- 英
- chromium、chrome、Cr
- 関
- クロム中毒
WordNet
- treat with a chromium compound
- another word for chromium when it is used in dyes or pigments
- plate with chromium; "chrome bathroom fixtures" (同)chromium-plate
PrepTutorEJDIC
- =chromium / クロムまたはクロム合金をめっきした材料,クロム染料など
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/07 20:56:04」(JST)
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「クローム」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「クローム (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
|
|
| 外見 |
銀白色
|
| 一般特性 |
| 名称, 記号, 番号 |
クロム, Cr, 24 |
| 分類 |
遷移金属 |
| 族, 周期, ブロック |
6, 4, d |
| 原子量 |
51.9961(6) |
| 電子配置 |
[Ar] 3d5 4s1 |
| 電子殻 |
2, 8, 13, 1(画像) |
| 物理特性 |
| 相 |
固体 |
| 密度(室温付近) |
7.19 g·cm-3 |
| 融点での液体密度 |
6.3 g·cm-3 |
| 融点 |
2180 K, 1907 °C, 3465 °F |
| 沸点 |
2944 K, 2671 °C, 4840 °F |
| 融解熱 |
21.0 kJ·mol-1 |
| 蒸発熱 |
339.5 kJ·mol-1 |
| 熱容量 |
(25 °C) 23.35 J·mol-1·K-1 |
| 蒸気圧 |
| 圧力 (Pa) |
1 |
10 |
100 |
1 k |
10 k |
100 k |
| 温度 (K) |
1656 |
1807 |
1991 |
2223 |
2530 |
2942 |
|
| 原子特性 |
| 酸化数 |
6, 5, 4, 3, 2, 1, -1, -2
(酸性酸化物) |
| 電気陰性度 |
1.66(ポーリングの値) |
イオン化エネルギー
(詳細) |
第1: 652.9 kJ·mol-1 |
| 第2: 1590.6 kJ·mol-1 |
| 第3: 2987 kJ·mol-1 |
| 原子半径 |
128 pm |
| 共有結合半径 |
139±5 pm |
| その他 |
| 結晶構造 |
体心立方 |
| 磁性 |
反強磁性 (rather: SDW[1]) |
| 電気抵抗率 |
(20 °C) 125 nΩ·m |
| 熱伝導率 |
(300 K) 93.9 W·m-1·K-1 |
| 熱膨張率 |
(25 °C) 4.9 µm·m-1·K-1 |
音の伝わる速さ
(微細ロッド) |
(20 °C) 5940 m/s |
| ヤング率 |
279 GPa |
| 剛性率 |
115 GPa |
| 体積弾性率 |
160 GPa |
| ポアソン比 |
0.21 |
| モース硬度 |
8.5 |
| ビッカース硬度 |
1060 MPa |
| ブリネル硬度 |
1120 MPa |
| CAS登録番号 |
7440-47-3 |
| 最安定同位体 |
| 詳細はクロムの同位体を参照 |
| 同位体 |
NA |
半減期 |
DM |
DE (MeV) |
DP |
| 50Cr |
4.345% |
> 1.8×1017 y |
εε |
- |
50Ti |
| 51Cr |
syn |
27.7025 d |
ε |
- |
51V |
| γ |
0.320 |
- |
| 52Cr |
83.789% |
中性子28個で安定 |
| 53Cr |
9.501% |
中性子29個で安定 |
| 54Cr |
2.365% |
中性子30個で安定 |
|
|
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|
クロム(英: chromium、羅: chromium)は原子番号24の元素。元素記号は Cr。クロム族元素の1つ。銀白色の金属で、硬く、融点は1903 °C、沸点は2200 °C(他に融点に関しては1857 °C、沸点に関しては2670 °C、2690 °Cという値がある)。常温、常圧で安定な結晶構造は、体心立方構造 (BCC)。表面はすぐさま酸化皮膜に覆われ不動態を形成するのでさびにくく、鉄のめっきによく用いられる(クロムめっき)。希塩酸、希硫酸には溶けるが、濃硝酸、王水など酸化力の強い酸には不動態をつくり反応しにくい。クロムに1%程度のマンガンを混ぜると反強磁性金属となる。別名:クロミウム。
目次
- 1 歴史
- 2 用途
- 3 必須元素としてのクロム
- 4 クロムの毒性
- 5 RoHS規制物質としてのクロム
- 6 クロムの化合物
- 7 同位体
- 8 出典
- 9 関連項目
- 10 外部リンク
歴史
1797年にフランスのルイ=ニコラ・ヴォークランによってシベリア産の紅鉛鉱(クロム酸鉛、PbCrO4)から発見され、酸化状態によってさまざまな色を呈することからギリシャ語の χρωμα(chrōma、色)にちなんでルネ=ジュスト・アユイにより命名された。ヴォークランはこの翌年(1798年)ルビーが赤いこと、エメラルドが緑色であることについて、クロムが不純物として入っているためであることを発見した。
一方で秦の始皇帝の兵馬傭坑より出土した青銅の剣や矛・戟・弓矢にもクロムメッキが施されており、それらは2000年以上経った発掘時にも錆びた痕跡が無いほどであった。このクロム技術は秦の古文書には一切残っておらず、その後の時代の出土品にはクロム技術が伝承されていないことから、なぜ秦の時代にクロムが用いられ、そして以後の歴史で失われたのかは兵馬俑の数ある謎の一つとなっている。
