- 英
 
- gastroduodenal ulcer GU
 
- 関
 
- 消化性潰瘍、辺縁性潰瘍
 
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Japanese Journal
- 知って得する! (新)名医の最新治療(Vol.264)内服薬を用いれば約8週間で改善できる 消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)
 
- 消化管出血 (特集 震災医療 : 来るべき日への医療者としての対応) -- (急性期が過ぎた後に顕在化してくる病態)
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- 英
 
- gastric ulcer GU, stomach ulcer
 
- ラ
 
- ulcus ventriculi UV
 
- 関
 
- 胃、十二指腸潰瘍、胃十二指腸潰瘍、消化性潰瘍
 
疫学
病態
- 高位潰瘍:高齢者。低酸。 ← 幽門腺(ガストリン分泌)と胃底腺(胃酸・ペプシノゲン分泌)の境界が上昇する。このため潰瘍形成部位が上昇する
 
- 幽門部潰瘍:若年者。高酸
 
- 急性潰瘍:多発性。体部
 
- 穿孔・穿通:潰瘍が筋層以下に進展すれば生じうるが、十二指腸潰瘍に比べで頻度は多くない。→穿通性潰瘍 →穿孔性潰瘍
 
症状
- 食後1時間以内の早期痛と数時間後の晩期痛がある。(QB.A-308)
 
- 腹痛の十二指腸潰瘍/胃潰瘍に対する陽性予測率は高くない。NSAIDによる粘膜病変をもつ患者の10%までが先行症状なくcomplication(出血、穿孔、閉塞)を来す。(HIM.1860)
 
- 十二指腸潰瘍/胃潰瘍では、焼けるようなあるいは差し込むような痛みと表現される。the discomfort is also described as an  ill-defined, aching sensation or as hunger pain.(HIM.1861)
 
- 痛みのパターン:(十二指腸潰瘍)食事後30分~3時間で痛みが治まる。深夜からA.M.3時までの間に痛みで目をさます。これがとっとも鑑別する症状であり、2/3の患者にみられる。しかし、non ulcerative dyspapsia患者の1/3でもこのような症状はみられる。(胃潰瘍)痛みは食事により強まり、悪心と体重減少が起こるのが一般的である。(HIM.1861)
 
合併症
- 好発部位:小弯部上の巨大潰瘍
 
- 症状:突然現れる上腹部痛。前屈位・側臥位となる。上腹部腹壁緊張亢進、筋性防御、板状硬をみとめ、Blumberg徴候陽性となる。
 
検査
上部消化管内視鏡
崎田分類(ステージ分類)
- 参考1
 
- A1:潰瘍辺縁は浮腫状であり潰瘍底は黒苔で覆われている
 
- A2:辺縁の浮腫は改善し潰瘍底は白苔により被覆されている
 
- H1:潰瘍辺縁に再生上皮の出現を認める
 
- H2:白苔は薄く縮小し再生上皮の部分が拡大している
 
- 胃潰瘍瘢痕期:潰瘍の治癒期には再生上皮による被覆が完成し白苔は消失
 
消化管造影
- 胃癌との対比(RNT.191)
 
|  
 | 
良性潰瘍
 | 
悪性潰瘍
 | 
| ニッシェ
 | 
円形、輪郭明瞭、深い
 | 
不整型、輪郭不明瞭、浅い
 | 
| 軟膜ヒダ
 | 
不整なく均一
 | 
不整、不均一(先細り、肥大、融合)
 | 
診断
治療
生活療法
- 精神的・肉体的安静
 
- 食事療法(刺激物摂取禁止)
 
- 生活習慣改善(禁煙・禁酒)
 
薬物療法
- 胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプインヒビター、H2受容体拮抗薬、ムスカリン受容体拮抗薬)
 
