UpToDate Contents
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- 1. 急性有石胆嚢炎の治療treatment of acute calculous cholecystitis [show details]
- 2. 困難が伴う胆嚢摘出術への対処managing the difficult gallbladder [show details]
- 3. 無石胆嚢炎：臨床症状、診断、マネージメントacalculous cholecystitis clinical manifestations diagnosis and management [show details]
- 4. 成人における特発性細菌性腹膜炎：診断spontaneous bacterial peritonitis in adults diagnosis [show details]
- 5. 腹腔鏡下胆嚢摘出術laparoscopic cholecystectomy [show details]
Japanese Journal
- 胆嚢穿孔により肝膿瘍を形成した急性胆嚢炎の1例
- 山本 俊輔,松下 淳,石川 文子,如田 貴子,川口 浩太郎
- 超音波検査技術抄録集 45(0), S113-S113, 2020
- NAID 130007973991
- 胆管空腸吻合に至ったStanford A大動脈解離術後胆嚢壊死の1例
- 古元 克好,堀口 雅史,大江 正士郎
- 日本臨床外科学会雑誌 81(5), 953-958, 2020
- … <p>症例は77歳，男性．Stanford A型大動脈解離に対して血管置換術後1カ月で発熱があり，胆嚢穿孔・周囲膿瘍と診断された．胆嚢は壊死し周囲に胆汁が貯留した無石壊疽性胆嚢炎であった．胆嚢摘出，腹腔ドレナージ後2日目，腹腔ドレーンより胆汁がみられた．ENBDチューブ造影で膵内胆管から造影剤の流出があり，胆管壊死と診断した．ERBDチューブに交換し3日後，ドレーン排液が血性となり仮性動脈瘤の診断でコイ …
- NAID 130007947638
- 腹部超音波検査にて観察し得た肝内穿破を伴う急性胆嚢炎の1例
- 青木 由香里,矢島 千晶,高木 清可,中野 桜子,大川 恭平,金井 尚美,梶田 幸夫
- 医学検査 69(3), 457-462, 2020
- … 以上から急性胆嚢炎および肝内穿破を伴う胆嚢穿孔が疑われたが，年齢を考慮し保存的治療が選択された。 … 急性胆嚢炎において，血腫を認める出血性胆嚢炎や胆嚢穿孔は重症化の徴候であり，その診断は重要である。 …
- NAID 130007897190
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- 胆嚢穿孔は消化管穿孔の中でも発生頻度は低いが, 高齢者に多く, 臨床的に重篤な経過をとることが知られている.今回, 著者らが経験した7例の胆嚢穿孔症例の提示と, 特に穿孔発生の背景として重要と考えられる胆嚢の解剖学的特性, 全身性疾患との関連などについて検討した.教室の過去9年間 (1970～1978) の成人全消化管穿孔症例186例中, 胆嚢穿孔症例は7例 (3.8%) であり, 男女比は0.8: 1, 年齢分布は38～79歳 (平均64.4歳) と, 他の消化管穿孔症例に比べて高齢者に多かった.臨床的状況としては, Niemeierの穿孔型分類ではI型 (開放穿孔) 2例, II型 (被覆穿孔) 2例, III型 (消化管への穿孔) 3例であり, 発症から手術までの病脳期間はI, I…
- 特発性胆嚢穿孔の1例 －本邦報告例の検討とともに－ 【諸言】 胆嚢穿孔の多くは胆石症や胆嚢炎を原因とし、胆汁性腹膜炎を併発し重篤な経過をとることが多い。 一方、原因の明らかでない特発性胆嚢穿孔は非常に稀な疾患である。 当院で経験した特発性胆嚢穿孔症例を文献的考察を加えて報告する。 【症例】 87歳女性、食後の腹痛・嘔吐を主訴に来院。 発熱無く、腹部単純X線写真にて明らかな異常認めず一旦帰宅。 翌朝再受診し腹痛・嘔吐改善していたものの、炎症反応・肝胆道系酵素の上昇、腹部超音波にて小腸の拡張、CTにて腸液の貯留・腹水を認め、腸閉塞・腹膜炎の診断にて緊急手術施行。 開腹所見では、小腸の拡張認めるも明らかな腸管閉塞なし。 胆汁様の腹水貯留あり、胆嚢に穿孔認め胆嚢を摘出した。
