- 30歳の男性。記憶の欠損を心配した妻に付き添われ来院した。数年前から数秒間口をもぐもぐさせることがあり、本人は全く気付いていないが、妻は気になっていた。昨日妻を助手席に乗せて運転中、急に表情が変わり、車が壁に衝突した。意識は清明。身長175cm、体重69kg。血圧130/76mmHg。本人は顔面に昨日の事故で負った傷を示しながら、「全く記憶にないのです。怖くてもう車の運転ができません」と神妙に答えるのみである。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F044]←[国試_100]→[100F046]
★リンクテーブル★
[★]
- 46歳の男性。手足のしびれと脱力とを主訴に来院した。32歳ころから両足趾にピリピリ感があり、便秘と下痢とを繰り返すようになった。39歳の時に湯たんぽで両足に熱傷を負ったが、熱さや痛みをほとんど感じず、このころから勃起障害を認めている。40歳ころから徐々に両下肢に力が入りにくく歩行が困難となり、手指の筋萎縮と感覚障害も進行している。最近は立つと失神することが多くなり、手足には暑い日でも汗をかかない。母親と兄とに同様の症状を認める。
- 正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F043]←[国試_100]→[100F045]
[★]
- 43歳の男性。右下肢の脱力感を主訴に来院した。2週前、重量物を挙上した際に腰部に激痛を認めた。右下腿外側から足背への感覚障害を認める。
- a. 排尿困難
- b. 膝蓋腱反射消失
- c. 膝伸展筋力低下
- d. 母趾伸展筋力低下
- e. Lasegueテスト陽性
[正答]
※国試ナビ4※ [100F045]←[国試_100]→[100F047]
[★]
- 英
- temporal lobe epilepsy
- 関
- てんかん、複雑部分発作
病態
- 意識消失、動作が止まる。一点凝視。自動症もありうる。発作後には発作中の行動を忘れる。
診断
- PED.1425
- 1. 自律神経/精神症状、嗅覚・聴覚のような感覚症状からなる単純部分発作。典型的には上腹部のこみ上げる感覚
- 2. 動作停止に続く食機能自動症
治療
国試