- Helicobacter pyloriの除菌(プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン、クラリスロマイシン)。クラリスロマイシン無効ならメトロニダゾールに変更。
 
interventional radiology
手術療法
- SSUR.501
 
- 手術適応:内科的手法で止血が得られず、また止血されても繰り返す場合。
 
- 幹迷走神経切離術 truncal vagotomy:腹部食道の高さで迷走神経を切離:肝枝や腹腔枝が切離され、下痢や胆石症を生じる。胃内容物停滞が起こる
 
- 選択的迷走神経切離術 selective gastric vagotomy:胃枝のみ切離し、肝枝、幽門枝、腹腔枝を温存:胃内容物停滞が起こる
 
- 選択的近位迷走神経切離術:selective proximal vagotomy, proximal gastric vagotomy, highly selective vagotomy, parietal cell vagotomy:胃の壁細胞領域に分布する胃体部枝のみを切離する。幽門洞枝が温存され、幽門洞の運動機能が保存される。
 
予後
参考
- 1. H19(2007)胃潰瘍GLの適用と評価に関する研究班編/医療・GL(07年)胃潰瘍GLの適用と評価に関する研究班編/医療・GL(07年)
 
- http://minds.jcqhc.or.jp/lo/ps/Fpastlist.aspx
 
国試
  [★]
- 英
 
- duodenal ulcer, DU
 
- ラ
 
- ulcus duodeni
 
- 関
 
- 胃潰瘍、胃十二指腸潰瘍、消化性潰瘍
 
まとめ
- 十二指腸粘膜にびらん・潰瘍を来した病態であり、攻撃因子(ストレス、薬剤、ゾリンジャー・エリソン症候群、甲状腺機能亢進症)が防御因子(慢性肺気腫、喫煙、肝硬変、関節リウマチ、低栄養、腎不全、糖尿病、ステロイド、NSAID、ビスホスホネート)を上回ったことにより生じると考えられている。20-40歳に多く、十二指腸球部前壁に好発する。空腹時・夜間に心窩部痛を覚え、摂食により軽快、その他胸焼け・悪心嘔吐が認められることがある。吐血よりむしろ下血が認められることがある。治癒後瘢痕性の幽門狭窄による通過障害を来すことがある。再発は胃潰瘍よりも頻繁である。胃酸の分泌過多が原因と考えられているが、血中ガストリンは正常なことが多い。検査上、血清中ペプシノゲンIの上昇が認められる。
 
病因
- 参考1
 
- 
- ピロリ菌
 
- 単純ヘルペスウイルス
 
- サイトメガロウイルス
 
- Helicobacter heilmanni
 
- その他:結核菌、淋菌
 
- NSAID
 
- アスピリン
 
- 高用量のアセトアミノフェン
 
- ビスホスホネート(+NSAID)
 
- クロピドグレル(+NSAID or 高リスク患者)
 
- コルチコステロイド(+NSAID)
 
- シロリムス
 
- スピロノラクトン
 
- mycophenolate mofetil
 
- potassium chloride
 
- 抗悪性腫瘍薬(
 
- ガストリノーマ
 
- 全身性肥満細胞症
 
- 骨髄増殖疾患における好酸球症
 
- 前庭部G細胞機能亢進
 
- crack cocaine使用を含めた血行不全
 
- (器質的な)十二指腸閉塞(輪状膵など)
 
- 放射線療法
 
- 浸潤性疾患
 
 
- 特発性過分泌十二指腸潰瘍(ピロリ菌陰性)
 