用途
金属としての利用は、光沢があること、固いこと、耐食性があることを利用するクロムめっきとしての用途が大きい。また、鉄とニッケルと10.5%以上のクロムを含む合金(フェロクロム)はステンレス鋼と呼ぶ。ステンレス鋼ではクロムが不動態皮膜を形成するため、ほとんど錆を生じないので車両や機械といった重工業製品から流し台、包丁などの台所用品まで幅広い用途がある。
この金属は、日本国内において産業上、重要性が高いものの、産出地に偏りがあり供給構造が脆弱である。日本では、国内で消費される鉱物資源の多くが他国からの輸入で賄われている実情から、万一の国際情勢の急変に対する安全保障策として、国内消費量の最低60日分を国家備蓄すると定められている。
必須元素としてのクロム
インスリンが体内でレセプターと結合するのを助ける働きをしている耐糖因子を構成する材料となる3価のクロムが体内で不足すると、糖代謝の異常が起こり糖尿病の発症に至る可能性があることが明らかにされている。この方面の研究によって、人間にとって必須の栄養素であることがわかってきた。
1日の必要量は、50-200 µg。クロムを多く含む食品は、ビール酵母、レバー、エビ、未精製の穀類、豆類、キノコ類、黒胡椒などである。
もともと、クロムは体内に吸収されにくいミネラルであるが、穀物を精製するとクロムが大幅に失われてしまう問題が存在する。小麦粉の場合、精白すると98%のクロムが失われ、米を精米すると92%のクロムが失われるとされている。そのため、体内へのクロム吸収率の向上を図ったサプリメントなども開発・販売されている。また精製された砂糖にはクロムの体外排出を促進してしまう働きがあるため、クロムを効率よく摂取する際にはこれらを極力控える必要がある。
クロムの毒性
クロム単体および3価のクロムには毒性が知られていない。ステンレスなどの工業製品として出回っている物の中に含まれているクロムは毒性を持たない。3価のクロムは人体の必須栄養素でもある。
6価のクロム化合物(六価クロム)は極めて毒性が高い。かつては六価クロムをめっき用途として使うことが多かったが、土壌汚染を起こすなどでしばしば問題視され、使われなくなってきている。また、4価のクロム化合物は WHO の下部機関 IARC より発癌性があると (Type1) 勧告されている。
RoHS規制物質としてのクロム
EU-RoHS においては6価クロムの濃度を1000 ppm以下に抑えること、中国版 RoHS においては意図的添加、処理を対象としている。検出方法としてはジフェニルカルバジド法を用いる。これは6価クロムが1,5-ジフェニルカルボノヒドラジドと酸性溶液中で反応してクロム‐ジフェニルカルバゾン錯体を形成することを利用したもので、紫外可視分光光度計を用いて吸光度を測定し、濃度を求める。この際、共存元素(3価鉄、5価バナジウム、6価モリブデン)の影響を受ける。
クロムの化合物
- 酸化クロム - 5種類が存在する。
- 酸化クロム(II) (CrO) - 酸化クロムの1種。
- 酸化クロム(III) (Cr2O3) - 同上。
- 酸化クロム(VI) (CrO3) - 同上。
- クロム酸カリウム (K2CrO4) - 6価の化合物で、強力な酸化剤。劇物として扱われ、6価クロムによる汚染の際、問題になる事も多い。
- 二クロム酸カリウム (K2Cr2O7) - クロム酸カリウムと同じく、強力な酸化剤。
- クロム酸鉛 (PbCrO4) - 紅鉛鉱として天然に産するほか、黄色顔料・黄鉛(クロムイエロー)として使われる。
- クロム酸亜鉛 (ZnCrO4) - 黄色顔料・ジンククロメート(亜鉛黄、ジンクイエロー)として使われる。
- クロム酸ストロンチウム (SrCrO4) - 黄色顔料・ストロンチウムクロメート(ストロンシャンイエロー、ストロンチウムイエロー)として使われる。
- クロム酸バリウム (BaCrO4) - 黄色顔料・バリウムクロメート(バリウムイエロー、バリウム黄)として使われる。
同位体
詳細は「クロムの同位体」を参照
出典
- ^ Fawcett, Eric (1988). "Spin-density-wave antiferromagnetism in chromium". Reviews of Modern Physics 60: 209. Bibcode:1988RvMP...60..209F. doi:10.1103/RevModPhys.60.209.
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、クロムに関連するメディアがあります。 |
- クロムモリブデン鋼
- クロム鉄鉱
- ビリジアン
- オキサイド・オブ・クロミウム
- BAC (Biologically Active Chromium)
- GTF (Glucose Tolerance Factor)
外部リンク
- クロム解説 - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
- クロム - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
- クロムの地球化学図
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周期表(未発見元素を含む) |
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V |
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Hs |
Mt |
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Cn |
Uut |
Fl |
Uup |
Lv |
