マーフィー徴候
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Japanese Journal
- 胆道炎ガイドラインの診断基準は Charcot3 徴・Murphy 徴候を超えられるか?
- 横江 正道,長谷川 洋,真弓 俊彦,梅村 修一郎,林 克巳,折戸 悦朗
- 日本腹部救急医学会雑誌 = Journal of abdominal emergency medicine 31(3), 483-487, 2011-03-31
- NAID 10029599454
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- 胆嚢炎の身体所見でMurphy徴候は医学生でも知っている有名な所見です。通常、患者さんに仰臥位になってもらって所見をとると思うのですが、何とMurphyが記述したオリジナルの方法は患者さんに座ってもらって、検者はその ...
- 症状と徴候 ほとんどの患者が過去に胆石仙痛または急性胆嚢炎の発作を起こしている。胆嚢炎の疼痛は,胆石仙痛の疼痛と性質および部位が似ているが,持続時間は長くなり(すなわち6時間超),さらに重度となる。嘔吐,右肋骨下 ...
- この時は押しても痛みはなく、Murphy徴候 もなく、これらの結果から腹痛の原因は 胆石発作 であったことが分かります。 問題は 胆のう炎 を起こしているかどうかです。胆のう炎であれば、緊急手術やPTGBDといった緊急処置の ...
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- 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
- 23歳の女性。発熱を主訴に紹介されて来院した。
- 現病歴:3日前の朝、38.2℃の発熱を認めた。市販の解熱鎮痛薬を内服すると、一時的に体温は37℃台前半まで解熱したが、数時間して再び38.5~40℃に上昇した。今朝からは、悪寒、戦慄を伴う40℃台の発熱が続いたため自宅近くの診療所を受診した。腰部が重苦しいが、頭痛、咽頭痛、鼻汁、咳嗽、胸痛、腹痛および下痢の症状はない。インフルエンザウイルス迅速抗原検査と胸部エックス線撮影で異常を認めなかった。発熱の原因精査のため同時に施行した尿検査と血液検査の結果を持参し、紹介されて受診した。
- 既往歴:小児期にアトピー性皮膚炎。8歳時に中耳炎。
- 生活歴:営業担当事務職員。両親と弟の4人暮らし。
- 家族歴:10日前に弟が胃腸炎で3日間療養した。
- 検査所見(持参したもの):尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血1+、白血球2+。赤沈 65mm/1時間。血液所見:赤血球 430万、Hb 13.5g/dL、Ht 40%、白血球 12,000(桿状核好中球 15%、分葉核好中球 60%、好酸球 1%、単球 6%、リンパ球 18%)、血小板 38万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 4.2g/dL、AST 28IU/L、ALT 35IU/L、LD 210IU/L(基準 176~353)、クレアチニン 0.7mg/dL、尿素窒素 14mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 6.5mg/dL。
- 現症:意識は清明。身長 165cm、体重 46kg。体温 39.1℃。脈拍 96/分、整。血圧 106/60mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- この患者でみられる可能性が高い身体所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110C029]←[国試_110]→[110C031]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111H012]←[国試_111]→[111H014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103I021]←[国試_103]→[103I023]
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[正答]
※国試ナビ4※ [114F027]←[国試_114]→[114F029]
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[正答]
※国試ナビ4※ [113C020]←[国試_113]→[113C022]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102G001]←[国試_102]→[102G003]
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- 英
- gallbladder (Z)
- ラ
- vesica fellea
解剖
- 胆嚢径:長径8cm x 短径4cm以下
- 胆嚢壁:3mm以下
胆管
血管
動脈
- 後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
- 胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
- 右肝動脈が胆管の中部に血液を送る
静脈
壁構造
胆嚢の収縮
臨床関連
胆嚢の徴候
胆嚢壁の肥厚
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- cholelithic cholecystitis, gallstone cholecystitis
- 関
- 胆嚢炎
- 胆石疝痛
- 一家席の胆石嵌頓による
- 胆道括約筋の痙攣性収縮
- 胆道内圧の上昇、胆管壁の過伸展
- 突然激しい痛み、数十分から数時間
- 関連痛→右季肋部、右肩、右背部へ放散
- 胆道内圧上昇→王と、冷や汗
- 胆嚢炎では感染による胆嚢内への滲出物の貯留
- 発熱は胆道感染症の合併を意味する
- 黄疸が認められれば通常胆管結石である
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- 英
- Murphy sign, Murphy's sign
- 同
- Murphy徴候
- 関
- 急性胆嚢炎
- 圧痛をきたす右季肋部を押さえながら深呼吸をさせると、痛みのために吸気が止まる徴候
- 吸気時に胆嚢が下行し、押さえた手に触れるときに疼痛を感じる。
- When right upper quadrant pain and tenderness suggest acute cholecystitis.(BAT.451)
-Murphy徴候
-Murphy sign
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- 英
- sonographic Murphy sign
- 関
- マーフィー徴候