白血球 6,700、血小板 16万。血堆生化学所見:総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 4.1g/dl、総ビリルビン 0.5mg/dl、直接ビリルビン 0.2mg/dl, AST 59IU/l、 ALT 83IU/l、LD 275IU/l(基準176-353)、ALP 159IU/l(基準115-359)、γ-GTP 125IU/l(基準8-50)、Na 141mEq/l、K 3.7mEq/l、Cl 103mEq/l。腹部超音波写真(別冊No.3A)と腹部ダイナミックCT(別冊No.3B、C)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D020]←[国試_105]→[105D022]
[★]
- 62歳の女性。健康診断で肝機能異常を指摘され来院した。自覚症状はない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 407万、 Hb 13.0 g/dl、Ht 39%、白血球 7,800、血小板 26万。血液生化学所見:総ビリルビン 2.2 mg/dl、AST 160 IU/l、ALT 186 IU/l、ALP 1,652 IU/l(基準 115~359)、アミラーゼ 62 IU/l(基準 37~160)、CEA 2.9 ng/ml(基準 5以下 )、 CA19-9 210 U/ml(基準 37以下 )。上部消化管内視鏡像(別冊 No.8A)、 ERCP(別冊 No.8B)及び腹部造影 CT(別冊 No.8C)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A026]←[国試_108]→[108A028]
[★]
- 60歳の女性。1週前から上腹部痛が出現したため来院した。腹部は平坦であるが、心窩部に圧痛を認める。血清生化学所見:総ビリルビン1.4mg/dl、AST65単位、ALT75単位、アルカリホスファターゼ1,250単位(基準260以下)、γ-GTP450単位(基準8~50)。CA19-9 265U/ml(基準37以下)。ERCP写真を以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099G028]←[国試_099]→[099G030]
[★]
- 68歳の女性。腹痛を主訴に来院した。13年前から時々食後に上腹部痛があった。昨日の夕食後にも腹痛があった。体温37.4℃。右季肋部に圧痛を伴う腫瘤を触れる。白血球12,500。CRP5.8mg/dl。腹部造影CTを以下に示す。
- 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D036]←[国試_102]→[102D038]
[★]
- 腹部造影CT(別冊No.1A)、腹部造影CT冠状断像(別冊No.1B)及び摘出された胆嚢標本の写真(別冊No.1C)を別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D002]←[国試_107]→[107D004]
[★]
- 65歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘され来院した。身体所見に異常を認めない。腹部造影CTを以下に示す。
最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D019]←[国試_103]→[103D021]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111H012]←[国試_111]→[111H014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099E034]←[国試_099]→[099E036]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [113D012]←[国試_113]→[113D014]
[★]