Uus |
Uuo |
| アルカリ金属 |
アルカリ土類金属 |
ランタノイド |
アクチノイド |
遷移金属 |
その他の金属 |
半金属 |
その他の非金属 |
ハロゲン |
希ガス |
不明 |
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クロムの化合物 |
|
| 二元化合物 |
CrBr2 · CrBr3 · Cr3C2 · CrCl2 · CrCl3 · CrCl4 · CrF2 · CrF3 · CrF4 · CrF5 · CrF6 · CrI2 · CrI3 · CrN · CrO · CrO2 · CrO3 · CrO5 · Cr2O3 · CrP · CrS
|
|
| 三元化合物 |
Cr(C5H5)2 · Cr(C6H6)2 · Cr(ClO4)3 · Cr(CN)3 · Cr(CO)6 · Cr(NO3)3 · CrO2Cl2 · CrO2F2 · Cr(OH)2 · Cr(OH)3 · Cr2(SO4)3 · H2CrO4 · H2Cr2O7
|
|
| 四元・五元化合物 |
Cr(CH3COO)2 · Cr(CH3COO)3 · Sr(SCN)3
|
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UpToDate Contents
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
- S−アドカル錠30mgは、1錠中にアドレノクロムモノアミノグアニジンメシル酸塩水和物30mgを含有
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
効能または効果
- ○毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病など)
- ○毛細血管抵抗性の減弱による皮膚あるいは粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血
- ○毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血
- アドレノクロムモノアミノグアニジンメシル酸塩水和物として、通常成人は、1日30〜90mgを3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- アドレノクロムモノアミノグアニジンメシル酸塩水和物
(Adrenochromemonoaminoguanidine Mesilate Hydrate)
分子式
分子量
性 状
- 本品は赤色〜帯黄赤色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。水又はギ酸に溶けやすく、メタノール、酢酸(100)又はエタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸エチル、ジエチルエーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。
融 点
pH
- 本品1.0gに水を加えて溶かし、10mLとした液のpHは4.0〜5.0である。
★リンクテーブル★
[★]
- 27歳の男性。1か月前に乾性咳嗽と呼吸困難が出現し、軽快しないため受診した。4年前から液晶パネル製造工場に勤務している。胸部エックス線写真で両肺野にすりガラス陰影を認める。胸腔鏡下肺生検で直径1μm前後の微細粒子を認める。
- この患者が曝露した物質として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C042]←[国試_112]→[112C044]
[★]
- a. 原子炉作業 - 脳腫瘍
- b. メッキ作業 - 鼻腔癌
- c. 染料取扱い作業 - 胃癌
- d. 石綿吹付け作業 - 皮膚癌
- e. コークス炉上の作業 - 肝癌
[正答]
※国試ナビ4※ [100B079]←[国試_100]→[100C001]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110G019]←[国試_110]→[110G021]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095B076]←[国試_095]→[095B078]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F079]←[国試_101]→[101G001]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103A059]←[国試_103]→[103B001]
[★]
- 英
- cancer
- 関
- 悪性腫瘍
種類
- 癌腫(carcinoma):上皮性
- 肉腫(sarcoma):間葉系
- carcinoma:腺癌(adenocarcinma)、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)、移行上皮癌(transitional cell carcinoma)
- sarcoma:骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫
| Neoplasm
|
Causes
|
Effect
|
| Small cell lung carcinoma
|
ACTH or ACTH-like peptide
|
Cushing’s syndrome
|
| Small cell lung carcinoma and intracranial neoplasms
|
ADH
|
SIADH
|
| Squamous cell lung carcinoma, renal cell carcinoma, breast carcinoma, multiple myeloma, and bone metastasis (lysed bone)