- 非NSAID家族性消化性潰瘍, ピロリ菌陰性
 
- 非NSAID消化性潰瘍, ピロリ菌陰性
 
- ICUストレス潰瘍
 
- 肝硬変
 
- 臓器移植
 
- 腎不全
 
- COPD
 
病態
- ガストリンの分泌を十分に抑制できない。
 
- 壁細胞が過形成している ←ガストリンの作用
 
- 胃酸の基礎分泌量が上昇している
 
- ペプシンの分泌が増加している。
 
- 空腹時の血中ガストリン濃度は変わっていない
 
- 十二指腸潰瘍では胃潰瘍より胃酸の過剰分泌が明らかである。
 
- 好発部位:球部小弯側前壁
 
- 穿孔・穿通:潰瘍が筋層以下に進展すれば生じうるが、胃潰瘍より多い。→穿通性潰瘍 →穿孔性潰瘍
 
合併症
- 好発部位:球部前壁潰瘍
 
- 症状:突然現れる上腹部痛。前屈位・側臥位となる。上腹部腹壁緊張亢進、筋性防御、板状硬をみとめ、Blumberg徴候陽性となる。
 
検査
- 十二指腸球部は壁が薄いために、潰瘍により容易に変形をきたす。タッシェ(憩室様突出)をともなうクローバー城辺型が認められる。
 
国試
参考
- 1. [charged] Epidemiology and etiology of peptic ulcer disease - uptodate [1]
 
  [★]
- 英
 
- acute cholecystitis
 
- 関
 
- 胆嚢炎、胆石胆嚢炎
 
- fat, female, forty, and fertile” = acute cholecystitis
 
検査
- 腹部超音波検査:胆嚢壁肥大、胆嚢壁3層構造(胆嚢壁の最内部と最外部がhigh、中間部がlowに描出される)。胆砂はhigh。胆嚢周囲に炎症が及び膿瘍が形成されればlowに描出される。
 
- 腹部CT
 
- 胆嚢壁の浮腫
 
[show details]
鑑別疾患
治療
- ガイドライン1
 
- 黄疸例や全身状態不良例では一時的な胆嚢ドレナージも考慮する
 
- 重症急性胆嚢炎は緊急手術を行う
 
- 中等症急性胆嚢炎は迅速に手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術)や胆嚢ドレナージを検討
 
- 軽症でも初期治療に反応しない例では迅速に手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術が望ましい)や胆嚢ドレナージを検討
 
- 初期治療:手術や緊急ドレナージ術の適応を考慮しながら、絶食、十分な輸液と電解質の補正、鎮痛剤、抗菌薬投与を行う。
 
ドレナージ
- PTGBD percutaneous transhepatic gallbladder drainage
 
- PTGBA percutaneous transhepatic gallbladder aspiration
 
合併症
- Q80. 急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併している頻度は?
 
- 急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併している頻度は1~1.5%である。
 
- 高齢者では胆嚢癌の合併頻度が高い(60歳以上では9%)。
 
予後
- 胆嚢癌の約80%に結石を合併しているが、胆石症に胆嚢癌が合併する確率は0.1%(NIH 92)あるいは0.01%(胆石国際学会95)ともいわれている。
 
ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0020/0020_ContentsTop.html
 
国試
  [★]
- 英
 
- acute cholangitis
 
治療
鑑別疾患
ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0020/0020_ContentsTop.html
 
  [★]
- 英
 
- peptic ulcer
 
- 同
 
- 胃十二指腸潰瘍 gastroduodenal ulcer GU
 
- 関
 
- 消化性潰瘍疾患
 
  [★]
- 英
 
- gastroduodenal ulceration-chronic pulmonary disease syndrome
 
  [★]
- 英
 
- duodenum (Z)
 
- 関
 
- 消化器系、小腸
 
解剖
| first portion
 | 
上部、球部
 | 
| second portion
 | 
下行部
 | 
| third portion
 | 
水平部
 | 
| fourth portion
 | 
上行部
 | 
上部
-superior part
KA. 291,311,312
KH. 170
- 5cm, 5cm (KL.350)
 
- 最初の2cmは可動性があり、十二指腸球部と呼ばれる
 
血管
下行部 descending part
KA. 297
horizontal part
KA. 297
KH. 170
- 6-8cm, 8cm (KL.351)
 
- 輪状ヒダがある
 
ascending part
KH. 170
- 5cm, 5cm (KL.352)
 
- 輪状ヒダがある
 
組織
  [★]
- 英
 
- ulcer
 
- ラ
 
- ulcus
 
- 関
 
- びらん
 
- 粘膜の損傷が粘膜筋板に達し、その筋層を貫通した場合。