- 原発巣切除後に再発した転移性肝腫瘍について、最も良好な予後が期待できるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F001]←[国試_112]→[112F003]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107C007]←[国試_107]→[107C009]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111C009]←[国試_111]→[111C011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G036]←[国試_108]→[108G038]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102G017]←[国試_102]→[102G019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099D111]←[国試_099]→[099D113]
[★]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- biliary tract cancer, biliary cancer, carcinoma of the biliary tract
- 関
- 胆道、胆管
[show details]
定義
- 本来、胆道は肝細胞から十二指腸に至るまで胆汁の全排泄経路であるが、胆道癌は胆道に発生する癌を示しているのではない。
- (胆道癌取扱い規約)「胆道=肝外胆道系のみ」と定義。肝外胆管癌=胆道癌。肝内胆管癌≠胆管癌
- (原発性肝癌取扱い規約(1997))肝内胆管癌が取り扱われている
分類
- 胆管癌:肝門部胆管癌、上部胆管癌、中部胆管癌、下部胆管癌。この区分の3つ以上の領域を癌が占める時 → 広範囲胆管癌
- 胆嚢癌:胆嚢・胆嚢管に原発する癌
- 乳頭部癌(十二指腸乳頭部癌):オッディ括約筋に囲まれた乳頭部に原発する癌 ← 胆道癌に含まないことが多い
疫学
- 肝門部~上部胆管癌が胆道癌の50%を占め、次いで下部胆管癌が多い。
- 胆管癌:50歳以上の男性に多い(IMD)。先天性総胆管嚢腫・潰瘍性大腸炎と合併することがある。
- 胆嚢癌:60歳以上の女性に多い(M:F=1:2)(IMD)。胆石との共存していることが多い。
リスクファクター
部位別
- 胆管癌:胆管拡張型の膵・胆管合流異常、原発性硬化性胆管炎(PSC)
-
- 無症候性胆石症に対する胆嚢摘出術は必要か? → 無症候性胆石症に対して胆嚢摘出術を勧める根拠は不十分である。(推奨度C2)
- 胆嚢癌:膵・胆管合流異常のうち、とくに胆管拡張をともなわない膵・胆管合流異常
-
- 本邦における膵・胆管合流異常を対象とした全国集計の検討3)(レベルIV)では胆管拡張をともなう群における胆道癌の発生頻度は10.6%,胆管拡張をともなわない群では37.9%であった。胆道癌のうち胆嚢癌の割合は,胆管拡張をともなう群では64.9%,胆管拡張をともなわない群では93.2%であった。膵・胆管合流異常の胆嚢において粘膜過形成,K-ras遺伝子変異,p53蛋白過剰発現が高頻度に認められる。
- 2. 胆嚢結石症・胆嚢壁の石灰化・陶器様胆嚢と胆嚢癌との因果関係は証明されてない。
-
- 胆嚢ポリープが10mm以上で、かつ増大傾向を認める場合、または大きさにかかわらず広基性病変では胆嚢癌の頻度が高い。
-
膵・胆管合流異常
- 胆管拡張型 :胆道癌10 %合併(このうち 胆嚢癌64.9%、胆管癌33.6%)
- 胆管非拡張型:胆道癌37.9%合併(このうち 胆嚢癌93.2%
- 膵・胆管合流異常における予防的治療は必要か?(ガイドライン)
- 胆管拡張型では胆管癌の合併頻度が高く、予防的な胆嚢摘出と肝外胆管切除の有用性が期待できる可能性がある。(推奨度C1) (ガイドライン)
- 胆管非拡張型は胆嚢癌のリスクファクターであり、予防的胆嚢摘出術が推奨される。(推奨度B)(ガイドライン)
症状
胆嚢癌
- 胆石による症状(疝痛)に似ており、悪性疾患を疑う特異所見に乏しい。浸潤、転移巣による症状が初発症状となりうる。
- 胆石を合併していることがあり、胆石による症状の精査で見いだされることもある。
胆管癌
乳頭部癌
起きうる症状(ガイドラインより)
胆嚢癌
|
胆管癌
|
乳頭部癌
|
右上腹部痛
|
79~89%
|
黄疸
|
初発症状の90%以上
|
(変動する)黄疸
|
多い
|
悪心嘔吐
|
52~53%
|
掻痒感
|
半数以上
|
発熱
|
多い(44~56%)
|
体重減少
|
|
上腹部痛(軽度)
|
半数以上
|
腹痛
|
多い(35~45)
|
黄疸
|
体重減少
|
半数以上
|
全身倦怠感
|
|
食思不振
|
[黄疸-の症例に対して]
|
|
体重減少
|
腹部膨満感
|
腹痛
|
44%
|
食思不振
|
掻痒感
|
発熱
|
17%
|
背部痛
|
黒色便
|
食思不振
|
11%
|
|
無症状
|
32~38%
|
全身倦怠感
|
11%
|
|
無症状
|
27%
|
検査
治療
予後