|
PTH-related peptide, TGF-β, TNF-α, IL-1
|
Hypercalcemia
|
| Renal cell carcinoma, hemangioblastoma
|
Erythropoietin
|
Polycythemia
|
| Thymoma, small cell lung carcinoma
|
Antibodies against presynaptic Ca2+ channels at neuromuscular junction
|
Lambert-Eaton syndrome (muscle weakness)
|
| Leukemias and lymphomas
|
Hyperuricemia due to excess nucleic acid turnover (i.e., cytotoxic therapy)
|
Gout, urate nephropathy
|
- http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics01.html
| ●2005年の死亡数が多い部位は順に
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1位
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2位
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3位
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4位
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5位
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| 男性
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肺
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胃
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肝臓
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結腸
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膵臓
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結腸と直腸を合わせた大腸は4位
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| 女性
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胃
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肺
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結腸
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肝臓
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乳房
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結腸と直腸を合わせた大腸は1位
|
| 男女計
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肺
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胃
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肝臓
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結腸
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膵臓
|
結腸と直腸を合わせた大腸は3位
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| ●2001年の罹患数が多い部位は順に
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1位
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2位
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3位
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4位
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5位
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| 男性
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胃
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肺
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結腸
|
肝臓
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前立腺
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結腸と直腸を合わせた大腸は2位
|
| 女性
|
乳房*1
|
胃
|
結腸
|
子宮*1
|
肺
|
結腸と直腸を合わせた大腸は1位
|
| 男女計
|
胃
|
肺
|
結腸
|
乳房*1
|
肝臓
|
結腸と直腸を合わせた大腸は2位
|
| *1上皮内がんを含む。
|
癌の素因となる遺伝子
- HIM.494
| Table 79-1 Cancer Predisposition Syndromes and Associated Genes
|
| Syndrome
|
Gene
|
Chromosome
|
Inheritance
|
Tumors
|
| ataxia telangiectasia
|
ATM
|
11q22-q23
|
AR
|
breast cancer
|
| autoimmune lymphoproliferative syndrome
|
FAS
|
10q24
|
AD
|
lymphomas
|
| FASL
|
1q23
|
|
| Bloom syndrome
|
BLM
|
15q26.1
|
AR
|
cancer of all types
|
| Cowden syndrome
|
PTEN
|
10q23
|
AD
|
breast, thyroid
|
| familial adenomatous polyposis
|
APC
|
5q21
|
AD
|
intestinal adenoma, colorectal cancer
|
| familial melanoma
|
p16INK4
|
9p21
|
AD
|
melanoma, pancreatic cancer
|
| familial Wilms tumor
|
WT1
|
11p13
|
AD
|
pediatric kidney cancer
|
| hereditary breast/ovarian cancer
|
BRCA1
|
17q21
|
AD
|
breast, ovarian, colon, prostate
|
| BRCA2
|
13q12.3
|
|
| hereditary diffuse gastric cancer
|
CDH1
|
16q22
|
AD
|
stomach cancers
|
| hereditary multiple exostoses
|
EXT1
|
8q24
|
AD
|
exostoses, chondrosarcoma
|
| EXT2
|
11p11-12
|
|
| hereditary prostate cancer
|
HPC1
|
1q24-25
|
AD
|
prostate carcinoma
|
| hereditary retinoblastoma
|
RB1
|
13q14.2
|
AD
|
retinoblastoma, osteosarcoma
|
| hereditary nonpolyposis colon cancer (HNPCC)
|
MSH2
|
2p16
|
AD
|
colon, endometrial, ovarian, stomach, small bowel, ureter carcinoma
|
| MLH1
|
3p21.3
|
|
| MSH6
|
2p16
|
|
| PMS2
|
7p22
|
|
| hereditary papillary renal carcinoma
|
MET
|
7q31
|
AD
|
papillary renal tumor
|
| juvenile polyposis
|
SMAD4
|
18q21
|
AD
|
gastrointestinal, pancreatic cancers
|
| Li-Fraumeni
|
TP53
|
17p13.1
|
AD
|
sarcoma, breast cancer
|
| multiple endocrine neoplasia type 1
|
MEN1
|
11q13
|
AD
|
parathyroid, endocrine, pancreas, and pituitary
|
| multiple endocrine neoplasia type 2a
|
RET
|
10q11.2
|
AD
|
medullary thyroid carcinoma, pheochromocytoma
|
| neurofibromatosis type 1
|
NF1
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17q11.2
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AD
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neurofibroma, neurofibrosarcoma, brain tumor
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| neurofibromatosis type 2
|
NF2
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22q12.2
|
AD
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vestibular schwannoma, meningioma, spine
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| nevoid basal cell carcinoma syndrome (Gorlin's syndrome)
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PTCH