- 穿孔は急性胆嚢炎例の3～5%に 認められる2)。 穿孔例では緊急手術が不可欠でありそのためには より迅速な診断が要求される。 急性胆嚢炎の診断 体系においてはfirst choiceと なる形態学的検 査は超音波であるので, まず超音波検査にて穿孔 の可能性を診断することが必要である。 そこで胆 嚢穿孔例の超音波像を検討してみると, 胆嚢壁の 不均一肥厚やanechoic areaが 認められ壊死性 胆嚢炎の像をとるものが多いがさらに非穿孔例と の大きな差異は胆嚢の虚脱と特有のパターンを示 すfuuid collectionが 認められることである。 ま たこのfluid collectionが 胆嚢壁の途絶部から連 続していることが確認できればまず胆嚢穿孔と診 -941-
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| 国試過去問 | 「109D035」 |
| 関連記事 | 「胆嚢」「穿孔」 |
「109D035」
- 81歳の女性。右季肋部痛と嘔吐とを主訴に来院した。昨日18時ころ、食事中に急に右季肋部から心窩部にかけての痛みが出現し、その後、痛みが増強し嘔吐を伴うようになったため午前1時に受診した。高血圧症で降圧薬を内服している。意識は清明。身長 147cm、体重 40kg。体温 36.8℃。脈拍 80/分、整。血圧 178/90mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。腹部は膨満し、腸雑音は消失。右季肋部に圧痛を認め、呼吸性に移動する小児手拳大の腫瘤を触知する。筋性防御と反跳痛とを認めない。血液所見：赤血球 318万、Hb 9.8g/dL、Ht 32%、白血球 11,800(桿状核好中球 52%、分葉核好中球 30%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 4%、リンパ球 11%)。血液生化学所見：総蛋白 6.6g/dL、アルブミン 2.5g/dL、総ビリルビン 3.1mg/dL、直接ビリルビン 2.3mg/dL、AST 56IU/L、ALT 48IU/L、LD 480IU/L(基準 176～353)、ALP 454IU/L(基準 115～359)、γ-GTP 132IU/L(基準 8～50)、アミラーゼ 115IU/L(基準 37～160)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.3mg/dL。CRP 4.3mg/dL。腹部超音波検査と腹部単純CTとで胆嚢の腫大と胆嚢壁肥厚とを認める。腹部造影CTの動脈相と後期相で胆嚢壁の濃染を認めない。緊急に腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われた。術中の写真(別冊No. 14Ａ)と摘出胆嚢の粘膜面の写真(別冊No. 14Ｂ)とを別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
※国試ナビ4※ ［109D034］←［国試_109］→［109D036］
「胆嚢」
- 英
- gallbladder (Z)
- ラ
- vesica fellea
- 図：N.290
解剖
- 胆嚢径：長径8cm x 短径4cm以下
- 胆嚢壁：3mm以下
胆管
血管
動脈
- 後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
- 胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
- 右肝動脈が胆管の中部に血液を送る
静脈
壁構造
- 粘膜、粘膜固有層、筋層、漿膜
- 癌は壁外に進展しやすい
- ロキタンスキー・アショフ洞
胆嚢の収縮
臨床関連
胆嚢の徴候
胆嚢壁の肥厚
- 慢性胆嚢炎、胆嚢腺筋症、胆嚢癌。(SRA.506)
- 急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎、胆嚢癌、胆嚢腺筋腫症、急性肝炎、慢性肝炎～肝硬変、低蛋白血症(ネフローゼ症候群、悪液質)、胆嚢頸部リンパ節腫大、正常(摂食後)。(副部長音波テキストp.107)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.