- → 胆嚢癌は症状に乏しく、発見時には進行癌となっている。
- → 胆道系は粘膜筋板を欠く、壁が薄い、リンパ管や血管に富む、周囲の臓器(肝臓、十二指腸、)・血管(肝動脈、門脈)に近接 → 早期の浸潤、転移
資料
ガイドライン
- 胆道癌診療ガイドライン作成出版委員会/編(07年)/ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0058/1/0058_G0000159_GL.html
[★]
- 英
- endoscopic retrograde cholangiopancreatography, ERCP
- 同
- 内視鏡的逆行性膵胆管造影、内視鏡的逆行性膵胆管造影法、内視鏡的逆行性胆管膵管造影、内視鏡的逆行性胆管膵管造影法
- 関
- 内視鏡的胆道ドレナージ
[show details]
概念
- 胆道疾患の診断目的に施行する画像検査
- 内視鏡を用いて、十二指腸乳頭部から膵管および胆管内に細径チューブを挿入し、造影剤を注入して撮像すること。
禁忌
- 全身状態が著しく不良
- 造影剤過敏症(アナフィラキシーショック)
- 急性膵炎急性期
- 慢性膵炎の急性増悪期
参考
-ERCP
[★]
- 英
- cholangiocarcinoma CCC, bile duct cancer, bile duct carcinoma, cancer of the bile duct
- 同
- 胆管細胞癌 cholangiocellular carcinoma, primary cholangiocellular carcinoma
- ラ
- cholangioma
- 関
- 肝内胆管癌、胆道癌
概念
- 胆管に発生する癌腫の総称
- 胆管癌とは通常肝外胆管癌のことであり、肝内胆管細胞癌とは区別される。
部位による分類
- 肝門部胆管癌
- 上部胆管癌:肝外胆管中枢側と下部胆管中枢側を二等分したときの、その中枢側?
- 中部胆管癌:肝外胆管中枢側と下部胆管中枢側を二等分したときの、その末梢側?
- 下部胆管癌:膵臓内の胆管?
早期癌
早期胆管癌:組織学的深達度が粘膜(m)・線維筋層(fm)にとどまるもの。リンパ節転移の有無は問わない。
疫学
- 高齢男性
- 男女比=2:1。50歳代、60歳代に好発し60歳代が最多 (⇔胆嚢癌)
リスク因子
- 膵胆管合流異常、原発性硬化性胆管炎、炎症性腸疾患、肝吸虫症
症状
- 初発症状は黄疸(31%)、腹痛(13%)、全身倦怠感(11%)、食思不振(9%)、暗色尿(8%)、発熱(5%)、掻痒感(4%)、背部痛(4%)、嘔気・嘔吐(3%)、体重減少(2%)
検査
- 肝門部胆管癌
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治療
手術療法(ガイドラインより)
胆道癌の肝,肺,腹膜転移,遠隔リンパ節(大動脈周囲リンパ節,腹腔外リンパ節など)転移は切除不能
ガイドライン
資料
国試
[★]
- 英
- acute cholecystitis
- 関
- 胆嚢炎、胆石胆嚢炎
- fat, female, forty, and fertile” = acute cholecystitis
検査
- 腹部超音波検査:胆嚢壁肥大、胆嚢壁3層構造(胆嚢壁の最内部と最外部がhigh、中間部がlowに描出される)。胆砂はhigh。胆嚢周囲に炎症が及び膿瘍が形成されればlowに描出される。
- 腹部CT
- 胆嚢壁の浮腫
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鑑別疾患
治療
- ガイドライン1
- 黄疸例や全身状態不良例では一時的な胆嚢ドレナージも考慮する
- 重症急性胆嚢炎は緊急手術を行う
- 中等症急性胆嚢炎は迅速に手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術)や胆嚢ドレナージを検討
- 軽症でも初期治療に反応しない例では迅速に手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術が望ましい)や胆嚢ドレナージを検討
- 初期治療:手術や緊急ドレナージ術の適応を考慮しながら、絶食、十分な輸液と電解質の補正、鎮痛剤、抗菌薬投与を行う。
ドレナージ
- PTGBD percutaneous transhepatic gallbladder drainage
- PTGBA percutaneous transhepatic gallbladder aspiration
合併症
- Q80. 急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併している頻度は?