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9q22.3
|
AD
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basal cell carcinoma, medulloblastoma, jaw cysts
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| tuberous sclerosis
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TSC1
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9q34
|
AD
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angiofibroma, renal angiomyolipoma
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| TSC2
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16p13.3
|
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| von Hippel–Lindau
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VHL
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3p25-26
|
AD
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kidney, cerebellum, pheochromocytoma
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- 癌遺伝子、癌抑制遺伝子
癌の危険因子
- 生活習慣病#生活習慣病などのリスクファクターを改変
[★]
- 関
- 労働基準法、法令
別表第一の二(第三十五条関係)
- 一 業務上の負傷に起因する疾病
- 二 物理的因子による次に掲げる疾病
- 1 紫外線にさらされる業務による前眼部疾患又は皮膚疾患
- 2 赤外線にさらされる業務による網膜火傷、白内障等の眼疾患又は皮膚疾患
- 3 レーザー光線にさらされる業務による網膜火傷等の眼疾患又は皮膚疾患
- 4 マイクロ波にさらされる業務による白内障等の眼疾患
- 5 電離放射線にさらされる業務による急性放射線症、皮膚潰瘍等の放射線皮膚障害、白内障等の放射線眼疾患、放射線肺炎、再生不良性貧血等の造血器障害、骨壊死その他の放射線障害
- 6 高圧室内作業又は潜水作業に係る業務による潜函病又は潜水病
- 7 気圧の低い場所における業務による高山病又は航空減圧症
- 8 暑熱な場所における業務による熱中症
- 9 高熱物体を取り扱う業務による熱傷
- 10 寒冷な場所における業務又は低温物体を取り扱う業務による凍傷
- 11 著しい騒音を発する場所における業務による難聴等の耳の疾患
- 12 超音波にさらされる業務による手指等の組織壊死
- 13 1から12までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他物理的因子にさらされる業務に起因することの明らかな疾病
- 三 身体に過度の負担のかかる作業態様に起因する次に掲げる疾病
- 1 重激な業務による筋肉、腱、骨若しくは関節の疾患又は内臓脱
- 2 重量物を取り扱う業務、腰部に過度の負担を与える不自然な作業姿勢により行う業務その他腰部に過度の負担のかかる業務による腰痛
- 3 さく岩機、鋲打ち機、チェーンソー等の機械器具の使用により身体に振動を与える業務による手指、前腕等の末梢循環障害、末梢神経障害又は運動器障害
- 4 電子計算機への入力を反復して行う業務その他上肢に過度の負担のかかる業務による後頭部、頸部、肩甲帯、上腕、前腕又は手指の運動器障害
- 5 1から4までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他身体に過度の負担のかかる作業態様の業務に起因することの明らかな疾病
- 1 厚生労働大臣の指定する単体たる化学物質及び化合物(合金を含む。)にさらされる業務による疾病であつて、厚生労働大臣が定めるもの
- 2 弗素樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂の熱分解生成物にさらされる業務による眼粘膜の炎症又は気道粘膜の炎症等の呼吸器疾患
- 3 すす、鉱物油、うるし、タール、セメント、アミン系の樹脂硬化剤等にさらされる業務による皮膚疾患
- 4 蛋白分解酵素にさらされる業務による皮膚炎、結膜炎又は鼻炎、気管支喘息等の呼吸器疾患
- 5 木材の粉じん、獣毛のじんあい等を飛散する場所における業務又は抗生物質等にさらされる業務によるアレルギー性の鼻炎、気管支喘息等の呼吸器疾患
- 6 落綿等の粉じんを飛散する場所における業務による呼吸器疾患
- 7 石綿にさらされる業務による良性石綿胸水又はびまん性胸膜肥厚
- 8 空気中の酸素濃度の低い場所における業務による酸素欠乏症
- 9 1から8までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他化学物質等にさらされる業務に起因することの明らかな疾病
- 五 粉じんを飛散する場所における業務によるじん肺症又はじん肺法(昭和三十五年法律第三十号)に規定するじん肺と合併したじん肺法施行規則(昭和三十五年労働省令第六号)第一条各号に掲げる疾病
- 六 細菌、ウイルス等の病原体による次に掲げる疾病
- 1 患者の診療若しくは看護の業務、介護の業務又は研究その他の目的で病原体を取り扱う業務による伝染性疾患
