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Japanese Journal
- 左側胆嚢と胆管走向異常を伴う急性胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った1例
- 松本 直基,長谷川 洋,白子 隆志,坂本 英至,小松 俊一郎,久留宮 康浩,法水 信治,田畑 智丈,夏目 誠治,青葉 太郎
- 日本消化器外科学会雑誌 41(9), 1704-1709, 2008-09-01
- … 主訴に当院を受診.急性胆嚢炎の診断で経皮経肝胆嚢ドレナージ(perctaneous transhepatic gallbladder drainage;以下,PTGBD)を施行した.CT上胆嚢は門脈膀部の左側に存在するように見え,左側胆嚢を疑った.PTGBD造影と内視鏡的逆行性胆管造影検査で,右肝管が胆嚢管に合流する胆管走向異常を認めた.ドレナージで炎症が消退したのち,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.胆嚢の炎症は高度で,胆嚢底部は肝円索の左側に位置していた.門脈膀部を …
- NAID 110006894495
- 胃静脈瘤破裂により診断された原発性硬化性胆管炎による若年者肝硬変進展例
- 中澤 緑,長瀬 良彦,五十嵐 岳,福田 安伸,馬場 哲,相田 芳夫,宮脇 誠,鈴木 通博
- 肝臓 = ACTA HEPATOLOGICA JAPONICA 48(9), 446-451, 2007-09-25
- … 主訴に当院受診.上部内視鏡検査にて胃静脈瘤破裂を認め,内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)を施行した.腹部超音波・CTにて肝表面は凹凸不整,肝脾腫を認め,肝内胆管の不整な拡張を認めた.内視鏡的逆行性胆管造影(ERCP)では,肝内胆管に数珠状変化を呈した.肝生検所見は偽小葉形成が明らかであり,胆管周囲に線維化を強く認めonion skin appearanceを呈し,以上の所見より原発性硬化性胆管炎(PSC)による肝硬 …
- NAID 10019941626
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- 内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ないしきょうてきぎゃっこうせいたんどうすいかんぞう えい、英語:Endoscopic retrograde cholangiopancreatography, ERCP)は、内視鏡 検査・治療の一つ。 一般に医療現場では、略語のERCPが主によく用いられている。
- 胆石の位置や種類、胆道の機能の異常を発見する為に、主に腹部超音波検査、胆道 造影X線検査、CT検査を行います。内視鏡検査では、精密検査で、内視鏡的逆行性胆 膵管造影法(Endoscopic retrograde cholangiopancreatography:ERCP)や経皮( けい ...
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★リンクテーブル★
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- 70歳の男性。全身の掻痒感と褐色尿とを主訴に来院した。 1週前から尿の濃染を、 3日前から皮膚掻痒感を自覚していた。意識は清明。身長160cm、体重58kg。体温35.8℃。脈拍72/分、整。皮膚は黄染、乾燥し、多数の掻爬痕を認める。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 454万、 Hb 12.1g/dl、 Ht 36%、白血球 5,500、血小板 12万。血液生化学所見:総蛋白 6.1g/dl.アルブミン 3.4g/dl、総ビリルビン 12.1mg/dl、直接ビリルビン 8.3mg/dl、 AST 233IU/l、 ALT 354IU/l、 LD 48S IU/l(基準176-353)、ALP 1.091 IU/l(基準115-359)、γ-GTP 825IU/l(基準8-50)、Na 141mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 107mEq/l。経皮経肝胆道ドレナージチューブからの造影と内視鏡的逆行性胆管造影とを同時に行った胆管造影写真(内視鏡は抜去後)(別冊No.6)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
E
- 胆嚢、その右に膵内胆管が描出されており、その情報は肝門部で途絶。右肝内胆管、左肝内胆管は描出されている。
※国試ナビ4※ [105A030]←[国試_105]→[105A032]
[★]
- 46歳の女性。上腹部の膨満態と嘔吐とを主訴に来院した。上腹部に腫瘤を触知し、少量の腹水を認めるが、肝腫大はみられない。血清生化学所見:総ビリルビン0.8mg/dl、GOT34単位(基準40以下)、GPT30単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ225単位(基準260以下)。上部消化管内視鏡による胃病変の生検組織H-E染色標本を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G022]←[国試_095]→[095G024]
[★]
- 英
- cholangiocarcinoma CCC, bile duct cancer, bile duct carcinoma, cancer of the bile duct
- 同
- 胆管細胞癌 cholangiocellular carcinoma, primary cholangiocellular carcinoma
- ラ
- cholangioma
- 関
- 肝内胆管癌、胆道癌
概念
- 胆管に発生する癌腫の総称
- 胆管癌とは通常肝外胆管癌のことであり、肝内胆管細胞癌とは区別される。
部位による分類
- 肝門部胆管癌
- 上部胆管癌:肝外胆管中枢側と下部胆管中枢側を二等分したときの、その中枢側?
- 中部胆管癌:肝外胆管中枢側と下部胆管中枢側を二等分したときの、その末梢側?
- 下部胆管癌:膵臓内の胆管?
早期癌
早期胆管癌:組織学的深達度が粘膜(m)・線維筋層(fm)にとどまるもの。リンパ節転移の有無は問わない。
疫学
- 高齢男性
- 男女比=2:1。50歳代、60歳代に好発し60歳代が最多 (⇔胆嚢癌)
リスク因子
- 膵胆管合流異常、原発性硬化性胆管炎、炎症性腸疾患、肝吸虫症
症状
- 初発症状は黄疸(31%)、腹痛(13%)、全身倦怠感(11%)、食思不振(9%)、暗色尿(8%)、発熱(5%)、掻痒感(4%)、背部痛(4%)、嘔気・嘔吐(3%)、体重減少(2%)
検査
- 肝門部胆管癌
[show details]
治療
手術療法(ガイドラインより)
胆道癌の肝,肺,腹膜転移,遠隔リンパ節(大動脈周囲リンパ節,腹腔外リンパ節など)転移は切除不能
ガイドライン
資料
国試
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- 英
- bile duct (Z), biliary tract
- 同
- 胆汁路
- 関
- 肝内胆管、肝外胆管
胆管径
- 腹部超音波テキスト 第1版 p.169
- 胆摘後では肝外胆管が10mm以上になりうる
- 加齢によって太くなる
- 胆嚢炎:8.7±1.7
- 胆石:11±3.3
- 胆嚢切除後:9.5±2.6
- 膵炎:9.8±2.2
- 膵癌:14.0±2.8
- リンパ腫:9.5±2.6
- 十二指腸疾患(十二指腸炎、十二指腸潰瘍、十二指腸瘢痕):8.4±1.0
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- 英
- retrograde、antidromic、retrogradely
- 関
- 逆方向性、逆行的、逆行型、逆向性
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- 英
- endoscope
- 同
- エンドスコープ
- 関
- 小腸内視鏡、大腸内視鏡、電子内視鏡
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- 英
- imaging
- 関
- イメージング、画像処理、画像診断、造影法、画像法
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- 英
- cholangiography
- 関
- 胆道造影、胆道造影法、胆管造影法