- 急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併している頻度は1~1.5%である。
- 高齢者では胆嚢癌の合併頻度が高い(60歳以上では9%)。
予後
- 胆嚢癌の約80%に結石を合併しているが、胆石症に胆嚢癌が合併する確率は0.1%(NIH 92)あるいは0.01%(胆石国際学会95)ともいわれている。
ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0020/0020_ContentsTop.html
国試
[★]
- 英
- Courvoisier sign, Courvoisier's sign
- 同
- Courvoisier徴候
定義
- Courvoisier's law (or Courvoisier syndrome, or Courvoisier's sign or Courvoisier-Terrier's sign ) states that in the presence of an enlarged gallbladder which is nontender and accompanied with jaundice, the cause is unlikely to be gallstones.(参考1)
- →胆嚢の無痛性腫脹、黄疸の随伴であること。結石で本徴候がみられる可能性はほとんどない。
- 結石による総胆管の閉塞では胆嚢炎を合併するため、胆嚢壁の肥厚、萎縮があり、胆嚢の腫大が見られないことがある(NSU.11)。結石は長い時間経過の間に形成されるが、その間に胆嚢壁が肥厚、線維化して拡張しにくくなっている(参考1)。
- 無痛性の腫大胆嚢を触知すること。(SRA.497)
概念
- 閉塞性黄疸で見られる。
- 膵癌では黄疸とクールボアジェ徴候が見られる。(IMD.904)
- 胆嚢管起始部より乳頭側の下部胆管癌では、緊満した無痛性の胆嚢を触知する事がある。(IMD.898)
クールボアジェ徴候が見られる疾患 YN.B-76
-
- 胆嚢癌は初期には無症状。進行胆嚢癌では右季肋部に硬い腫瘤を触れることがある。また、合併する胆石症や胆嚢炎に由来する症状は出現する。(SSUR.617)
参考
[★]
- 英
- cancer
- 関
- 悪性腫瘍
種類
- 癌腫(carcinoma):上皮性
- 肉腫(sarcoma):間葉系
- carcinoma:腺癌(adenocarcinma)、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)、移行上皮癌(transitional cell carcinoma)
- sarcoma:骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫
Neoplasm
|
Causes
|
Effect
|
Small cell lung carcinoma
|
ACTH or ACTH-like peptide
|
Cushing’s syndrome
|
Small cell lung carcinoma and intracranial neoplasms
|
ADH
|
SIADH
|
Squamous cell lung carcinoma, renal cell carcinoma, breast carcinoma, multiple myeloma, and bone metastasis (lysed bone)
|
PTH-related peptide, TGF-β, TNF-α, IL-1
|
Hypercalcemia
|
Renal cell carcinoma, hemangioblastoma
|
Erythropoietin
|
Polycythemia
|
Thymoma, small cell lung carcinoma
|
Antibodies against presynaptic Ca2+ channels at neuromuscular junction
|
Lambert-Eaton syndrome (muscle weakness)
|
Leukemias and lymphomas
|
Hyperuricemia due to excess nucleic acid turnover (i.e., cytotoxic therapy)
|
Gout, urate nephropathy
|
- http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics01.html
●2005年の死亡数が多い部位は順に
|
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
|
男性
|
肺
|
胃
|
肝臓
|
結腸
|
膵臓
|
結腸と直腸を合わせた大腸は4位
|
女性
|
胃
|
肺
|
結腸
|
肝臓
|
乳房
|
結腸と直腸を合わせた大腸は1位
|
男女計
|
肺
|
胃
|
肝臓
|
結腸
|
膵臓
|
結腸と直腸を合わせた大腸は3位
|
|
●2001年の罹患数が多い部位は順に
|
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
|
男性
|
胃
|
肺
|
結腸
|
肝臓
|
前立腺
|
結腸と直腸を合わせた大腸は2位
|
女性
|
乳房*1
|
胃
|
結腸
|
子宮*1
|
肺
|
結腸と直腸を合わせた大腸は1位
|
男女計
|
胃
|
肺
|
結腸
|
乳房*1
|
肝臓
|
結腸と直腸を合わせた大腸は2位
|
*1上皮内がんを含む。
|
癌の素因となる遺伝子
- HIM.494