- 2 動物若しくはその死体、獣毛、革その他動物性の物又はぼろ等の古物を取り扱う業務によるブルセラ症、炭疽病等の伝染性疾患
- 3 湿潤地における業務によるワイル病等のレプトスピラ症
- 4 屋外における業務による恙虫病
- 5 1から4までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他細菌、ウイルス等の病原体にさらされる業務に起因することの明らかな疾病
- 七 がん原性物質若しくはがん原性因子又はがん原性工程における業務による次に掲げる疾病
- 1 ベンジジンにさらされる業務による尿路系腫瘍
- 2 ベーターナフチルアミンにさらされる業務による尿路系腫瘍
- 3 4-アミノジフェニルにさらされる業務による尿路系腫瘍
- 4 4-ニトロジフェニルにさらされる業務による尿路系腫瘍
- 5 ビス(クロロメチル)エーテルにさらされる業務による肺がん
- 6 ベンゾトリクロライドにさらされる業務による肺がん
- 7 石綿にさらされる業務による肺がん又は中皮腫
- 8 ベンゼンにさらされる業務による白血病
- 9 塩化ビニルにさらされる業務による肝血管肉腫又は肝細胞がん
- 10 電離放射線にさらされる業務による白血病、肺がん、皮膚がん、骨肉腫、甲状腺がん、多発性骨髄腫又は非ホジキンリンパ腫
- 11 オーラミンを製造する工程における業務による尿路系腫瘍
- 12 マゼンタを製造する工程における業務による尿路系腫瘍
- 13 コークス又は発生炉ガスを製造する工程における業務による肺がん
- 14 クロム酸塩又は重クロム酸塩を製造する工程における業務による肺がん又は上気道のがん
- 15 ニッケルの製錬又は精錬を行う工程における業務による肺がん又は上気道のがん
- 16 砒素を含有する鉱石を原料として金属の製錬若しくは精錬を行う工程又は無機砒素化合物を製造する工程における業務による肺がん又は皮膚がん
- 17 すす、鉱物油、タール、ピッチ、アスファルト又はパラフィンにさらされる業務による皮膚がん
- 18 1から17までに掲げるもののほか、これらの疾病に付随する疾病その他がん原性物質若しくはがん原性因子にさらされる業務又はがん原性工程における業務に起因することの明らかな疾病
- 八 長期間にわたる長時間の業務その他血管病変等を著しく増悪させる業務による脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、高血圧性脳症、心筋梗塞、狭心症、心停止(心臓性突然死を含む。)若しくは解離性大動脈瘤又はこれらの疾病に付随する疾病
- 九 人の生命にかかわる事故への遭遇その他心理的に過度の負担を与える事象を伴う業務による精神及び行動の障害又はこれに付随する疾病
- 十 前各号に掲げるもののほか、厚生労働大臣の指定する疾病
- 十一 その他業務に起因することの明らかな疾病
法令
- 労働基準法施行規則(昭和二十二年八月三十日厚生省令第二十三号)
- http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22F03601000023.html
[★]
- 英
- chromium poisoning
- 関
- 六価クロム、クロム
- 毒性は六価クロム>三価クロム。
- 金属クロム、三価クロム:石版印刷工員、セメント作業者、クロムメッキ・クロム製装飾品の装着による皮膚炎
- 六価クロム:強い酸化剤として作用。メッキ、皮なめし
- 侵入経路:経皮的(直接接触、経皮的に吸収されうる)、経気道的(粉じんの吸入。多い)
- 症状:
-
- 皮膚:皮膚炎
- 皮膚深部:無痛性皮膚潰瘍(クロム潰瘍。末梢神経の麻痺による)
- 鼻粘膜:鼻軟骨部の潰瘍形成により鼻中隔穿孔
- 気管支炎、肺炎
- 肺癌
- 排泄経路:尿、胆汁
- 検査:尿中クロム量
- 治療:暴露からの隔離、接触部位の洗浄、胃洗浄
- 予防:保護衣、手袋、靴による暴露からの回避
参考
- http://www.geocities.jp/study_nasubi/v/v1.html
- http://www.boken.or.jp/lib_anzen_seni_jyuukinzoku6.html
[★]
- 英
- deficiency of trace element
- 関
- トレースエレメント欠乏症
完全経腸栄養 TPN 時にみられた欠乏症
- Zn:亜鉛 :14-45日:皮疹(顔面、会陰部より始まる)、口内炎、脱毛、下痢、腹痛、発熱など
- Cu:銅 :7ヶ月半 :白血球減少、貧血(トランスフェリン合成阻害による)、骨粗鬆症
- Cr:クロム :3年半 :高血糖、体重減少、運動麻痺、運動失調、血圧低下
- Se:セレン :1ヶ月 :筋肉痛、心筋症、爪床部の白色変化
- Mn:マンガン :1年半 :嘔気、嘔吐、体重減少、成長阻害、皮膚炎、毛の脱色、血液凝固遅延、低コレステロール血症、骨の脱灰、筋力低下、運動失調
- Mo:モリブデン:1年半 :頻脈、頻呼吸、中心性暗視野、夜盲症、易刺激性、意識障害、昏迷、昏睡、倦怠感
[★]
- 英
- nasal septum perforation
- 関
- 鼻中隔
概念
病因
[★]
- 英
- cytochrome b5 reductase
- 関
- チトクロムb5還元酵素、チトクロムb5レダクターゼ、シトクロムb5レダクターゼ
[★]
- 英
- cytochrome b5 reductase
- 関
- チトクロムb5レダクターゼ、シトクロムb5レダクターゼ、シトクロムb5還元酵素
[★]
- 英
- cytochrome b5 reductase
- 関
- チトクロムb5還元酵素、チトクロムb5レダクターゼ、シトクロムb5還元酵素
[★]
- 英
- dichromate
- 関
- 二クロム酸塩、二クロム酸化
[★]
- 英
- flavocytochrome b558
- 関
- フラボチトクロムb558