Table 79-1 Cancer Predisposition Syndromes and Associated Genes
|
Syndrome
|
Gene
|
Chromosome
|
Inheritance
|
Tumors
|
ataxia telangiectasia
|
ATM
|
11q22-q23
|
AR
|
breast cancer
|
autoimmune lymphoproliferative syndrome
|
FAS
|
10q24
|
AD
|
lymphomas
|
FASL
|
1q23
|
|
Bloom syndrome
|
BLM
|
15q26.1
|
AR
|
cancer of all types
|
Cowden syndrome
|
PTEN
|
10q23
|
AD
|
breast, thyroid
|
familial adenomatous polyposis
|
APC
|
5q21
|
AD
|
intestinal adenoma, colorectal cancer
|
familial melanoma
|
p16INK4
|
9p21
|
AD
|
melanoma, pancreatic cancer
|
familial Wilms tumor
|
WT1
|
11p13
|
AD
|
pediatric kidney cancer
|
hereditary breast/ovarian cancer
|
BRCA1
|
17q21
|
AD
|
breast, ovarian, colon, prostate
|
BRCA2
|
13q12.3
|
|
hereditary diffuse gastric cancer
|
CDH1
|
16q22
|
AD
|
stomach cancers
|
hereditary multiple exostoses
|
EXT1
|
8q24
|
AD
|
exostoses, chondrosarcoma
|
EXT2
|
11p11-12
|
|
hereditary prostate cancer
|
HPC1
|
1q24-25
|
AD
|
prostate carcinoma
|
hereditary retinoblastoma
|
RB1
|
13q14.2
|
AD
|
retinoblastoma, osteosarcoma
|
hereditary nonpolyposis colon cancer (HNPCC)
|
MSH2
|
2p16
|
AD
|
colon, endometrial, ovarian, stomach, small bowel, ureter carcinoma
|
MLH1
|
3p21.3
|
|
MSH6
|
2p16
|
|
PMS2
|
7p22
|
|
hereditary papillary renal carcinoma
|
MET
|
7q31
|
AD
|
papillary renal tumor
|
juvenile polyposis
|
SMAD4
|
18q21
|
AD
|
gastrointestinal, pancreatic cancers
|
Li-Fraumeni
|
TP53
|
17p13.1
|
AD
|
sarcoma, breast cancer
|
multiple endocrine neoplasia type 1
|
MEN1
|
11q13
|
AD
|
parathyroid, endocrine, pancreas, and pituitary
|
multiple endocrine neoplasia type 2a
|
RET
|
10q11.2
|
AD
|
medullary thyroid carcinoma, pheochromocytoma
|
neurofibromatosis type 1
|
NF1
|
17q11.2
|
AD
|
neurofibroma, neurofibrosarcoma, brain tumor
|
neurofibromatosis type 2
|
NF2
|
22q12.2
|
AD
|
vestibular schwannoma, meningioma, spine
|
nevoid basal cell carcinoma syndrome (Gorlin's syndrome)
|
PTCH
|
9q22.3
|
AD
|
basal cell carcinoma, medulloblastoma, jaw cysts
|
tuberous sclerosis
|
TSC1
|
9q34
|
AD
|
angiofibroma, renal angiomyolipoma
|
TSC2
|
16p13.3
|
|
von Hippel–Lindau
|
VHL
|
3p25-26
|
AD
|
kidney, cerebellum, pheochromocytoma
|
- 癌遺伝子、癌抑制遺伝子
癌の危険因子
- 生活習慣病#生活習慣病などのリスクファクターを改変
[★]
- 英
- gallbladder (Z)
- ラ
- vesica fellea
解剖
- 胆嚢径:長径8cm x 短径4cm以下
- 胆嚢壁:3mm以下
胆管
血管
動脈
- 後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
- 胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
- 右肝動脈が胆管の中部に血液を送る
静脈
壁構造
胆嚢の収縮
臨床関連
胆嚢の徴候
胆嚢壁の肥厚
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.